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何度も言いますが、諸君らケッツ学生にとってテレビのニュースは大変有用な資料です。今世紀がケッツの世紀であることを証明する数々の事件が、世界では起きているのです。私の講義はもちろん、テレビで自発的に肛門の研究をすることも正しい勉強の道ですぞ。報道関係の話のついでに、昔の話をもう一つしましょう。
昭和30年代、雑誌に投稿されたものですが、薬局店主だけを集めた、新薬の紹介を兼ねた浣腸ショーが、某メーカー主催で行なわれたことがあったそうです。
取引関係にある店主の慰労を兼ねて、製薬 メーカーが自社の若いB・G(今はO・Lと言うが、昔はB・G即ち、ビジネス・ガール、という言葉が使われた)に高額の手当金を与えてモルモット役になってもらい、その女の子に全裸になってもらって、店主一人一人がその新薬の浣腸を実際に行なったのです。
当時はストリップでも、毛すら見せることは御法度で、若い女の子の全裸のケッツの穴などが唯で見られるなんて、無上の幸であった訳で、全国各地で大変人気があり、とうとう雑誌に発表されるまでになったのです。
当時は未婚の若い男が、女性のケッツの穴など見られる機会は全くなく、トルコ風呂という物が先ず横浜で生まれて東京にも出来ましたが、今のように性交は不可で、その代償として「スペシャル・サービス」と称するものが考え出されたのです。
性交フィルムも「8ミリフィルム」の映写機で白黒、温泉地で手に入る秘写真も白黒で、カラーはずっと後です。
昔の写真はカラーは数年で変色してしまうので、白黒が中心でカラーは特別でした。昭和50年代頃までまだそのようでしたが、カラーフィルムの質が同上して今はその地位が逆転してしまいました。
そんな時代に薬局店主を集めて浣腸実習会が行なわれたのですが、その頃の浣腸薬の王者は、武田薬品のドナンという製品で、これの強烈さは物凄いものでした。
薬学に詳しい人の話では、ドナンもグリセリンも成分的にはほぼ同じとのことですが、ドナンは重症の便秘患者用に用いられた激しい即効性の薬で、これは入れられたら直腸が、ウイスキーを生のままグッと飲み干したようにカーッと熱くなってきたと思ったら、ケッツの穴が勝手に外に向かって押し出されてめくれ返り、直腸壁が「アカンベー」をしたようになり、中に溜まっている物が一気に噴出してしまいます。
これでも効かない便秘ならそれは極限の重症です。腸の中で便が胆石のようになってしまっているのです。
その上度々の処置に、薬品すら効かぬとは不感症です。効かぬのではありません。実は効くことは効くのですが、薬液の強烈さに、ほとんどの便秘患者は、耐えるのを嫌って、液だけを直ぐ排泄して垂れ流してしまうのです。
重症者の便は、出てくるべき穴よりはるかに太く大きくなりすぎていて、出られないというのが正しい姿です。
この講座で以前私が学生時代に自ら志願して重度の便秘になり、東京・高円寺の産婦人科の女医の先生に砕く処置をしてもらった体験を発表したことがありますが、あのように大きな岩のようになった便は割って小さくしなければ出ません。
便秘で度々通院して浣腸されている女なら、浣腸にも慣れていますから、実習のモルモットになるだけなら、何時もの行為であり、人に見られることも、一度やれば慣れるものです。それで本給より高い手当が得られるのなら、願ってもないアルバイトです。
当時は今と違ってアメリカやヨーロッパに旅行するのが大変でしたが、彼女たちもその夢を実現するためになら、オジン共にケッツの穴を見せたり浣腸させることなど、楽なことだったのでしょう(当時SMクラブは日本にはまだありません)。
(続く)
12.11.14更新 |
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