毎週月曜日更新!
全ての国民は2年間、国に全てを捧げて奉仕する義務がある――。日本によく似た、しかし異なる某国で「奉仕者」の立場に転落した女たちが辿る、絶対服従の日々。飼育・調教が法律によって認められた世界で繰り広げられる、異色エロティックロマン!
「ああっ……、う、う、う……」
まるで妊婦のように膨れ上がった穂奈美の下腹部が波打つ。白い肌は汗で濡れ光っている。息をするのも苦しく、切れ切れの喘ぎ声が漏れるだけだ。
「ふふふ、まだまだ宴は続きますからね。皆さんがご飲食を楽しんでいる時に、不潔なものをお見せするわけにはいかないでしょう。我慢してくださいよ」
広間の中央で両腕を吊られている穂奈美の裸身を眺めながら、鈴木太郎将軍は楽しげに言った。つま先立ちでかろうじて届く高さまで腕を引き上げられているため、その体はまっすぐに引き伸ばされる。豊かな乳房も尻も、そして膨らんだ下腹部も、会場の客たちの視線に晒されている。ただし、足は拘束されていなかったために、ぴったりと腿を閉じ、最も恥ずかしい部分は、かろうじて隠されていた。しかし、限界を超えた便意を耐えようとする脚のクネクネとした動きは、なんともエロティックな見世物だった。
3リットルを超える浣腸液を注入されて、すでに30分が過ぎている。肛虐奴隷として調教を受けている穂奈美にも、それは過酷すぎる責めだった。今にも腸が破裂してしまいそうだ。大量の浣腸液が解放を求めて、肛門へと殺到している。
しかし、穂奈美にはその苦痛から逃れる術はなかった。肛門には巨大なアナルプラグが、がっちりと咥え込まれていたのだ。それは鈴木が自らあつらえた特注の器具で、女の肛門に挿入してロックをかければ、内部で変形して、どんなに圧力がかかろうと抜けることがない。それどころか、器具の弁から追加の浣腸液を注入することまで出来た。排便制御栓と名付けたこの器具を使った責めを、鈴木は好んでいた。この責めで、これまで何人もの女を地獄に突き落としてきたのだ。
「失神したら、さらに浣腸液を追加ですよ、穂奈美さん。しっかりと耐えて下さいね。あなたのその苦悶の表情が、この宴の何よりのご馳走なのですから」
苦悶する穂奈美の前で、鈴木は満面の笑みを浮かべて、共和国が誇る特上の吟醸酒を喉に流しこむ。この男にとっては、肛門を責められて悶え苦しむ女体こそが、最高の酒のつまみとなるのだ。
会場の多くの男たちも楽しんでいた。憎むべき敵である東の国の極上の女が拷問にあえいでいる姿は、彼らの劣情をそそった。もちろん、中にはそんな変態趣味はないと内心顔をしかめる者もいたのだが、表に出すことはない。鈴木に異を唱えられる者など、この共和国には一人としていない。鈴木に睨まれたら、終わりなのだ。
穂奈美にとっては永遠とも思える時間が過ぎた。ようやく、鈴木から許しの言葉が出た。
「よく頑張りましたね、穂奈美さん。もう皆さんのお食事も終わったようですから、そろそろあなたの恥ずかしいショーを始めましょうか」
「あ、あ、ありがとう、ございます……」
途切れそうになる意識を必死につなぎとめ、穂奈美はようやくお礼の言葉を口にした。
鈴木の合図と共に、係員が天井からぶら下がった鎖から、穂奈美の手枷を外す。そして後ろ手に拘束しなおす。もう穂奈美は自分では立っていられず、倒れそうになる体を係員が支えた。
その時、広間の奥の扉が開き、何か異様な物体が運び込まれて来た。それは車輪の付いた巨大なガラスの箱だった。中には階段で登れる台があり、それをガラスの板で囲うような形状になっている。台や階段など、内部の物も全て透明なガラスだ。そして外側には、大きな液晶モニターが設置されている。
このパーティではお馴染みらしく、その異様な物体が登場しても、驚く客はいなかった。これもまた鈴木の作ったお気に入りの装置であり、そしてまた彼の権力を象徴するものでもあった。
