第38講 ケッツ責めの秘訣【1】 文=横田猛雄 イラスト=伊集院貴子 |
第一講 バラを満開にさせて
私の善光寺チンボの猛攻とそれに続く二本指での直腸責めに、中年女性としてしたたかな筈の小母さんももう完全に自制心を失い人格も放棄し、快楽にのたうつ雌獣となり果て、深い深い海の底に沈みゆくように「ムウウ……」と唯唸り声が長々と尾を引き、息を吐く一方でなかなか吸う気配もありません。小母さんは悶絶して「ウムム……」と精一杯、満身の力を込めて、硬い便を排出するように、否ハラワタまで裏返って食み出しそうなくらいいきんでいるのです。肌の色の白い人ですから頬が紅く、目の縁まで紅昧がさして、そして目は、ああ目は何と白目を剥いてしまっています。
ニチャニチャと音がする股間をよく見ると、肛門の紐が開禁になった門のように開ききり、中から直腸がいきみに合わせて食み出して露出しており、その粘膜が湿りを帯びているのでニチャニチャ音を出すのです。
私が指を抜いてよく見ると小母さんの肛門はドウナツのように充血した土手が開き、その中から桃色の湿った粘膜がバラの花のようなヒダヒダになって押し合いながら外に出ようとせめぎ合っています。
直腸は反転露出しているのです。そのバラの花を私は掌で包んでやりました。本当のバラのように盛り上がったそれは掌で包んで団子をこねるように押し込んでやると、ポコッと肛門のドウナツ環の内側に戻って納まりますが、また掌を離すとグチュッと食み出してきます。もう弛みきっているのです。
桃色のバラはニチャニチャ音を立てて、筍の皮を剥いたときのようなエグい臭いがしてとてもエロチックです。サーモンピンクという言葉そのままの色をして、小母さんは性欲が旺盛なので多毛で、肛門の周辺まで黒い毛が生えていて、その毛が湿って肌にへばり付いている様はとてもそそります。
小母さんのケッツに咲くバラの花を、掌で包んで揉み揉み「の」の字を書いたり、掌を平らにしてそれで勢い良くこすってやると、意外やそれがとても快感があると見えて小母さんはまるでビルから突き落とされたようなけたたましい叫びを上げ、それにはびっくりしました。
そんな小母さんの直腸の中へまた二本指を入れてやったのですが、今度は落ち着いて直腸の重畳した襞の一つ一つを指でなぞりながら奥まで入れてやると、いきみ続けている小母さんのハラワタは今はS字状結腸が肛門のすぐ裏まで下りてきており、私の指は丁度第二関節のあたりがキュッキュと締めつけられて、まるで歯のない唇で食べられているような感じです。これは肛門が食べる動きをしているのではありません。肛門はもうかなり以前から締めるのを忘れているのです。これは先に言った二段締めです。直腸とS字状結腸との境の所が活発に働き始めているのです。奥の口が咥えて中へ引き摺り込もうとしているのです。
オカマの秘術二段締めはこの奥の口の締めと肛門の締めを意識して、つまり随意的にやらかすのを言うのです。それは高等技術です。
先に書いた産婦人科の先生の所で私のチンボを試食したあのお姉さんのお尻の穴も、この高等技術の二段締めで男のチンボを咥えて締め、吸い上げ吸い取ってしまう鍛え抜かれたテクニシャン(高度技能者)のお尻なのです。皆さん、お尻の穴も道を究めるとここまで行くのです。
それにはまず何よりも積極的な研究心と、自らが素直に快感を求めんとする求道心が無ければこの道の奥義には達することが出来ません。
横田猛雄 1990年3月号よりS&Mスナイパーにて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そしてWebスナイパーにて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です! |
08.08.20更新 |
WEBスナイパー
>
お尻の学校