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私が言ったそばから、ロシアの大統領が「割礼」について爆弾発言をしたようです。やはり、世界中の男にとってチンボを剥く・剥かれることは重要な意味を持つことで、つい国際交流の場でも口から漏れたのでしょう。我が国も割礼を見直すべきときなのです。Mとは雄の意味で、雄の象徴はチンボですから、ズバリ言えばチンボのことです(チンボの陰語としては、この他にペニスの略語として、"P"と言ったりもする)。
戦前の日本は国民皆兵の徴兵制で、男子はすべて満20歳になると「兵隊検査」を受ける義務がありました。それは毎年、1月15日に行なわれたもので、戦後徴兵制はなくなりましたが、その日は「成人の日」という名で祝日とされました。
さてその兵隊検査は単なる身体検査や健康診断のような生やさしいものではなく、一糸纏わぬ全裸にされて、性器や肛門まで詳しく調べるという厳しい検査です。
この検査で性病が発見された者は、見せしめのため、全裸で、全員の検査が終わるまで、直立不動で立たされて晒し物にされるので、当時の青年は、兵隊検査が来るまでは童貞を守るのが普通で、今の諸君のように婚前の異性交渉などは、ほとんどなかったのです。
兵隊検査はそのように厳しいものですが、さらに興味深いのは、軍隊に入って、兵士になってからの「M検」です。
若者が入営(軍隊に入ること)して、新兵としての教育を受け、それが済むと、階級章に星一つが与えられ、「二等兵」になるのです(それ以前の新兵は階級章に星のない、いわゆる赤べ夕という赤いベースだけ)。新兵の教育期間を修了した兵士は、初めて休日に外出が認められるようになりますが、多くの若者たちは、それまで溜まっていた精液を放出するために、廓へ直行して女体に突撃して、門限内に帰隊します。
さて、帰隊した営内(兵営)に待っているのが「M検」なのです。
M検即ちチンボの検査は、もともとは医師による(定期的な)性病検査のことですが、これから思い付いた古参兵たちの新参兵いじめが、営内での秘儀として、日本中で一般的に行なわれるようになっていったのです。
そのやり方は、古参兵が帰営した兵士全員を素っ裸にして、検査するのです。
部屋や天幕の入り口に幕を垂らし、一糸纏わぬ全裸にさせた兵を、一人一人這わせて、幕の下を潜らせて入室させ、そこに待ち構えた古参兵たちが、新参兵のチンボや玉や肛門を手で触って検査し、批評し、直立させて、昼間の女性との間のことを詳しく実況検分のように自白させ、その時の動作を再現させて、「その時お前どんな気分やった」とか、「女はどんな声出したか」とか、色々と尋問するのです。
これは新参兵にとっては地獄ですが、大多数の若者は、自分も古参兵になれば検査するほうに廻れるのだということに望みをつないで耐え、又少数の者はここでマゾヒストとしての旅立ちを始めるのです(私が出会ったSMスター、今は亡き「ミスター・団」氏は、軍隊でSMに目覚めたと言っていました)。
このM検の風習を忠実に今も伝えるのが、大学の体育会系クラブ活動の人達です。
私の母校でも、空手部の道場の裏の木立では、新人部員が素っ裸で太い木の幹に登って抱き付き、先輩に「蝉の声が聞きたい」と言われて、一斉に「ミーンミーン」「ツクツクボウシ」、「カナカナカナ......」と絶叫しているのをよく見ましたし、全裸で一列横隊に整列させ、Mをエレクトさせて、物差しで一人一人計測されているのをよく見掛けたものです。外国ではどのようにしているのでしょう、同じ人間のすることですから大体似たような秘儀はどの国にもあるのでしょう。
(続く)
13.01.09更新 |
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