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第5章 公務奴隷・真紀【7】

「さぁ、いつものポーズをとるんだ、真弓」

宮本がそういうと、すっぱだかの真弓は唇を噛んで少しだけうつむいた。

「今日も、またお尻をいじめるんですね……」
「そうだ。うれしいだろ?」

真弓は答えずに、くるりと宮本に背を向けると、体を前に倒した。脚を肩幅ほどに開き、腰が突き出される。女として、最も隠しておきたい部分が、なにもかも丸見えになる。肉の薄い華奢な尻の谷間の小さな窄まりと、ほとんど陰毛の生えていない可憐な裂け目。そんなところを自ら男の目の前にさらけ出さなければならない恥ずかしさに、フルフルと微かに震えている。

しかし、宮本は容赦しない。

「ちゃんと指で開かないとダメだろう?」
「は、はい……」

真弓は目をつぶり、ゆっくりと両手を後ろに回した。震える指で、自らの尻肉を左右に広げた。すでに剥き出しになっていた窄まりが、さらに押し広げられ、皺が引き伸ばされる。ほとんど色素沈着のない菊花の、桃色の内側までもが露になった。つられて、その下の肉の亀裂も口を開く。薄い肉唇の間に、鮮やかなサーモンピンクの粘膜が顔を覗かせている。

「そのままじっとしていろよ、真弓」

宮本は、そんな屈辱的な状態の真弓の股間へと顔を近づける。十代の少女ならではの、瑞々しい肌。シミひとつないその白い尻は、まだ成熟しきっておらず、痛々しさすら感じさせる。

「ああっ!」

真弓は悲鳴をあげた。宮本が真弓の菊花に舌を這わせたからだ。窄まりの中心をペロペロと舐め回す。その刺激に思わず声が出る。

真弓は特別奉仕室で奉仕するようになって二カ月になる。もともと発育が遅く、年齢よりも幼く見える真弓は、16歳で奉仕者に選ばれたものの、入札が入らずに公務奉仕者として、この第八特殊収容所へと送られてきた。未成年の反体制思想者が集められたこの収容所では、幼児体型で貧弱な肉体であっても同世代ということで、需要は大きかった。そのため、素行の優秀な者、あるいは何か功績を残した者への褒美として真弓は使われた。

しかし、実際には収容者へ奉仕することは、月に何度あるかどうか。真弓の主な仕事は、少女嗜好のある公務員への奉仕。はっきり言えば、所長の私用奴隷だった。

所長は、真弓にスクール水着やブルマーといった服を着せ、年齢よりも幼く見えるようにしてのプレイを好んだ。実際、小柄な真弓はそうした格好をすると、本当に小学生のように見え、所長を喜ばせた。

同世代である若い収容者たちのセックスは、ひたすら荒々しかった。その一方、所長は二人きりになると人が変わったように、真弓を人形のように可愛がり、全身を撫で回したり舐めまわしたりし、挿入行為はほとんど行ナわなかった。

そのどちらも、性的にも未熟だった真弓にとっては辛いばかりの体験だった。好きでもない相手に肉体を弄ばれるのは、不快だった。それでも真弓は奴隷なのだ。自分の身を守るため意志を殺し、従順に男たちに奉仕した。

そんな真弓にとって一番辛いのが、少し前から週に一回訪れる宮本への奉仕の時間だった。最初に宮本の顔を見た時は、同じくらいの年齢で、おとなしそうな少年だと、内心ではホッとしていたのだが、すぐにそれは大きな間違いだったと思い知らされた。

宮本は、ひたすら真弓を辱めることで性欲を満たした。真弓に恥ずかしいポーズを取らせ、恥ずかしい行動を取らせ、恥ずかしい言葉を口にさせた。そしてそれをネチネチと言葉で嬲り、真弓の羞恥心をかきたてた。

真弓にとって、特に抵抗があったのは、彼が肛門に強い興味を持っていることだった。それまで奉仕してきた中で、真弓のその部分を性の対象にした者は一人としていなかった。また真弓は、そんなところに興味を持つ者がいるなどと考えたこともなかった。

しかし、宮本は真弓の肛門を執拗なまでに狙ってきた。真弓が、今とらされているポーズは、二人のプレイの基本姿勢だった。真弓はいつも、こうやって自分で自分の窄まりを広げるという破廉恥極まりないポーズをとらされ、そして宮本はその開ききった恥ずかしい穴をゆっくりと愛撫する。

