WEB SNIPER's special AV review.
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彼氏いない歴8年に達する寂しい派遣OL「夕子」が働くことになったのは、イケメンだらけの出版社。嫌味な上司、年下の優しい学生バイト、ミステリアスな配達員......。あれ? 恋の芽生えるチャンスがそこかしこに!フリーランスで働く筆者は、本作の影響でイケメンがいっぱいいる職場に今すぐにでも転職したくなりました。女性ホルモンの急激な低下でオス化しつつある筆者は、ぶっ飛んだ非日常的な職場恋愛ものが大好き! イケメンが身近にいたら、きっともっと潤いのある日々を送れるはず......と妄想に耽るわけです。男って外見の良さだけでプラス80点ぐらいの効果があるのに、この作品はあっちからもこっちからも誘惑の手が伸びてくるから、もう誰を好きになっちゃうかわからないハーレム状態。。ちょっとずつつまみ食いできたら......なんて贅沢なことを考えているうちは、きっと独身アラフォーから抜け出せないかもと内省しつつ、本作の恋愛模様にウズウズ。シルクラボ作品だけに、期待度高し。
出版社への派遣が決まった佐藤夕子28歳(あすかみみ)は、童顔で透明感がある可愛らしい女の子だが、どこか抜けてるおっちょこちょい。膨大な仕事を与えられる時点で新人いじめ的な要素もあるが、それが終わらないことを叱責されて、早速居心地の悪さを拭えない。初日から異様なパワハラで威圧する編集長・高田敬33歳(一徹)にムカついていたはずなのに、残業していたある日、ふとキスされたことでめちゃくちゃ気になる存在に発展する王道ストーリー。深夜ドラマでも放送されそうな内容だけど、現実ではありそうでなさそうな話だけに、胸をズキュンズキュン突かれてしまう。エロメン・一徹の一挙手一投足がかっこよすぎてフラフラ。
高田が宣伝部の田中香織24歳(二宮ナナ)と付き合っているらしいという根拠のない噂があると知り、何だか居てもたっても居られない夕子。向かいの席に座る知性的な学生アルバイトの三浦(中村ダイキ)から熱い視線が注がれるも、高田の動向ばかり追って気づかず。三浦はもやもや続きの夕子を飲みに誘い、介抱するのを装って夕子宅へ。三浦は若さゆえ、高田へのライバル心を燃やすけれど、どこか頼りなくて、いい男だけど何か違う。唇を優しくついばむ三浦と肉体関係にもつれ込むかと思いきや、「そういうことは好きな人じゃないと」とやんわり拒めば、去り際に「俺は絶対佐藤さんを泣かせない、絶対奪ってやるから」なんてまた気になるセリフを残して潔く撤退。意外とガードが硬い夕子、勢いでヤラせない姿勢がモテ女のテクなのか?!
職場恋愛って、飲み会とかで何となくいい感じになったら、そのまま流れで関係を持つことから始まるイメージだが、夕子の場合はちょっと違う。ちゃんと自分の「好き」という気持ちは何だろうと考える。普段はキツイ言葉ばかり投げる高田は相当嫌な奴なのに、どうしても嫌いになれない。厳しい表情で仕事に向かう姿と不意なキスで見せた優しさのギャップに、どんどん引き込まれてしまう自分がいることに気づく。いつも目で高田を追っているのはどうしてだろう......もしかして好きなのかもと思いつつ、自分からは踏み込めないでいるのだ。
再び残業で高田と二人きりに......気まずい空気が漂う。いろんな思いが渦巻く夕子は、公私ともに口出しする高田と口論。実は高田も夕子が気になっていたらしく、真剣な眼差しでまさかの壁ドンキス。昨今、草食系男子が多い中、これだけ迫力あるアプローチの男は貴重かも。「好きじゃなきゃキスなんてしないよ。俺じゃダメか?」うぁ~ダメなわけないじゃないですか! 筆者は、両手で口を押さえてキャーキャー悶えまくり。場所を夕子宅へ移し、二人はいよいよ一線を越える。「可愛いな......」っていちいち囁く高田に、夕子と同じくらい筆者は心拍数が上がって興奮冷めず。好きって気持ちがないと、深いところまで快感が得られるセックスってできないものですよね。控えめで奥手な夕子は、高田のリードでどんどん女の顔になっていくし、甘美な喘ぎ声を響かせて乱れていくし。顎クイされるわ、「お前は俺のものだからな」って言われるわ、女子の胸キュン鉄板キーワードがずらりと出てくるから、思わず口元が緩んでしまうのは筆者だけじゃないはず。ただし、イケメンだから説得力があるのかも知れないが。
高田との恋を見事実らせた夕子を尻目に、香織は失恋のどん底にいた。若さを武器に、香織はイケメンで仕事ができる高田を狙っていた肉食女子だっただけで、結構誰にでも股を開くヤリマンらしい。いるいる、そういう子。物語にちょいちょい出てくる配達員の岡田(月野帯人)に「俺が忘れさせてやるよ」って慰められたら、会社だろうとそのまま体を許しちゃうビッチ感いっぱいの女。ハードルが低い女っていうのは結局さほど大事にされないわけで、ただヤラせるだけじゃいい男がいくら周りにいたって、一人も捕まえることなんてできないんですよ。そういう意味じゃ、夕子みたいにちゃんと自分の気持ちに正直になってぶつかるほうが真の幸せを掴むことができるんでしょうね。体を張って男を虜にしたって無駄ってこと。世の中の恋愛できない女子は考えさせられるポイントです。
職場恋愛は今じゃ結構な人が経験しているらしいが、あまりの純愛ぶりにここまでキュンキュンするとは思わなかったし、最後まで夕子の恋愛模様にニヤニヤが止まらず。AVの世界とはいえ、夕子が羨ましくて仕方がない。女ってギャップに弱い生き物だけど、高田みたいな男はそうそういないかも。非現実的だからこそ憧れる。あ~一度でいいからこんな経験してみたい!
文=角由紀子
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