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4月号扉絵『マンチカン芸者・はだか舞』 画=室井亜砂二
※銀座・ヴァニラ画廊「オルタナティブ・ゴシック 展」にて、室井亜砂二さんの作品を直接ご覧いただけます。また、「オルタナティブ・ゴシック 展」への出展にあわせて書かれたテキスト「畸形頌」が「ヴァニラ画報」にて掲載中です。女犬を描き続けてきた異端の絵師・室井亜砂二氏にとって「畸形」とは何か。是非、今回の扉絵と併せてチェックしてみて下さい。

The ABLIFE―Abnormal Dilettante Magazine―
新装開店! 月一更新で贈るオール・アバウト・インモラル人生!
読者投稿欄「あぶらいふ」は、「この場」があることで生まれる創作意欲、コミュニケーション欲、そして読者を交えたフラットな交流に意味を求めるインターネット上の広場です。同性愛・自慰妄想・緊縛・露出・各種フェティシズムにまつわる体験談、小説、意見、呟き、絵画、写真など、貴方の個性的な性表現を、ジャンルを問わず募集&掲載しています。「スナイパーSNS」と併せてパワフルにご活用下さい。
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Monthly contribution gallery 2010 April
2010年4月の投稿作品
NEW!

■イラスト作品 「花見 NEW!」「かまきりの雌雄 」「遅刻の代償 NEW!」「ジュース NEW!
■文章作品 「身体からキノコが生える話」「タマ責めマニアの主張 最終局面」「公衆女子便所の便器を舐める」「マン臭スプレーを製作するべき」「GAL成人向け貸切機におけるアテンダントの機上サービス案内 NEW!」「好色じいちゃんとホモ奴隷 NEW!
■漫画作品 「オマンカの掟 後編 NEW!

「花見」 画=おむすび NEW!
▼おむすびさんの季節感溢れる作品です。SMと風流は時に抜群の相性を発揮するもので、おむすびさんはそういう時のあったかい感じを古臭くなく表現してくれる稀有な人ですね。いつかおむすびさんの作品をたくさん並べて、一度にどっぷりと浸り込めるような場を作ってみたいものです。(文)
★酔えますなぁ。人ごみの苦手な私はお花見も苦手なのですが、こんなにまったりとしたお花見なら、是非一升瓶を両わきに抱えて駆けつけたいものですね。(猫)

「交尾中」 画=RIO

▼RIOさんとしては大変珍しい、男性を登場させた1枚。カマキリのメスは交尾中にオスを食べてしまうことがあるのだそう。彼がこれからどんな恐ろしい目に遭わされるのか、細部を見るにつけ想像が膨らみますね。(文)
★金具フェチにはたまらない意匠ですが、その一方でハミ乳の白さに目を奪われてしまうのは私だけ? 白と黒、硬と軟、RIOさんは対比の魔術師です。(猫)

「遅刻の代償」 画=永田撤山

▼遅刻の代償がこれとは、ああ酷い……目が離せません。保健室でのこういう密戯一生の間に何回妄想するのか分かりませんが、何回しても飽きがこないものですね。(文)
★メガネ、リボンも鉄板ながら個人的には靴下の中で蠢く足指がたまりません。あと髪留めと、形のいいおっぱいと、優等生な顔立ちと……なにこれ全部ドエロ!(猫)

「ジュース」 画=K・A NEW!

▼巨大な蝶に蜜液を吸われる女性。油彩画です。深い色味がグロテスクさよりもロマンティックなニュアンスを醸してじっくり鑑賞せずにはいられなくさせられる作品。十分に注意を払われた清潔感がありますね。(文)
★よく見ると怖いような、もっとよく見るとキレイなような、その危うい均衡がスリリングです。こんなテッカイ蝶にアソコをジュージュー吸われたらゾーッとして全身鳥肌に……、とは思わせないところがK・Aさんの凄いところです。(猫)



「身体からキノコが生える話」 文=山 木の子

暗い、じめじめした場所は、木の子の大好物です。街を歩いていて、古いお屋敷に蔵があるのを見つけると、木の子は動けなくなってしまいます。そして閉じ込められた自分を想像してしまいます。誰か、本当に閉じ込めてくれないものかしら……。

