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全ての国民は2年間、国に全てを捧げて奉仕する義務がある――。日本によく似た、しかし異なる某国で「奉仕者」の立場に転落した女たちが辿る、絶対服従の日々。飼育・調教が法律によって認められた世界で繰り広げられる、
異色エロティックロマン!スピアに真弓と呼ばれた女性は、ベッドを下りた。ほっそりとした手足、ほとんど膨らみのない胸と尻。あどけない顔立ち。まだ十代半ばの少女だ。そして首には、赤い首輪。
「じゃあ、早く脱ぎなさいよ、宮本。待ちきれないんでしょ」
少女……真弓は、にっこりと微笑ながら、スピア……宮本に言った。悪戯を企んでいる小悪魔のような笑顔だ。
「は、はい」
宮本はあわてて立ち上がると、服を脱いでいった。黒の袖の長いシャツと、やはり黒の皮のパンツ。どちらも体に貼りつくかのように細いので、脱ぐのには少し手間取る。
「やだぁ、もうそんなにしちゃってるの? 奴隷を調教しながら興奮してたのね」
真弓が指摘したように、宮本のペニスはブリーフを持ち上げて大きなテントを作っていた。宮本は、恥ずかしそうの前を押さえた。
「これは、その……」
「いいから、早く全部脱いで、ベッドに上がりなさいよ。本当にいやらしいんだから、宮本は」
「はい、申し訳ありません」
宮本はグレーのブリーフを引き下ろした。腹についてしまうほどペニスは勢いよく勃起している。
生まれたままの姿になった宮本は、よつんばいになってベッドの上へと上がった。真弓ほどではないが、宮本もほっそりとした体型だ。しかし、しなやかな筋肉が全身を走り、弱々しさは感じさせない。
真弓はベッドの足に鎖でつながった手枷、足枷を宮本の手足首につけていく。たちまち宮本はベッドの上でうつ伏せで大の字という格好にされてしまった。
「いい声、聞かせてね」
真弓はベッドに上がってそう言うと、宮本の背中に覆いかぶさるようにして、首筋に舌を這わせた。ピンク色の小さな舌が肌に触れた途端に、宮本は体を仰け反らせて、声を漏らした。
「う、ううっ」
その反応に、真弓は無邪気な笑みを浮かべて、さらに舌を這わせた。同時に両手の指先を脇腹のあたりに触れさせた。肌に触れるか触れないかほどの繊細なタッチ。そのくすぐったさと紙一重の快感に、宮本はさらに悶える。
真弓は嬉しそうに、それでいて真剣な表情で、宮本の背中を舐めまわしていく。舐める度、指先で触れる度に、宮本がヒクッ、ヒクッと反応するのが楽しいらしい。
真弓は唾液をたっぷり出して舐めていくので、宮本の背中はヌラヌラと濡れ光っていた。
「ああっ、うっ……」
そして真弓の舌は南下を続け、宮本の尻肉のあたりまでやってきた。
「ほら、宮本が大好きなところよ」
真弓は、宮本の尻肉をつかむと左右に大きく割り開いた。もともと体毛の濃いほうではない宮本は、その部分にも余計な毛は生えていなかった。窄まりが剥き出しになる。
「ふふふ、丸見えになっちゃったわよ、宮本のお尻の穴。やだ、ヒクヒクしてる。何、期待してるのかしら」
真弓は顔をその部分へ近づけると、唾を垂らした。ツーッと伸びたその透明な液体は、窄まりの中央へと落下した。
「うっ」
予期せぬ刺激に宮本が仰け反る。
「あはは、お尻の穴がキュッと締まったわよ、宮本。そんなに気持ちいいの? でも、そこは可愛がってあげない。我慢しなさい」
真弓は、尻の谷間に舌を這わせた。チロチロとゆっくり舐め進む。そして窄まりのすぐ近くまで行くと、そこを避けて、さらに下へと進んでいく。また、その周りを輪のように舐め回すが、中心には決して触れさせない。
