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これが教科書だ!肛門講座の決定版、復刻連載!
前講で、皆さんも過多な腸洗滌が直腸内善玉菌の喪失に繋がることは理解しましたね。今回は、かつての日本に起きたビデ論争を交えながら、腸内洗滌についてお話しします。大和撫子にビデは必要か否か。しかし、ビデは女性だけのものでもないのですが......。さて、上述の開明派と保守派の論争には、まだ続きがあるのです。
女権論者の例の女史は、「フランスを中心としたヨーロッパには、各家庭に便器と共にビデという設備があり、ビデとは女性器を洗滌する器具で、ヨーロッパ女性はこれを使って性器を洗っていつも清潔にしている習慣がついていて、この面でも日本より文明が進んでいる。それにくらべて日本女性は性器を洗う習慣がなく、不潔であり、非常に遅れているので恥ずかしい。今すぐに日本中の家庭にすべて、ビデを備えさせることは不可能です。から、携帝用ビデとして、このアメリカ製の膣洗滌器こそ、もっと日本女性の間に普及させなければなりません」と。
この先生、何が何でも日本中の女という女をすべて、ガバガバにしてしまいたいようです。察するに、彼女はアメリカで男漁りのやり過ぎで、太いのでズコズコ盛んに突きまくられ、拳骨が二つ入るくらいのガバマンになっているので、締まりの良い大和撫子の淑やかなオメコが憎いので、焼き餅からそのような陰謀を企んでいるのではないかと私は推測します。
さて、これに応戦する保守派の女性評論家の言い分は次の通りです。
「フランスの女性がビデで毎日性器を洗う習慣が有るから文化的だと言うのは見当違いです。フランスは日本と気候が異なり、日本より湿度が低いので、フランス人は普通、週に二度くらいしか入浴しません。毎日風呂に入る習慣のある日本人より性器も汚れ、性交する前に、又その後の処置のために、局部をきれいに洗う必要があるので、ビデという設備が生まれたのです。毎日入浴する日本人のほうがむしろヨーロッパの女性より清潔です。矢鱈洗いすぎて、身体に必要な常住菌まで流失させることこそ良くないことです」と言っていました。
この勝負、どちらの言い分に理があるかは賢明な皆さんならもうお分かりのはず。
(続く)
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横田猛雄 1990年3月号より『S&Mスナイパー』にて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そして『WEBスナイパー』にて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です!
12.09.26更新 |
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