木の子は何日でも、何週間でも、何カ月でも責められ続けていたい。耐えている時間が長いほど嬉しい。木の子は簡単には自分を表に出せないのですから。

普段は1人、ホームセンターで買ったブロックで石抱きを愉しんでいます。正座した膝の上に1つ、2つとブロックを積んでいきますと、4つほどでバランスを崩しますが、文字通り、石を抱くようにして耐えておりますと、江戸時代に「申せ、申せ」と責められた囚人になりきります。もしもそばに誰かがいれば笞打ちもお願いしたいところです。

じわじわと、際限なく責められたら、木の子は心が壊れそうになります。最後にはどうなってしまうか分かりません。この恨めしいような、切ない気持ちが木の子は好きです。

時には自分で猿轡をして、押し入れの布団の間に入り込みます。そして両手首を太腿で挟んで拘束します。そのままで一時間も我慢していますと、木の子は汗まみれになって、もどかしさの中で無性に淫らな気持ちになってきます。

太腿にはさんだ手首を無理に返して、猿轡ごしに「お許し下さい、お許し下さい」と声を上げながら下着をまさぐります。身体をくねらせていますと、服が乱れて、木の子は何人もの男性に強姦されているような気分になります。動けず、喋れないまま、木の子はいつも3時間ほども押し入れの中で犯され続けています。

そんな木の子が何度となく夢見て溜め息をついていますのが、蔵に監禁されることです。子供の頃、木の子の住んでいた田舎には、古い大きな蔵がたくさんありました。親に叱られると必ず蔵に閉じ込められるという子供が周りに何人もいて、家に蔵のない木の子は羨ましくて仕方がありませんでした。古い蔵には木の子の心を自由にしてくれる何かがある気がしてならなかったのです。

いつものように、お気に入りの蔵の前で恥ずかしい妄想をしていますと、木の子は突然、後ろから口を塞がれてずるずると敷地に引き摺り込まれてしまいます。道には木の子の日傘だけが取り残されます。木の子は誰にも知られないまま蔵の中に幽閉され、そのまま何カ月もの間、欲情の捌け口として苛まれ続けるのです。

その責めの中には、ある独特の身体改造も含まれています。木の子は心の殻の厚い強情な女ですから、その殻を壊して心を丸裸にするために、身体に特殊なキノコの菌を植えつけられるのです。そのキノコの養分は、羞恥心やたしなみなのです。木の子はとても恥ずかしがりですから、化け物キノコは茎も太く、傘も大きく育っていきます。

こうなってしまっては、木の子は本性を露にするしかありません。人前では能面のような顔をした木の子が、縛られ、磔にされ、すりこぎで犯されたり、人間燭台にされて、はしたない声を上げながら悶え狂うことになります。

血が滲むほど肌にロープを食い込ませ、逆さに吊られて鞭で打たれ、失神から目覚めれば宙吊りのまま犯されています。それでも木の子は嬉し泣きをしながら卑しい言葉を叫んで、もっと強烈な責めを受けたいと思うのです。だって、それは木の子が本心で望んでいることだから……。

塀越しに蔵を見ながらそんな夢想に耽っていましたら、お屋敷の方が出ていらして「うちの蔵がどうかされましたか?」と、丁寧に聞かれてしまいました。まさか蔵の中に監禁して化け物キノコの菌を植えて下さいなんて言えませんけれど。

木の子はまだ、現実に誰かから責められたことが1度もありません。人前に出るとどうしても自分の殻に閉じこもってしまうのです。調教、メス犬、奴隷、輪姦、絶対服従など、本や雑誌で見る禍々しい言葉が、甘い夢のように思えてなりません。こんな想像ばかりの投稿はつまらないと仰られるかもしれません。でも、せめてもの1歩として送らせていただきました。編集部の方に読んでいただけるだけでも幸せに存じます。

つまらないなんてとんでもない。暗い、じめじめしたファンタジーはSMの楽しさそのものかも知れませんね。縦横無尽に想像の羽を広げて、木の子さんらしい夢想の世界を何度でも味わわせて下さい。(文)
想像することの楽しさ、悦びがジンジン伝わってくるお話ですね。他人の家の蔵の前で淫靡な空想を膨らませている女の子……その様子自体もまた可愛らしくて、たまらない気持ちにさせられます。(猫)


「タマ責めマニアの主張 最終局面」 文=アナコンダ

今回で最後だぜ。男である俺が男のタマを責めたい。そんな俺自身の気持ちを整理したり、実現にむけて走ったりしてるうちに、女の持ってる「タマを責めたい願望」にも触れてきた。逆に男の「タマを責められたい願望」にも触れてきた。そして俺は、ここまで来た。