「穂奈美さん、これがあなたのショーの舞台ですよ」
見たことのない異様な装置を前に目を見開いている穂奈美に、鈴木は自慢気に言う。
「あなたの恥ずかしい姿を、楽しむためのね。ふふふ……」
鈴木が合図をすると、係員が穂奈美の体を前屈させ、尻を突き出させた。3リットルもの浣腸液で腹が膨れ上がった穂奈美には辛い姿勢だ。うめき声が漏れる。しかし鈴木は構わずに、穂奈美の尻肉に手をかけ、押し開いた。汗まみれの豊かな肉の谷間で、無骨な異物をくわえ込んだ菊花がブルブルと震えていた。排便制御栓があまりに巨大なために、窄まりの皺が完全に伸びきっている。
「さぁ、外してあげましょう。でもここで漏らしてしまってはいけませんよ。そんなことをしたら、どうなるか。わかりますよね、穂奈美さん」
「は、はい……」
鈴木が排便制御栓のスイッチを押し、ロックを外す。内部で、挿入されている部分がスッと細くなった。穂奈美は慌てて伸びきってしまった肛門を引き締める。これだけ長時間拡張されていても、穂奈美の調教された菊花は強く窄まる力を失っていなかった。
鈴木がズルズルと穂奈美の腸内から排便制御栓を引きずり出す。しかし、穂奈美は必死に引き締めたため、浣腸液をこぼすような粗相はしない。その忍耐強さに、鈴木は少し驚いたような顔をした。
「さぁ、あなたのトイレはあのガラスの箱の中ですよ。行きなさい」
鈴木に肩を押され、穂奈美はよろよろと、運び込まれたガラスの装置へと向かった。箱には大きな扉があり、開いていた。穂奈美は箱の内部へと入る。いったいどんな装置なのか、不安もあったが、それよりも一秒でも早くこの苦痛から逃れたい気持ちのほうが大きかった。
穂奈美が中に入ると、扉が閉まった。穂奈美は巨大なガラスの中に密閉されてしまった。
「階段を登りなさい、穂奈美さん」
鈴木に命令され、穂奈美は目の前の階段をゆっくりと登る。全裸で両腕を後ろに拘束され、極限を超えた便意に耐えながらよろよろと階段を登る穂奈美の姿は、まるで13階段を登らされる死刑囚のようだった。そしてその姿は、すべてパーティ会場の客にまる見えなのだ。何しろ、箱の壁はもちろん、階段までもがガラス製なのだから。さらにご丁寧に箱の中にはいくつものカメラが仕掛けてあり、その映像は大型液晶モニターに映し出されている。これは、女の恥辱の姿を徹底して楽しむために、鈴木が作った装置なのだ。彼らはそれを「ガラスの処刑台」と呼んでいた。
階段を登り切ると、そこには二つに分かれた台があった。そこが自分の公開トイレなのだと穂奈美は知った。二つの台に足をのせて和式トイレのようにしゃがむのだ。台の間隔は穂奈美の肩幅以上に開いている。当然、思い切り両脚を広げてしゃがまないとならない。恥ずかしい部分が、何もかも丸出しになってしまう。そして、穂奈美はこれから女として最も恥ずかしい行為を晒さなければならないのだ。それも、何十人もの男たちの前で。
これまで、数えきれないほどの恥ずかしい調教を受けてきた穂奈美だが、これほどの恥辱は初めてだ。その恐ろしさにぶるぶると震えながら、二つの台を見つめた。
「どうしました? 早くそこにしゃがんで下さい、穂奈美さん」
鈴木に言われて、穂奈美は意を決して足を二つの台に乗せた。いずれにせよ、もう便意は限界なのだ。
「おおーっ」
穂奈美がしゃがみ込み、その股間を大きく開くと、大型液晶モニターにその様子がアップで映し出された。思わず、客たちの間から歓声があがる。
無毛のふっくらとした肉裂は、ほとんど色素沈着のないピンク色。陰唇も小さく愛らしい。大きく股を広げているために、肉の扉が口を開き、生々しい内壁まで顔を覗かせている。男なら劣情をそそられずにはいられない光景だった。
