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前講、前々講、、前々々講とお話ししてきました完全なる腸洗滌の必要性の話ですが、まだまだ語り尽くしたとは言えません。今回は、江戸時代の日本から近年の欧米まで、あらゆる角度からケッツ界に巣食う病原菌感染の可能性についてお話ししましょう。先講で病疾の危険についてお話ししましたが、まだ大切なことを言い尽くしていませんので、今講ではその続きをお話しします。
死に至る不治の病と言われるエイズと急性肝炎(B型)とは、共によく似た感染の仕方をします。それらの病気は共にそのウイルスに感染している人(キャリアと呼ばれる)の体液を吸収することによって感染するのです。
以前、国立三重大学病院でB型肝炎の患者の担当医師と看護婦各1名が、その患者に使った注射器の針で誤って自分の肌を傷つけ、それで患者からB型肝炎が感染して急死するという事故がありました。
B型肝炎やエイズの感染者に使った注射器の針で肌のどこかをほんの少し射しただけでも、ウイルスは侵入して死に至るのです。エイズの感染例として、ホモを含めての性行為の他で一番多いのは麻薬常習者たちの注射器の廻し打ちだと言われています。
「ウイルス」というのは「菌」よりさらに小さいものですから、針のひと刺しでさえ感染するのです。
これは10年くらい前のこと(2002年現在)ですが、NHKのラジオ放送で、国内の話ですが、刑務所の受刑者の中から「所内で入浴の時に使う剃刀を何人もで廻して使うので、エイズやB型肝炎の感染の恐れがあるから、一人が使ったら完全消毒して次の人に使わせてほしい」との要望が出されたことが報じられていました。
髪剃りの跡というのは、鋭い刃物で撫でた所です。肌に実は微少な傷が無数に出来ている訳ですから、皮膚とはいえウイルスや菌が非常に進入し易くなっている所です。
第二課 毛擦れ
皆さんは「毛擦れ」という言葉で、何を連想しますか。
「毛擦れ」とは江戸時代の廓(遊廓)通いのベテランの助平たちの用いた言葉で、これは唯、毛が擦れたことをいうのではありません。
男と女がチンボとオメコを合体させて、ギチギチとピストン運動をすると、両者の陰毛が淫液で濡れてベトベトになり、それがからまってチンボのひと押しにより、オメコの中に擦れて侵入し、チンボの抜去によって又引き出され、毛と毛とがジャリジャリと擦れて揉まれると、それが出入りするオメコの口戸は、柔らかい粘膜ですから、細かい擦り傷が無数に出来ます。それは赤い血が出る程ではありませんが、詳しく見るとジクジクと透明な汁がにじんで、ヒリヒリ染みるような状態になっています。
これは性病感染にとって一番危険な状態なのです。性病その他の菌やウイルスはこのように微小な傷が出来て、体液が浸潤している所から一番よく侵入するのです(血管へ侵入するための一番の近道です)。
さて、局部にこのような「毛擦れ」をこしらえてしまっては、男であれ女であれ、相手が病気持ちであったら、そこから感染させられることになるのです。そこで行なわれたのが「毛擦れ」を防止するための処置です。江戸時代の遊廓では、遊女は身だしなみとして「毛切り」を日課としたのです。
陰毛の微少な女性や無毛のカワラケといわれる者には無用のことですが、多毛の遊女は膣口、陰唇周辺の毛を昼間のうちに除毛するのです。さぁその時、剃刀で剃っては先の刑務所の受刑者のように、剃り跡が細かい傷口となり、これが病菌の侵入口となりますのでかえって危険ですので、剃刀で剃ることはせず、2個の石で陰毛を挟み、その石をギリギリ擦り合わせることによって陰毛をひねり切る方法で除毛したのです。
この除毛法は遊廓で考案(発明)されたもので、これを行なっている光景が浮世絵の中にも描かれています(秘画や春画を集めた浮世絵の画集や研究書の中にありますから、よく気を付けて見て下さい。遊女たちが股を大きく拡げて除毛している姿が堂々と描かれており、中には仲良し同士がお互いに相手の毛を取ってやっている絵もあります)。
男女多毛同士がオメコをやりまくると、擦れて、両方共に股間が擦れてヒリヒリします。それだけでも不快なのに、夫婦以外の他者との性交では、そこが病菌の侵入口となったから、除毛は性交のプロたる遊女のエチケットであるというより、自己防衛術でもあったのです。
(続く)
12.06.27更新 |
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