俺、最強のタマ責め集団を作りたい! そう思って、本気でタマ責め集団『RIAL』(リアル)を旗揚げしようと頑張った。しかし、志半ば、『RIAL』計画は旗揚げ前に頓挫することになる……。

メンバー的には、男は俺だけであとは全員、女。女ばかり6名、これが、まずかった。

俺もバカだからさ、キングでありたい。リアルキングでありたいみたいなものを強く持ってたからさ。簡単に言っちゃうと、はじかれちゃったんだよな。

「ハァ? 男のクセに何言っちゃってんの? キンタマついてるクセに!!」って、囲まれた日にゃ、だめだこりゃだよ。

まあ、俺には、リーダー性もなけりゃあカリスマ性もないってことだよ!! いや、もうホントのことを書くと、その6名の女の中に1人、強烈な女がいたんだ。心理戦を得意とし、人をコントロールし、味方に取り込むのがうまい女が!! 俺も、そういう心理戦が得意だと自負してたんだが、そんな俺より何枚もうわ手だったんだ。

今、現在、とあるタマ責めサークルを旗揚げし、クイーンとして君臨してるよ。

ただ、このクイーン、タマ責めのポイント的には俺と同じなので、好きではあるんだが……。

キングか下かの二者択一で、俺はキングを選んだ。今だったら、キングとかどうでもいいんだけど、そん時はな、ただの勘違い野郎だったからな。今の俺は、着々と人脈を広げている。

もう、タマ責め集団とかは、どうでもいい。多少は作りたいなとも思うが……。そんなことより、いろんなタマ責め好きの人間と会うのが楽しい。タマを責めることも楽しい。それだけだ。だから、1度は袂を分けたクイーンと遊ぶのも楽しい。楽しいよ。

いつか、タマ責めの高みに登りたい!! だと、いいね……。

以上だ、お前ら!! 今まで俺のつまらん話を聞いてくれてありがとう。また、いつか!! 

▼連続6回に亘って掲載してきたアナコンダさんの主張もこれで一旦の終了です。アナコンダさんからはその後もちょくちょくお手紙が届き、さらなるタマ責め哲学、また有志による実践の計画などを教えていただいていたのですが、アナコンダさんの入院を機に連絡が途絶え、今のところ音信普通状態となっています。もし読者の中でアナコンダさんと会う方がいらしたら、どうか「あぶらいふ」宛に一報を入れてくれるようにお伝え下さいませ。(文)
★今までずいぶん心配してきたんですからね!!(猫)


「公衆女子便所の便器を舐める」 文=舐め雑巾

公衆女子便所に設置された舐め雑巾として生きたい45歳の男です。中学2年生の時、いじめで女子便所に連行されて便器を舐めさせられて以来、汚いもの(特に便器)を舐めることに喜びを感じる変態になりました。当時からのアダ名が「舐め雑巾」なのです。

女性の靴、足の指、足の裏はもちろん、肛門も喜んで舐め掃除します。しかし、見た目の悪い私に舐め掃除を許して下さる女性は皆無です。欲望を満たすため、公衆女子便所の前に潜み、女性が用を足して出てくると、使われたばかりの便器を舐めて、自分を慰める日々を送っています。これは妄想です。そう思って読んで下さい。

お気に入りの便所が、2カ所あります。1つは、大きな公園で近くに大学があることから、運動部の大学生がよく利用します。もう1つは、公衆便所ではないのですが、ある雑居ビルの中にある、1フロアに1つの男女共用便所です。

覗きには興味がありません。ただ、掃除用具として役に立ちたいという思いで、休みの日には1日中張り込んでいます。女性が便所に入ると胸がドキドキし、入れ替わりに侵入する時は、自分が自分でなくなったような気がして激しく昂揚します。

ドアを閉めて跪き、便器を舐めると、ひんやりとした中、様々な味を感じ、そのまま死んでしまいたいような気持ちになります。

こんな私のやり方が、社会に認知されることなど、万にひとつもありません。まともに生きていく自信もありません。ただ舐め掃除をする時だけが生きる時です。私はどうしようもない変態です。

▼故・明智伝鬼さんは昔、便器(溜め式)の中に潜んで汚物を浴びて楽しんでいたそうです。そのスリル、背徳感がどれだけのものだったか、舐め雑巾さんなら生々しく解かることができるかも知れませんね。どうしようもない、だから気持ちいいというのが私たちだと思いますよ。(文)
★実現の難しい欲望を持つと悶々とし勝ちになってしまうのは確かですよね。せめて、この場で文章を発表したり、他の方の表現された悶々に共感することで少しでもストレスを減らしてもらえたらうれしいです。(猫)


