マニア・セックス最前線　Ｚｏｉｋｈｅｍの世界（５）　　【インタビュー】

マニア・セックス最前線
愛奴との出会い、馴致、そして完全隷属するまでの道程とは？　精鋭たちの調教秘録！

photo zoikhem

本誌取材班がインタビューを行なった投稿者は3組。
最後は、愛奴の女性器にピアッシングと刺青を施したZoikhem氏。
崇高な美意識と、旺盛な支配欲に殉じたこの行為が、象徴するものは何なのか──？

インタビュー・文=北原童夢
協力=『投稿キング』編集部

Ｚｏｉｋｈｅｍ 特異なエロス性とその実現

女体という作品

北原：Ｃｈｏｙｅさんにとって、あなたはどんな存在なのでしょうか？

Ｚ：彼女はもうすべて、僕に身を任せてくれていて、命ずればどうとでもなります。僕の思いを自分が叶えているんだという満足感がある。僕が悦ぶのが嬉しいんですね。それはエロスに限らず、たとえば彼女の作った料理を僕が褒めれば嬉しいでしょうし、それとなんら変わらない。

北原：Ｚｏｉｋｈｅｍ氏は自分のことをどう分析しているんでしょう。

Ｚ：僕は肥大化したガキ大将みたいなものです。男性性を強く意識するし、自分の影響力を行使するのが好きなんです。鞭を打つこと自体が楽しいのではなくて、それを受け入れさせる構図を作ることが楽しい。身体改造もその一環です。人を支配したいのだから、サディストというより、ドミネーターでしょうね。エロスだけでなく、日常的に支配し、行動様式にも係わっていきたい。自己増殖願望かな。

Ｚｏｉｋｈｅｍ氏の撮る写真は構図が美しい。話をうかがっても、言葉は明晰である。それはつまり、自己懐疑という概念が彼にはなく、きわめてスタイリッシュに自己の論理を展開しきっているからだ。ある意味で日本人離れしていると思う。

また、彼のエロス的特徴は、自然的なものへの反発であり、人工的、作為的なものへの傾倒だという気がする。快感のレトリック、魔術的な快感の錬金術……それがある種の女性を虜にする。彼にとって女体は「作品」なのである。

※Ｚｏｉｋｈｅｍ氏の投稿写真は弊社発行『投稿キング』にて不定期掲載中です。

関連リンク

Zoikhem HP『Zoikhem Lab』＝http://zoikhem.belove.jp/

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※この記事はＳ＆Ｍスナイパー2006年9月号に掲載された記事の再掲です。

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特集　マニア・セックス最前線part.2
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