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前々々講から、神田古書店の好色夫婦を例にイボ魔羅の栄枯盛衰について語っていますが、最終章を語る前に、私がイボ魔羅と同時期に知った素晴らしいチンボ責めをお教えします。これは唯一無二ともいえる快美を伴うもので、我ら肛学派にとっても真に必修の知識ですぞ。左手で男の亀頭を捕らえた奥さんが、右手に構えているのは、女の人が当時よくやっていた編み物に使用する針のように、長い針金の先に豆粒のような玉の付いた、銀色に光る責め具です。
正確に言うとそれは編み物針より少し太めで、玉の所は丸というより茄子型で、全体がゆるくカーブしています。
奥さんは、男のチンボを握っている手の、栂指だけ屈曲させ、煙草飲みの男がライターを扱うように、器用に牡のチンボの亀頭の鈴口(尿道口)をめくり上げ、右手に構えたその責め具を、そこに押し込むのです。
この銀色の責め具は、私もこの奥さんから、何度もやられてその凄さはよく知っています。
これは「ブージー」とか「ブージー棹」とか呼ばれる医療器具で、何のために使うかというと、男のチンボの中を通っている尿道の穴を拡げて大きくしてしまう道具なのです。
チンボの亀頭の先から、いきなり硬い大豆のような丸い塊を押し込まれるのです。
初めてやられると、チンボが鰻裂きの包丁で切り開かれてゆくような激痛で、突き刺さった時、両足の中指や子指までピクピクしますし、尾てい骨も逆に末端から根本のほうへキリで揉まれるようで、万歳している両手の中指も栂指も勝手にピクピクし、謄から長い針を差し込まれたような物凄い痛みが走るのです。
ブージー棹は、若い男性が、女性との性交渉の時に過敏で、余りにも早く射精してしまうことによって、男女の性生活が上手くゆかない場合など、男性の射精に至る時間を長くさせるようにする、つまり出来るだけチンボを長時間ピンピンに立てた状態に保てるようにするための器具なのです。
そのために、粘膜内壁を突き破らぬよう玉が先に付いているのですが、針金の部分も、ゆるい自然なカーブですと、尿道に楽に入り、抵抗が少なくて効力が減りますので、針金の部分は使い手の好みにまかせて、色々曲げをきつくして使うのです。
ですから、ジグザグに複雑に曲げたものを入れられたら、チンボが鰻を開く時みたいに痛くて、熱い涙が、夕立のようにボタボタ噴出します。縛られていても耐えがたいこれを、万歳したままでやられたら、誰でも手を下ろして責め手の手首を掴んで防ごうとしますが、奥さんのビンタは手慣れたもので、四往復休まずビンタを入れられ、気を削がれた隙にキンタマをギュウと握って一捻りされると誰もが無抵抗になってしまいます。
こんなブージーの責めも、二回目からは、自分のほうから進んで責められたいと思って、股間(恥骨)を、自ら前にせり出すようになるのは不思議です。痛さと快感は、実に背中合わせの関係にあるということです。
このブージーで数度調教されると、チンボのエレクトは確実に長い時間維持が利くようになりますし、その太さや硬さも、未調教の時とは競べ物にならない程逞しく図太くなります。
チンボは男の能動的な性欲によるよりも、マゾヒスティックな連想を脳裡に描く時に極限のエレクトを示すようになるので、そこに至って初めて、ひと皮剥けた「ええチンボ」に成長出来るのです。
(続く)
14.03.12更新 |
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