「そこを舐めて欲しいんでしょ。だめよ、そんなに物欲しそうにヒクヒクさせたって。お尻の穴が感じるなんて、恥ずかしい男の子よね、宮本は。あんなに偉そうに女を調教してるのに、本当はこんなに変態なんだから」
「あ、ああ……。真弓様、早く……」
「だめ、だめ。じゃあ、その代わりにこっちを可愛がってあげるね」
真弓の舌は、その下の陰嚢へと進んだ。同時に袋の表面を軽くくすぐるように指でも刺激する。
「う、うう……」
強烈な快感が宮本を襲う。くすぐったく、全身に鳥肌がたってしまうようで、それでいて決して不快ではない。知らないうちに腰がモゾモゾと動いてしまう。
ベッドのシーツに押し付けられているペニスは、痛いほどに固く勃起している。両手両脚を拘束されている宮本にはどうすることもできない。
蟻の戸渡り、そして袋からペニスの根本にかけての敏感な部分を、真弓は指先と舌先で、丁寧に丁寧に舐めまわした。
絶頂を迎えることのない快感の連続。まるで生殺しのような愛撫に、宮本は甘いうめき声をあげるしかない。
「はぁ、はぁ、気持ち、いいです、真弓様……」
さらに真弓は太股から両の足の指の一本一本まで丁寧に舐めまわしていく。微妙な快感が蓄積されていき、宮本の頭の中は真っ白になっていく。もう何も考えられない。ただ快楽を貪るだけの存在になっていた。
そうして両脚をじっくりと愛撫した後、真弓の舌は再び股間へと戻ってきた。チロチロと舌先が陰嚢の表面を這い回る。窄まりの周囲を舐め回す。
「あ、ああ……、真弓様……、もう……」
「なあに、宮本? どうして欲しいか、言わないとわからないわ」
「う、う、う、お願いします……」
「何をお願いするの?」
「穴も、舐めて下さい……」
「どこの穴? ちゃんと言って」
「お尻の穴も、舐めて下さい」
「えー、男の子のくせに、こんなところが感じるの? 宮本って、変態なんじゃない?」
「う、う、う……。はい、変態です。だからお願いします、真弓様。お尻の穴も、舐めて下さい」
「しょうがないわね。いい声出すのよ」
真弓は、また尻肉を左右に割り開き、窄まりを剥き出しにすると、顔を埋めて舌先をそこへと伸ばした。たっぷりの唾液を塗りつけるように、窄まりを舐めた。
「ひっ、あっ、ああっ」
脳天まで電流が走ったかのような快感だった。宮本は全身を仰け反らせ、大きな声でうめいた。さっきまでよりも一オクターブほど高い声になっていた。
「き、気持ちいいで、す、真弓様」
真弓はさらにその部分を舐め続ける。皺の一本一本をなぞるように舐め、さらには舌先をドリルのようにねじ込んで舐め、と様々なバリエーションで宮本の菊花を責め続けた。そして宮本は甲高い悲鳴を上げ続けた。まるで女の子の声のようだった。
「あっ、ああっ、あああっ」
「本当に宮本はお尻の穴を舐められるのが好きなのね。でも、こっちも好きなんでしょ?」
真弓は窄まりの中に舌先を挿入しながら、手を伸ばしてシーツに押し付けられている宮本のペニスをつかんだ。いつの間にかに手にはローションが塗られている。そのヌラヌラとした指で、痛いほどに勃起したペニスの先端を刺激される。
「ひ、ひいっ!」
宮本はさらに甲高い声で叫んだ。何がなんだかわからないほどの快感の波に巻き込まれているようだ。ただ、ただ、絶叫するだけだ。
さらに宮本を追い詰めるかのように、真弓の舌と指の動きが激しくなる。うつ伏せ大の字に拘束された宮本の股間に顔をうずめている真弓も、また四つん這いで尻を高く掲げたような恥ずかしいポーズになっている。そしてその突き上げられた股間を覆う黒いショーツには大きな染みが出来ていた。真弓もまた、激しい興奮の中にいたのだ。
「あっ、ああっ、いいっ、気持ちいいです、真弓様……」
