毎週日曜日更新! あの日“アイツ”を追いかけた 全ての女子たちへ! 「腐った遺伝子」 第13回 文=早川舞 ←スナイパーSNSのアタクシのトップページ。トップ画像は「My Chemical Romance」というバンドのギタリスト・マイキー。誰もこのことについて触れてくれないので、もう自分で言ってしまいます。 |
おメリクリ。って、この記事が載るころにはとっくに年末ですが。っていうかこの記事がアップされる予定の日にはアタクシ、コミケに行ってふたなり同人誌買い漁ってますけど何か?w
ところで皆さんはサンタからクリプレをもらいましたか? クリトリスのプレイじゃなくてクリスマスプレゼントですよ。←自分で書いていてがっくり肩が落ちるぐらいくだらない。
私、小学校4年生以来サンタは信じていなかったのですが(ずいぶん信じていたんだネというツッコミはしない方向で!)、この年になってサンタって本当にいるんだと確信してしまった出来事が……。
スナイパーSNS経由で、衝撃的にかわいい男の子から「ペットにして下さい」というメッセージを、クリスマス直前にいただいてしまいました!!
ああ神様、今までサンタを信じない蓮っぱな娘だったことをお許しください。
もう、今、この瞬間から信じます! います! 全面的に存在を肯定します! さんたさんはちいさいはこのなかにいたんだよ(←PCのこと)!
これをクリプレと呼ばずに何をクリプレと呼んだらいいんですか!?
誰かクリプレに現金とか商品券とかくれないかな〜、なんてほんのり思っていた私ですが、もういいです、そんなもんは自分で稼ぎます!
ネット社会の弊害がいろんなところで叫ばれて久しいですが、いやいやすばらしいと思いますよネット社会! 21世紀日本に生きててホント良かった!
しかし、今までさんざんメールだのインターネットだのの恩恵に預かってきておきながら、ネット社会のすばらしさを初めてしみじみと感じることになる出来事が結局男がらみだとは……。こんな私にリア充への道は開けているのでしょうか。
※リア充……妄想内ではなく、リアルな生活が充実している人や様子を示す。
(前回からの続きです)
それ以前に私は、過食嘔吐による大食いを見込まれてある雑誌の企画ページに登場していました。
ある雑誌というのは奥菜某のにゃんにゃん写真が載ったあの雑誌ですが、当時大食いカリスマとして君臨していたある人物の弟子という設定で、いろんな大食い店のスペシャルメニューに挑戦しまくる、という内容でした。
もうホントにいろいろ食べまくりましたよ〜。1メートルのホットドッグとか、2キロの焼き鳥とか、お好み焼き3キロとか。
もちろん全部食べられないことも多いですけど、それでもとにかくお腹いっぱい食べて、家に帰ってきてからゲロゲロ吐くんです。
あぁ、本当にもったいないことをしていたなぁ……ごめんなさいごめんなさい。肉になってくれた動物にも、お店の人にも、ごめんなさい。
それでもまぁ、当時としては、「つかむものはそう多くなかったけれど(原稿料がそれほど良いというわけではなかった)何にしても転んでもタダでは起きないで済む(どういう形であれ、身に付いた特技?を生かせる)」という意味で、そこそこ満足しながらやっていました。どこまで貧乏性なんだ自分。
ちなみに、見る人が見ればこの連載、私が大食いなのではなく単なる摂食障害なのだと明らかにわかるものらしく、「じつは過食嘔吐なんでしょ?」と聞かれたことが何度かあります。
もしかしたらそういった人たちも、摂食障害に悩んだ過去があったのかもしれません。
←『ギャル糞根』
品番:NHDT-502
税込:2,980 円
販売元:ナチュラルハイ
COPYRIGHT'S NATURALHIGH CO.,LTD ALL RIGHT RESERVED 2005.3
↑そういう視点で見れば、ギャ×曽根ちゃんは明らかに過食嘔吐だと思うのですが、そこのところを誰も突っ込まないのは、テレビ業界のタブーだからなんでしょうか? そういえばギャ×曽根ちゃんをモデルにしたえげつないことこの上ないスカトロビデオが出ていますけど、私はむしろゲロビデオを作ったほうがリアルでいいと思うんですよ。「ナチュラル・ハイ」さん、今度はそちらでいかがでしょうか?
