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『職業ヒロイン アンドロマスク(GIGA)

文=井上文


宇宙の巨悪を倒すことも大事にしつつ、職場のパワーバランスまで考える――GIGAの新カテゴリー「職業ヒロイン」が提案する、かつてなかったヒロイン像とは……。人間関係のドロドロと着エロに重点を置き、マクロな官能を見せつけるユニークな作品が登場。シリーズ化なるか!?
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GIGAと言えば「スーパーヒロインもの」のイメージですが、本作は「職業ヒロインもの」としてカテゴリーが分けられています。テーマは「たたかう 働くお姉さん」。どんなあらすじかというと……

「人気女子アナウンサー高鳥彩(森下さくら)、その正体はアンドロメダ星雲をまとめる王族の姫、そして地球に逃げ込んだ宇宙犯罪者を捕まえる宇宙捜査官アンドロマスクでもある。アナウンサーの仕事を活かして宇宙犯罪者を捕まえ続ける彩だったが、敵は宇宙犯罪者だけではなかった――」

完全に「スーパー」の領域だと思いますが、特徴的なのはあらすじにもある通り、敵が宇宙犯罪者だけではなかったこと。彩(「高島彩」ではなく「高鳥彩」です)の職場には、彼女にポジションを奪われた男性ベテランアナ小塚、そして彩に対抗心と歪んだ愛情を燃やす同僚女子アナ梨賀景子がいて、人間関係の点で常に緊張感を孕んでいるのです。
つまり、宇宙の巨悪を倒すのも大事にしつつ、職場のパワーバランスまで考えないといけないのです。その危うい均衡は、テレビ局の屋上で彩が宇宙犯罪者と闘っているところを梨賀に見られたことから容易に破られます。

アンドロマスクとしての正体がバレたのを機に、梨賀と「宇宙デーモン」に憑依された小塚が手を組んで彩の飲み物にシビレ薬を混入します。そして梨賀は彩のスキャンダルをネタにレズプレイを強要、小塚は宇宙王族の情報を引き出そうと、化け物に変身して彩に攻撃をしかけるのです。

見どころは何と言っても梨賀×彩の濃厚なレズプレイ。女子アナらしい清楚なスーツに身を包んだ彩をゆっくり、少しずつ脱がしていき、耳や首筋、腋の下などをチロチロ舐め上げていく着エロ満載のネチネチとしたプレイです。

前半ではスーツ姿、後半では変身後の強化コスチューム姿で、ほとんど何の抵抗も許されないままリアルな官能に身悶えし続けるヒロイン。変身の前後には小塚による首絞め、サバ折り、オッパイクロー、チョークスリーパーなど趣向を変えた暴虐責め(「ギャロップ」作品の総集編のよう)が入りますが、それ以外のカラミは全編が梨賀と彩の官能シーンで埋め尽くされています。

「あなたの腋の下、とっても美味しいわよ」と汗ばんだ腋に舌を突っ込み、「今度はこれで可愛がってあげる」と筆やローターを使って彩の性感帯をじっくりと刺激していく梨賀。

「ホントは濡れてるんでしょ。どんどん乳首固くなってくよ」

そう言って着衣越しにジュルジュルと音を立てて舌を這わせ、化け物になった小塚をガン無視してひたすらレズプレイに興じていきます。やがては彩のアエぎ声も甘ったるい響きを帯び始め、ついには小塚が「ふん、付き合ってらんねぇや」と退出してしまう始末……。GIGAのダイナミックな特撮ヒロインものとしては異色なほどにマクロなやり取りが繰り返されるのです

全編を通じて全裸シーンは一か所もなく、「スーパーヒロインもの」にはよくある血みどろの残虐シーンもありません。その代わりに盛り込まれているのが、職業を強く意識させる着エロと、狭い人間関係のドロドロを根底にした生々しいカラミ。物語の締め括り方にまで会社っぽい人間臭さが滲んでいました。
本作はレズプレイにエロの重点が置かれた作品でしたが、「職業ヒロインもの」として今後も定着していくのなら、これまでのGIGA作品の枠を超えた屈辱、羞恥、官能が期待できる面白いシリーズになる気がします。

文=井上文


『職業ヒロイン アンドロマスク(GIGA)


発売:2009/05/22
女優:森下さくら
監督:川森重
収録時間:本編104分 メイキング10分
定価:10,500円(税込)
商品番号: TRT-01
メーカー:GIGA

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井上文 1971年生まれ。SM雑誌編集部に勤務後、フリー編集・ライターに。猥褻物を専門に、書籍・雑誌の裏方を務める。発明団体『BENRI編集室』顧問。

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09.07.30更新 | WEBスナイパー  >  AV情報
文=井上文 |