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わが国が誇る大作家、三島由紀夫が作品中で示したケッツからの卵産み。作家のお墨付きということで、昭和の時代に大変人気を博したものです。また先人たちは肛門の滑りを促す潤滑剤の代用品も見つけていたのでした。だが圧倒的に多いのは自習する勉強家たちです。
お尻の穴を虐めてくれる異性の友達のいない若い人たちは喫茶店で出された卵を密かに自宅に持ち帰り、自分で自分の肛門を出して、自ら中にそれを入れるのです。
誰かに強制的にお尻にそれを押し込まれる姿を夢想しながら......。
自習する熱心さは尊いものです。自習こそ学問の母です。
まず誰もが考えるのは、卵にペロリと唾液を塗ってそれを自らのお尻の溝に、背後から、誰かに犯されるような気分で押し込むのです、自分の手を後ろに廻して......。
自習する熱心さのある子なら上達も早いのです。自分で自分の尻の穴を意識して開こうと努めますから......。
そこで湿り気があれば、粘膜の壁を鶏卵はヌルッと楽に滑り込むことを知るのです。そうすると唾液よりもよく滑る物を色々考えるようになります。
第四課 よく滑るのは
当時手に入りやすかったのは「ポマード」です。
当時はポマードが大変よく流行していました。当時のおしゃれでは、男の整髪はポマードでベットリにするのが王道でした。
人気歌手の春日八郎を思い出せば分かりますが、田舎のお兄さんたちも、『平凡』や『明星』と映画スターや歌手の写真の載った雑誌を見て、我も我もとその姿に大いに憧れたものなのです。
ベットリしたポマードはそのような訳で誰もが一番手に入れやすいものでした。それをお尻に使うことは、早くからホモの人たちの間ではよく知られていましたけど、今またそれがお尻の穴に、しかも硬い鶏卵を押し込むのに何とも滑りがよいので、若い女性の間でも愛用されるようになったのです。
昭和三十年代の未婚女性は、ほとんど処女で今より真面目で、ただ意識として性的関心は高く、妊娠の恐れからそれが性器へではなく、肛門に向かう例が多かったようです。
口には出さず昔の人は性的には無関心を装っていますが、昔の人でもやはり、助平なことは頭の中でしっかり思っていたのです。いやむしろ性的妄想は激しかったのでしょう、特に女性は。
ポマードのように市内の店頭で大っぴらに買えるものには「メンソレータム」がありました。
当時は家庭内や学校や会社で、怪我や化膿をすると、まず誰もが「赤チン」や「メンソレータム」を使うのが普通でしたから「メンソレータム」は多く使われ、続いて少し遅れて痔の薬として登場した「オロナイン軟膏」が使われたのです。
そのほか、滑りをよくするものとして「マーガリン」が「バター」の代用品として普及して愛用されるようになり、スーパーマーケットで食品の「ラード」が手に入るようになり、食用としての「胡麻油」を使うとよいということを肛門党の人たちが知るに至ったのです。
これには往時の『奇譚クラブ』や『風俗奇譚』の愛読者たちの力が大きいのです。
いかに肛門を使って、生活をエンジョイするかということのために、我らの先輩たちは大変に頭を働かせたのです。
(続く)
15.09.09更新 |
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