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毎週金曜日更新! 「あぶらいふ」読者投稿連載/ インテリマニアが綴る大人のいろはカルタ 嗚呼、赤満講猟奇譚−第31回− 【裸少女の氷ダンス】 絵と文=大園喜八郎 秘密教団「赤満講」が、生け贄となった哀れな少女たちを使って荒ぶる神々を鎮める背徳と暴虐の歳時記。 ジャパニーズ・カルトの新境地! |
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【裸少女の氷ダンス】
経血を 流して哀し すすき原第二次世界大戦の初期、フランスの国境要塞マジノ線を撃破したドイツ軍は、一月余りでフランス全土を制圧占領いたしました。しかし、フランス国民のレジスタンスは激しく、これに対処するのにドイツ軍は大変手を焼いたのは事実です。主婦は買い物かごの中に、女学生は学生鞄の中に手榴弾を隠し持ってレジスタンスに協力したのでした。
もちろん、ドイツ軍も黙っているわけではありません。片っ端から容疑者を捕まえて収容所に放り込んだ上、もしレジスタンスの手によってドイツ兵が一人殺されたならば、レジスタンス十人を公開処刑すると警告し、かつ、実行しました。十人の中には、ちょうどメンスの女学生数名が必ず含まれていました。死刑執行者はまず少女の首にロープをかけて踏み台の上に立たせた後、ドイツ国家を歌うことを命令します。
しかしある日、誇り高き少女が高らかに歌ったのはフランス国家でした。当然、ただで済むはずがありません。怒ったドイツ兵は少女の制服とスカートを引き裂き、ブラジャーとパンティだけの恥ずかしい姿にしました。
うら若い娘はさすがに動転します。泣きながら「このまま殺して下さい」と頼みますが、兵隊の関心は美少女の丸裸の姿にしかありません。真っ白な柔肌に容赦なく鞭が振り下ろされていきます。薄いブラジャーの紐は千切れ、パンティは破れ、一糸まとわぬ哀れな姿が観衆の前面に晒されたのでした。
しかし、残酷な処刑はここで終わったのではありません。ドイツ兵の手によって踏み台が氷柱と取り替えられました。愛国の美少女も指先の冷たさに耐えかねて足を上げます。すると首が絞まり、足を下ろすと冷たい水が美しい爪先を責めるのです。
儚くて哀れな氷の上のダンス。それを繰り返すうち、やがて足もとの氷が溶けて少女の首は絞まり、鼻水、涎、大小便、経血も垂れ流しの浅ましい姿で晒されるのです。もちろん、彼女の命など二の次という時勢ですから酷い仕打ちと言わざるを得ません。
さて、講中の皆様には、この氷責めを四匹の生け贄に施していただきます。しかも内二匹はまだ処女です。メンスの最中に素っ裸にされて薄野に連れ出されただけで、寒さとあまりの羞恥に泣き崩れています。しかし、命の保証はしてありますからご安心下さい。そう、柔らかい太い紐で首を縛られた四匹を氷の上に立たせて下さい。泣きじゃくりながら足の上げ下ろしを繰り返していますね。ホラ、その内に氷が溶けて足が届かなくなってきます。
するとこの通り、「グワーッ」という悲鳴を上げて失神するのと同時に、括約筋が弛んで大便がムリムリ噴き出し、シャーッとという音と共に温かい小水が少女の太腿を伝っいきます。そして踏み台の氷をさらに溶かしていきます。
立会いの医者によって少女は意識を吹き返しますが、講中の皆様はこれだけでは満足されますまい。足もとの氷がすっかり溶けるまで、裸の少女たちは氷の踏み台にやっと届くように再びセットされ直し、親の借金の代償を支払わせ続けられるのです。
(続く)
大園喜八郎プロフィール 関西地方在住のマニア男性。詳細一切不明。ある日突然、「あぶらいふ」宛てに手作りのいろはカルタを送付。A4判の厚紙の表側は色鉛筆で描かれたカラーの絵、裏側にはワープロで打たれた文章が丁寧に貼り付けられている。内容は「赤満講」という架空の団体が伝える教えや珍奇な風習。ユーモアとエスプリが利いた力作である。 |
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