それはかつて、宮本に責められていた真弓の喘ぎ声のようだった。口をだらしなく開き、涎をしたたらせながら、宮本は身をよじる。快感に酔いしれるその表情に、調教師スピアの凛とした面影は全く感じられない。
そして、やがて限界が訪れた。
「も、もう、ダメです。イカせて下さい、真弓様」
「もうイキたいの? だらしないわね。でも、もう少し我慢しなさい」
「あっ、ああっ、もう、もう……」
「しょうがないわね。情けないんだから。イクなら、はっきりイクって叫びなさいよ」
「は、はい。ありがとうございます。あっ、あっ、イキます。い、い……」
真弓の手の中で、宮本のペニスがグンと膨れ上がり、そして爆ぜた。激しく脈打ちながら、精液が噴き出す。それはまるで排尿しているかのごとく、いつまでも溢れ出していた。
宮本が射精すると同時に、真弓は舌先を菊花の奥深くまで貫いていた。それは宮本の射精の快感を、さらに膨れ上がらせた。
「あ、ああ……」
宮本は目を大きく見開き、歓喜の表情を浮かべた。凄まじいばかりの快感の波に飲み込まれていた。拘束された不自由な体を大きく仰け反らせ、そして倒れこんだ。
ぐったりと動かなくなった宮本の背中の上に、真弓は重なり、そしてそっと唇を重ねた。
「気持ちよかった……?」
宮本は目をつぶってじっとしていた。呼吸が荒い。
やがて、真弓は宮本の手枷、足枷をはずし、精液でグシャグシャになった股間とシーツの間にバスタオルを挟んだ。
いつの間にかに黒い下着を脱ぎ捨てていた真弓は赤い首輪だけを身につけた裸の姿で、宮本の横で添い寝した。
ギュウと宮本を抱きしめる。ほとんど膨らみのない胸に宮本の顔が押し付けられる。真弓は宮本の頭を愛しそうに撫でた。
「ふぅ……」
長い眠りから覚めたかのように宮本は首を振り、目を開けた。真弓の目と、目が合う。
「気持ちよかったよ。ありがとう、真弓」
宮本が言うと、真弓は照れて笑う。
「そうですか。嬉しいです」
「おれのこんなところ見せられるのは、お前だけだからな」
「ふふふ。私だけですよね。でも、私もすごく興奮します。宮本さんが、こんなに気持ちよくなってるんだと思うと……」
真弓は自分の股間を宮本の脚に擦りつけるようにして甘えた。
「ん……? なんだ、濡らしてるのか?」
宮本は真弓の股間に手を伸ばし、そこがぐっしょりと濡れていることに気づいた。ぬかるんだ亀裂の中に指を滑り込ませる。
「あ……、だって……」
クチュクチュと淫らな湿った音がした。
「ああ……、ひどい……」
目の前に広がる惨劇に穂奈美は心を押しつぶされそうになる。絶えることのない銃撃戦。何人もの人間が血を流して倒れていく。中にはあどけない子供もいる。さっきまで天使のような笑顔を見せていた幼い女の子が、爆撃に吹き飛ばされた。
ここは地獄だ。顔を背けようとしても、首からがっちりと固定されていて、動かすことは出来ない。それどころか、目をつぶろうにも、特殊な器具でまぶたを開かれたままにされている。人工涙液が点眼されるので、眼球が乾くことはないが、無理矢理に悲惨な映像を見せつけられ続けるのは、辛かった。
それは穂奈美一人のためのシアターだった。大きなスクリーンと高音質のスピーカー。戦争のむごたらしさを伝える記録映像が、ありすぎるほどの臨場感で、映し出される。
島では「授業」と呼ばれているこの拷問は、すでにぶっ通しで3時間に及んでいた。もう、穂奈美にはまともな思考は失われ、ただ戦争に対する嫌悪感だけがそこにあった。
そして「授業」は、まだまだ終わらないのだ。
(続く)
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10.09.13更新 |
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