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onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
先日、市役所から「40歳の奴はタダで健康診断してやるよ。サービスサービス!」というハガキがきたので軽い気持ちで受けに行ったら(無料大好き!)、検査結果に問題があると保健婦さんに呼び出されてしまいました。
まじですか。おばちゃんワーキングプアだから医療保険とか入ってないんですけど。
ま、まさか、ガ……ああ、恐ろしすぎてこれ以上言えない! こんなことならさっさとアフラックに電話して、景品のまねきねこダック人形とか貰っておけばよかった……。
久々に目の前が暗くなる感覚を味わったオナニーマエストロ遠藤です。
でも、実際のところ「酒を控えろ」って言われちゃうと死活問題なんだよなあ。だって飲まないと初対面の人とうまく話せないんだもん……緊張しちゃってさ……(←いかにもアル中になりそうな人の言い訳)。
というわけで前回に引き続き、ヤリマン日本一兼ラノベ作家・大泉りかさんとのオナニートーク。今回ももちろん昼から缶ビールをあおりつつお送りします。
●フェイバリットオナネタはエロラノベ
――りかさんのブログ見るとよく「オナニーした」って書いてありますけど(笑)、だいたいいつもどんなときにするの?
りか「濡れ場書いてるとムラムラしてついしちゃうんですけど、スッキリすると逆に原稿が進まなくなるっていうね……ジレンマ」
――えー、書きながらムラムラしたりするの? 私は全然しないよ。
りか「コラムだからじゃないですか。私も取材モノとか体験談とかはあんまりしないんだけど、小説はムラムラしちゃう」
――もしかして妄想女子? 普段のオナネタも妄想とか。主に何を使ってますか。
りか「元々はマンガだったんだけど、最近はですねえ、エロラノベっていうマニアックなジャンルのものがありまして。すごいですよ、これ最高ですよ(ガルシアマルケスのバッグからガサゴソと文庫本を出すりかさん。ちゃんとカバーを逆にして中身がわからないようにしているあたりが女子力です)。ちなみにタイトルは『お姉ちゃんだって痴女になれるもん!』!」
――ははははは。フランス書院! やっぱりフランス書院となるとラノベもエロいんだ。
りか「エロいエロい。あんまりコテコテの官能だと逆にダメなんですよ。エロラノベくらいがちょうどいい。自分のラノベの参考にと思って読んでたら、おもしろくてハマッちゃった。これは私が書いてる肌色系ラノベと違って、ちゃんと本番もあるんですよ」
――エロラノベっていうのが出てきたのはわりと最近ですよね。私も『ツンマゾ!』っていうの読みましたよ。ノリはライトなんだけど、あれ、けっこうグチョグチョですよねえ。
りか「私も『ツンマゾ!』超好き! 相当オナニーしました」
――縛りとか青姦とかアナルファックとか相当エグいことやってるのに、最後はちゃんと妊娠結婚してハッピーエンドなんでびっくりしちゃいましたよ。
りか「それがフランス書院のエロラノベの型なんですよ。最後は絶対ハッピーエンド。中出しして身ごもって、身ごもりファックとかしておしまい。そういうのが人気あるみたい。で、またあの作家さん(葉原鉄)のは特にエロいんだよね〜」
――じゃあ、最近はもっぱらエロラノベをご愛用、と。
りか「でも、文章読みながらオナニーってけっこうやりづらかったりもするの。指でやるときはいいんだけど、バイブとか持ってると、こう、こうする操作が難しい(ソファーの上でジェスチャーしてみせるりかさん)」
――ああぁー、わかります! 前々から思ってたんだけど、フランス書院文庫ってすごい発明じゃありません? あれって私が中学生くらいの頃に出てきてよくオナネタにしてたんだけど、エロマンガがあんなに小さいサイズになったっていうのは画期的。まさにオナニー用としか思えない。ほら、今のエロマンガって大きい版型で豪華版だから重いでしょう。こうやって片手で持ってページをめくりつつオナニーを……ってなると手がプルプル震えるの。
りか「なるほどねえ。私はね、こうやって床に本を置いて、手でページを押さえつつやるんですよ。だから本が小さいと勝手に閉じちゃってやりにくいかも。大きいほうがいい」
――人それぞれだなあ。
●オナニーはバックスタイルです
りか「よく、大きめサイズの平綴のエロマンガがあるじゃないですか。もろくて真ん中から破れそうなやつ。ああいうのがオナニーしやすい」
――ちょっと待ってください。……っていうと、こうやって(四つん這い)オナニーしてるんですか?
