第55講 ケッツの奥を覗く丈五郎【1】 文=横田猛雄 イラスト=伊集院貴子 |
第一課 丈五郎作りの復習
ケッツの穴の中の、奥深く、即ち直腸よりまだ先の方、S字状結腸や下行結腸と呼ばれる大腸の中、つまりハラワタの中を覗かれて検査されることは、人間として最高の快感を味わえることです。
四つん這いにさせられ、しかも両足は大きく拡げさせられ、胸から上は土下座した形、つまり胸膝位を強制させられ、まともにケッツの穴を見られるだけでも胸がドキドキするものですが、そのケッツの穴へ、長さ四〜五十センチもあるステンレスの鏡管をズズッと突っ込まれて、ハラワタの内側を覗かれるのです。これはもう男ならチンボが吠え立っていななく筈です。
こんな快感多きことを、医療従事者だけにさせておく手はありません。
直腸鏡は十五センチや二十センチくらいの短いものならアダルト・ショップでも売っていますから少し探せば誰でも手に入りますが、それよりもっと手軽に手に入り、しかももっと優れているのが、前にすでに講義しました丈五郎、即ちガラス瓶の底を切り捨てたガラスの漏斗です。
この丈五郎は全体がガラスですから直腸鏡などよりはるかにエグいのです。
直腸鏡は値径二・五センチか三センチのステンレスの管で、ケッツの穴へ入れる時は筒型では肛門に傷が付いてしまうので、その筒の尖端に半球型の、新幹線の先頭車輛の鼻のような金具が付いていて、鏡管が根本まで入ったら柄の方へその半球型の鼻を引いて抜きとって筒にし、その筒へ小型の照明を入れて覗いたり、小型カメラを入れてそれをテレビ受像機に映し出すのですから、覗く方からするとそんなに面白いものではありません。
覗かれている方はまるで蛙のようなポーズを強要されて、長い金属の筒を突っ込まれているので、本人は被虐的気分を味わえ、見学者はその姿に変態的な好奇心を満たされるというだけです。
その点丈五郎は全体がガラスですから、無色透明な瓶を用いて、それをケッツの穴へ突っ込んだら、ハラワタの奥からケッツの穴に至るまで、全方位的に、つまり死角無しにすべてが丸見えになるのです。
そういう訳で丈五郎の作り方はここでもう一度しっかり復習し、全員が自作出来るようにしましょう(新しい読者の方もしっかり勉強しましょう)。
さてそれでは作り方に入ります。
横田猛雄 1990年3月号よりS&Mスナイパーにて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そしてWebスナイパーにて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です! |
09.06.10更新 |
WEBスナイパー
>
お尻の学校