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全ての国民は2年間、国に全てを捧げて奉仕する義務がある――。日本によく似た、しかし異なる某国で「奉仕者」の立場に転落した女たちが辿る、絶対服従の日々。飼育・調教が法律によって認められた世界で繰り広げられる、異色エロティックロマン!
英里子のショーツが足首から離れた。もう英里子は真っ赤な首輪以外は何一つ身につけていない生まれたままの姿だった。左手で胸を、右手で股間を隠し、身体を縮こませ、男たちのいやらしい視線から逃れようとしているが、その小さな尻は丸出しになっている。ボリュームこそないが、瑞々しく柔らかなそのフォルムは可愛らしく、魅力的だった。
「両手をあげなさい、英里子」
田辺首相が命令した。英里子を取り囲んだ男たちから歓声があがる。
「は、はい……」
しかし、英里子はなかなか手をどかすことが出来なかった。今ですら気を失ってしまいそうに恥ずかしいのだ。これで全てを晒してしまったら、自分はどうなってしまうのだろう。今まで、心をときめかせた男性にも肌を見せたことがないのだ。それをこんなに大勢の男たちの前で晒さなければならないとは……。
「早くしなさい。言うことが聞けないようだと……」
田辺は英里子を睨んだ。歴代の中で最も影の薄い首相とまでいわれていた田辺だが、それでも政権与党の凄まじい政治抗争を生き抜いてきた男だ。その目には、それなりの凄みもある。英里子は、言うことを聞くしかなかった。
「すいません……」
英里子は意を決して、両手をゆっくりと胸と股間から離して、肩の位置まで上げた。英里子の乳房も、そして股間も男たちの前に丸見えになった。
それはなんとも美しい裸身だった。無駄な肉は一切ついていないのだが、それでいて貧弱さは感じさせない滑らかな曲線。何よりもミルクをとかしたようなすべすべとした真っ白な肌が男たちを魅了する。
そして視線が集中したのは、そのほっそりとした二つの太腿が合わさる付け根の部分。剥き出しにされた股間だった。真っ白な下腹部の中心に走る肉の亀裂。淡い煙のようにうっすらと生えた繊毛は、それを隠す役目は果たしていない。
「もっと足を左右に開くんだ。肩幅くらいに」
「は、はい……」
諦めたように、英里子は田辺の言葉に従い、おずおずと足を左右に開いていく。股間の亀裂がさらに剥き出しになる。
「腕は頭の後ろで組むんだ」
「はい」
それは無抵抗な奴隷のポーズだった。英里子は男たちの前に裸身の全てを晒し、何一つ抵抗することはできない。
「ううむ、美しいな」
「まるで妖精のようじゃないか」
「あのおっぱいの可愛らしいこと」
男たちは口々に英里子の裸身の美しさを称える。しかし、どんな褒め言葉も、英里子に取っては羞恥をかきたてる凶器でしかない。
しかし田辺はさらに英里子を羞恥のどん底へと突き落とす。
「世界各国の首脳のみなさまに、ヌードを見てもらえてうれしいか、英里子。でも、もっとよく見てもらいたいだろう?」
「は、はい……」
英里子は、これから自分が何をやらなければいけないのかわかっている。ここへ連れてこられる前に、何をするのかは教えられている。それは一人の女として、あまりに屈辱的なことだった。
しかし、今夜一晩を我慢すれば、二年間の奉仕期間を免除されるという条件は、英里子にとっては魅力的だったのだ。
ハリウッドで成功を収め、これから世界的な女優として羽ばたこうとしていた矢先に英里子の元に届けられた「赤紙」。この大事な時期に二年間を「奴隷」として過ごさなければならないのは損失が大きすぎる。だから、政府が内密に出してきた、この交換条件を英里子は飲んだのだ。
今日一日だけ、死んだ気になって耐えるのよ、英里子。もし、奴隷になったら、二年間も地獄が続くんだから、それに比べれば、なんてこと、ないはずじゃない……。
意識が遠のいてしまいそうなほどの羞恥と戦いながら、英里子は心の中で自分を励ます。
「く、黒沢英里子は、各国首脳のみなさまに、もっと恥ずかしい姿を、見て、もらいたいです……」
「ほう、これ以上恥ずかしい姿を見せてくれるのですか、ミス英里子」
「それは楽しみだ。いったいどんなことをして、我々を歓迎してくれるのかな」
精力的な顔つきをした欧州の首脳たちが、ニヤニヤ笑いながら、英里子に話しかける。
「……はい。ごらん、ご覧下さい」
英里子は目をつぶり、天を仰ぐと、思い切ったようにくるりと後ろを向いた。そして身体を前に倒す。
「おおっ」
男たちがどよめいた。
英里子は右手で右足首を、左手で左足首を掴んだ。すると身体を二つ折りにして、腰を突き出す姿勢となる。足は肩幅ほどに開いているので、英里子の恥ずかしい部分は、後ろから丸見えになるのだ。
「あ、ああ……」
目をつぶっていても、男たちの視線がどこへ集中しているのか、英里子にはわかる。物心ついてからは、誰にも見せたことのない、見せてはいけないと思っていた恥ずかしい二つの穴。それを、たくさんの男たちの目の前に晒しているのだ。思わず、声が漏れてしまう。頭が極限の羞恥にクラクラしてしまう。
「これは、すごい……」
「なんて可愛らしいんだ。こんな可愛らしいプッシーは初めて見たぞ」
「いや、その上のアヌスを見ろよ。とても排泄器官だとは思えないような美しさじゃないか!」
男たちは英里子のその部分に近づいて、覗き込む。誰もが目を血走らせ、鼻息を荒くしている。
