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今回も、性の隠れパイオニア的存在、かつて神田に実在した古書店夫婦の講義を続けます。彼らの先進的かつ実効的な性技調教は、多くの若者たちにとって、大変有意義なものでした。それはデパートガールの芳枝さん、"三擦り半"の北側君という二人のケースをとっても......。そんな時、中に立って介添え役をしてくれるのが、空気なのです。二本、三本詰まってからでもいいのですが、最初から、お尻の穴から直腸・大腸一杯にまで、空気を大量に入れて腸管内を拡げておくのが、肛門や直腸を楽しむ者の常識です。
しかし、空気の注入は非常に熟練の要る技法です。ゆっくりと、決して節を付けず、「スーッ」と長い、絶えない息吹きのように、決して強く刺激せず、まるで遠浅の浜の満潮のように、気が付いたら、いつの間にか周囲に潮が来ているように、刺激せずに、腹パンパンにするのが名人の技なのです。
刺激は腹痛を喚びますし、苦痛は心理的な恐怖を喚起しますから、その後の仕事を出来なくさせてしまいます。
腸管に空気を入れると、中がよく拡がりますから、挿入する物が楽に入るようになるのです。例えば脱いだ長い靴下をクシャクシャに縮めたままだと素早く穿けませんが、風になびく鯉幟のように管状に拡がっている物になら、中へ何かを入れるのも楽に入るというのと同じ理屈です。
そうやって腸の中を拡げておくと、皮を剥いたバナナは、指で奥へ押して送り込んでやれば次々に奥へ人ってゆきますし、さらに頭を低くし、お尻を高くすればもっと楽に入ってゆくようになります。
入れる側も入れられる側も、気が合って何度も経験済みという関係なら、こうやって指で押し送ってやると、八本くらいは楽に入りますし、それ以上だと詰まってきますが、急がずにもっと時間を掛けて騙しく上手に押してやると、あまり崩れることなく、十本から十二本は入るようになります。
それくらい入ると、入れられた側は、腸壁内の充実感を味わえるようになります。自分の腹の左脇に充満した満足感が静かなゆったりとした快感を喚び始めます。左脇とは、大腸のうちの下行結腸の部分です。
(続く)
15.03.25更新 |
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