毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by "maestro"Endo Yusa.
わたくし、20年も地道にオナニーを続けてきた甲斐あって、最近ではオナニー大好き女子としてコメントを求められるような機会もできてきました。
「やっぱりオナニーいいっすよ」とか「電マは鉄板っしょ!」とか普段思ってることを言うだけで、図書券とかクオカードとか、時にはいくばくかの謝礼まで貰えるなんて、なんと素晴らしいことでありましょう。継続は力なり! オナニーばんざい!
なーんてバカ面下げてへらへら喜んでいたら、このあいだ実家に帰ったときこんなものが机の上に......。
【支払通知書】淡々とオナニーを語る狂った女、取材謝礼。
淡々とオナニーを語る狂った女......いやまあ、そうですけど。その通りですけど。。・゚・(ノД')・゚・。
もちろん、2つ折りになってシールで留められたハガキは「プライバシーって何? おいしいの?」が座右の銘であるうちの老母によって開けられておりました。
不穏な郵便物は勝手に開けないでって言ってんのに......暗くなられても知らないっつーの! 俺のせいじゃないよ!
オナニー取材の電話に「淡々と」ではなくむしろ嬉々として答えていた狂った女、オナニーマエストロ遠藤です。
届けてくれた顔見知りの宅急便のお兄さんとの間でちょっとした羞恥プレイが繰り広げられて、久々にドキドキしたことを思い出しました。いやあ、生理来るかと思ったわ! はははははははは!!
とまあ、そんな感じで痛々しいばかりの豪快っぷりを見せつけたところで、前回の続きです。
家に引きこもってニンテンドー3DSのバイオハザードばっかりやっていたら、知らないうちに金が余ってきたマエストロ(もともと貧乏性なので、1日100円くらいしか使わない日はザラなのです......)。
友人の「飲茶を食べに行こう」という誘惑に乗っかって四十路女2人で香港にやってきたはいいものの、「せっかくだから香港でオカズとオモチャを現地調達して、海外オナニーしてやろう」などと色気を出したのが運のツキ。
スターフェリーの乗り場から100万ドルの夜景を見ながらも、オシャレアダルトショップで売ってるスウェーデンバイブや、道端で陽気なオヤジが売ってるエロ雑誌が気になってしょうがないという事態になってしまったのでございます。
観光とグルメの合間を縫って、なんとか道端の夜店でエロ本(小陰唇丸見え!)をゲットしたはいいけれど、これだけじゃあまだまだ足りません。ホテルのツインルームに一緒に泊まっている友人がお風呂に入っている隙にサクッとオナニーするには、やっぱり道具が必要です。
お恥ずかしい話なんですけど、ここ数年オナニーといえば電マに頼りっぱなしでありまして、指でイクとなるとけっこう時間がかかっちゃうんですよねえ。
さっき繁華街で見かけたオシャレアダルトショップに行けば、少なくともローター的なものは入手できます。でも時刻はすでに深夜。広東語は「ニイハオ」と「シェーシェー」しかわからないマエストロがこれからタクシーとばしてローター買いにいくのはかなりハードルが高いし、店が閉まってる可能性もある。いや、それ以前にそんなことで夜中に飛び出したら、友人(カタギのインテリ主婦)に白い目で見られるのがオチ......うーん、どうするべきか。
「ホテルの近くにアダルトショップがあればいいんだけどさ!」とベッドに寝っ転がって持参した『るるぶ香港』をめくっていると......あ、なんかちょっとビビビとくるものが。もしかしてここに行けばお目当てのブツがあるのでは......。
いわゆる屋台の夜市のようなものらしいんですが、地図で見てみるとなんと我々が泊まっているホテルのすぐそば。しかも名前が"男人街"。
ガイドブックの説明によると「プラモデルや電気製品など趣味性の高いものが多いけど、『えっ』という品物も売っている。それは行ってのお楽しみ」だとか。
何を売ってるかはっきりとは書いてないけど、これ絶対エロだろ! 間違いないだろ! むしろ香港の歌舞伎町だろ! ムフー!!(鼻息)
そうと決まれば、善は急げ。早くしないと夜店が閉まっちゃう!
昼間歩き回って疲れた顔の友人の尻を叩いて、"男人街"へ突撃です。
ホテルのそばの下町っぽい一角に足を踏み入れると、おお! これが男人街ですか!
小さな屋台がひしめきあい、それぞれの店でいろんなものを売ってます。
「面白いね~」なんて言いながらはじから店先をひやかしていくマエストロ。でも目はエロショップを見逃すまいと必死です。ちっ、ブルースリーのフィギュアなんていらねーし。ナイフもiphoneケースも将棋の駒もいらん。うう、少年ぶってんじゃねえよ、男のロマンってそういうんじゃないだろ!