りか「うーん、こうとか、あとこうとか?」
――え、寝ないんですか!? 座りオナ?(←カルチャーショック)
りか「そこまでいかなくて、リクライニングくらい……?」
――わかりました、じゃあこう座ってやるのを仮に「座オナ」としましょう。で、りかさんは……。
りか「座オナだと、オナネタをこう手で持ち上げないといけないですよね。でもリクライニングだと、横に置いてめくったりできるからラクなんですよ。あと、本格的にやるときは、こう後ろから……(バックでお尻を突き出すポーズ)」
――……。
りか「えー、バックのほうがしやすくない?」
――AVとかではたまに見ますけど、後ろからやる必要性ってないような。はっ、まさかアメちゃん(愛犬)に後ろから舐めさせるとかじゃないですよね??
しかし、バックスタイルは衝撃だなあ。ちょっと想像しちゃいますね。
りか「うーん、詳しく言うとね、部屋にこう、布団がたたんであるんですよ。で、布団の上にオカズの本をのせて、それを見ながら前かがみになってやるのが定番」
――いきなり庶民的(笑)。で、イッた瞬間に布団にダフッと倒れこむわけだ。それはちょっと風情があってグッとくるなあ。私は意外にそういうバリエーション利かないんですよ。ベッドに仰向けになってやる派なんだけど、角度がほんのちょっと、15度とかズレるだけでも「チッ、やりづれえ!」って思う。
●週刊文春と山本直樹
エロラノベの前、もっと子供の、最初にオナニーした頃ってどんなネタ使ってた?
りか「最初はね、オナニーっていうか性器いじりですよね。もう、ほんとに子供の頃」
――初オナニーは?
りか「はっきり何歳かは覚えてないんだけど、かなり幼い頃。オナニーっていうより性器いじりですね」
――うわ、まただ。このコーナーで話聞く女子ってみんなそうなんだよなあ。
りか「お父さんが買ってた週刊文春に『淑女の雑誌から』っていうコーナーがあって、それを読んですごく興奮してましたね。家にあるエロいものがそれくらいしかなかったんで。今でもすごく覚えてるのが、小学校の2年生くらいのときに学研の学習の6月号を見てたら『今年の夏に富士山が噴火する!』っていう記事があったんですよ。『東京がマグマに包まれる!』とか書いてあって超怖くてね……」
――かわいいなあ(笑)。
りか「で、夏の間は親の田舎に帰ってたんだけど、とりあえずその間オナニー断ちをしたの。富士山が噴火しないように神様に祈ろうと思って。結局噴火しなかったから、私のオナ断ちが効いたと思いましたね。私が世界を救ったと(笑)」
――願掛けオナニーだ! ていうことは、その頃にはもうオナニーの価値がわかってたんですね。
りか「イクっていう感覚はまだなかったんだけど、罪悪感はあったんですよね。悪いことしないかわりに神様にお願いするっていう感じ」
――いけないことだと思ってたんだ。
りか「小さいときに痴漢にあったこととかもあって、なんとなくいけないことっていうのは思ってましたね」
――痴漢? ドルさんも少女のころに痴漢にあってオナニー始めたって言ってたなあ。田舎育ちのわたくしからすると、小学生が痴漢にあうって都会っぽい気がするんだけど。
りか「小学校の低学年の頃、郊外の団地に住んでたんですよ。団地って痴漢が多くてね。都会っていっても大都会じゃなくて、畑とか人の少ない淋しい場所もたくさんあるからけっこういましたよ。なんかね、道を歩いてたら男の人が『道案内してくれない?』とか言ってきたんですよ。で、ついていったら路地裏みたいなところに連れてかれて、『ちょっと体重図らせて』ってグイッと抱きつかれてアソコ触られたの。ロリコンだよね、今考えると。おじさんじゃなくて、高校生か大学生くらいのお兄さんだった」
――ひー。トラウマになった?
