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onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
先日のことなんですけど。
以前、このコラムにも登場してもらった友人の花津ハナヨ先生と、ロマンスライターのピンク先生(美女!)がおしゃれカフェで合同出版イベントを開催するというので行ってきました。
下品で前向きな会話に美味しいビール、そしてお客さんには1人ずつお土産のオナカップやぺぺローションがふるまわれるというたいへん素晴らしい催しだったのですが、そのなかでも特にグッときたのはアシスタントの美少女っぷり。
思わず一緒に写真を撮ってもらったものの、ミーナちゃんのキメ顔がまぶしすぎて顔がひきつる……。
「中の人」に話しかけたかったけど、なんか怖くてできませんでした。案外シャイな41歳、オナニーマエストロ遠藤です。
さて、それはともかく。
以前、ハナヨ先生にもご登場いただいたこのコラムの良心・女子オナニーインタビュー。2012年もできるだけいろんな女子に聞いていきたい(できればミーナちゃんのオナニーについても聞いてみたい……)と思ってコツコツと足で探しているわけですが、先日偶然面白い方に巡り合ってしまいました。
なんと某飲み会で知り合ったアラサー現役女王様(双方前後不覚な状態で連絡先交換……)。まず見た目がロリ系なのに現役女王様っていうギャップに思わずズキュン。そして、酒の勢いで「SMに足を踏み入れたきっかけ」を聞いてみたらこれまた一風変わってて二度ズキュン。
一応WEBスナイパーでコラムを書かせてもらってる身としては、女王様と聞いて黙ってるわけにはいきません。ということで、今回勇気を出してアプローチしてみた次第であります。
とはいえ、性癖的にはヘタレMと自認しているマエストロ。遠く離れた存在である女王様がどんなオナニーをするのか(そもそもオナニーをするのか)って想像つかないわけなんですが……。
■プライベートはノーマル(?)です
――えーと、レナさんは女王様ですよね。ってことは、S女ということでいいんでしょうか……(ああ、何当たり前のことを言ってるんだろう……)。
レナ 女王様って、たぶんどちらかに分かれるんです。プライベートでもM男さんと付き合いたいっていう方と、どノーマルがいいっていう人と。実はM女で、相手はSっ気のある人のほうがいいっていう人もいると思いますよ。
――そういうもんなんですか。じゃあレナさんはどっち?
レナ 私はSMとか興味なくいてほしいですね。
――プライベートでは、ノーマルな性癖の人とノーマルなセックスをしたいっていう。
レナ そうなんですけど、困ったことにSMに興味がない感じだと受け入れさせたくなってくるんですよね……。付き合ってるうちに「ちょっとアナルやってみようよ」みたいな感じになってくる。でも、行きすぎてぺニバンとかにまで興味持ち出すと見下すようになってくるんです(笑)。それで別れちゃったり。
――さすが女王様、好みが難しいなあ。でも、ノーマルな性癖がいいと言いつつも自分のベースがSだっていうことは自覚してるんですね。でも普通に彼氏として付き合うときには、そういうのは持ち込まなくてもいいよと。
レナ むしろ持ち込まないで欲しい。でもやっぱりエラそうにされると「何様だ!」って思っちゃうんですよね……。多いのはノーマルから付き合ってMに変えたものの、見下すようになって別れるってパターン。あんまりそれが続いてるので、最近はもうそういう恋愛パターンを受け入れなきゃいけないのかなって考えますよ。もし夫婦になったら、普段は普通のセックスしといて、週に一度SMの日を作るとか。
――あ、それは美しいじゃないですか。土曜日はSMデーとか決めとくの。カレー曜日みたいで楽しそう。せっかく性癖が合ったんだからヤラなきゃ損だと思うけどなあ。レナさんて顔がロリだから、女王様だって公言してないとM女をかわいがりたいロリ好きの人が寄ってくるんじゃないですか。
レナ え、ロリっぽい!? でもそうだとしたら「したり!」って感じですね。「M女だと思って来たのか、この節穴がッ!」ていじめちゃう。
――うわー、筋金入りだ!(笑)
■チンコを見せられる少女
――そもそも、S的な性癖になるきっかけって何かあったんですか?
レナ 幼稚園の頃に会った痴漢ですね。
――また痴漢! ドルショック竹下さんとか大泉りかさんもそうだったけど、多いんですねえ。私は痴漢とかいない田んぼの中で育ったんで、そういうの聞くと不思議な感じ。レナさんご出身は?
