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全ての国民は2年間、国に全てを捧げて奉仕する義務がある――。日本によく似た、しかし異なる某国で「奉仕者」の立場に転落した女たちが辿る、絶対服従の日々。飼育・調教が法律によって認められた世界で繰り広げられる、
異色エロティックロマン!日本共和国と東京国は、数十年に渡って戦争状態にある。とはいえ二つの国に分裂してから実際に本格的な交戦をしたことはない。時折緊張が高まるものの、それ以上に発展することはなかった。
当然、正式な国交はないが、第三国を経由した民間レベルでの通商は少なからず行なわれている。
国力としては日本共和国に遥かに劣る東京国だが、先端テクノロジーや文化では常にリードしている。そのため、東京国の衣料品は共和国ではもてはやされ、その輸入を手がけるものは、大きな財を築いていた。
向こう側とのパイプが重要となる共和国への商売に新規参入するには、かなりの努力が必要だった。キハラのような小さく若い会社がそこへ潜り込めたのは奇跡だ。もちろん、そこに至るまでに、長い時間をかけての賄賂工作があったことは言うまでもないが。
そして、キハラの手掛けるブランドの靴下を、共和国の実質的独裁者である鈴木太郎将軍が気に入るというチャンスが訪れた。デザインと通気性にすぐれたキハラの靴下に変えてから将軍の持病である水虫の症状が劇的によくなったというのだ。実際にキハラの靴下の効果かどうかはわからないが、将軍はそう信じ、靴下はキハラだと決めるに至った。そして将軍のご機嫌をとりたい党の上層部が、こぞってキハラを履き、その人気はやがて一般層にも広がりつつあった。
キハラは共和国に本格的に進出することとなった。そして、その社長である木原の渡日が実現したのだ。
木原は将軍の名のもとに招かれることとなった。それは国賓扱いされるという意味だった。実際に鈴木将軍に会うことは出来ないようだったが、そのもてなしは素晴らしいものだった。
最高のホテルが用意され、多くのパーティに招かれた。そのパーティのひとつで、木原は党の次世代の有力者とも目される佐藤啓一と親しくなれた。将軍の右腕とも言われる佐藤国務委員長の孫であり、近頃めきめきと頭角を現わした存在だった。
年齢の近い木原とは、東京のロックバンドの話題で意気投合した。
「そうですか、フィリップスは解散してしまいましたか」
「ええ、活動休止ということになってはいますが、実質的には解散のようですね。しかし、佐藤さんがそんなに東京のロックバンドに詳しいとは、驚きました」
「いちおう表向きは『敵性音楽』ということになってはいるんですがね。日本にもいいバンドはたくさんあるんですが、やっぱりまだまだ東京にはかなわないですよ」
「では、今度、フィリップスの秘蔵ライブ映像をさしあげますよ。ちょっと関係者に知り合いがいまして、特別に入手できたものなのですが」
「それはうれしいな」
パーティも終わりに近づいた頃、啓一が少し声をひそめて、木原に話しかけた。
「ところで木原さんは、女のほうはお好きなんですか?」
木原はニヤリと笑い返す。
「ええ、それはもちろん。こちらに来てから、毎晩接待していただいてます。日本の女の子は、可愛らしくていいですね」
「いやいや、東京の女の子にはかないませんよ」
木原はその言葉に、表情を変えた。
「東京の子って……。ドールですか?」
「ええ。ご存知なんでしょう?」
「いや、噂では聞いていましたが、本当なんだ。日本にドールを輸出しているというのは……」
「ふふふ、まぁ、将軍への貢物としてなんですけどね。実は私もひとりドールを飼っているんですよ。何しろ、将軍は飽きっぽい人でね。責め殺すか、さもなければ飽きて次の新しいドールを欲しがるんです。私の飼っているドールは、かなり気に入っていたようなんですが、一度体を壊してしまった時に、将軍の熱が冷めてしまったみたいで、私が引き取ることに……。おっと、ちょっと話すぎましたね」
啓一は意味ありげな笑顔を見せた。ドールを払い下げられるほど、自分は将軍に気に入られているのだと言外に語っているのだ。
「木原さんもアナルマニアだとは知りませんでしたよ。ふふふ、そんなところまで趣味が同じとはね」
木原は、パーティの後に啓一の別宅へと招かれた。酒量で男の価値を図るという気質の強い共和国のパーティでは、いつもかなり飲まされてしまうのだが、ふたりともまだまだ体力には自信のある三十代。足取りひとつふらついていなかった。
「僕は、お客さんと一緒にプレイするのが好きでね。もちろんよほど気を許した人に限りますよ」
そう言いながら、別宅へと啓一は入っていった。ドールと遊ぶためだけの隠れ家ということだが、かなり立派な邸宅であり、この国での彼の地位と権力を木原に実感させた。
「おかえりなさいませ、ご主人様」
玄関で、全裸の女性が土下座をして迎えている。首には真っ赤な首輪があった。
「今日はお客さんを連れてきたよ。なんと東京から来た木原さんだ」
東京という言葉に、女の背中がピクリと反応したようだった。そして顔をあげて、木原を見る。
「遠いところから、いらっしゃいませ」
「僕のドールの穂奈美だ。どうだい、なかなかいい女だろう?」
木原は、その女、穂奈美の顔に見覚えがあった。誰だろう、と記憶を探るがはっきりとは思い出せなかった。穂奈美のほうは、木原の顔を知らないようだ。
「知っているかもしれないけれど、将軍は無類のアナルマニアでね。その趣味が同じだったことで、僕も覚えがいいんだ。ずいぶん一緒に、この穂奈美を責めたものさ。なぁ、穂奈美」
