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12月号扉絵『ふんどし妻裸体調べ』 画=室井亜砂二

The ABLIFE―Abnormal Dilettante Magazine―
月一更新で贈るオール・アバウト・インモラル人生!
読者投稿欄「あぶらいふ」は、「この場」があることで生まれる創作意欲、コミュニケーション欲、そして読者を交えたフラットな交流に意味を求めるインターネット上の広場です。同性愛・自慰妄想・緊縛・露出・各種フェティシズムにまつわる体験談、小説、意見、呟き、絵画、写真など、貴方の個性的な性表現を、ジャンルを問わず募集&掲載しています。「スナイパーSNS」と併せてパワフルにご活用下さい。
↑画集『室井亜砂二氏の愛人犬たち』"LES BIEN AIMEES D'ASAJI MUROI"Published by TIMELESS 2012 in France絶賛発売中!! 詳細を当欄の最後に掲載しています。

★文章の投稿方法が簡単になりました! 個人情報のご記入は一切不要です。
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Monthly contribution gallery 2012 December
2012年12月の投稿作品
NEW!

■イラスト作品 「永久浣腸」「十日分 NEW!」「恥ずかしい独楽回し NEW!」「ふさふさの奥さん NEW!
■文章作品 「恥辱の結合強制連射 NEW!」「老フェチの昭和追想 その三 NEW!」「臨界絶頂-死の人体モルモット- 第3話  NEW!」「ハーフトップが必需品」「顔面ビニールコーティング写真」「変態M男の晒し旅 パート13 NEW!
■あぶらいふINFORMATION 室井亜砂二画趣"LES BIEN AIMEES D'ASAJI MUROI"発売中!!

「永久浣腸」 画=ナカノテツ
▼お尻から入った水が口から出て、その水が吸い上げられて肛門へ。現実にやったら死んでしまいそうですけど夢としてはポピュラーにアリ。難しい構図をものともしない、確かな画力を感じさせてくれるナカノテツさんの作品てす。(文)
★口に嵌められた排水溝みたいなギャグはテツさんのオリジナルでしょうか。洒落が利いてるだけじゃなくデザインそのものが不気味でステキ。欲しいッス。(猫)

「十日分」 NEW! 画=黒木空介
▼十日の間にいったい何が......。アナル栓でもされていたんでしょうか。それとも先に出てきたぶっといウンコが天然の栓になっていたんでしょうか。したくない想像を無理やりさせる黒木さんの真骨頂が炸裂しています。(文)
★お腹の張りを見るとまだまだ溜まっていそうですね。今までの作品を見返してみて改めて思ったんですが、黒木さん+ウンコって、最強にして最凶のカップリングですよ。さすがだな!って思いました。(猫)

「恥ずかしい独楽回し」 NEW! 画=カツ丼小僧
▼母乳を迸らせつつ乳首のてっぺんで独楽を回す、深い事情のありそうな美女。見上げる子供たちの嘲りの表情も残酷なカツ丼さん流のシチュエーション責め絵です。(文)
★独楽に合わせたオッパイの縛り方が何気にオシャレ! お正月用の絵として送って下さったわけではないのですが、今年ももう終わりなんだなぁとしみじみ思っちゃいました。(猫)

「ふさふさの奥さん」 NEW! 画=照Q
▼セクシーなランジェリーとモッサモサの剛毛がベストマッチした恥ずかし過ぎるポーズ。悩ましい八の字眉毛がS心を煽らずにはおきません。(文)
★写真に人物を切り貼りする照Qさんの新作ですね。可愛い顔してこのモジャ毛&デカパイ! ミスマッチのベストマッチっていう絶妙なところ見事に絵にしてくれてます。(猫)


「恥辱の結合強制連射」 NEW! 文=秋山たつや

こんにちは、変態Mの秋山たつやです。
最近また変態ホモ行為をしてしまったので、報告します。

その夜私はレンタルルームでA氏を待っていました。
A氏は50代で家庭持ちなのに、実は男のほうが好きなバイセクシャル。巨根で勃起力抜群なのですが、なぜか遅漏。

そしてA氏には、その遅漏を利用した特異な性癖が......。

20分遅れで到着したA氏は、謝罪の一言もないまま私を全裸にし、頭上で組ませた私の両手をタオルで縛りました。
すぐに自分も全裸になったA氏は私のアヌスにローションを塗りつけてMサイズとLサイズの張り形で拡張し、亀頭が特に大きい巨根で一気に貫きました。

