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onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
先日、夜中にダラダラ発泡酒を飲みながら『シンデレラ画報』なる深夜番組を観ていたら、大変な事実が発覚しました。
今、世間では「マスターベーションをビルドアップする(???)女子」のことを、“光合成女子”というんだそうですよ。肉食系や草食系や猛禽ちゃんのように他の生物を食らう必要がなく、エネルギーを自給自足するからですって。
なるほど……物は言いようだな!
私もオナニストじゃなく光合成女子とか名乗ればちょっとはメジャー感が出るかしら。
皆さんごきげんよう。光合成マエストロ遠藤です(ああ、やっぱりなんかヘン……)。
まじかまじか。セレブが言えばなんでもアリなのか!
(でもそれはちょっと効きそうな気がしないでもない)
さて、肉食系ラノベ作家・大泉りかさんへのオナニーインタビューも早4回目。話はだんだん光合成からセックスの方向に及んできました。
●カツカレー=オナニー説
――幼女のころの性器いじりから、富士山噴火阻止を経て立派なオナニー女子にグレードアップしたりかさんですけど、その後はどんな感じのオナニーライフを……。
りか「中高はずっと変わらず入れないオナニーしてましたね」
――それはセックスと平行して?
りか「うん、別物って感じで。同じ年頃の経験浅い子と付き合ってたから、セックスもそんなにうまくないっていうか、普通なんですよ。で、こっちも中が気持ちいいってほど成熟してないからオナニーのほうが快感があった」
――でも、そういうもんでしょ。私はこんだけ大人になってもオナニー断然気持ちいいですよ。
りか「いやあ、今は別物だと思ってますけどね。どっちがなくても無理。オナニーしない女なんていないと思いますよ」
――そうでしょう!? ほら、みんな嘘ついてるんだ、やっぱり!
りか「一回、知り合いの女の子が『カツカレー食べたことがない』って言ったことがあったんですよ。私、それは嘘だって思ったの。カツカレーを食べたことのない女なんているわけがない。だってみんなカツカレー頼むじゃん!って。で、mixiに『カツカレー食べたことない女なんているわけない、そんなのオナニーしたことないって言い張る女みたいなもんだ』って書いたら、結構カツカレー食べたことないですってコメントがきてびっくりした」
――ははは。そりゃ絶対嘘ですよ。普通食うでしょ、カツカレー。オナニーもカツカレーも女子としては恥ずべきものってことなんですかね。でも、カツカレーも食えないオナニーもできないような人生だったら、私ゃいりませんね!(キッパリ)
りか「カツカレーって、確かに毎回頼むと後悔するんだよねー。カロリー高いし。でもやっぱりまた頼んじゃう」
――オナニーと同じですね。カツカレー=オナニー説(笑)。私なんてカツカレー頼んだらビールも付けたいくらいですけどね。
りか「でも、ほんとにオナニーしない人っているみたい。男の人でもたまに聞くよ」
――そうなの? たとえばヤリチンはオナニーしないってことになると、セックスさえしてればオナニーは必要ないっていうことになるじゃないですか。「オナニーはセックスの代用品なのか?」っていうテーマに直結するんですよ。私、「セックスのほうが上である、オナニーしてる奴可哀想」っていう風潮を打破しなきゃいかんと思って、もう3年くらいここのコラムでぐだぐだ言ってるんですけども。
Iさん「男性の場合はちょっと違うんですよ。溜まっては出し、溜まっては出しっていうのが男性の生理ですから。出さないとムラムラしちゃう。その衝動が女性よりも回数が多くて激しいんです」
りか「でもさあ、彼氏が『俺オナニーしない』って言ったら気持ち悪いよね。オナニーする彼氏のほうがいいし、男子にしてもほんとはオナニーするエロい女の子のほうがいいんじゃないですか?」
Iさん「僕はそう思いますよ!」
――エロ業界に片足突っ込んでるような男子に聞くと、だいたいオナニーする子のほうがいいって言うけど、一般の殿方はどうなんだろ。
りか「まあ、エロくない女の子が好きな子もいるね、処女性を求めるとか」
――……自信のねえ奴らなんだよな! 結局な!!(←やさぐれ)
りか「そうだよね。怖いんだよ、やらしい女の子が。私付き合ってた彼氏に、怖いって言われたことあるもん(笑)。私のほうが経験数もあるしいろんなこともやってるから、俺なんかで満足できるのかってコンプレックスを感じるって。いくら気持ちいいって言われても信用できないって言われたときは、どんだけ自信がないんだよって思いましたけどね」
――こないだ峰なゆかちゃんも言ってましたよ。そういうの相手にするのもう疲れたって。実際には経験値とか、あんまり関係ないと思いますけどねー。
りか「セックスって気持ちの部分が大きいからね。好きな相手なら、乱暴にされたらそれが気持ちいいし、下手でもそれが気持ちよかったりするじゃない」
――そうですね。お互いに好きな相手だと、どうすれば気持ちいいのかとかいろいろ工夫しますしね。オラオラ系の人のほうが逆によくない気がする。イイって言わなきゃいけないのかなとか余計なこと考えて気をつかうし。
りか「遠藤さん、セックスでは中派ですか?」
――両方派(笑)。
りか「デカいチンコ好き? デカい人って、前戯が雑っていうかすぐ挿れたがりませんか。チンコでアンアン言わせたがる。ちょっと小さいくらいの人のほうが丁寧っていうか」
――ああ、切り札を見せたがるんだ。わかるような気がする。自信がないって思ってるくらいの人のほうが、何かと頑張ってくれますよね。……はっ、そうか。こういうことを声を大にして言えば、自信のない男子ものびのびセックスできるのか!
