↑ピーチ・ジョンで売ってる“ハッピィ&ウォームHARAマキ”。HARAマキ……“腹巻き”でいいじゃん……。ちなみに私はセクシーさがウリのアニマル柄を愛用しておりますが、やはりどこからどう見ても“腹巻き”です。
毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
うーん……うーん……。
ここ数日、片頭痛と腰痛で集中力が限りなくゼロに近づいている私(たぶんドラクエのやりすぎ)。
日中はぼんやりスイカバーを齧ってばかりでまったく仕事が進まず、いよいよ日常生活にまで支障をきたし始めてきたので、早くも冷え予防の腹巻き装着に踏み切りました。
もちろん腰回りには湿布をベタベタ。熟女期をすっとばして老婆の域に踏み込みつつあるオナニーマエストロ遠藤です。
ちなみに愛用している腹巻きは“キュート&セクシー!”が謳い文句のピーチ・ジョンさんで購入した“HARAマキ”ですが、腹巻きにセクシーもクソもないというのは皆さんご存じのとおりです。
あと、今ピーチ・ジョンのカタログ見てて思ったんだけど、やっぱりヌーブラっていいなあ。どう見ても笑えるバカアイテムなのに、着けてる本人はオシャレきどりでご満悦っていうギャップがたまりませんね。ああ、嗜虐心をそそられる!
どこかの出版社で『素人娘ヌーブラ写真集』とか出したら売れそうな気がするんだけど、どうですか?
↑ヌーブラ着けて満面の笑みを浮かべる外人モデル。そんなに嬉しいか。私としては貝殻ブラや股間の葉っぱに通じるものを感じるんですが(笑)。
さて、そんな感じで腰痛に苦しみつつも、日々の小エロ探しに余念のないマエストロ。
いかに腰に負担をかけずにオナニーするか考えながらうんうん唸っていると、夏休みの動画でオナニー話に花を咲かせた雨宮まみ嬢からこんなタレコミメールが届きました。
「朔ユキ蔵の『セルフ』ってマンガ、もう読んだ? 遠藤さんのためにあるようなマンガだよ。主人公がオナニー研究に没頭する姿に遠藤さんが重なります……」
――『セルフ』? 『モテキ』ならこないだようやく読んだんですけど……。
そういえば朔ユキ蔵の新しい連載はオナニーの話だってどこかで聞いたような。私はマンガはまとめて読む派なので単行本になったら買おうと思いつつも、まだチェックしてませんでした。
ダメじゃん、俺としたことが!
せっかく一般誌でオナニーマンガを連載してるのにスルーしてたなんて……。
『モテキ』読んでる場合じゃないじゃん。モテよりまずオナニーだろう、しっかりしろ!
というわけで、さっそくAmazonでポチッと購入して読みました。ええ、読みましたとも。
↑1巻の表紙に載ってるのが主人の陽一。一見草食系でサセ男でオナニスト、うがー、萌える!!(あと、ちんこもデカそう)
もうねえ、なんて言えばいいんでしょう、この溢れ出さんばかりのシンパシー!
この作品を書いた朔ユキ蔵先生はたぶんマエストロと同じくらいの年齢の女性の方なんですが、もし男だったら何はさておき結婚してほしいと思うくらいビンビンに共感してしまいました。
とにかく、全国のオナニストはこれを読むべき。賭けてもいいけど、朔ユキ蔵先生はかなりヘビーなオナニストだと思います。
ちなみに気になるストーリーはこんな感じ。
――主人公の陽一はなんと生まれてから一度もオナニーをしたことがないという男。町の図書館に勤務する草食系のヤサ男なのに、中学1年の時に隣家のお姉さんに童貞を奪われて以来なぜか一度も女がとぎれることがなく、今も彼女に誘われるままデートのたびにセックスをしている。
しかしヤレばヤルほど「セックスは女のものだ」「女は性器の奴隷だ」と思うようになった彼は、「自分のためだけの性」であるオナニーについて考え始め、手探りでオナニーをはじめる……。
ああ、いいね! 震えるねえ!
