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腸洗滌の大国はどこかといったら、それは何といってもアメリカです。今回は、私が過去に知ったケッツ先進国の凄まじさをお教えしましょう。ケッツ方面において我々はいまだ後進国ですから、追いつけ、追い越せの精神こそが重要なのです。このレポートを読んで私が感心したのは、洗滌室にある腸洗滌の設備の付いた便器の存在です。さすがはアメリカです。男対男であれ男対女であれ、ケッツの穴を使用して快楽を探求せんとする者には、事前の腸内の洗滌が必須の要件として、そのような便器が普及しているとは、まさに理想的、模範的です。
当時、我々肛門修業の日本人は、「奇譚クラブ」とか「風俗奇譚」というSM誌を教科書として、各個が密かに自習しているだけの後進的な状態でしたから、さすがアメリカはケッツの穴の先進国と、改めて敗戦が身に染みたものです。
当時の「風俗奇譚」で婦人科病院での子宮摘出の手術体験者の告白があったのを憶えていますが、告白者の女性が術前の腸洗滌の体験を詳しく書いていますので、それを次に紹介します。
その病院に入院していて、手術日と定められた日時に指定の部屋へ行くと、大病院なので婦人科の手術日には大学病院から専門の先生が来て、一日に何人もの手術を行なうとみえて、部屋には数人の女性が集められ、看護婦の指示で洗滌室へ入れられたとのこと。
洗滌室はタイル張りの広い部屋で、洋式便器が10台くらい並んでおり、各人がそれに腰掛けると、便座の脇に懸架式で2リットル入りの大きなイルリガートル式浣腸器があり、看護婦の指示により、各自がそのイルリガートルの嘴管を取り、自分の手で自らの肛門にそれを挿入し、温水が入って腹が脹って苦しくなったらそれぞれが排出します。
又、嘴管を肛門に挿入して腸内に温水を注入し、排出し、イルリガートルが空になったら看護婦に知らせて、又、温水を補足してもらって、各人がセルフサービスでそうやって腸内の洗滌をし、排出する水の黄色味がなくなり、無色透明になったら洗滌完了と認められたとのことです。
それ以前も、「奇譚クラブ」誌上で当時内臓手術の事前処置としての腸洗滌を告白した記事は幾つか有りましたが、それらは、患者と看護婦の一対一で、他人の眼の届かぬ個室で、高圧浣腸を施されるという、秘密の儀式めいた雰囲気のものばかりでした。しかし、大病院での、しかも経産婦や性生活経験の豊かな中年女性患者ばかりの場合は、いちいち看護婦が篤く世話をやかず、患者にセルフサービスでそこまでさせるのかと、感心したり、又、自分で自分のケッツの穴へゴムホースを突っ込んで、注入し、ピープー排出するのを、数人が同室で一時にやらされている様を想像して、とても助平心がムラムラして妙な気分でありました。
この記事の記憶が頭の隅に残っていて、それから暫くたって、先のアメリカのホモ情勢のレポートを眼にした訳ですが、アメリカではケッツの穴へ突っ込むゴムホースの付属した新型便器がすでに使われているのに、当時の日本の大病院では、まだ旧態依然たる唯の便器しか使われていないことを思い、やはり我が国はアメリカに確実に後れをとっているとの気持ちが強くなりました。
それ以後時折見るホモ関係の雑誌の広告によると、我が国のホモの集まるホテルには、このアメリカ式のゴムホースの備わった便器を据えたところもあるようなことが書いてありますが、私はそこへ行ったことがありませんので、自分の眼で確認していません。どなたかホモの世界のことに明るい人がいましたら日本での、このケッツの穴洗滌ホース付き便器の普及具合の報告をして下さい。
ホモの世界だけではなく、SMの世界ではどうなのでしょうか。ケッツの穴をじっくりと責めたり、ケッツの穴に色々な芸を特訓しようとするならば、腸内の完全なる洗滌が必須条件です。ケッツを調教している最中に、ブチュッと不意に臭い屎が出て来たら、汚くって興醒めになる筈です。
屎が好きだという人は少数派だと思います。私は屎が好きな人がいても、それは個人の好みの自由ですから、その存在は認めますが、私自身は屎は見るのも嫌ですし、臭いを嗅ぐのも嫌で、吐き気がします。
世間のSMクラブで、S女性がM男のケッツの穴を責めたり、フィスト・ファックをする時、ゴム手袋を着用するのは、屎が付着しては不潔で嫌だからそうするのでしょう。だったら事前に徹底的な腸洗滌をすることが必須条件だと思うのですが、それにしては、我が国ではあれから20年たったのに、ケッツ洗滌器付きの便器がまだ市民権を得ていないのではないでしょうか。
(続く)
12.03.07更新 |
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