「マン臭スプレーを製作するべき」 文=チンポイドA

このまま何年も過ぎていけばいいのに……。満員電車で目の前に立った肉感的な女性の濃いマン臭を鼻いっぱいに吸い込んで思いました。僕は女性の体臭、それも股間の匂いに欲情するマン臭フェチです。他の人には分からない仄かなマン臭も、僕の前では全身に振り掛けた香水と同じです。股間から立ち昇る空気に赤茶けた色がついているようにすら見えます。

そこでふと、「逆香水」という製品を考えつきました。つまりマン臭と同じ匂いのする香水を作って女性に噴射し、勝手に香水にして楽しめないかというものです。自分の鼻の下や衣服に噴射して目を閉じて、乱痴気騒ぎを想像するという手もありますし、車やエレベーターーなど、狭い密室で女性が大勢いる場所であれば、空間に噴霧するだけでそこは天国に早変わりです。

匂いを嗅ぐことは本能と直結しています。腋臭や足臭、口臭用も含め、逆香水はマンネリ気味のご夫婦の関係改善やインポテンツなどにも効果を発揮するかも知れません。制作を検討してくれる会社はないでしょうか?

▼チンポイドAさんがこのお手紙を下さったのはだいぶ前のことですが、最近、ドイツの玩具メーカーが「VULVA」という女陰の匂いそっくりのオーデコロンを発売したそうですよ(痛いニュース)。でも、チンポイドAさんの「勝手に噴射する」という発想はさすがです。アブノーマルです。やったら犯罪ですけどね。(文)
★自分のマン臭ならともかく、香水とはいえ誰のものとも知れないマン臭エキスを吹きかけられたらかなりへコみますよ。兵器ですよ。(猫)


「GAL成人向け貸切機におけるアテンダントの機上サービス案内」 文=端井譲治 NEW!

皆さま、いつも我がGALにご搭乗下さいましてまことにありがたうございます。
ただ今より、離陸までの時間を利用いたしまして、救命胴衣のご説明および機内サービスのご案内をさせていただきます。私、チーフ・アテンダントの遠井カナと申します。どうぞよろしくお願いたします。

まづ最初に今般の当社破綻について、皆様には多大のご心配をおかけいたしましたことを心よりお詫び申し上げます。今後は社員一同一丸となりまして会社再建に取組んでいく所存でございます。機内では私どもアテンダント一同、お客様に最大限のサービスを心掛けて参ります。どうぞ今後とも当社ご利用のほどをよろしくお願ひいたします。

では最初に救命胴衣でございます。他の航空会社は現在ビデオで済ませることが多くなつてをりますが、当機ではアテンダント全員が通路に立つて行ひます。また、ご説明に先立ちまして、私どもは皆このやうな格好でございますので(註・(註・あぶらいふ2月号参照)初めに逆ストリップ・ショウをご覧にいれたいと思ひます。一枚づつ衣服を身に着けていき、全員制服を着終はつた後に救命胴衣のご説明に移らせていただきます。

皆さまご自分の前のシートポケットをご覧くださいませ。新品の袋入りパンティが入つてゐるシートがあるかと存じます。はい、その方は当たりでございます。お近くのアテンダントにお渡しくださいませ。これは後で脱ぎますので当たつた方へのプレゼントとなります。

はい、まず全員そのパンティを穿きます。いつたん靴は脱がせていただきます。パンティはTバック、透け透け、レース、ひらひら、割れ目つき、いろいろありますが皆さまどれがお好みでせうか。当人たちはこんなものでも身につけられて、本当にありがたがつてをります。穿くときの動作もお楽しみくださいませ。中には片足を上げたときによろめく者もをりますがそんなときは横からお客様の手で支へてあげてくださるやうお願ひいたします。指でお腹や尻のラインを整えてゐる動作も殿方には珍しいのではございませんか。どうぞお楽しみくださいませ。

はーい、皆穿けたかな、笑顔を忘れちや駄目よ。失礼いたしました。会社再建の覚悟がまだ身にしみてゐない者がをりますので、時折かうして叱咤しないとならないのでございます。かくいふ私も前のお客さまから渡されたこのピンクの透け透けを穿かせていただきました。あとでお返ししますねwink