心の中で毒づきながらしばらく歩いていると......。
......! あった!!!
ありましたよ、お母さん!
目の前に現われた一軒の夜店。そこにはヒマそうな顔して座り込んだおっさんと、少し薄汚れたバイブの数々が!
よく見ると、バイブだけでなくローターやリアルディルドなんかもあってまるまる一軒アダルトグッズ。スウェーデンバイブやAKB48のついたオナホールのような最新グッズはないけれど、なかなかの品揃えです。少なくとも秘宝館の売店よりは100倍マシ。神様ありがとう......!(本当は店構えを写真に撮りたかったんですが、友人に「香港人はそういうことすると怒るよ。ヘタしたら携帯折られるかも」と脅されたので泣く泣く断念)。
さっそく品物を手に取り吟味するマエストロ。
友人「ねえ、それ買うの......?」
――いや、あの、仕事に必要だから(どんな仕事だよ......)。
うーん、オナニーするなら電マが一番イキやすいんだけど、なぜか電マは置いてないんだよなあ(一応エログッズではないという扱いか?)。
となるとローターか。あ、この電マ型のローターいいかも(注・マエストロは電マ信者なので、カタチだけでも電マだとなんだか威力がありそうな気がしてしまうのです)。
ホコリをかぶった電マ型のローターを手にとって眺めていると、店番のオヤジがニヤニヤしながら何やら声をかけてきました(むろん広東語)。
友人「それはイイものだから買えって言ってるよ......」
――すみませんが、いくらか聞いてもらえますか。
(ごにょごにょ)
友人「110HK(1200円くらい)だって」
えー、見た目ちゃちいのにけっこう高いなあ。たぶん日本だったら500円くらいだよ、これ。あ、そういえばガイドブックに「夜店での買い物は値切りが当たり前」って書いてあったっけ。
――まけてくれって言って~。(上目づかいで)
友人「えー......」
(ごにょごにょ)
友人「100HKでいいって」
――もう一声! 50HK!(←全然もう一声じゃない)
友人の言葉を聞いて、さらに安そうなローターを箱から出し、マエストロの手に押し付けてくるオヤジ。
――え、何? 何??
友人「こっちなら30HKでいいって。金がないならこっちを買えって言ってるよ......」
ちっ、このオヤジめ! 女だと思って舐めてんな。
――ノーノー、そんな威力の弱いのはいらないの! プライスダウン! アイ・ウォント・電マ! アイ・ラブ・イット!
唾を飛ばしながらまくしたてるジャパニーズレディに苦笑いを浮かべるオヤジ。
友人「すごい欲しそうだから90HKでいいって......。ていうか、もう私この交渉抜けていい......?」
うー。まだ全然高いけど、これ以上友人をゲンナリさせるわけにもいかないし......よし、90HKで手を打ちましょう。
というわけで、最後はオヤジとガッチリ握手して買ってきた電マ型ローターがこちら。
後ろはこんな感じ。
うう、なんだか一抹の不安が......。
でもいいの。パッケージはともかく中身さえちゃんとしてればオナニーはできるんですもの。
よーし、苦労して電マ型ローターとエロ雑誌を入手したことだし、もう準備は万全。
深夜、友人が寝たのを見計らってトイレに隠れ、待望の香港オナニーを......と思いきや。
ガーン......電池が......ついてない......。
さすが香港クオリティ、いや、夜店クオリティ!。・゚・(ノД')・゚・。
一瞬コンビニを探して電池を買うことも考えたんですが、異国の地ですっぴんのものすごい顔をさらすのも切なかったので、諦めました。
うう、なんだったんだろう、あの苦労は......。
ちなみにこの香港ローター、自宅に帰ってきてから電池を入れてみたら見た目によらぬなかなかのパワーでした。
10種類のバイブレーションに偽りナシ。
一応、香港エロ本を見ながら香港ローターで香港オナニーをしてみたけど、100万ドルの夜景は見えなかったよ......。まあそうだろうなあ。
やはりオナニーはメイドインジャパンが一番と再認識したマエストロでありました。
(続く)
■11月25日(日)於・なんば紅鶴 オナニー女子・まなさん主催「女子オナニー会談」」にオナニーマエストロ・遠藤遊佐さんが出演します!!
イベントスペース「なんば紅鶴」のスタッフであり、USTREAMで「女子オナニー会談」を主催しているオナニー女子・まなさんが、ついに勤め先にてイベントを開催! 内容は当然"女子の女子による女子のためのオナニー話"! しかも満を持してのゲストはオナニーマエストロ・遠藤遊佐さんです!! 近くにお寄りの方は是非、その貴重なトークに耳を傾けて下さい!!
12.11.24更新 |
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