毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
皆さんご存知でした? なんでも今年は、松茸が例年にない豊作なんだそうですよ。
信州の山奥にある遠藤家にも、近所に住むマタギやキノコ名人からご立派な松茸が次々と届けられております。
普段は「ケッ、たかがキノコのくせに何千円もするなんて生意気な!」と苦々しく思っている私ですが、くれるんだったら話は別。
先週なんて国産のおマッタケを3回も食べちゃいましたわよ。おほほほほ!
気分はにわかセレブ、オナニーマエストロ遠藤です。
松茸ご飯や松茸の吸い物なんて、あんなちまちましたものまだるっこしくてやってられませんよ。やっぱりセレブは、松茸をこう厚く縦切りにしてですね、とき卵にくぐらせパン粉をつけてサラダ油でジュワジュワーっと揚げる。んで、カラリと揚がったらとんかつソースをどぼどぼかけて……。ああ、甘じょっぱくてうまい。揚げ物最高!(←味音痴)
さてさて、そんな感じで間違ったセレブ感を漂わせつつ、今日もオナニーを啓蒙し続けるマエストロ。
長々と続いてきたラノベ作家・大泉りか先生へのオナニーインタビューも、いよいよ最終回でございます。
●声出しオナニーは淑女のたしなみ
りか「遠藤さんは、グラビアとか見てオナニーします?」
――私、それは全然ないなー。着エロとかアイドルの水着写真とか大好きなんですけど、オナニーしたいとは思わない。あ、でも『お尻倶楽部』のグラビアとか、あのへんまでなっちゃうとさすがにムラムラきますね。昔の裏本に出てるようなあんまり美人じゃない普通の子が2本刺しとかでズボズボやってて、隣に「私って肉便器OLなんです……」とか文章入ってるやつ。でもやっぱりオカズとしてはちょっと弱い。シチュエーションがないとダメなんですよ。りかさんは?
りか「私もシチュエーション大事、あとセリフ」
――セリフ??
りか「昨日ちょっといいなと思ったのは『ゴメン、我慢できなくて、つい……』っていうセリフ。それでオナニーできると思った」
――セリフだけで?
りか「うん。そのセリフをもとに妄想を膨らますの」
――ああ、やっぱり作家だなあ。
Iさん「男性のそういうセリフの一言から物語が作れるわけですね。ちなみに今までにどんなセリフ使いました?」
りか「わりとねえ、超陳腐ですよ。『こんなに濡れて恥ずかしくないの』とか。で、一人で『恥ずかしい〜』って言いながらオナニーするの。『いやあっ!』って言ったり。遠藤さんは声出しオナニーってしないの?」
――私、すごい恥ずかしい告白すると、三十路越えてからオナニーしながら「お兄ちゃん!」って言ったことあります。
りか「あはははは。『らめえっ』とか?」
――いや、さすがに「らめえっ」はないけど……。でも私はセリフまでは言いませんよ。意味のある言葉は言わないです!
りか「私は『いや、だめ』系。気持よくなっちゃう〜、とか。頭の中にいる彼と会話してる」
――自分のパートは自分で言わなきゃってことですね。なるほど納得(笑)。私が声出すのは、どっちかっていうと勢いづけですから。「ラッセーラ! ラッセーラ!」って祭りの掛け声みたいな。言わないより言っとけ、くらいの感じ。「ファイトオー、ファイトオー!」と同じだから。
Iさん「雄叫び的な」
――失礼な! ……でもまあそうです、「あぁぁぁーーー!」とか。そういう感じ。りかさんみたいにセリフ系だと、隣の部屋の人とかに聞かれちゃったりしたときにコトですよねえ。
りか「だからちゃんと窓しめてやります。あの、最初はね、実家で家族が私以外全員田舎に行っちゃったとか、そういうときに声出してやってみたんですよ。そしたらすごい気持ちよかったの。中学生くらいの、処女の頃の話ですけど。それから声出しオナニー派になったんだけど、まあ普段は家族がいるからできないんですよね。それが今は一人でいるときにオナニーするから、もう声出し放題」
――出してるのがデフォルトだと、たまに出さないときが妙に気持ちよかったりするな。
りか「それは、出しちゃいけないシチュエーションとかを妄想してるの?『やだ、聞かれちゃう』みたいな(笑)」
――うち、今屋根の雨漏り修理してるんですよ。で、私の部屋の窓のすぐ外が屋根なんで、日中ずっとそこに職人さんがいるんですよね。うっかり忘れて寝起きに裸で窓開けたりすると、すぐそこにオヤジがいたりするの。そういう絶対に声出せないシチュエーションのときって、かえって真っ昼間からしたくなる。
●こんなオナネタは恥ずかしい!