そしてそれ以上に男たちの視線を集めていたのが、そのすぐ後ろでブルブルと震えている窄まりだった。何十人もの男たちから合計3リットルもの浣腸を注入され、太い排便制御栓を1時間もの間咥え込まされていたとは思えないほどに、そこは可憐な佇まいを見せていた。これからすぐ後に凄まじい崩壊絵図を繰り広げるとは想像できないほどに。
「さぁ、もう遠慮はいりませんよ、穂奈美さん。東からやってきたあなたの、恥ずかしい姿を思う存分晒して下さい!」
鈴木がそう言うのと同時に、穂奈美の悲鳴があがった。
「ああっ、いやぁ!」
窄まりが一気に膨れ上がり、勢いよく薬液が放出された。そして凄まじい破裂音。まさに崩壊と呼ぶにふさわしい凄まじさだった。
「いやっ、いやっ、見ないで!」
穂奈美は思わず叫ぶ。これまでの調教の中で浣腸されて、排泄を視姦されたことは何度となくあったが、これほど多くの人の前で、しかもこんな屈辱的な装置の上での経験は初めてなのだ。何十人もの視線が自分の最も恥ずかしい姿に注がれている。限界を超える便意から解放される快感と、同時に襲いかかるとてつもない羞恥。
さらにガラスの箱の中に密閉されているため、自分の体から放たれる臭気が充満し、惨めさが何倍にもなって穂奈美を責め立てる。
自分のそんな姿を、ガラスの箱の外ではグラスを片手にした何十人もの男たちがゲラゲラ笑いながら、見世物として楽しんでいるのだ。しかも、その男たちは、恐ろしい敵だと教えられてきた国の人間なのだ。
「あっ、あっ、ああ……」
大量に注入された薬液は、いつまでも際限なく噴出し続ける。穂奈美の腸内の汚れを全て洗い流すように。
あまりの惨めさに、穂奈美は涙ぐむ。しかし、それは穂奈美の心の中に深く刻まれたマゾとしての本能を強く刺激していた。
恥辱に体が熱く燃え上がり、そして頭の中が真っ白になる。もう、何もわからなくなっていた。とらえようのない感情が、湧き上がり、そして爆発する。
勢いよく噴出を続けながら、穂奈美は全身を痙攣させた。
「ほう、排泄を見られながらイッてしまったようですよ、穂奈美さんは」
「すごいですね。排泄だけで絶頂に達するとは。なるほど、これまでのドールの中でも、かなり上玉のようですね」
「これからずいぶん楽しませてもらえそうですよ。ふふふ、東のほうにも、それなりのお礼をしてあげた方がよさそうですね」
「ふふふ、将軍も気前がよいですね」
鈴木と腹心の佐藤は、穂奈美の痴態を眺めながら会話を交わす。
「ガラスの処刑台でこれほど楽しめたのは、北村愛子さんの時以来ですね」
「ははは、それは懐かしい。確かに北村愛子の時は楽しかった。もう20年も前になりますかね」
二人は、かつて共和国に起こった政治動乱の象徴となった女闘士を思い出した。捕らえられ、処刑されたレジスタンス運動のリーダーであった北村真司の愛娘だった愛子は、二代目リーダーとして担ぎ出されたのだった。気が強く若く美しい美少女だった彼女は、ジャンヌ・ダルクのイメージに重ねられ、運動のアイコンとして多くの支持者を得たが、実質的にはなんの力も持たないお飾りに過ぎなかった。
彼女を捕らえた鈴木は、そのイメージを打ち砕くために、様々な拷問を加え、テレビでその様子を実況した。
そして、愛子のプライドが完全に崩壊したのが、このガラスの処刑台に乗せられた時だった。すべてを晒した姿で、女として最も隠しておきたい行為を全国に中継されてしまった愛子の精神は、崩壊してしまい、その後は、調教されるがままの淫乱な肉奴隷と化していった。その姿も全国に実況中継され、彼女のカリスマ性は完膚無きまでに破壊された。そして、それを機に、レジスタンス運動の火も勢いをなくし、鈴木将軍の体制は磐石なものとなったのだ。
ガラスの処刑台の中では、ようやく全てを絞りきった穂奈美が、ヒクヒクと痙攣していた。液晶モニターには、まだ浣腸液が滴っている彼女の窄まりが、大映しになっていた。
(続く)
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