特選AVレビュー『トライブレイバー Vol.01 シルエスターブライブルー』（GIGA）

謎の光に守られながら、地球征服を企む悪の一族と戦うパン屋のアルバイト女子大生・幸咲由香。店のパンを食べて暴徒化する客、怪しい動きをする店長、襲い掛かって来る異形の敵。果たして由香は人類を守ることが出来るのか!?
人気のパン屋でアルバイト中の女子大生・由香。ある日、彼女が勤める店のパンを食べた人間が暴徒化する事件が起きるが、由香は突如現われた不思議な光にて守られる。
その姿を目撃し、パン屋のスタッフを怪獣化させて彼女に差し向ける店長・国谷。実は国谷は地上征服を狙うクトラルー一族の先兵だったのだ。再び現われた謎の光体により戦士シルエスターに任命された由香は、人類を救うためクトラルー一族に立ち向かう――。

とまあ、ストーリーはGIGAではお馴染みの特撮ヒロイン物。しかし実際に観て見ると、いつもとは少し違ったイメージの作品でした。
なんというか、いい意味でチープでふざけててエロい。骨太観ちゃうような感じ。思わずツッコんでしまうような場面もあって、畑は全然違うけどROCKETの妄想アイテムシリーズみたいな面白さがある。いやー、こういうテイスト個人的に大好きです！

なんといっても、久我かのん演じるヒロインが全然強くないところがいいんですよ。
店長・国谷（正体は地球征服を狙うクトラルー一族）が細工したパンを食べ、ゾンビのごとく由香に襲いかかる常連客たち。特撮物に出てくる女の子だったら普通はちょっとしたアクションで反撃するところなんでしょうが、かのんちゃんはすぐに後ろからはがいじめにされ、ムチムチ巨乳を揉まれてアンアン言いだします。
それどころか常連さんたちが店長がパンに仕込んだ「クレイジア菌」なるもので暴れ出したとわかると、「なんとかして毒素を抽出しなくちゃ。私、男の人との経験はないけど、こうするしかないわ......！」とかなんとか言いながらズボンを下ろしてフェラチオを始めちゃう。チンポから菌を吸い出すって発想ですね。
「みんな、美味しいパンが食べたかっただけなのに......辛いよね。苦しいよね。今助けてあげるからッ！」
いやいや、そういう問題じゃないから！と画面の前で突っ込む筆者をよそに、パイズリまで投入して次々常連さんたちをイカせていきます。ああ、なんというバカバカしさ。ていうかキミ、男の人との経験ないって絶対嘘だろ（笑）。

しかし、かのんちゃんはこのフェラテク......いや、心の美しさを買われ、謎の光体によって戦士シルエスターに任命されるわけです。
店長のクレイジア菌によって怪人化した同僚（これがまた、ねばーる君みたいな見た目で造形がほぼゆるキャラ！）と、おパンツ丸出しで戦うシルエスター。
頑張って戦ってはいるんですが、フェラテクと優しさで任命されただけあって、これがいまいち弱い。2020年東京オリンピックを彷彿とさせるコスチュームのザコショッカーに押さえつけられ店長にいたずらされると、これまたアフンアフン言い始めてしまいます。
シルエスターの股間をのぞき込み「これは青森産のリンゴはちみつじゃないか～！　俺様の大好物だッ！」と舐めまわす店長のオヤジっぷりときたら、もはや清々しいレベル。
絶頂させられたことによりシルエスターから普通の人間に戻ってしまったかのんちゃん。クレイジア菌入りのパンを食べさせられるも「パンは私の仲間！」というよくわからない理屈で持ちこたえます。しかし初めて味わうのセックスの気持ちよさに、最後は人類の平和も忘れ膣内にクレイジア菌を注入されてバッドエンド（バッドなのか......？？）。
王道のGIGA作品とは言えないかもしれないけど、文句なしに楽しめる。こういうのもたまにはいいんじゃないでしょうか。

ちなみにヒロイン役の久我かのんちゃんは、一見愛らしいロリ系女優なのに愛称は「みんなの肉便器」。緊縛、おしっこ、スカトロとフェチ関係なんでもござれの激M女で、ヤプーズマーケットの作品なんかにも普通に出ているWEBスナイパー寄りのツワモノ女優だったりします。だからでしょうか、ヤラれっぱなしの弱いヒロインでも包容力が滲み出てる気が。
最後に収録されてるオフショットも、彼女の元気いっぱいな下品さが出ていて好感度大ですよ

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『トライブレイバー Vol.01 シルエスターブライブルー』（GIGA）

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