りか「いや、トラウマってほどでもないかな。遠藤さんは、子供の頃って体のどこが一番エッチだって思ってました?」
――まんこ(即答)。
りか「まんこか。私はオッパイが一番いやらしいと思ってたんですよ。だから平気だったのかも(笑)」
――だって子供のオッパイなんて平らじゃん。
りか「でも、マンガとか見てるとまずこう「イヤーン」てオッパイを隠すじゃない。まいっちんぐマチコ先生とか。だから私的にはオッパイが一番エロくて、次がお尻で、最後がまんこだったの」
――私はねえ、通ってた小学校がちょっと変わってて、小学校3年生までは女子でも水着を着ちゃいけないっていう暗黙のルールがあったんですよ。胸がAカップくらいに膨らんできても、男子と同じ海パンで水泳の授業を受けなきゃいけないの。小学校3年生までは男女の性がないっていう扱いで、ぶるんぶるんゆわせながら男子と一緒に水泳してた。それくらいのお土地柄だったんで、平らなオッパイをエロいと思うような子はたぶんいなかった。
りか「ひどい。戦前みたいだねえ。私の子供の頃は、エロ本なんかでも下半身見えるのなんてあんまりなくて、基本オッパイ強調だったでしょ。だからオッパイ=エロって思ってたの。だから、アソコを触られてもそんなにショックじゃなかったですね」
Iさん「それがオナニーを始めるきっかけだったりするんですか」
りか「いや、それは関係ないです(笑)。もっと前からやってましたから。性器いじりっていうか、寝るときにこう何かを股間に挟んだりとかね」
――股間に何か挟むと落ち着くっていうのはみんなあるみたいですね。そういうのからオナニーに行くパターンはけっこう多い。りかさんはエロを意識したのはいつ頃? 性器いじりがオナニーになった瞬間。
りか「うーん、いつ頃だろう。一番衝撃だったのは、田舎に行ったときに親戚の家にあった裏本見たときかな。おじさんが山のように持ってて」
――いいなあ。
りか「その中に、思いっきり笑顔でアソコにマーブルチョコの筒を入れてる女の人がいたの。で、『え、入るの!?』って思ってびっくりしたのを覚えてる。小学校の3、4年生でまだ色気づく前だったんだよね。3歳下のいとことドラゴンボールごっことかしてる最中に見つけちゃったから、ショックでね。『あたしのマーブルチョコがっ!』って。だから今でもマーブルチョコはちょっと苦手。いやらしいとか思っちゃう。M&M’s派ですね(笑)」
――初めて自分でオナネタ買ったのは?
りか「高校のときに山本直樹を読んで超エロいと思って、それからは山本先生のマンガを読んでしょっちゅうオナニーしてた」
――オナニー女子は必ず通りますよね、山本直樹。私も例のフランス書院文庫で集めてましたよ。確か、森山塔や塔山森も含め当時出てた全作品を文庫で出版みたいなことをしてたんですよ。コンプリートしたくてちょっと離れたエロ本置いてる小さな本屋に通ったなあ。家を探せばまだあるかも。すんごいエロかったですよね。
りか「それまでは村生ミオの『胸騒ぎの放課後』とかその程度だったのに、いきなり山本直樹があのエロさですからねー」
――私、フランス書院っ子だったんで、他のエロマンガ文庫、あがた有為とかケン月影とかああいうのも買ってたんだけど、絵柄がロリなのに遜色なくエロくて感動しましたよ。絵が可愛いから買いやすいっていうのもよかったし。
りか「あ、その影響でオナニーがバックからなのかもしれない。山本先生の描く女の子って結構バックオナニーするよね」
――確かに。そんで、みんな貧乳(笑)。20年くらい前にエロマンガが有害図書で問題になったときあったじゃないですか。あのとき山本直樹のマンガもマンコがダイレクトに描けなくなっちゃって、その部分が白抜きになってたことがあったんですよ。でもサービス精神なのか、その白抜きになったマンコをバックの背景とかにさりげなく貼ってあって、私、わざわざ切り抜いて貼りましたよ。工作した。当時女子大生でしたけどね。
りか「超ストイック! すばらしい!」
M女モデルをしたりイベントをオーガナイズしたり、のびのびリア充エロを楽しんできたというイメージを持つりかさん。
たぶんマエストロとは正反対の人生を送ってきたんだろうな〜と思ってたんですが、意外にも共通のオナネタが発覚いたしました。
いやあ、やっぱり山本直樹はオナニー女子の共通言語か。そうじゃないかと思ってたよ!
地球を救うためにオナニーを我慢するりかさんの姿を思い浮かべつつ、次回に続きます。ニヤニヤ。
(続く)
10.10.16更新 |
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