そして、身も世もないように羞じらうその態度が宮本をさらに喜ばせていることに、真弓は気づいていない。

初めて浣腸され、宮本の目の前で泣きながら排泄させられた時は死んだほうがましだと思うほど恥ずかしかった。

そして、その様を見た宮本は、そのまま射精してしまったほどに興奮したのだった。

「ああ……、ああ……」

宮本の舌先が菊花の中へと侵入してくる。ヌメヌメとした宮本の舌が敏感な粘膜を刺激する。同時に宮本は、手を前に伸ばして、真弓の小さな乳首と、敏感な蕾を指先で嬲る。

「あん、ああっ、だめ……」

全身の力が抜けてしまいそうになり、膝がガクンと折れる。

「しっかり立っていろ!」

宮本はそう言って、真弓の小さな尻をパチンと叩いた。

「は、はいっ!」

真弓は必死に姿勢を直そうとする。しかし、元々が無理な姿勢な上に、力が入らない。ガクガク腰が震える。

「あ、ああ……」

体の奥が熱くなってきていた。真弓は認めたくなかった。認められるはずがない。自分が体の中で最も恥ずかしい器官である肛門を舐められて快感を覚えていることなど。

しかし宮本はそんな真弓の心を見透かしたように言った。

「ずいぶんお尻の穴で感じるようになってきたみたいだな」
「そ、そんなことありません! 恥ずかしくて、気持ち悪いだけです」

真弓は即座に反論した。そんなはずがない、自分は変態ではないのだから、と。

「じゃあ、どうしてここがこうなってるんだ、真弓?」

宮本は、股間の肉裂に指を沈め、そしてかき回した。そこはすでに十分な湿り気を帯びていて、クチュクチュと卑猥な音を立てた。

「もうこんなにトロトロじゃないか」
「ああっ、そ、それは……」

宮本は指先にたっぷりと蜜をからめて、引き抜いた。ツーッと糸が引いた。その指を真弓に見せつける。

「どうしてこんなに濡れてるんだって聞いてるんだよ」

目の前に突き出された宮本の指は、しっかりと濡れ光っていた。真弓は目をつぶって、イヤイヤと頭を振る。自分がどれだけ濡れてしまっているのか、そんなことは十分わかっているのだ。

「ほら、お尻はこっちだ」

宮本は真弓の尻をピシャピシャと叩いて、腰の向きを少しだけ変えさせた。チラチラと後ろを見て、何かを気にしているようだ。

「しっかり尻肉を開いていろよ」
「ああ……」

言われて真弓はギュっと自らの尻肉をつかみ、さらに左右に押し開いた。広げられた谷間の中央で、宮本の唾液で濡れ光る菊花が、恥ずかしそうに震えていた。

「物欲しそうにヒクヒクしてるよ、真弓」
「そ、そんなわけない、です……」

宮本は人差し指の先端をそっとその中心に触れさせた。

「あっ」

そしてゆっくりと沈めていく。真弓は必死に力を入れてすぼめたが、十分に舐めほぐされている菊花は、愛液でヌルヌルになっている指先を、スムースに受け入れてしまう。

「いやぁ、ああっ」

指は左右に錐揉みしながらドリルのように、内部へ侵入していく。少しずつ、少しずつ、宮本の指は真弓の体内へと消えていく。

「あっ、あっ、ああっ」

真弓の悲鳴が、少しずつ甘いものへと変わりつつあるのを、宮本は聞き逃さず、にやりと笑った。
第二関節まで沈めると、今度は中で折り曲げたりして、指を動かす。

「いやぁ、だめ、だめ、動かさないでぇ」

宮本は再び、真弓の尻肉を叩いた。パシンと薄い肉の音。

「ひッ!」
「うるさい、だまっていろ」
「は、はい……」

尻を叩いた拍子に、宮本の指はさらに奥まで挿入されてしまう。

真弓が宮本に奉仕に来たのは、これで4回目だった。宮本は、毎回こうやって、真弓の肛門を調教していた。決して焦らず、乱暴に指を突っ込むようなことはしなかった。

最初は痛くて不快なだけだったこの肛門への指挿入だが、次第に何か妖しい感覚を真弓は感じるようになっていた。しかし、真弓は必死にその感覚を否定した。理性で押し込めようとしていた。

「どうした? お尻の穴に指を入れられて、そんなに気持ちいいのか?」
「そんなこと、ありません……」
「そうだよな、お尻の穴なんかで感じるのは変態だもんな」
「……」

宮本は指をゆっくり前後に動かし始めた。少女の可憐な窄まりから指が出たり入ったりするその光景は、卑猥極まりない。

「ああっ、だめ、そんなこと、やめて……」

ズッ、ズッ。宮本の指の動きは少しづつ早くなっていく。それに合わせるように真弓の悲鳴も早く、短くなる。

「あっ、あっ、あっ」

体が裏返ってしまいそうな感覚。体の奥から熱いものが込み上げてくる。

だめ、こんなことで、気持ちよくなるなんて、おかしい。感じちゃだめ……。

真弓は自分に言い聞かせるが、指の動きが激しくなるにつれ、その感覚はどんどん大きくなっていく。

宮本はそんな真弓の反応を観察しつつも、決して焦ることなく、動きに強弱をつけ、焦らすように高めていく。快感が高まりきりそうになると、弱める、そしてまた高まらせるということを繰り返した。

真弓が屈服の言葉を口にしたのは、それから間もなくだった。

「お願い……。もう意地悪しないで、下さい」
「意地悪って何のことだい?」
「もう、……いかせて、下さい……」
「イクって、まさかお尻の穴を指でほじくられて、イッちゃうのか、真弓は?」
「……」
「まさか、そんな変態じゃないよな」
「……」
「お尻の穴で感じる変態なのか、真弓は?」
「……はい」

真弓は小さな声で、そう言った。

「聞こえないよ。はっきり言ってごらん。真弓は、お尻の穴で感じる変態だって」

その時、真弓の心の中で、何かがポッキリと折れた。

「はい。真弓はお尻の穴で感じる変態なんです。だから、だから……」
「よく言えたね。そうだね、真弓はお尻の穴をこうされるのが好きなんだよね」

宮本は急に激しく指を動かした。それは真弓に強烈な快感をもたらした。

「ああっ、ああっ、イッちゃう。イッちゃいます。真弓、お尻の穴で、イッちゃいます」

真弓は絶叫して、体をブルッと震わせ、そして崩れ落ちた。
宮本はその様を見て、苦笑いすると、くるりと後ろを振り向いた。そこには壁に造り付けの棚があるだけだった。

「どうです? こんな感じですけど。気に入っていただけましたか、北尾事務次官」

宮本は、棚の中にある時計に向かってそう言った。

「ここから、ずっと見てるんでしょ? わかりますよ」

そして時計の文字盤に空いている小さな穴を指で塞いだ。そこには小さなレンズがはめ込まれているようだった。

(続く)

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10.05.10更新 | WEBスナイパー  >  赤い首輪
文=小林電人 |