りか「私は小さめ・固めのチンコが好きなんですけどね」
――そういうこと、もっと言っときましょうよ。
そういえばりかさん、オナニーで初めてイッたのっていつ?
りか「中学の後半か高校の前半。処女喪失よりは前ですね。でも、なんかよくわかんなかったなあ」
――あのね、思ったんですけど、セックスより先にオナニーでイクってことを知ってるとオナニーを軽んじることもないんじゃないですかね。セックスで先にイッちゃうと「オナニーなんて必要ないじゃん」って思うかもしれないけど、処女の頃からオナニーで訓練してイクってことをわかってれば、別物としてそれぞれ楽しめるような気がする。
りか「そうですね。セックスだとなかなかイキにくいしね。この間、女性誌のセックス特集で『セルフセックス』のコメント取材受けたんですよ。まあオナニーのことなんですけど(笑)。オナニーでどうすれば自分が気持よくなれるか知っていれば、彼氏とのセックスもより楽しめるようになりますよって話をしたら、なるほどねって納得してもらえた。そういう言い方にすればみんな恥ずかしくなくオナニー話ができるんですよね」
――『anan』のセックス特集とか見てると、どれも「セックスのためにオナニーしろ」っていうスタンスですよね。私はオナニーを愛してるので、そういうもん?って思うんだけど。
りか「確かに、みんなオナニーを愛してないよね!」
――セックスの踏み台ですよ……(笑)。
りか「でも、そういう建前があればみんなオナニーできるわけだし。男性の立場だと、女の子のオナニーについて知りたい気持ちは当然あると思うんですけど、自分の彼女がオナニーしてるのってどうなんですか?」
Iさん「いいと思いますよ。女性に対して幻想を持ってる男性だと『オナニーするくらいなら俺とセックスしろ』とか言うかもしれないけど」
●オナネタは彼氏です(!)
――えー、オナニーばっかりしててセックスしてくれないのはイヤだけど、両方やるなら全然いいのにねえ。勉強も部活も両立してるならいいじゃん。文武両道って感じでむしろかっこいいですよ。
りか「それは私たちがオナニー好きだからだよ。他の女の裸で興奮してるのがイヤとかいう思考なんじゃない?」
――でも、麻美ゆまとかじゃしょうがなくね? こっちだって、水嶋ヒロとかのヌードグラビアあったら立ち読みくらいするだろうし。
りか「えー、しなーい」
――じゃあ誰がいいの。
りか「え、ケンコバ……」
――出た、マニア発言! ヤリマンズの皆さんは基本的にマニアな傾向があるってことを自覚したほうがいいと思います(笑)。
――まあ、私も実はイケメンの定義ってよくわかんないんですけどね。水嶋ヒロとかジャニーズの虫みたいな子たちがイケメンと言われるのはなんとなくわかるんだけども。普通に街中で「イケメンだよね」って言われてる人見ると、ハゲてなくて太ってないだけだったりしない?
りか「ああ、わかる。あとちょっと可愛い顔してるとかそれくらいだよね。でも最近、以前よりはイケメンのよさがわかるようになってきた」
――じゃあ、オナネタにしたりする?
りか「オナネタは彼氏」
――それは思い出しオナニーじゃん。思い出しは女子はみんなするんですよ。
りか「そうだよねえ。でも、思い出しでなくても新しくストーリーを作ったりしますよ。彼氏を主人公にして」
――そんなのわざわざ考えなくたって、さっさとヤればいいいじゃないですか!(笑)ノロケかい。あー、話変えよう。じゃあね、初めてイッたときはどんな感じでした?
りか「普通に指で触ってて……。それまではなんか気持ちよくても寸止めしてたんですよ。怖くって。でもその時はどうしてだか止めずにやってたらイッた」
――感動したでしょ?
りか「感動というより、ちょっと罪悪感あったなあ。っていうのは、そのときはまだオナニーはセックスの代わりだって思ってたんですよ。だから、初めてイッちゃったのが自分っていうのはよくないんじゃないのっていう気がして。そのあと彼にイカされても『初めて』とか言えないじゃないですか、なんとなく」
――へー。
りか「でもある頃から罪悪感はなくなって、すごくオナニーが好きになった」
――あの、イクようになるとオナニーに拍車がかかりません?
りか「あるある」
――私もイクようになってから、毎日するようになったんですよ。それまではずっといじったりはしてたんだけど、そこまでオナニー猿じゃなかった。ゴールがあるとやり甲斐でますよね〜。
りか「あと、セックスの後もしたくならない? もうちょっとヤリたいみたいな」
――え、セックスの後にすぐオナニー? 彼氏の横で?
りか「いや、お風呂とかどっか別のところに行ってやるの。もう一回イッとこ、みたいな」
――「もう一回しよう」って言えばいいじゃないですか。
りか「そこまでじゃないっていうか、もう一回するとなるとまた勃たせなきゃならないし大変じゃない。もう年だからそんなにできませんよ。あ、でもラブホテルだったらするかも」
――勿体ないから?(笑)
りか「うん、勿体ないから(笑)」
「オナネタも彼氏」という名言を、さりげなく吐いてくださったりか先生。
しかもチンコは小さいほうがよくって、萌え対象はケンコバだって。ああ、こりゃモテるわ……。
肉食系乙女の実力を目の当たりにしてクラクラしつつ、最終回に続きます。光合成女子とか言って喜んでる場合じゃないような気がしてきました……。
(続く)
10.10.30更新 |
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