穂奈美は恥ずかしそうな微笑を浮かべる。
美しい女だった。胸も尻も大きく、それでいてしっかりとしたくびれもある。肌はミルクを溶かしたかのように白くねっとりとしていた。グラマラスな肉付きなのに、どこか線が細い印象がある。一度、体を壊したと言っていたが、そのせいかもしれない。
「あ、あ、ああ……。も、もう、木原様のものを頂きたいです……」
息も切れ切れに、穂奈美はうめいた。自ら開いた脚を抱え込み、恥ずかしい部分をすべて木原の前にさらけ出している格好だ。後ろから啓一が抱きかかえ、その豊かで形よく盛り上がった乳房を揉んでいる。三人とも全裸でベッドの上にいた。
「さぁ、一発ぶち込んでやってくださいよ、木原さん。穂奈美のお尻の穴の味は、格別ですよ」
木原は頷くと、はちきれそうにまで固く膨らんだペニスを、そっと穂奈美の窄まりの中央に押し当てた。先端が触れただけで、その部分は口を開き、飲み込もうと待ち構える。
「あ、ああ、熱いです。早く、木原様のをいただきたいです……」
窄まりのすぐ上でヒクヒクと震えててる肉裂からは、とめどなく愛液が流れ落ちてくる。
木原はペニスの先端を沈めた。
「あ、ああっ」
「う、うう?!」
穂奈美と同時に、木原も声をあげてしまった。今まで体験したことのない、未知の感触が木原のペニスに訪れたのだ。
強烈な締めつけとともに、ヌメヌメとした粘膜が絡み付いてくる。複雑な動きで、ペニスを締め上げる。
「なんだ、これは……」
木原もこれまでにたくさんの女とアナルファックを経験してきた。そして女の肛門というものは、締めつけこそ強力だが、内部の感触自体は意外に単調なものだということも知っていた。感触でいえば、膣の複雑さには敵わない。所詮は排泄目的の器官なのだから。しかし、それでも木原がアナルファックにこだわるのは、やはり精神的な満足感が大きい。こんなところを犯しているという、アブノーマルな気分が快感を倍増させるのだ。
結局のところ、アナルファックとはそういうものだ。木原はそう思っていたのだが、今、体験している感覚はまったく違った。
絶妙に強弱をつけての締めつけ。からみつき、まとわりつき、包みこむ腸壁の感触。それは膣のそれを上回る快感だった。
そして、そこにペニスを受け入れるということで、穂奈美自身も激しい快感を得ているようだった。
これが、ドールとして磨きあげられ、鈴木将軍を虜にしたアナルなのか……。
自然と木原の腰の動きも速くなっていき、それに合わせるように穂奈美の腰も複雑な動きを見せた。
「ああっ、木原様、気持ちいいです。お尻、お尻でイキます。ああっ」
絶叫する穂奈美の口を塞ぐように、後ろから啓一がキスをした。穂奈美は貪欲に舌をからめていく。
「ううっ!」
あまりの快感に耐えきれなくなった木原は、挿入して5分も経たずに精を放った。自分でもびっくりするほどの量の精液が穂奈美の腸内へと注ぎ込まれた。
木原の射精と同時に穂奈美も絶頂に達していた。穂奈美は、どんな時でも、相手と同時にエクスタシーに達することが出来るようになっていたのだ。
それから、啓一と交互に、もう一度穂奈美のアナルを犯した。男を虜にする肉体とは、このことだと思った。
奉仕奴隷の中から、優秀な者は再調教されて海外へと輸出される。それは世界中の要人の間で、最高級の貢物とされ、東京国の外交の最大の武器となっている……。そんな噂を聞いたことはあったが、都市伝説の類かと真に受けてはいなかった。
しかし、穂奈美の肉体を知ると、それが本当なのだと実感した。これは確かに、外交を左右しかねない最高の武器だろう。
啓一がシャワーを浴びにいくと、残った穂奈美は、その間も木原のペニスを丁寧に舐めあげた。自分の体内に挿入した汚れを落とすかのように。
一生懸命に自分の股間に奉仕する穂奈美の顔をみているうちに、木原は思い出した。そうだ、この子だ。あの人が写真で見せてくれたあの子だ。
「君、東京で森元さんに奉仕していなかったか?」
その名前を聞いて、穂奈美の舌の動きが止まった。
「森元、様……」
穂奈美のそのつぶやきを聞いて木原は確信する。
「やっぱりそうか。森元さん、君のことが忘れられずに、奉仕期間が終わった後も、探してたみたいなんだよ」
森元は、仕事上の古い先輩だった。妻を事故で失ったショックで、会社を辞めてからは全く連絡がとれなくなったが、何年か後に木原が立ち上げた新会社を訪ねてきたことがあった。
明らかにやつれた顔で、森元は木原に一枚の写真を見せた。
「この子、見たことないか?」
奉仕期間が終わった後に、奉仕者と接触を求めることは国民奉仕法で固く禁じられている。そして動画や写真など、奉仕者の記録を保存することも禁じられている。
穂奈美のことが、どうしても忘れられない森元は、彼女を捜し歩いていたのだ。しかし、それはあまりに危険な行為だった。
しばらくして、彼が逮捕されたという噂を聞いた。当然予測された結末だった。
「森元さん、君のことが忘れられなかったみたいだよ」
「いえ、私は東京にいた頃のことは覚えておりませんので……」
穂奈美はそう言って、再び木原のペニスに奉仕を開始した。
「東京のこと、思い出したりしないのか?」
穂奈美は、黙って舌を動かしていたが、少ししてから顔を上げ、木原に向かって、笑顔を見せた。
「世界平和のためですから」
そうして、木原の股間に顔を埋めて、奉仕を再開した。
(続く)
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