なんといっても、モテ男があえてオナニーに耽溺していくという設定が素晴らしいです。
マエストロが2年以上かけて地道に訴え続けてきた
“オナニーは、セックスできない非モテが仕方なくするものではない”
“オナニーは、素晴らしいレジャーである”
という負け犬の遠吠えとしか思えない主張も、こうしてマンガで読むとゆるぎない真理に見えるじゃあないですか。
オナニーに関する知識がまったくなく、チンコの握り方すらわからない主人公は、まずネットでオナニーについて調べます。
↑もちろんgoogle検索。検索ワードは“オナニー”と“初めて”です。ちなみに実際に検索してみた結果はこんな感じ。トップはゲイの告白サイトでした……。
そこで見つけたHPで“初めてのオナニーは登り棒だった”“チンしたコンニャクにチンコを突っ込むと気持ちいい”などというベタな情報を仕入れ、夢中になってそれらを試していく主人公。
一刻も早くコンニャクオナニーを試したいがために飲みの誘いを断わり、通販で買ったローションを妹に見られてはならぬと大急ぎで自転車をこいで家に帰る。
公園の登り棒に股間をこすりつけていると、見知らぬオジサンに「俺も昔やったもんだよ……」と優しく微笑みかけられる。
そうそうそう、まったくもってそうなんですよね。オナニーに夢中になってるときのトキメキって!
土手でエロ本を拾った日は一日気分が高揚して家に走って帰った、なんていう経験は誰にだってあるでしょう。オナニーというのは、ロマンであり潤いであり明日への活力なのです。
でも、それがセックスと比較して語られると、なんか負け組っぽい扱いになっちゃうんですよねえ。
でも、この『セルフ』は主人公が天然の“モテ男”なせいで、そこんところが完全にフラットなんです。“セックスできる=エライ”という感覚がないから、“セックスできない=ダメ”というのもなく、どっちがいいとか悪いとかいうのがない。あるのは自分の好き嫌いだけ。おお、なんて美しいんでしょう。
さらに、主人公がオナニーに夢中になっていると気づいた彼女は、「どうして私がいるのにオナニーなんて……」「オナニーになんて負けないわ!」とあの手この手で頑張ります(通販で寄せて上げるブラを買うとか。超見当違い……) 。
この“あたしがいるのにどうしてオナニーなんかするの?”問題も巷のカップルの間ではよく聞く話。でもオナニスト的見地からすると、これは完全に別モノです。
言ってみればオナニーというのはレジャー。趣味なんですよ。
ハマちゃんが釣りを愛するように、さかなクンが魚を愛するように、マッチがレースを愛するようにオナニストはオナニーを愛するわけで、恋人やつれあいとのセックスとは無関係。
恋人とセックスせずにAVばっかり観ている男がいるとしたら、その人は家庭生活よりも趣味を優先させる趣味人なのだと思います。
そして主人公(図書館勤務、内向的、ジミ)はどうみても趣味に没頭するタイプ。セクシーブラくらいで勝てるわけがありません。
相手の快感を考えなければならないセックスと違って“かゆいところに手が届く”オナニーの虜になった主人公は、オナニー研究を重ねていくうちにやがて「オナニーの欠点はスケールの小さいことだ」という結論に達します。
そしてどうしたかというと……、なんと深夜に断崖絶壁の上で下半身を丸出しにして“スケールのでかいオナニー”を試そうとするんですね。
「違うだろ! オナニーのスケールは脳内にこそあるんだろ!!」
とオナニスト歴十数年のマエストロなんかは思うんですが、そこんところはまだまだ初心者だからしょうがない。
しかし、この断崖絶壁オナニーをきっかけに彼は謎のオナニー美少女と出会い、化学特捜隊みたいな格好した“オナニー先生”から正しいオナニーを学ぶようになるのです。ほわー、すげえ展開。そうくるか!
あんまり全部ネタバレしちゃうのもアレなんで、続きは是非コミックスで読んでいただければ。今までに2巻発売していて、以下続刊となっております。
最後に、オナニー先生が主人公に示した“正しいオナニーのためのマニュアル・初級編”というのがあるので、書いておきます。
・誰にも邪魔されない場所ですること。
・毎日決まった時間にすること。
・淫らなことを考えず体の機能を確かめながらすること。
うーん、いいとこ突いてるなあぁぁぁ。私のオナニー黎明期もまさにこんな感じでした。特に“体の機能を確かめながら”は重要。
オナニーがいまいち気持ちよくないという方は、まずこのトレーニングを積んでみるといいかもしれないですよ。
↑朔ユキ蔵先生は『セルフ』も素晴らしいですが、デビュー作の『少女、ギターを弾く』も非常にエロくておすすめ。こんなエロくてグチャグチャで爽快な話を女性が描いてるのかと思うと、震えます。
あと、今ピーチ・ジョンのカタログ見てて思ったんだけど、やっぱりヌーブラっていいなあ。どう見ても笑えるバカアイテムなのに、着けてる本人はオシャレきどりでご満悦っていうギャップがたまりませんね。ああ、嗜虐心をそそられる!
