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多くの若きマニヤを生け捕りにして楽しんでいた神田古書店の好色夫婦ですが、彼らは、その独特の痔治療法により、多くの男女の心をも捕らえていたのです。やはりケッツの快美が全てを決定します。人生を賭ける価値が、そこにあるのです。先講でお話しした、少々強引かと思える痔疾治療で、ケッツの穴に死ぬほど熱い目をした獲物たちは、少し休んで、古書店夫婦が今までに撮影して記録した、先輩獲物たちの様々な写真の集大成を見せられた後に解放されます。
写真アルバムには、若い男女の全裸の様々な姿が撮影されており、今自分が施されたのと同じ、痔の治療風景も沢山収められており、見る者は、「ああ、このアルバムのシリーズの中に自分のさっきの姿も加えられるのだ」という、妙な安堵の気持ちさえ生じ、至福の感に満たされ、さっぱりした気持ちで水道橋の駅を目指すのです(ほとんどの人の帰る道は当時の国電の水道橋駅方向ですから)。
真っ直ぐに立って歩くと、双臀の肉が擦れて、飛び上がるほどに痛いので誰もが後ろへ尻を突き出したいわゆる「屁っぴり腰」になっているのは、さっき行なわれた荒療治を見ている私には、とてもユーモラスに見える情景です。
屁っぴり腰は第三者として見ると、何だか、「ケッツの穴へ何か突っ込まれたい」という願望を体で表現しているように見えて、どうも失笑してしまいます。
屁っぴり腰は、椅子に座っていて起立する途中の姿勢で、まだ膝頭が曲がったままで、上体がやや前傾した姿で、これは、田舎の人が田植えや田の草取りで、泥田の中で四つん這いのようになって作業していて、体が痛くなった時、蟹股(ガニマタ)のまま上体を起こし背を伸ばしたポーズそのものです。
若い学生やサラリーマン、それに女子大生や若妻や美人B・G(当時はO・Lとは言わず、ビジネス・ガールと言ったその略)が、蟹股でケッツの穴を後ろへ突き出して歩く姿は、一種妙にエロチックな見物です。
二~三日は食事は流動食(主にパンと牛乳、それに生卵)にして又来いと言われた彼や彼女らは、その間ケッツの穴の火事の痛さに呻吟し、それでも皆、言われた通りに再びやって来ます。
(続く)
14.05.28更新 |
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