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死神帝国に拘束された防衛機構司令長官を救うため、たった一人で出動した正義のヒロイン・セーラーパヒューム。しかし、圧倒的な強さを持ちながらも長官を人質に取られてしまい、あえなく敵の手に落ちることに……。彼女を待っていた、過酷すぎる拷問の中身とは!?
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GIGAというメーカーのパッケージは本当に親切ですねぇ。
まずパケ裏に「この作品はヒロインを肉体・精神ともに徹底的に痛めつけることに主眼を置いてあり、一般的な性表現は殆ど収録されておりません。御購入の際には充分御注意下さい」なんて書いてあります。
ここでいう「一般的な性表現」というのは、おそらくセックスシーンのことなのでしょう。事実、コスチューム上からオッパイをもんだり、マンコをこすったりはしますが、それでヒロインがよがるとか、気持ちよくなって失神するとかそんなシーンはまったくありません。それでもさすがにAVなので、破れたコスチュームからオッパイがあらわにはなります。でも愛撫はなしです。あえぎません。ヒロインはただただ苦しがっているのみです。

「ヒロイン討伐」シリーズ、47作目。今回のヒロインは星崎アンリ扮するセーラーパヒュームです。
ストーリーは防衛機構司令長官の吉田が、悪の死神帝国に囚われていて、長官奪還のために単身、パヒュームが敵のアジトに乗り込むというところから始まります。

ここは死神帝国のアジト。セーラーパヒュームと戦闘怪人ホロコーストが対峙している。
「よく来たな、セーラーパヒューム。だがな、ここから生きて帰れるとは思うなよ」
「司令長官を返してもらうわ」
すぐに戦闘を開始。一進一退が続くが、最後にセーラーパヒュームが決め技の「ラブリーカット」を炸裂させる。あっという間にやられてしまうホロコースト。
その様子をモニターで見ていた帝国の支配者、暗黒死神と戦闘怪人ギルティーは、セーラーパヒュームの圧倒的な力に真っ向勝負で勝てないことを知る。そこで「防衛機構司令長官」を盾にパヒュームの身柄を拘束することにする。まんまと策略に堕ちてしまうセーラーパヒューム。

一度捕まってしまえばあとは拷問を受けるのみ。さんざん殴打され、拷問のフルコース。十字架に磔にされ巨大金属ペンチで挟まれる。高圧電力による通電、痛覚を増幅する神経ガス、大きなニードルでの突き刺し。そのほか「サンダーデビル」「エナジー吸収マシーン」「エレクトリックサンダーウエイト」などといった死神帝国オリジナルの拷問技がセーラーパヒュームの肉体と精神を襲い、ズタズタにしていく。

このあたりの拷問内容もパッケージにしっかり表記されていて、メーカーのホームページにも載っています。こういう親切な表記はユーザーとしては嬉しいところ。

ただこの作品の魅力は、メインの拷問シーンもさることながら、内容的につっこみどころが満載であるところです。まずセリフがおかしい。

戦闘員にパヒュームが腹部をさんざん強打され、たまりかねてゲロを吐いてしまうシーン。
そのときにこの戦闘員が言います。

「てめぇ、きったねぇな! 誰が掃除すると思ってるんだぁ!」

確かにアジトの床が汚れたら、下っ端の戦闘員が掃除することになるんでしょうね。
ペーペーの戦闘員の実感のこもった叫びです。

この戦闘員、相当なドSなようで、電圧板をパヒュームに取りつけると、上司にあたる戦闘怪人ギルティーにこんなことを言い出します。

「ハァハァ、ギルティー様、それよりも早くスイッチを入れましょうよ」
「まあ、そう焦るな。貴様というヤツは、本当に残忍なヤツだなー。フフッ」
「へへへっ、また、そんなにほめないでくださいよ。何が楽しいって、これが楽しくて死神帝国にいるんですからぁ。へへへへへっ」
「ふん、仕方ねぇーな。よぉし、スイッチを入れろ」

この戦闘員は、死神帝国にくるまでどこで何をしていたのでしょう。気になります。

囚われた防衛機構司令長官の本田もなかなかです。死神帝国の支配者、暗黒死神に啖呵を切るのですが

「暗黒死神、おぼえておけ、貴様を、貴様を絶対に、地球軍事裁判の法廷に、担ぎ出してあげるからなぁ!」

「あげるからなぁ!」とはなかなか親切な物言いです。根はいい人なのかもしれません。

そもそも「地球防衛機構最高司令官」という肩書きがあるらしい本田ですが、最後まで助けにくるのはパヒューム1人のようです。しかもこの司令長官、最後はギルティーに「ふん、あの愚か者か、とっくに処刑してやったわ」「ヤツの陰嚢を引きちぎって八つ裂きにしてくれたわ」とパヒュームに言うシーンがあるのですが、「地球防衛機構」のトップたるもの、その程度の扱いでいいんでしょうか。「地球防衛機構」とはいったいどんな組織なのか興味がわいてきます。

しかしこういうグダグダな展開が旧き特撮シリーズの特色でもありました。
これはこれで筆者はありだと思いますね。

特典映像は3シーン。セーラーパヒュームのイメージショット。囚われたパヒュームの足指を男に舐められるシーン。最後に星崎アンリのシャワーシーン。

このうち最後の2つがようやく「一般的な性表現」っぽい感じがします。
破れたコスチュームでオッパイを出したままの星崎アンリが、ひたすら右足指を男に舐められるシーンでは、「アン、アン」「イクっ、イクっ」とあえいでいました。
シャワーシーンは当然、全裸で、こちらはこちらでかわいく撮れています。

と、最後まで観て気づいたのですが、この作品はモザイクが1つも使われていないんですね。
つまりメーカーの断わり書きの「一般的な性表現は殆ど収録されておりません」の意は、「モザイクをかける場面が1つもありませんでしたよ」ってことなのかもしれません。
でもこれが好きな人にはじゅうぶん抜ける作品なんですよね。それは観ていてわかります。

文=淫語魔

『ヒロイン討伐Vol.47(GIGA)


監督:シュワルゼン3世
発売日:2010年1月8日
品番:TBB-47
収録時間: 本編83分 メイキング15分
定価:10500円
メーカー:GIGA

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淫語魔 自称、日本一淫語AVを見ているAVユーザー。淫語AVをさらに普及させるべく、淫語AVレビューサイトを主催する。それ以来AVを見てはチンポ、マンコ等の発言回数をカウントし、気に入った台詞を一語一句、正確に抜き出す日々が続く。それらの苦労をブログにてボヤキ始めたところ、なぜか業界の一部で評判となり監督たちとも交流を持つようになる。AVを見て哲学する40代のオヤジ。歴史、民俗、宗教関係も好き。
淫語魔のレビューサイト=「淫語AVマニュアル」
淫語魔ブログ =「ボヤキの小窓」
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11.09.11更新 | WEBスナイパー  >  AV情報
文=淫語魔 |