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咲きほころぶ踊り子たちの肖像 舞姫爛漫  第9回 「川中理紗子」 【3】
写真・文・インタビュー=インベカヲリ★ モデル=川中理紗子

ストリップ劇場でのストリップショー。黄金時代は過ぎたといえ、根強いファンはいまも劇場に通っています。そして踊り子たちもまた踊り続けているのです。そんな彼女たちの姿を追う「舞姫爛漫」、第9回川中理紗子さん掲載中です!
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普段は格好つけても恥ずかしいだろうみたいに思っちゃうんです
でもステージの上なら格好つけてもいいじゃんみたいな
しつけの厳しい家

川中理紗子はしつけの厳しい家に生まれた。大工をしていた父親は、娘でも悪いことをすれば顔に鉄拳。子供のみならず母親もしょっちゅう怒られていたという。

「父親が職人気質で、お母さんはどっちかっていうとトロイんですよね。ちょっとポヤっとしてるっていうか。叱られてるお母さんとか、叱られてる弟とか、とにかくみんな叱られてました。普通、高校生になったら女の子はぶたないじゃないですか。うちはありましたからね、鉄拳制裁。実家に住んでいた頃は、もうこんな家出てってやる!って思ってたけど、やっぱり離れると変わりますね。心配かけちゃいけないなって」

ポワンとしている川中理紗子の殴られる姿がイメージできなかった。彼女が極端に謙虚なのは、厳しい父親の影響があるのかもしれない。

「ああ、それはあるかもしれない。でも確かに自分は出来の悪い子で、何をやっても不器用でドンくさかったんですよ。それを思い知らされたんですね」

あくまで自分に厳しかった。私生活はもちろん、ステージに上がっている自分に、合格点を付けることはない。休みの日にも振り付けや衣装探しで動き回り、ストリップから離れる日はほとんどない。川中理紗子は、どんなに頑張っても自分を責めていた。






「今年の初めとかキーっとなってた時期があって、『私がストリッパーやったってどうしようもないし』みたいな。早く辞めたほうがいいのかも、とか。でもやり切ったわけでもなく、何か区切りがいいわけでもないので辞めなかったんですけど。今でも若ければやりたいんですけどね。若くて、みんなが居てもいいよって言ってくれるならやりたいんですけどね」

踊り子の仕事はキャリアも重要な要素だ。30歳を超えてもバリバリ活躍している人はたくさんいる。むしろ若い人のほうが少ないと思われるのだが……川中理紗子の耳には入らない。

「本当に今年とかでも結構ヤバイので。あと、持って生まれた顔というか、いくら化粧したってブサイクはブサイクだ、みたいな。ブサイクでも若ければいいかって思ってたんですけど、なんかもう若くもなくブサイクで、お前止めとけよ!みたいな。周りから言われる前に自分から辞めたほうがいいのかしらみたいな。別にステージに立ってもうだつが上がらないし」

しかしそれは向上心がある、ということでもある。

「そうかもしれないですね。本当は格好つけしいなんですよ。格好つけたいんです。普段のドンくさい自分じゃなくて、よい自分っていうか。なんか、普段は格好つけても恥ずかしいだろうみたいに思っちゃうんです。でもステージの上なら格好つけてもいいじゃんみたいな。わかりやすくいうとそういう感じ」

川中理紗子は真剣だった。

(続く)

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Kawanaka Risako x Inbe Kawori★

川中理紗子
渋谷道頓堀劇場所属。2003年07月21日、札幌道頓堀劇場にてデビュー。小柄な身体で、可憐な舞姫を感じさせる演目はストリップの常連客ならずとも目を瞠る。先月に5周年を迎え、その際に披露された演目も大変好評である。

香盤情報
渋谷道頓堀劇場
8月21日-31日
TSミュージック
9月1日-10日
A級小倉劇場
9月21日-30日
撮影=インベカヲリ★
モデル=川中理紗子
取材協力=渋谷道頓堀劇場若松劇場

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詩田笑子  【1】>>>【2】>>>【3】>>>【4】>>>【5】

インベカヲリ★ インベカヲリ★ 東京生まれ。編集プロダクション、映像制作会社勤務を経てフリー。写真、文筆、映像など多方面で活動中。著書に「取り扱い注意な女たち」。趣味は裁判傍聴。ホームページでは写真作品を随時アップ中。

インベカヲリ★ http://www.inbekawori.com/

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08.08.30更新 | WEBスナイパー  >  咲きほころぶ踊り子たちの肖像 舞姫爛漫