確かに、英里子の肉裂と窄まりは、その顔立ちに相応しい清楚な佇まいだった。ぴったりと口を閉ざした陰唇は、小さく薄く、型崩れも全くない淡いピンク色。ふっくらと盛り上がった恥丘の中に半ば埋もれている。
そして、その上の窄まりもまた可憐だった。全く色素沈着のない小さな菊門。皺の数も少なく、ツルンとした印象だ。もちろんその周りには一本の毛も生えていない。
「ああ、そんな近くから、ご覧に、ならないで……」
男たちの荒い鼻息を、その部分に感じて、英里子は思わず哀願する。男たちの視線が自分の最も恥ずかしい部分に浴びせられているのだ。身体がカッと熱くなる。
それは英里子の24年間の人生の中で、一度も感じたことのない感覚だった。身体の奥から、何かが溢れ出していくような気がした。
その変化に、田辺は目ざとく気づいた。
「まだ、みなさんはよく見えないようだぞ、英里子」
「え……。そんな。これ以上はどうすれば……」
「自分の指で開いてごらん。お尻の肉を左右いっぱいに広げるんだ」
「ひ、それは……」
今でも死んでしまいそうなほどに恥ずかしいのに、田辺はそれ以上の羞恥を要求してくる。自分で、広げるなどと、英里子に出来るはずがない。
「できないのか? 今までやったことが、全部ムダになってしまうぞ」
田辺が耳元で囁いた。
「ひ、ひどい……」
「さぁ、早くやるんだ」
「はい……」
英里子は足首から手を離して上へ持っていく。そして自らの尻肉に手をかける。
「ああ、神様……」
そうつぶやき、一瞬の躊躇の後に、尻肉をつかんで左右に押し開いた。男たちが再びどよめく。それはあまりに、あられもない姿だった。世界中でその清楚な美しさを讃えられる女優が、全裸で尻を付き出し、さらには自らの手で尻肉を割り開いているのだ。
その窄まりは皺が伸びてしまうほどに広げられ、内側の粘膜まで顔を覗かせている。そしてそれに連れられるように、さっきまでぴったりと口を閉ざしていた肉唇も、左右に開いてしまう。
淡桃色の内壁が剥き出しになった。そしてそこは、キラキラと濡れ光っていたのだ。
「おお、濡れているじゃないか」
「ミス英里子は、我々に見られて、感じてしまっているというのか」
「まだ触ってもいないのに、ふふふ……」
男たちに指摘されて、英里子は初めて自分がその部分を濡らしていることに気づく。
「ち、ちがいます……、これは……」
「ここまでびしょびしょにしておいて、違うはないでしょう。あなたは、見られるだけで濡れてしまう、いやらしい女なんですね」
「ちがいます、ちがうんです」
思わず英里子は手を離して、尻肉を閉じようとする。しかし、田辺はそれを許さない。
「手を離したらダメだろう」
パシィッと乾いた音が響いた。
「ひぃっ!」
田辺が思い切り、英里子の尻肉をスパンキングしたのだ。
「ふふふ、いい感触だ」
田辺はさらに叩く。
「や、やめて下さいっ。ああっ」
白い尻が赤く染まる。
「わかりました。ちゃんと開きます。だから、もう許して……」
英里子は涙を流しながら許しを乞い、そして再び自らの手で尻肉を広げた。
「おや、さっきよりも濡れが激しくなったようだぞ」
「本当だ。ミス英里子は、お尻を叩かれて感じてしまったのかな。それじゃ、まるでマゾだな」
「失礼なことを言ってはいけませんよ。黒沢英里子ともあろう人が、マゾなんて変態のはずがないですよ。ねぇ」
「ちがいます、ちがうんです……」
英里子はうわ言のように繰り替えずが、男たちが指摘するように、その内側はさっきよりもさらに激しく濡れていた。
「ふふふ、みなさんにも喜んでいただけているようですな」
モニターを見ながら、北尾は満足そうにつぶやく。
「ええ、黒沢英里子は外国人にも人気が高いですからね。これは素晴らしい人選でしたよ、北尾事務次官」
一緒にいるのは外務大臣の永井だった。「裏」サミットがどうやら成功しそうということに、胸をなで下ろしている。
「この後にそれぞれの首脳に接待させるドールの準備はもうできているんですかな」
「ええ、抜かりはありませんよ。一人ひとりの趣味に合わせたドールを各部屋に待機させています。そしてウィルソン大統領には、英里子をつけるつもりです」
「えっ、黒沢英里子を!」
「ええ。やはり、ウィルソン大統領は我が国にとって一番重要な人ですからね。英里子には、ちゃんとそこまで納得させています」
「しかし、英里子さんはまだ処女なんですよね。ということはウィルソン大統領は、彼女の処女を……」
「羨ましいですか、大臣?」
「いや、その……」
「最もウィルソン大統領だけ特別扱いしたことが他の国にばれると、色々面倒ですからね、これは秘密にして下さい」
「もちろんです」
そう言いながらも、永井が英里子の処女喪失シーンを想像しているのは明らかだった。
東京国の奴隷による外交は確実な成果をあげていた。経済界も政界も、世界中の要人は全て東京国に弱みを握られているも同然だった。
しかし、それによって東京国の外交を有利にするということが北尾の本当の目的ではない。それはあくまでも副次的なものだ。
北尾は自分の本当の意味での師である相楽健吉に心の中で話しかける。
「相楽先生、まもなくですよ」
(続く)
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12.04.09更新 |
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