どこかの出版社で『素人娘ヌーブラ写真集』とか出したら売れそうな気がするんだけど、どうですか?
↑ヌーブラ着けて満面の笑みを浮かべる外人モデル。そんなに嬉しいか。私としては貝殻ブラや股間の葉っぱに通じるものを感じるんですが(笑)。
さて、そんな感じで腰痛に苦しみつつも、日々の小エロ探しに余念のないマエストロ。
いかに腰に負担をかけずにオナニーするか考えながらうんうん唸っていると、夏休みの動画でオナニー話に花を咲かせた雨宮まみ嬢からこんなタレコミメールが届きました。
「朔ユキ蔵の『セルフ』ってマンガ、もう読んだ? 遠藤さんのためにあるようなマンガだよ。主人公がオナニー研究に没頭する姿に遠藤さんが重なります……」
――『セルフ』? 『モテキ』ならこないだようやく読んだんですけど……。
そういえば朔ユキ蔵の新しい連載はオナニーの話だってどこかで聞いたような。私はマンガはまとめて読む派なので単行本になったら買おうと思いつつも、まだチェックしてませんでした。
ダメじゃん、俺としたことが!
せっかく一般誌でオナニーマンガを連載してるのにスルーしてたなんて……。
『モテキ』読んでる場合じゃないじゃん。モテよりまずオナニーだろう、しっかりしろ!
というわけで、さっそくAmazonでポチッと購入して読みました。ええ、読みましたとも。
↑1巻の表紙に載ってるのが主人の陽一。一見草食系でサセ男でオナニスト、うがー、萌える!!(あと、ちんこもデカそう)
もうねえ、なんて言えばいいんでしょう、この溢れ出さんばかりのシンパシー!
この作品を書いた朔ユキ蔵先生はたぶんマエストロと同じくらいの年齢の女性の方なんですが、もし男だったら何はさておき結婚してほしいと思うくらいビンビンに共感してしまいました。
とにかく、全国のオナニストはこれを読むべき。賭けてもいいけど、朔ユキ蔵先生はかなりヘビーなオナニストだと思います。
ちなみに気になるストーリーはこんな感じ。
――主人公の陽一はなんと生まれてから一度もオナニーをしたことがないという男。町の図書館に勤務する草食系のヤサ男なのに、中学1年の時に隣家のお姉さんに童貞を奪われて以来なぜか一度も女がとぎれることがなく、今も彼女に誘われるままデートのたびにセックスをしている。
しかしヤレばヤルほど「セックスは女のものだ」「女は性器の奴隷だ」と思うようになった彼は、「自分のためだけの性」であるオナニーについて考え始め、手探りでオナニーをはじめる……。
ああ、いいね! 震えるねえ!
なんといっても、モテ男があえてオナニーに耽溺していくという設定が素晴らしいです。
マエストロが2年以上かけて地道に訴え続けてきた
“オナニーは、セックスできない非モテが仕方なくするものではない”
“オナニーは、素晴らしいレジャーである”
という負け犬の遠吠えとしか思えない主張も、こうしてマンガで読むとゆるぎない真理に見えるじゃあないですか。
オナニーに関する知識がまったくなく、チンコの握り方すらわからない主人公は、まずネットでオナニーについて調べます。
↑もちろんgoogle検索。検索ワードは“オナニー”と“初めて”です。ちなみに実際に検索してみた結果はこんな感じ。トップはゲイの告白サイトでした……。
そこで見つけたHPで“初めてのオナニーは登り棒だった”“チンしたコンニャクにチンコを突っ込むと気持ちいい”などというベタな情報を仕入れ、夢中になってそれらを試していく主人公。
一刻も早くコンニャクオナニーを試したいがために飲みの誘いを断わり、通販で買ったローションを妹に見られてはならぬと大急ぎで自転車をこいで家に帰る。
公園の登り棒に股間をこすりつけていると、見知らぬオジサンに「俺も昔やったもんだよ……」と優しく微笑みかけられる。
そうそうそう、まったくもってそうなんですよね。オナニーに夢中になってるときのトキメキって!
