特選AVレビュー『ヒロイン討伐Vol.81 ～カイザーイエロー 打ち砕かれたプライド～』（GIGA）

正義のヒロインが悪の手で徹底的に、容赦なく、心身ともに叩き潰されるBAD ENDがウリの「ヒロイン討伐シリーズ」第81弾！　碧しの演じる女戦士カイザーイエローは、崇高なる仲間たちの犠牲の果て、ついに自らも絶体絶命のピンチを迎える――。
悪の組織ボウジャックと戦う星海戦隊の女戦士カイザーイエロー。彼女は、ボウジャックの幹部アイロニを捕らえ敵の情報を引き出そうとするのだが、突如現われたワニ型怪人・ワニオンに邪魔をされてしまう。逃亡したアイロニを再び捕らえるべく奔走するカイザーイエロー。しかしアイロニはワニオンと手を組み、新たに投入されたロボット怪獣ゴードンとともに彼女を返り討ちにするのだった。拘束され、拷問されたカイザーイエローの行く果ては――。

最近は単なる特撮モノにとどまらず、ひとひねりある設定が増えてきているGIGA作品。
それにしては、今回はあまり特徴のないストーリーだよなあ......なんて思ってしまったんですが、よく見たらこれ「カイザーファイブ」ってヒーロー戦隊を主人公にした続き物なんですね。
物語のベースとなっているのは、2016年にリリースされた『星海戦隊カイザーファイブ 美しき生贄』という作品。
それによると、悪の組織ボウジャックがカイザーファイブをつけ狙うのは大魔王復活に必要なエネルギー「エクスタシーパワー」を採取するため。最初は一般女性の誘拐を繰り返していたけれど、ファイブスターの力を持つカイザーピンクとカイザーイエローを生贄にすればボウジャック大魔王は完全に復活を遂げることができる......とまあ、こういう事情があるわけです。
さらに、2017年リリースの『ヒロインハンティング ～星海戦隊カイザーファイブ 悪に狩られたカイザーピンク～』は、原美織演じるカイザーピンクがボウジャックではない正体不明の怪人に襲われエロ地獄に突き落とされるというストーリー。本作でいきなり現われたかのように見えるワニオンは実はここで初登場していて、ラストシーンではなんとカイザーイエローの仲間であるピンクを食べてしまうという重要キャラだったりする。
何が言いたいのかといいますと、本作をしっかり楽しむのならこういった世界観をしっかり踏まえて観たほうがいいんじゃないのかなと。まあ、ヒロイン役の碧しのちゃんは演技力のあるベテランで大変エロいし、特撮ヒロイン好きなら十分楽しめるものではあるんですけど、予備知識がまったくないと若干展開が唐突な感じがするのも確かなので......。
できるなら他のカイザーファイブシリーズと併せて観てほしいところです。

とまあ、それはさておき。
本作のヒロインは、ボウジャックと浅からぬ因縁を持った女戦士カイザーイエロー。
すでにやられてしまったカイザーピンクは女の子らしく可愛いタイプでチンポみたいな形した敵にアヘアヘ言わされちゃってたんですが、碧しの演じるイエローはそれとは逆のザ・デキる女。
無駄な肉のないスレンダーな体つきで、剣と銃を両手で操る姿も手慣れていてかっこいい。
「このまま戦うもよし、降参するもよし。あなたが選びなさい。イイ子ね、司令官」
なんていうプライドの高い上から目線は、なんとなく女上司とか女教師とかを思い起こさせます。
普通に考えたら敵の司令官よりも彼女のほうが格上なんですが、そこにワニ怪人のワニオンが急に現われて、力技でイエローを屈服させてしまうんですよ（巨大化したワニワニパニックみたいな見た目で全然強くなさそうなのに、めっちゃ強いのが意外）。
ただ「ヒロインを食いたい」というワニと手を組んだアイロニは、スターウォーズにでも出てきそうなロボット怪人と3人がかりでイエローを追い詰めていきます。

肝心のプレイはというと拷問シーンが中心。
首と両手を拷問器具で固定され、電気ムチと電マでしつこく責め立てられます。
「くうっ、いつもならこれくらいの痛み耐えられるのに......このへんな道具のせいだわ！」
なんて鼻っ柱の強いセリフがグッとくる。
また、「お手洗いに行かせて。ただとは言わない、あなたのものをしゃぶってあげるから」
と女の武器で敵の隙をつくシーンも見物。
デキるイイ女って感じがたまらないんですが、結局アイロニに見つかってアソコにハンマーで巨大ディルドを打ち込まれてしまいます。さらに、信じていた仲間までもがワニのエサになったと知らされついに心が折れるイエロー。
ラストは巨大ディルドで広がったアソコを「ガバガバじゃあないか～！」と嘲笑されながら犯され、ジ・エンド......。ああつらい......。

前作のカイザーピンク編はしっかりカラミがあったけど、こちらはタイトルにもあるように、プライドの高いイエローを精神的に責めようってことみたいですね。
個人的にはもう少し直接的なエロ描写があると嬉しかったんですが（碧しのがちっぱいを弄りまわされてアヘるところが見たかった......！）、ピンク編と対になってると考えると、これもまたアリなのかもしれません。

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『ヒロイン討伐Vol.81 ～カイザーイエロー 打ち砕かれたプライド～』（GIGA）

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