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onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
お盆に行った北海道で、寝ぼけてベッドからずり落ち口を強打してから早2週間。
クッキングパパのようだった下顎も日に日に腫れがひいてきたので、もしかしたらこのまま縫わずに済むかと期待していたのですが、そううまくはイカの睾丸! ザックリ裂けた歯茎を昨日渋々縫ってきました。
しかも「うーん、間違った方向に治ってきちゃってるなあ」だそうで、塞がった傷口をもう一度開いて尖った棒でガリガリと……ギャアアァァァァ!!
人生そんなに甘くないのね……。四十を前にして歯医者で号泣、オナニーマエストロ遠藤です。
連日の暑さのせいもあり、いつにも増してぼんやりとしているわけですが、寝っ転がって北海道で撮った写メを見ていたら、こんなのが出てきました。
むー。あのときは面白いと思って撮ったんだけど、こういうのを見るとちょっと考えさせられるなあ。
デフレの申し子である私が言うのもなんですが、お姉ちゃんがいる店や風俗があんまり激安だとなんだか複雑な気持ちになっちゃうんですよね。やっぱりニッポンは不況なんだなーとか、時給いくらなんだろとか。
ほら、水商売ってサービスやひとときのトキメキに金を払うわけじゃないですか。でも、それって本来はプライスレスなもの。値段が決まってるわけじゃないから、バカ高いと「何を、ゴルァ!」と思うし、逆に安すぎても申し訳ない気持ちになって楽しめなかったりする。
そんな面倒な思いをするくらいだったら、マエストロは家で『ちょいマス』とか『アイドリング!』とか観ながら気楽に飲んでたほうがいいですねえ……。
え、「あからさまに“オナニスト的思考”じゃないか」ですって? ええ、そうですよ。いけませんか。
前々から口を酸っぱくして言っているように、“安い”“手軽”“気軽”こそがオナニーの醍醐味。私は骨の髄からそういうタイプなんだからしょうがない。オナニー気質とでも言うんでしょうか。
でも、だからといって「家飲みよりお姉ちゃんのいる店がいい!」「オナニーするよりススキノのヘルスで一発抜きたい!」って気持ちがわからないわけじゃありません。
前回“オナニー勝負下着”の自由研究やってみて改めて思いました。やっぱり、そういうプレミアム感って大事。プライスレスって大事。
実際には、電マの振動を通しやすくて穿き慣れてるユニクロの安パンツが一番オナニー向きで気持ちいいんですよ。それは間違いないんです。でも、穴が一個多いエロパンティを穿いたときの高まりも捨てがたい。オナニーが一気にスペシャル版になるあの感じ!
そりゃあやっぱり、トキメキはあるに越したことはないわけで。
でもトキメキってのは何かとめんどくさいわけで……。
歯茎の痛みに耐えながらぼんやりそんなことを考えているうちに、マエストロの脳裏にふとこんな思いがよぎりました。
「そうだ。これからのオナニーはプレミアム感よっ!」
気楽な家飲みが好きだけど、釈由美子のお酌ロボットはちょっとほしいって殿方がいるように(いるのか?)、オナニーが好きだけどそこにちょっとセックス的なトキメキがあればなおいいというオナニストは多いはず。
ちょっとしたプレミアム感をプラスすることで、テクニック的には頭打ちになってる感のある日々のオナニーが次の次元に進むんでいくのでは。
ああ、術後でぼんやりしていても、こうやってオナニーのことを考えてしまう私。まさにオナニストの鑑!(誰も褒めてくれないから自画自賛)
しかし、プレミアムなオナニーってエロ下着を穿く以外にどんなのがあるんだろう。
そういえば安田理央さんが某所でチャレンジしてた“生女体を見ながらオナニーする”っていうのもかなりプレミアムだよなあ。でも生チン目の前にしてオナニーするのはちょっとハードル高すぎるし。
うーん、自分一人でできて、盛り上がりそうなことかあ。AVの中に何かヒントなかったかな。
(ゴソゴソとAVの入ったダンボールを漁るマエストロ)
……えーと。あ、『オナニーパラノイア』だ。
そうだ。これこれ、これがあったじゃあないの!
自・縛・オ・ナ☆
いやあ、最近はこの『オナパラ』みたいに、狂気さえ感じるくらいのイッちゃってるオナニービデオに出会う機会が増えたんですけど、見ててハッとするのってやっぱりSM系が多いんですよ。
自縛、セルフ潮吹きくらいならまだまだ普通。セルフ鼻フックにセルフ蝋燭責めにセルフ浣腸……すごい人だと自分でフィストファックしようとしてたりする。真性M女の性欲ってはかりしれません。
私みたいな若輩者からすると、そこらへんのレベルの方はもう雲の上の人って感じなんですけど、まあ自縛くらいならできそうかなと(っていうか、自縛以上のプレイは性癖的・状況的に無理……実家だし)。
日頃から“どちらかといえばマゾ”を自認しているマエストロとしては、ここらでひとつM的なオナニーを体験しておくのもいいんじゃないかと思った次第。
それに、SMプレイって相手との関係性――メンタル面がモノを言うじゃないですか。
まあ、一般的なセックスも関係性は大事ですけど、特にその傾向が色濃いといいますか……。
ほら、どんなハードMでも道端で転んでケガした拍子にイッたりはしないでしょう。自分とは違う誰かに責められたり責めたりするからいいのであって、そういう意味では一人では味わえない快楽なわけです。
そんなプレミアムな性癖をオナニーに持ち込むことができたら、そりゃもう怖いものなし。最強だと思いませんか? 思いますよね、ね!
というわけで、今度は自縛オナニーを試してみることに決定。イエーイ!
でも、よく考えてみると結構ハードル高いんだよなあ。
自縛って、一見さんお断わりというか、良い子は真似しないでくださいというか、使用上の注意をよく読んでからご使用くださいというか、そういう感じでしょ。そういえば自縛オナニー中に事故って死んじゃった人がいるとかいう話も聞いたことあるし……適当にやって恐ろしいことになったらシャレになりません。
いや、縄に絡まって転んで歯茎の傷が再度パックリなんてことになっただけでも、今のマエストロには大事件。
こいつは、よぉく下調べをしてからチャレンジしなくちゃですよ!
ちなみに今、“自縛オナニー”で検索かけてみたところ、「女装マゾ隷子、自縛オナニー中、情けなくて泣く」という動画がヒットして、ちょっと切なくなりました(うっかり見ちゃってさらに涙……)。
やっぱり、もう一度考え直すべきでしょうか。うーん。
(続く)
10.09.04更新 |
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