あっ、でもどうなんだろう。当時一緒に大食いをしていたカリスマさんは、食べた直後にお腹がへこんでいました。
もちろんトイレに行くこともなしに、です。消化が早いとかそういうレベルじゃない。どこかに消えているとしか思えない。
それでいてまったく太っていなかったので、もしかしたらやはり体質なのかもしれないけど……。でも、食べ方とか何となく似てるんだよね……あの、やけにニコニコしているところとか。
ともあれ、そんな連載を続けて1年ほど経ったころでしょうか、その頃テレビなどにも出ずっぱりだったカリスマさんから、「今度テレビに出場してみないか」とお声を掛けていただきました。
私のこの悲しい特技が生かせるならと、すぐにでもお返事をしたいところだったのですが、いやいやちょっと待てよ。
「それって拘束時間どのぐらいですか? 終わったあと吐きたいんですけど、トイレ行けます?」
今、考えると、よくもまぁカリスマを前に「吐く気満々です」ぐらいなことがいえたものだと自分の厚顔無恥さが恥ずかしくなるのですが、それがまぁ若さってものでしょう。
若さって振り向かないことらしいですしね、「宇宙刑事ギャバン」によると。
←『宇宙刑事ギャバン VOL.1』
品番:DSTD06203
税込:10,290 円
販売元:東映ビデオ
Copyright (C) Toei Video Co.,LTD. 2004 All Rights Reserved.
↑串田アキラ先生による熱唱に身も心もスパーキン! 『宇宙刑事ギャバン』は「ピンク・クリスタル」(※プロフィール参照)での私の持ち歌でもあります! 自分がダミ声で歌うほか、吊ったM男に歌わせたり(吊りオケ)、鞭でひっぱたいて「ギャバーン」の部分をシャウトさせたりするよ(鞭オケ)! 最近カラオケというと宇宙刑事もののほか、『大戦隊ゴーグル\x87X』とか『超新星フラッシュマン』とか『光戦隊マスクマン』とかそういうのばっかり(さりげなく年代が幅広い)……。あと、私のフランス人の友人は『宇宙刑事ギャバン』をものすごく上手に日本語で歌います。スゲー。
若さが振り向かないことなのかどうかはさておき、カリスマの答えは「NO」でした。
過食嘔吐うんぬんというより、番組のルールとして、1日1回限りの大食いではなく、何度か連続して挑戦することになるので、1回ずつ吐いて胃を空っぽにするということはできないとのことでした。
そ、それは難しいよ。食べること自体はできたとしても、吐かなきゃアタシ太っちゃうしさ。
ということで、私のテレビデビューの夢はあえなく消え去ったのでした。
そうこうしているうちに2年ほどで連載は終了。しかし、その後も私の摂食障害は治ることはありませんでした。
その頃には思うところあってSMも一時休止しており、過食嘔吐をどこにも活かすことができず(いや普通は活かさないんですが)、凹み続けている毎日でした。
やっぱりどんな形で何をするのであれ、鬱屈しているものを表に向かって発散できなかったのはつらかったですね。
鬱にこそならなかったけれど、もしかしたら一歩手前ぐらいまではいっていたのかもしれません。
何よりつらかったのは、精神病のくせに現実的な悩みで本当に格好悪いと思うんですが、お金がなかったことでしょうか。
もうエンゲル係数がおかしいんです。ご家族何人ですか?ってレベルで、もともとなかった貯金もどんどん減っていくし。
貯金も尽きて、これはもう本当にやばいというところにまで落ちたとき、私は病院に行くことを決意しました。
←『病院へ行こう』
発売元:フジテレビジョン
品番:PCBC-51347
税込:3,990円
(C)1990フジテレビ
↑病院に行ったといっても深刻な感じではなくて、むしろ怒りを抱いて帰ってくるほうが多かったです。まぁ詳細はまた後ほど。やっぱり病院は楽しく行かなきゃね!
↑関係ないけど、私は医療フェチでも何でもありませんが、家にやけに病院っぽいグッズがあります。代表は写真のコレ、赤十字照明。暗い。心のどこかで不健康を求めているのでしょうか。
(続く)
※来週の連載はお休みさせていただきます。
次回の掲載は、1月13日(日)となります。お楽しみに!
早川舞 世界、特にヨーロッパのフェティッシュ・カルチャー関係者との交流も深い、元SM女王様フリーライター。だが取材&執筆はエロはもとよりサブカルからお笑い、健康関係まで幅広く?こなす。SMの女王様で構成されたフェミ系女権ラウドロックバンド「SEXLESS」ではボーカルとパフォーマンスを担当。 現在、フェティッシュ・ミックス・バー「ピンク・クリスタル」に毎週木曜出勤。
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07.12.30更新 |
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