毎週水曜日更新!
皆さんもご存じの通り、糞便嗜好の士は、我らケッツ党内にも少なからず存在します。
しかし、その行為、特に食糞などは素人が手を出せば痛い目に遭うこと間違いなしです。その恐ろしさを思い知るためにも、我が国と糞の話を民族学を交えて紹介します。
他人に糞を喰わせたり、お互いの身体に糞を塗り合ったりする糞便嗜好をスカトロジーと言います。
スカトロジー愛好家(スカトロジスト)は、世界中に普遍的に存在することが、裏ビデオの世界では、ドイツのビデオ『グロウ・ゾーン』などという、糞尿専門の作品が号を重ねていることからも窺えます。
個人的に、糞を愛好しようが、信仰しようが、他人に迷惑ねかけない限りは、何をしようとその人の自由であって、横からとやかく干渉すべきではないと思いますが、諸君よ、糞を喰うのは健康には非常に悪いことです。
よくショウなどで食糞を見せたり、そのようなことを好む人達のパーティの報告が誌上を賑わせたりしましが、常時そのようなことをしている人達は、実は抗生物質を前もって服用してからそのことに臨んでいるのです。だから、素人が行なうことではありません。
煙草や酒が身体に悪いとは分かっていてもそれを吸う時、飲む時の快感を思えば命を縮めても、その快感を得たいという愛好家の気持ちは私にはよく分かりますから、糞が喰いたいのに喰ってはいけないとは申しません。だが諸君、糞は怖いのです。
第二課 糞喰らえという言葉
他人の要求を拒絶する時、我々日本人は「糞喰らえ」とか「尻(ケツ)喰らえ」と言いますが、それには深い民族的な伝統が関わっているのです。
「糞喰らえ」とは、江戸時代の刑罰の一つで、実際に罪人に糞を喰わせることがよく行なわれてきた、その経験が我々の血統の底流にまだ生きているのです。
糞を喰わされるのは、犯罪者の中でも特に悪質な者や、重い罪を中々自白しない強情者に対して行なわれた、刑罰というより拷問といったものです。
その執行は、罪人を仰向けにして四肢を押さえ付けて、文字通り、口を開けさせた中へ、便所から汲み取って来たのを柄杓で掛けるのです。
そうするとどうなるかといいますと、最初は腹をこわして下痢をするのですが、何日も何日も喰わされると、肌が荒れて色は段々土色になってしまい、身体中に吹き出物が一杯出来て、吐く息も糞と同じ臭いになり、ついには死に至るということです。
糞便は食物のカスだというだけではなく、腸粘膜の古くなったいわゆるフケが多く含まれ、それを好む悪質な細菌やウイルスがうじゃうじゃ増殖している、正に猛毒なのです。だから、素人が食糞などという特殊なことは、体験したいなどと思わぬことです。糞は黴菌のエキスなのですから……(それでも、何としても一度体験してみたいという人は、女王様の排便直後の汚れたケッツの穴を、トイレット・ペーパーの代わりに舌で浄めさせてもらうくらいにしておきなさい。便の味は苦味のあるものです。それは大便の中には消化作用の中で分泌された胆汁が含まれているからなのです)。
それにしても、豚という生き物は天晴、剛の者ではありませんか。戦前派の人なら誰でも知っていることですが、旧満州では豚は放し飼いにされており、人々は屋外露天で用便するのが当たり前のことで、豚は人の垂れた便を常食して育つとのことですし、支那では便所で人が排便すると、その下で豚が待っていて、落ちてくる糞を喰うのだそうですが、人間ならそんな物を喰えば死ぬのに、豚はそれを餌として喜んで喰い、しかもよく育つというのですから、余程強い生き物なのでしょう。
(続く)
12.04.25更新 |
WEBスナイパー
>
お尻の学校
| |
| |