こんどはブラです。この間、乳首につけた名札はいつたん取り外させていただきます。再びつける際には乳首を大きくするためお客様に揉んでいただくことがあるかもしれませんが、そのときはよろしくお願ひいたします。ブラはサイズがありますのでそれぞれこちらで用意させていただきました。ブラの着け方が各自違ひますのでそれもお楽しみください。大きな乳を押さへる者、ないのに無理やり寄せて谷間を作る者、さすがに当社のアテンダントに背中の肉を前にまはす者はをりません。私はフックを前で止め、後ろにまはしてから肩ひもをかけさせていただきます。はい、失礼しました。

その上にキャミソールを着ます。これは全員、レースなし、ミニタイプのすつきりしたデザインで統一させていただきました。実は当社の事業部長の趣味なのでございます。すごくスケベなのよw 失礼いたしました。お客様はいかがでいらつしやいますか。え、レースつきの方がよい、ですか。では次回はさうさせていただきますね。下から着る者はかがんだ時の尻を、上からかぶる者は伸ばした腋やわき腹などをどうぞご鑑賞ください。

つぎにブラウス。これで皆さまにはつかのま素肌とのお別れですが、すぐにまた脱ぎますのでしばしご辛抱くださいませ。え、ブラウス姿ももいいですつて。さういふ方もいらつしやいますよね。ありがたうございます。少々お待ちください。ボタンをかけるのに意外に時間がかかるのでございます。

そしてスカート。かつてミニがはやらなくなつた時に、世界中の空港でこんな短いスカートを穿いているのは私たちだけだ、とGALのスチュワーデスが不満をもらしたこともありましたが、あれも今となれば夢、かうして身に着けられるだけでも幸せでございます。本日は我々の先輩が望んだミディ丈のスカートを着用させていただきます。すぐ脱ぎますから、これでもミニより色つぽいともいへますわよね。

最後にブレザーを着れば完成でございます。靴を穿いて。ハイ、これが以前皆さまに憧憬の目で見ていただいてゐたGALの制服姿です。♪紺の制服身につけて… あ、失礼いたしました。これは東京のバスガールでございました。ご存じない。そうでせうね。あまりにも古すぎました。さて、ここにをりますのは全員この制服に憧れて入社いたしたものでございます。こんなことになるとはだれが想像したでございませうか。ホロリ。いえいえ泣いてゐる場合ではございません。仕事を続けさせていただきます――。
(このエピソード続く)

▼このところ連載のような勢いで新作を投稿して下さっている端井さん。内容がどんどんサディスティックになってきているようで先が楽しみですね。果たして、GALのCAたちに未来はあるのでしょうか?(文)
★次々と実践される社内改革。CAたちの素早い順応ぶりはアッパレですね。こうなったらもっともっと苛めてあげて欲しくなりますよ。(猫)


「好色じいちゃんとホモ奴隷」 文=秋山たつや NEW!

ホモハッテンバのシャワールームから出て体を拭いていた達也が気配を感じて横を向くと、2人のじいちゃんが達也のパイパンの股間と肉付きのいい尻に熱い視線を送っていた。

以前中年ホモが「あのじいちゃん達には、気をつけろ。いつも○イアグラを飲んでくるから、相手してたら体がもたないぜ」と教えてくれた2人組だ。せっかくの忠告だったのに、達也には逆効果だったみたいだ。

○イアグラを飲んでるじいちゃんのコンビの性玩具になりたい……体の奥からこみ上げてくるマゾ本能が達也を支配する。館内用のガウンを身につけずに全裸のまま2人の前を通ってビデオルームに入った達也は、3人がけソファの中央に座り、持参したポーチの中身を出して前の床に置く。ローションとコンドーム。淫乱ホモの必需品だ。

達也の期待通りに後を追ってきたじいちゃんコンビが達也をはさんで座る。

「こんなことして……お前、ドMだな」

じいちゃんAが達也の右乳首をつまみ、達也の手を掴んでガウンの中に導き、自分の肉棒を握らせる。

「パイパンじゃねえか……変態露出狂だな」

じいちゃんBも達也の左乳首をつまんで自分の肉棒を握らせる。

硬い! じいちゃんなのに2本とも硬い! ○イアグラの話は本当みたいだ。

「乳首コリコリだぜ、いやらしい体だな」
「だいぶ肥大してるな、かなりのマゾだな」

さすが年季の入ったテクで乳首を弄ばれ、達也が「あぁーん」と女みたいな声を出す。

「チンポもおっ勃てやがって……どうしようもない淫乱だな」

じいちゃんAが達也のチンポを握る。

「掘られたいんだろ? 2人でひと晩中掘ってやるぜ」

前屈みにさせた達也の尻穴にローションを塗り、じいちゃんBが指を入れて拡げる。

「ほらほら、どうされたいんだ? ちゃんとお願いしないと、やめちゃうぞ」
「自分に正直になれ。どうやって泣かされたいんだ?」

言葉責めで達也の被虐心を煽りながら、じいちゃんコンビは20本の指で全身の性感帯をこれでもかと愛撫する。暴発防止のために達也のチンポの根元を紐で縛るのも忘れない。見事なマゾ堕としだ。