レナ 大阪。変態の宝庫です!(笑) 幼稚園の頃、お母さんが買い物してるのを待つ間は読書の時間て決めてて、本屋さんの児童図書のコーナーで読みふけってたの。そしたらいきなり後ろからお尻をガーッてつかまれて。お母さんが冗談でやってるのかなと思って振り返ったら、トレンチコートに帽子にサングラスの男の人がニヤッと笑ってた。
で、その人が走って逃げたんで、逃げるってことはよからぬことをされたんだなと本能的に思ったんですよ。母のところに行って「変なおじさんにお尻つかまれた!」って言ったら「あんた、それは変態やで!」と。
――お母さん、わかりやすいですね! 「変態やで!」か。さすが大阪。
レナ それまでは痴漢てものを知らなかったんだけど、母にそう言われたことで、すっごいいけないことをされて汚れちゃったんだという感じがしたんです。で、翌年の小学校1年のときに友達と下校してたらまた知らないおじさんに声をかけられて。道を聞いてくるのかと思いきや「ジャンケンして勝ったほうにいいものを見せてやる」と……。もうそうなると嫌な予感ビンビンですよ。
――ピンときたわけですね。幼稚園の頃のアレがあったから。
レナ ひたすら「負けろ負けろ」と思ってたのに、結局ジャンケンに勝っちゃったんですよ。で、その方が自分で現像したと思われる白黒のセックスの写真を延々と見せられたという。
――イチモツもですか?
レナ イチモツももう全部です! ちょっとお金持ちっぽい家の庭の木陰みたいなところに入って、ノーモザイクの営み写真をひたすら見せられて。もう帰りたいって思いながら「大人になったらみんなすんねんで……」「お母さんたちもしてるんやで」とか言われて。
――うわー。それは濃いなあ。私も同じような経験あるけど、高校生になってからだったから「もうけた!」って感じでしたね。でも小学1年生だったらダイレクトに嫌ですよね。恐怖のほうが強いかも。ジャンケンで負けた友達はどうしたの?
レナ 外でずっと待ってました。
――じゃあ、変態さんとマンツーマンですか! きょわい!!
レナ マンツーマンですよ! 「君もお股を触ったら気持ちよくなんねんでー、みんなしてんねんで」とか言って触られそうになったんだけど、ちょうどその家に住んでる人が出てきたんで、走って逃げてった。
――どうも変態ってのは走って逃げるものみたいですね……。しかしそれだけ会っちゃうってことは、レナさんに何か引き寄せるものがあるんですかね。
レナ うーん。確かに小学生の頃からそんな感じのことがよくあって、中学1年生の頃には、道端で声掛けられて「オナニー見てもらっていいですか」って言われるのが普通になってました。友達もみんなそういう目にあってるもんだと思ってたんで、「ちょっと部活が忙しいんで……」とかって普通に断わってましたけど。
――冷静に断わってるのが面白いですねえ。変態にばっかり会ってるから自然に変態の扱い方を覚えたんですかね。あ、もしかしたら今の女王様稼業にも活かされてるとか。ただの痴漢じゃなくて「見てもらっていいですか?」って伺いを立てられるのが、何か今を象徴してるような……。
レナ 中学に入ってからは無償じゃなく「5000円払うから見てて」ってよく言われてましたね。なぜかみんな一律で5000円なの。
――相場があるんでしょうかね。変態相場。お金くれるならってことで見てあげたことはあるんですか?
レナ 最初のエロ写真を見せてきたおじさんのこともあるし、絶対それだけで済むはずがないと思ってたから断わってましたね。
――賢い子だなあ。私だったら「見るくらいなら」って思いそう。お母さんにはその都度報告して?
レナ 写真おっさんのときは友達に「何いいもの見せてもろたん?」て言われたんで、ウェーンて泣きながら「なんか全裸の写真を見せられて……」って答えたら、その子がその子のお母さんに言って、お母さんがうちの母親に電話をかけてきて発覚したんですよ。けっこう問題になりましたね。次の日の学校の朝礼で先生が注意を促して集団下校になったりして。で、そんなに大々的にやられたらやっぱり傷つくじゃないですか。そのへんから大人の男性に対して「いつか見かえしてやろう」みたいな気持ちが芽生えたのかもしれない。
怖いとかそういうのよりも、怒りというか「やり返すぞ!」みたいなガッツが先に立ったんだ。うーむ、さすが女王様。
しかし、少女の頃に痴漢にあって目覚めた人って案外多いんですねえ。ちなみにマエストロはけっこう大人になるまで痴漢にあったことがなかったので、痴漢なんて都市伝説だと思ってました。
もしかして小学生の頃に痴漢に会っていたら、私もオナニーマエストロじゃなくヤリマンや女王様になってたんでしょうか。うーん、ちょっと損したような気も……。
時おり飛び出すレナ女王様の関西弁に萌えつつ、次回に続きます。
(続く)
12.02.18更新 |
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