毎週月曜日更新!
全ての国民は2年間、国に全てを捧げて奉仕する義務がある――。日本によく似た、しかし異なる某国で「奉仕者」の立場に転落した女たちが辿る、絶対服従の日々。飼育・調教が法律によって認められた世界で繰り広げられる、 異色エロティックロマン!
「第二次東亜戦争の後、暫定的にアジア共同体が成立するわけですが、参加国の間での……、ええと……」
その日の麗子先生はどこか落ち着きがなかった。明らかに集中力に欠けていて、教科書を何度も読み間違えたり、言い淀んだりしていた。何か他のことに気を取られているようだ。
そんな麗子先生の異常に、生徒たちも気づいて、ヤジを飛ばす。
「麗子先生、なんかあったの? 彼氏に振られたとか?」
「昨日デートで頑張りすぎちゃったとか?」
おれだけはその理由を知っていた。麗子先生のお尻の穴には、遠隔操作が出来るラジコンローターが挿入されているのだ。そして、そのコントローラーはおれが持っている。おれがこのスイッチを押せば、ローターは唸りを上げ、麗子先生の肛門を刺激する。
肛門性感を完全に開発されている麗子先生だ。もしローターが動き出せば、強烈な快感に襲われてしまう。平気な顔で授業を続けるなど、とれも出来ないだろう。
いつ、スイッチを入れられるのか、麗子先生は気が気ではないのだろう。いつ、快感が襲いかかってくるのか、緊張しながら授業をしているのだ。
しかし、おれはスイッチを入れなかった。もうあと5分で、麗子先生の授業は終わる。おれは最後までローターを動かすつもりはなかった。
麗子先生がチラチラとおれに視線を向けているのがわかったが、無視した。
やがてチャイムがなり、授業が終わった。麗子先生は、少し哀しそうな表情で、おれを見て、そして足早に教室を去っていった。
その後の休み時間の教室は、当然のように麗子先生の異変についての話題で騒々しかった。
「ちゃんとご主人様の命令通りに、お尻の穴にローターを入れていたのに……。もしかして、コントローラーが壊れていましたか?」
夕方、学校から帰ってきた麗子先生、いや美沙子は、先に部屋に来て待っていたおれに、そう言った。恨みがましい目だった。
「いや、壊れてるかどうかは知らないよ。スイッチ入れてないから」
「どうしてですか?」
「美沙子は、そんなに授業中に、お尻の穴のローターを動かして欲しかったのか?」
美沙子は顔を赤らめてうつむいた。
「いえ、そんなことありません……。もし、動いたらどうしようかと、ずっとドキドキしていました」
「期待してたんだろ?」
「……」
「恥ずかしい思いをしたかったんだよね。美沙子は変態のマゾ奴隷だからな」
「そ、そんなこと……」
「美沙子は、教え子のおれに、恥ずかしいこととか、いやらしいことをされて興奮してるんだろ? もっといじめられたいんだろ?」
美沙子はうつむいたまま、答えない。おれも黙った。部屋の中に重たい沈黙が居座る。
しばらくして、美沙子が口を開いた。
「いじめられたいです……」
小さな声だった。
「何言ってるのか聞こえないよ。はっきり言うんだ」
「美沙子は、ご主人様にいじめられたいです」
美沙子は、少し大きな声で言い直した。
「美沙子は、どうしていじめられるのが好きなの? 普通はいやなもんだよな」
「それは……、美沙子はマゾだからです……」
「へえ、佐伯麗子先生は、マゾだったんだ。学校のみんなに教えてやったら、大騒ぎになるな。学校中の憧れの麗子先生が変態だったなんてね。きっと、おれにもやらせろって、男子生徒が行列するぜ。女子なんかは、軽蔑の目で見るだろうな」
「ああ、そんなこと、言わないで下さい……」
言いながら、美沙子は腰をもじもじとさせていた。そんな破滅的な状況を想像して、密かに興奮していたのかもしれない。
「ようくわかったよ。美沙子は本当にマゾなんだよな。それなら、望みどおりにしてあげるよ」
おれはいきなり美沙子の頬を平手で殴った。不意を打たれた美沙子は崩れるように、後ろのベッドに倒れた。
「あっ、ご主人様」
そのまま馬乗りになり、美沙子のブラウスの前を力任せに開く。ボタンが弾け飛び、ブラジャーに包まれた大きな乳房が現れる。ブラウスを強引に脱がし、その袖を使って、美沙子の腕を背中で縛り上げる。うつ伏せに押し倒し、尻を高く突き上げさせた。
スカートをめくり、ショーツを引き下ろす。白くてむっちりとした尻肉が剥き出しになる。
おれは勢い良く、その尻を平手で叩いた。
パチーン!