そんな責めをされて、ドMの達也が逆らえるはずがない。ガチガチの2本の肉棒を握ったまま「掘って下さい! この硬いチンポで私の淫乱マンコを掘って下さい! お2人の性奴隷として、ひと晩中使って下さい!」叫んだ。

それから1時間後、達也は個室のベッドの上で拘束V字開脚のあられもない姿にされ、じいちゃんAの肉棒で尻穴を串刺しにされ、じいちゃんBの肉棒を上の口でしゃぶらされていた。2本の肉棒ともずっとフル勃起。恐るべし○イアグラ……。

2時間後、まだ達也は犯されていた。縛られたチンポをピクピク震わせて半狂乱で悶え泣く達也を余裕の表情で見下ろし、じいちゃんコンビはギンギンの肉棒で達也の上下の口を責め続ける……。

○時間後、2発ずつ抜いて「クチマンコもケツマンコも気持ちよかったぜ」と満足した顔で部屋を出ていくじいちゃんコンビに、達也は「いつでも呼び出して下さい」と自分の携帯の番号を書いたメモを渡した。

▼性の冒険者、秋山さんからの最新プレイ報告です。投稿者名とキャラクター名を分けて書かれているので小説としても読めるのですが、しばしば同封されている写真からも実体験がベースにあることは間違いないようです。なんという放埓な精神。敬服せずにはいられない方ですね。(文)
★大冒険家ですよ。今までの投稿をすべてあわせて、「達也の冒険」という長編として読み直したくなってきます。(猫)


「オマンカの掟 後編」 漫画=黒木空介 NEW!
















「オマンカの掟」 完
▼黒木空介さんの最新アブノーマル・コミック、後編です。前編(2010年3月号)では「しゃぶり牝」という、国から地位を保証された路上フェラチオ屋を営むOLが、贋金を使う客に気づいたところまでのお話でした。このオマンカという国では独特の価値観が根付いているようですが、事態は急速に転がって……。とにもかくにもこんな読後感はそうそう味わえるものではありません。(文)
★今回は冒頭から死人が出ましたね。なんとも言えない味わいですが、それがオマンカの掟であり、黒木空介作品の凄さなのです。そう表現する以外にはないものなのです。(猫)


(「あぶらいふ」新着投稿作品展示室 2010 Mayに続く)

【応募要綱】

「あぶらいふ」では皆様からの力作投稿を募集しています!

★体験談、告白、写真、イラスト募集、貴方のアブノーマルライフをお好きな形で表現して下さい。
SM、フェチ、同性愛などジャンルは問いません。他の投稿者へのご意見、ご感想も大歓迎です。

★投稿はこのページ下段の投稿フォームもしくは郵送にてお願い致します。
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「S&Mスナイパー」の射程と雑誌内雑誌「あぶらいふ」の行方 文=井上文


室井亜砂二 少年時代に描き溜めたイラストを1965年頃から『奇譚クラブ』へ投稿。その語、ファインアートの世界で活躍したが、再びSM画を描くようになり、1984年頃から東京三世社の『SMセレクト』に新作を発表。2004年から『S&Mスナイパー』の雑誌内雑誌「あぶらいふ」の扉絵を描き続ける。画集に『哀犬倶楽部』(大洋図書)など。
inouebun.jpg
井上文 1971年生まれ。SM雑誌編集部に勤務後、フリー編集・ライターに。猥褻物を専門に、書籍・雑誌の裏方を務める。「あぶらいふ」編集人。発明団体『BENRI編集室』顧問。
ablife_neko.jpg
 1980年生まれ。フリーター。2003年より「あぶらいふ」のアシスタントとして井上文専門事務所に勤務。勤務時間外は酒を飲む以外のことは一切しない。
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10.04.16更新 | あぶらいふ  > 
あぶらいふ編集部 |