りか「こないだね、彼氏が仕事で留守のときに家でオナニーしてたんだけど、終わってオルガスターを洗って『はー』って一息ついたところで、いきなり帰ってきちゃったからびっくりしたなあ。『あれ、オナニーしてた?』って言われた。で、後でオカズのエロラノベを布団の上に置きっぱなしってことに気づいて、見つからないかすごい焦ったの。オカズ見られるのって恥ずかしいですよね」
――また、エロラノベってところが微妙ですよね。そういえば、見られて一番恥ずかしいオナネタってなんだろう。
りか「エロラノベはかなり恥ずかしいんじゃないですか。ちなみに、そのとき見られそうになったのは『どれちょ!』。奴隷調教の略だよ!?」
Iさん「あははははは」(←大喜び)
――ラノベって、ソフトなところが逆に恥ずかしい。私が最近思う「女子にとって一番恥ずかしくないオナネタ」は、団鬼六の小説ですね。団鬼六のSM小説でオナニーしてますっていうのが、一番他人に言って恥ずかしくない、女子力高いオナネタなんじゃないかと。ほら、エロいんだけど文学の匂いを漂わせつつ、SMってところで若干の情念を漂わせつつ……。
Iさん「情念ですか?」
――ちょっとくらい情念あったほうが、『おまんこ100連発』とかいうAVオカズにしてる女より、グッときません?
りか「亀梨とかも逆に恥ずかしいですよね。ジャニーズ写真集見ながらオナニーとか見られたくないでしょ。あと……元彼の写真とか。それはないか」
――私はそもそも写真じゃヌケないからなあ。あ、素人がエロサイトに書いてる小説っていうのは? 昔オナネタが入手しづらかった頃、そういうの見つけてわざわざプリントアウトしてオナニーしてましたよ。こう、A4のコピー用紙をホチキスでとめて。しかも省エネでゲラの裏側とか使ってるっていう。探せばまだ家にある気がするなあ。
りか「それは恥ずかしいね!」
Iさん「恥ずかしオナネタ、面白いですねえ。他にもあります?」
りか「自分じゃないんだけど、男友達の家に行ったらヌードグラビアの上にわざわざスクール水着が描いてあったことがある」
――あはははは。むしろ見えないほうがいいんだ。足してくエロスですね!(←大喜び)私、そういう工夫って超好きなんですよ。コンニャクにチンコ突っ込むとか、伸びたカップヌードル使うとか。
りか「こないだ誰かに『コンニャクって気持ちイイのかなあ』って言われてびっくりしましたよ。こんだけエログッズが発達してみんなTENGAとかって騒いでるのに、あえて戻るのかよと」
――確かに(笑)。でも、コンニャクとか安そうなどピンクの熊ん子バイブとか、そういうのでオナニーしてる人ってどうしても好感を抱いてしまうんですよねえ。
りか「TENGAの女子版とかあったらよくない?」
――TENGAの女子版は電マでしょう! だからりかさんも使ってください!
りか「いや、イカなくなるからいいです! やみつきになるからやだ〜」
――ちぇ。じゃあ、りかさんはオナニーのことどう思ってるんですか。清く正しいヤリマン女子としてコメントお願いします。
りか「オナニーは、やっぱりしたほうがいいですよね。オナニーが充実してればつまんないセックスしないですむし。あと、やっぱり自分のマンコも見たことないっていうのはダメです。自分をわかってないと。セックスのためにオナニーするっていうんじゃないけど、オナニーしたほうがセックスも絶対気持ちいいと思いますよ」
――私、一番いいのは、オナニーもする男女が相互オナニーして手の内を見せ合って、それからセックスすることだと思うんですよ。そうすれば「この人の好きな手コキはこうね」とか「こいつはGスポット派だな」とかわかって、手っ取り早いじゃないですか。
りか「そうか! 私、相手のオナニー見るのすっごい好き! でもなかなか見せてくれないんだよね。見せてくれるのってMっぽい人ばっかりでつまんない」
――見せてって言ってみれば?
りか「いや、ダメ。言ってみたけど見せてくれなかった(笑)」
Iさん「最後に、オナニーに情熱を注ぐ遠藤さんに一言」
りか「とりあえず、そこまでプッシュしてくれるのなら電マにもう一度挑戦してみようと思います」
――パンツはいたまま、クリトリスから若干離れた恥骨の辺りに振動MAXの電マを当てる。で、骨伝導でクリトリスまで振動が伝わるのを待つ、これが遠藤流電マオナニーですので是非お試しを(笑)。
りか「じゃあ、今回の記念に挑戦してみますよ。電マ買ったらどこに隠そうかなあ(笑)」
ヤリマングランプリ優勝者で、SMモデルの経験もあり、ガハハハといろんなことを話してくれるりかさん(あと、携帯ストラップのかわりにコデンマがついている。自分以外でほんとにつけてる人って初めて見た……)。
でも「愛読書は『VIVI』」なんてゆるふわっぽいこともさらっと言っちゃう。オナニーと女子力の高さが自然に融合してるんですよねえ。いやあ、さすが。
次回作は『セク研!』に引き続き是非『オナ研!』でお願いしたいところなんですが、どうでしょうか、先生?
(続く)
10.11.06更新 |
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