肉が弾ける小気味いい音が上がる。同時に悲鳴も上がる。
「ひっ!」
構わず、おれは尻を叩く。
「ああっ、痛いです、ご主人様」
思い切り叩いているので、美沙子の白い尻肉には、おれの手形がはっきりと残った。赤くて痛々しい。
しかし、おれはさらに叩く。
「ああっ、許して下さい、ご主人様っ」
「ほら、3発目だ。ちゃんと数えろよ、美沙子。次は何発目になるんだ?」
「よ、4発目です」
パチーン。
「ひいっ!」
「ちゃんと数えるんだ」
「はいっ、5。6。ああっ、7……」
美沙子の白い大きな尻は、あっという間に真っ赤に染まった。自分で叩いておきながら、人間の尻がこんなにも赤くなるのかと、おれはびっくりした。
それでも、おれは容赦せずに叩き続ける。
「8……、きゅ、9……。ああ…、もう、もう、じゅ、10っ!」
おれの渾身の十発目の平手を食らったあと、美沙子は耐えきれずに、腰を落としてベッドの上に倒れた。
息が荒くなり、真っ赤な尻が激しく上下していた。
「はぁ、はぁ、はぁ、もう、もう許して下さい、ご主人様……」
おれは答えずにうつ伏せの美沙子の両脚を大きく左右に広げた。股間の肉裂がぱっくりと口を開く。そして、そこはぐっしょりと濡れ光っていた。
美沙子はおれにスパンキングされて、こんなに興奮していたのだ。
おれは素早くパンツを脱ぎ捨てた。美沙子の腰を抱え込むようにして持ち上げ、突きあげられた股間の肉裂へと、ペニスを挿入した。すでにヌルヌルと十分に濡れていたその部分は、何の抵抗もなくおれのペニスを受け入れ、そして絡みついてきた。
「あっ、ああっ、いいっ。気持ちいいです、ご主人様」
美沙子は悲鳴のような快感の声を上げた。おれは真っ赤になった尻に激しく腰を打ちつける。ジュルジュルと湿った卑猥な音が響き渡る。
ブラウスの袖で縛りあげた腕を引っ張るようにすると、美沙子の体が海老のように仰け反る。膝立ちの姿勢で、後ろから突き上げる。
「あっ、あああっ」
きつい体勢のはずだが、獣に犯されているようで、美沙子の被虐心をかきたてるのだろう。快楽の声はさらに激しくなる。
「ひぃっ、ひいっ、すごい、だめぇ。おかしくなっちゃいます、ご主人様っ」
おれはひたすら乱暴に腰を動かす。
「だめです。イッちゃいます。イッていいですか、ご主人様っ」
絶頂に達する時は、おれの許しを得るようにと命令してあるのだ。
「いいよ、イキな」
「ありがとうごいますぅ、あ、ああっ!」
ひときわ声が高くなり、そして美沙子の体がブルブルと何度も震えた。
しかし、おれは腰の動きを止めなかった。そのまま突き続けた。
「あ、あ、ご主人様、だめ、あ、ああっ」
絶頂に達したまま、おれにさらに突かれ続けて、美沙子はさらに快感に翻弄される。
「だめ、またイッちゃう、イッちゃいますぅ!」
さっき絶頂に達したばかりだというのに、美沙子は3分と立たずに、再びアクメを迎えた。さっき以上に、激しく体を痙攣させる。
おれは自分でも不思議なくらいに冷静だった。美沙子の状況を観察しながら、それでも腰の動きは止めない。いつもなら、すぐにおれも射精を堪えられなくなるのに、今日は完全に自分でコントロールできるような気がした。
「お願いします、もう、もうだめです。おかしくなっちゃいます。許して、ご主人様。いや、ああ、また、また来てる。またイッちゃいます。だめ、だめ、あっ、あああっ」
おれは、真っ赤に染まっている美沙子の尻をさらに叩いた。
パシーン!
激しく貫かれながら、はれ上がって熱を持っている尻肉を叩かれる苦痛に、美沙子は仰け反る。そしてそれは彼女に強烈な快感をもたらしたようだ。
「ひいいいっ!」
狂ったような叫び声が上がり、美沙子は身をよじった。媚肉がキュッとおれのペニスを絞めつけた。さすがにたまらず、おれも射精した。熱い液体が体の奥から勢いよく噴き出していく快感。おれと美沙子は、ほぼ同時に絶頂に達した。そして折り重なるようにして、ベッドに倒れ込んだ。
射精しても、おれのペニスはいつまでも、硬さを失わない。ずっと挿入したままだった。
「ご、ご主人様、すごいです……」
汗まみれになって、息を荒げながら、美沙子がおれを振り向く。
綺麗だと思った。美沙子は、おれが知っている全ての女性の中で一番美しいと思った。抑えきれない感情が吹き上げてくる。
美沙子がおれを見ながら言う。
「ああ、ご主人様。美沙子はご主人様の物です。美沙子を、もっと、もっといっぱいいじめて下さい」
おれは美沙子にキスをして、言った。正直な気持ちを美沙子に言いたかった。
「おれは本当に美沙子が好きだ。もう、ご主人様とか奴隷とか、どうでもいいよ。美沙子が好きなんだよ! ずっといっしょにいたいんだよ」
気恥ずかしいが、それはおれの本当の気持ちだった。おれは美沙子を愛しているのだ。美沙子と愛しあいたいのだ。
そのおれの告白に、美沙子は狂喜してくれる、はずだった。
「ありがとうございます。うれしいです、ご主人様」
その言葉と裏腹にスッと美沙子の表情から一瞬、熱が冷めたように思えた。でも、おれはそれに気づかないふりをして、さらに言った。
「おれは、美沙子と普通に愛しあいたいよ。奴隷とかご主人様とか、そういう上下関係とかいらないから、普通のセックスをしようよ。おれ、美沙子の恋人になりたいんだ」
感情が噴きあげて止まらなかった。もともとは弱みを握ったことから無理矢理に関係を迫ったのだが、今は美沙子もおれの責めに夢中だった。自分から責めを求めてくる。おれの従順な奴隷となっている。でも、おれはもう本当に美沙子のことが好きになっていた。ただの性欲処理の奴隷ではないのだ。一番大切な女性だと感じるのだ。
「いえ、そんな、とんでもないです。美沙子はご主人様の奴隷です。もっともっといじめて下さい。ご主人様の性欲処理の肉奴隷で構わないんです。ご主人様が望むことを全て受け入れたいんです」
「じゃあ、普通にセックスしてくれよ。おれのことを抱きしめてくれよ」
「そ、それは……」
その時の、美沙子の冷たい目を、おれは忘れることは出来なかった。
(続く)
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