土手でエロ本を拾った日は一日気分が高揚して家に走って帰った、なんていう経験は誰にだってあるでしょう。オナニーというのは、ロマンであり潤いであり明日への活力なのです。
でも、それがセックスと比較して語られると、なんか負け組っぽい扱いになっちゃうんですよねえ。
でも、この『セルフ』は主人公が天然の“モテ男”なせいで、そこんところが完全にフラットなんです。“セックスできる=エライ”という感覚がないから、“セックスできない=ダメ”というのもなく、どっちがいいとか悪いとかいうのがない。あるのは自分の好き嫌いだけ。おお、なんて美しいんでしょう。
さらに、主人公がオナニーに夢中になっていると気づいた彼女は、「どうして私がいるのにオナニーなんて……」「オナニーになんて負けないわ!」とあの手この手で頑張ります(通販で寄せて上げるブラを買うとか。超見当違い……) 。
この“あたしがいるのにどうしてオナニーなんかするの?”問題も巷のカップルの間ではよく聞く話。でもオナニスト的見地からすると、これは完全に別モノです。
言ってみればオナニーというのはレジャー。趣味なんですよ。
ハマちゃんが釣りを愛するように、さかなクンが魚を愛するように、マッチがレースを愛するようにオナニストはオナニーを愛するわけで、恋人やつれあいとのセックスとは無関係。
恋人とセックスせずにAVばっかり観ている男がいるとしたら、その人は家庭生活よりも趣味を優先させる趣味人なのだと思います。
そして主人公(図書館勤務、内向的、ジミ)はどうみても趣味に没頭するタイプ。セクシーブラくらいで勝てるわけがありません。
相手の快感を考えなければならないセックスと違って“かゆいところに手が届く”オナニーの虜になった主人公は、オナニー研究を重ねていくうちにやがて「オナニーの欠点はスケールの小さいことだ」という結論に達します。
そしてどうしたかというと……、なんと深夜に断崖絶壁の上で下半身を丸出しにして“スケールのでかいオナニー”を試そうとするんですね。
「違うだろ! オナニーのスケールは脳内にこそあるんだろ!!」
とオナニスト歴十数年のマエストロなんかは思うんですが、そこんところはまだまだ初心者だからしょうがない。
しかし、この断崖絶壁オナニーをきっかけに彼は謎のオナニー美少女と出会い、化学特捜隊みたいな格好した“オナニー先生”から正しいオナニーを学ぶようになるのです。ほわー、すげえ展開。そうくるか!
あんまり全部ネタバレしちゃうのもアレなんで、続きは是非コミックスで読んでいただければ。今までに2巻発売していて、以下続刊となっております。
最後に、オナニー先生が主人公に示した“正しいオナニーのためのマニュアル・初級編”というのがあるので、書いておきます。
・誰にも邪魔されない場所ですること。
・毎日決まった時間にすること。
・淫らなことを考えず体の機能を確かめながらすること。
うーん、いいとこ突いてるなあぁぁぁ。私のオナニー黎明期もまさにこんな感じでした。特に“体の機能を確かめながら”は重要。
オナニーがいまいち気持ちよくないという方は、まずこのトレーニングを積んでみるといいかもしれないですよ。
『少女、ギターを弾く』 第1巻 作:朔ユキ蔵 価格:530円(税込) ISBN:9784898299128 発売:2001年12月 発行:ワニマガジン社 |
(続く)
(c) 花津ハナヨ
遠藤遊佐 AVとオナニーをこよなく愛する三十路独身女子。一昨年までは職業欄に「ニート」と記入しておりましたが、政府が定めた規定値(16歳から34歳までの無職者)から外れてしまったため、しぶしぶフリーターとなる。AV好きが昂じて最近はAV誌でレビューなどもさせていただいております。好きなものはビールと甘いものと脂身。性感帯はデカ乳首。将来の夢は長生き。遠藤遊佐ブログ=「エヴィサン。」
09.09.12更新 |
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