毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by "maestro"Endo Yusa.
旅行の醍醐味、それは昼ビール! イエーイ!!
春先に行ったヨーロッパ旅行で航空会社のストに会い「言葉が通じない国コワイ。やはり貧乏人が海外なんて行くとロクなことがないのでは......」と気弱になっていたのですが、香港通の友人の「飲茶が安いよ~」という言葉にあっさり屈服。
今度は、ニヤニヤとバカ面下げて香港過食ツアーに行ってきました。引きこもりのくせにときどきアクティブなオナニーマエストロ遠藤です。
ご飯は安くて美味しいし、街が狭いからぶらぶら散歩しやすいし、日本よりもあったかいし、ヨーロッパよりは言葉が通じる(これ重要)。
そしてなんといっても、香港航空のスチュワーデスのクオリティの高さときたら! まじ半端ねえ!
なんなんでしょうね、アレ。全員優しくてかわいくて顔がちっちゃくてイイ匂いがするんですよ......ぽわーん......。カタコトの日本語も超キュート。その愛らしさは、つい要りもしない機内販売のハンドクリームとか買いそうになってしまうほど。
こりゃあ殿方男だったらまじでたまらんですよ。次々トイレに駆け込んで渋滞起こしてもしょうがないんじゃないでしょうか。
かくいうマエストロもかなりグッときてしまいまして、前回のヨーロッパ旅行のときにチャレンジした空中オナニーのリベンジをしようかと思ったんですが、飛行時間が短く集中できそうになかったので泣く泣く断念。
でもまあせっかく海外にまで来たんだから、オナニストとしての活動もちょっとくらいはしたいところです。
どこかでローターとオカズを現地調達し、友人の目を盗んで安宿のベッドで1イキできれば恩の字。
というわけで、滞在中はへらへらと酒を飲みながらも、香港のオナニーグッズに目を光らせることにしました。
しかし、英語力は小学校6年生程度、広東語では挨拶すらできないという生まれたての子供のようなわたくし。友人(四十路主婦、広東語を話すインテリ)と離れたら最後なので、そうアグレッシブな行動はとれないんですよねえ。うーん。
それでも友人の後をついて香港島の中心街あたりをぶらぶらしていたら、とある看板を発見。おお、もしかしたらあれはアダルトグッズショップじゃないかしら。
ウインドーに輝く"性事良品"の文字と、バイブを片手に微笑むオヤジの写真。ああ、歌舞伎町のようないかがわしさはないけれど、これはどう見てもエロショップ。
友人に「ちょっとローター見てくるわ」と言い捨てて階段を上っていくと......
中に入ると10畳くらいの明るい店内。客は誰もいないかオナホを買いにきたオヤジくらいだろうなと思っていたら、意外なことにお若いカップルが2組とお若い男の子が2人いて、普通に喋りながら何やら物色してるじゃないですか。そしてレジにはこぎれいな兄ちゃんが2人。
うわ、なんなの、このさわやかムード......おばちゃん、ちょっと場違いな感じかも。
っていうか、この雰囲気は完全にラブホ街を一人寂しく歩く女の図。一応スマホをスタンバイしてきていたものの、切なくなっちゃって写真も撮れませんでした。ああ。
ちなみに品揃えは日本の製品が大半で、TENGAやOASIS、AV女優の冠がついたオナホールが半分、オシャレ系のローターやバイブが半分といったところ。値段は日本と同じか、むしろちょっと高いくらいとお見受けしました。
収入や飲食費が日本より安いことを考えると、若干高級品てことになるんでしょうか。
スウェーデン製のオシャレバイブ"LELO"なんかも置いてあったので「旅の記念に買っちゃおうかしら」と思ったんですが、哀しいかなその前にカップルがしっかり陣取っていて物色できず。ちっ、お前ら平日の夕方から何やってんだ!
