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今回の講義はケツとはやや無関係に感じられるかもしれませんが、それは誤りです。古来より「漆」は、日本人の報復する場面において、重要な役割を果たしてきました。もちろんケッツにも漆の効用は応用できます。従って、勉強しても損なしなのです......。S女性の皆さん、漆を皆さんのレパートリーの中に入れませんか。漆は東急ハンズや、都会の新聞社がやっているカルチュアーセンターなど、漆芸用品の売り場で手に入ります。
今の漆は、洋画(油絵や水彩画)の絵の具のように、鉛のチューブに入っていて扱いやすくなっています。
皆さんが身近で見る漆製品は、漆の中に黒や朱などの色を混ぜて塗ったものがほとんどですが、その源の漆というのは、ドロリとした蜂蜜のような液です。これを「生漆」(きうるし)といいます。
漆を使いこなそうと思ったら、先ずはチューブ入りのこの生漆を買って、指先に一寸塗るのです。そうするとそこが気触れて赤く腫れ上がります。その手でそのままあちこち触れるとそこも痒くなりますから、暫くそのままにして、石鹸でその指先はよく洗いましょう。
そうやって気長に少しずつわざと気触れることによって身体を慣らしてゆくと、個人差はありますが、何度目かには漆が付着しても平気になります。免疫が出来たのです(体質によっては免疫性が出来ず、毎回物凄く腫れて耐え難い人がいますが、このような人は漆に合いませんので、漆に近付かぬ方が良いです――稀な例ですが)。
さあ、そうなったら、爪に一寸漆を詰めて、M男のケッツの穴の周りをこね廻してやって下さい。彼は翌朝、自分のケッツの穴が、鱈子色にドウナツのように腫れ、しかもドッキンドッキンと心臓より大きな音立てて雄弁に囀り始めているのに仰天することでしょう。
第五課 痒み地獄
漆の痒さは数日続きますが、命には別状ありません。蜂の集団に刺されたようなものです(もっとも、雀蜂に刺されると痒みというより、ズッキンズッキンと疼痛がして眼がくらみますし、二回刺されると死ぬことがあるそうですが、これは例外で、ここでは普通の蜂に刺された痒さを言っているのです)。
こんな痒さで、乗り物(大名駕籠)に乗れる奥方や側室はまだしも、徒歩で行列する女中衆は大変です。
いかに痒くとも武家の女性です。脂汗たらたらの地獄が数日続くのです。
だがこの痒み、マゾの気のある人には快感にもなるのです。物凄く痒いだけで、痛いのではないのです。
あこがれのS女王様にこれで責められたら、真のM男は、その痒味の続く間中、女王様の責めの思い出を繰り返し繰り返し味わうことにより、より女王様への思慕の念を募らせる筈です。
一度で懲りて来なくなるような輩は門外漢です。この痒みは、患部を何かに押し付け、擦り付けずにはおれない、快美の園への入り口の扉でもあるのです。
これで責めて下さった女王様のお顔は心に刻まれ、忘れられぬと、経験者は口を揃えて言います。
皆さん、オメコやケッツの穴が漆の気触れでポンポンに腫れ上がったら、その痒さを忘れるためには、善光寺チンボ(先太の巨大チンボ、私のもののような)で、休みなく突いてこね廻してもらうしか、応ずるに手なしですぞ。
(続く)
12.12.05更新 |
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