ラブラブムードにヤラれて、何も買わずにトボトボと店を後にするマエストロ。こういうのが香港アダルトショップのスタンダードなのかしら。それとも場所がオシャレゾーンだから客層もオシャレなのか。うーん。
でも、香港にだって私のようなオシャレじゃないオナニストはいるはず。そういう人たちがオカズやローターをどこで調達してるんでしょう。
その答えは数時間後、一杯ひっかけて上機嫌で宿に帰る途中で判明しました。
ああ、道で普通に売ってるじゃん......。
宿のあるネイザンロード沿いを歩いていると、数百メートルおきにおじさんやおばさんが道端に店を出して、雑誌やちょっとしたお菓子を売ってるんですよね。昼間は気づかなかったけど、よく見るとその中にエロ本らしきものがあるわけです。
日本のコンビニで売ってるエロ雑誌がほとんどだけど、中には見たことのない中国チックな雑誌もちらほら。おお、いいじゃないですか! 今の私に必要なのはまさしくこういうオカズ。しかもDVDみたいなものまでついててお得っぽいし。これは買うしかありません。
店番のおじさんは広東語しか喋れないようなので、身ぶり手ぶりで「これを買う! いくらだ!?」というのを伝えます。すると、
おじさん「:@dkm/*%kdod#X、$@*~#X!」
――何言ってんだかわからねえよ......。
友人「ねえ、こっちのほうがオススメだって言ってるよ」
友人が指さす先を見ると、私が買おうとしているエロ雑誌よりもあからさまに高そうなゲイ写真集が。
――これはいらないから、こっちくれって言ってよ。
おじさん「&#%......?;$※♂@@!」
友人「袋に入れてやるから恥ずかしがることないよって」
――いや、そういうことじゃなく......。私はこの安そうなお姉ちゃんが表紙のDVDつきのエロ雑誌が欲しいの!
押し問答を繰り返す友人とおじさん(まさか友人も香港にまで来てエロ本を買う仲介をさせられるとは思わなかっただろうな。ごめんよ、友人......)。
――ねえ、何揉めてたの?
友人「ゲイ写真集はいらないって言ったんだけど、あっちの子(遠藤)は絶対見たがってるから買ってやれって......」
なんという押しの強さ。さすが香港人。
しかし、友人のおかげでようやく安エロ本をゲット。部屋に戻って友人が風呂に入っている間に袋から出してみると、」
そして中を見てみると、
ほほほ、なるほど。みんな好きねえ。
文字は読めないけど、そのぶん妄想力を働かすことができてなかなかよろしいんじゃないでしょうか。
ちなみに、海外のポルノで一番気になる"アソコの修正具合"ですが、香港の場合は基本的にモザイクは入っていない模様。丸見え大好きっ子であるわたくしには嬉しい限りでございます。
やった! じゃあもしかして付録のVCDも丸見えかも。
しかし後で友人に聞いたところによると、香港ではアソコは見せていいけど、カラミになるとモザイクが入るんだそう。"まんこ"という物質はいいけど、セックスという行為はダメみたいです。へー。
ちなみに、家に帰ってきてから付録のVCDを観たら、カラミのときのモザイクは大変なことになっていました。
まあ、日本のAVもアナルは丸見えだけど、そこにバイブが入った途端にモザイクかかったりするからなあ。
いろいろ感心しているうちに友人が風呂から出てきたので、この日はオナニーできないまま終了。
むー、やっぱり人目を盗んで短い時間でサクッとオナニーするには、ローターか電マが欲しいところだなあ。「荷物になるから」とかケチなこと考えず、マルちゃんを連れてくればよかった。
うー、勇気を出して、明日もう一度あのオシャレアダルトショップに行ってみようかなあ......。
もはや何をしに香港に来たのかわからなくなっているマエストロ。100万ドルの夜景でも北京ダックでもなくフェアリーミニに思いを馳せながら、次回に続きます。
(続く)
12.11.17更新 |
WEBスナイパー
>
オナニー平和主義
|
|