挿入するまではせっかちなのに、A氏とのプレイはここからが長いのです。
まずは深く挿入したままでの乳首責め。私の乳首にもローションを塗り、つまんで、こすって、ねじります。
グワッと巨根で押し拡げられる感覚で下半身全体が熱くなり、上半身は乳首嬲り。

そんなことされたら......そんなことされたら......私は淫乱モードに入ってしまいます。
「あっ......あっ......、あぁ~ん......」と悦びの声が漏れ、私のパイパンチンポが完全勃起してしまいます。

私が勃起するとA氏は目を輝かせて、「ケツマン掘られて勃起するなんて、最低のマゾチンポだな。しょうがねえから、イカせてやるぜ。今夜は5回イカせてやるから、感謝しろよ」と、私のパイパンチンポを握りました。
挿入したままマゾのチンポを手コキで限界まで連続射精させ、それを見て興奮する......それがA氏の性癖なのです。

「ほらほら、5回がノルマなんだから、最初は早く出したほうが楽だぜ」

その言葉とA氏の手の動きは、なぜか反対。私がイキそうになると、チンポの根元をギュッと締めて寸止め。悶える私をニヤニヤ眺めながら、巨根で私のケツマンをズコズコ......やっぱりSの人って、意地悪です。
そんな状況が30分くらい続き、私はもう半狂乱です。

「いやっ、おかしくなっちゃう! お願いします、イカせて! イカせてくださいっ!」

私は浅ましく自分から腰を突き上げながら、哀願します。
でもA氏は、とことん意地悪です。
「何言ってんだ。お前最初からおかしいド変態じゃねえか」とさらに30分生殺し責め。しかもA氏のぺニスはフル勃起を持続したまま......地獄です! いや、天国です!

「かわいそうだから、イカせてやるぜ。ほら出しちまえ、淫乱野郎!」と、やっと射精を許可されたときには、挿入されてから1時間以上たっていました。
それまでA氏の巨根も私のパイパンチンポも勃起したまま......自分で言うのもなんですが、変態のパワーって、すごいです。

もちろん最初の射精は壮絶な発射でした。

「うごぉぉっ!!」と吼えながら、私はパイパンチンポから凄まじい勢いで変態ミルクを噴き上げました。が、1回射精しただけでもうぐったりなのに、巨根でアヌスを貫かれたままの「結合強制連射地獄(天国?)」は、まだ始まったばかりだったのです。

「あと4回残ってるのに、1回目から派手に出したな」と笑いながら、A氏が手コキを再開。もちろんA氏のぺニスはギンギン勃起のまま、私のアヌスをズンズン突いて、えぐります。

「いやっ、もう許して! でも出ちゃう!」
「だめっ!私ばっかりなんて、ひどいっ!」
「ほんとにだめっ! ほんとにだめっ! 狂っちゃう!!」

私は全身をくねらせながら悶え泣き、叫び続け、そして射精しました。
2時間以上かけて、きっちり5回射精させられました。

↑赤黒い怒漲で肛門をメリメリと犯されてヨガる秋山さんの素顔写真。
私の最後の射精を見届けたA氏は、満面の笑みを浮かべて「さすがホモバーやハッテンバで有名なド変態奴隷だな。次は7回イカせてやるぜ」と言いながら、自分は1回も射精しないまま、私のアヌスからぺニスを抜きました。そのぺニスは見事に充血したままでした。
相手は1回も射精しないのに、自分だけ犯されたまま5回連続射精させられてプレイ終了......死にたいほどの恥辱です。

5回でも精根尽き果ててしばらく動けなかったのに、7回なんて、マジでヤバいです。
それなのに......それなのに......私は2週間後にA氏と会う約束をしてしまいました......。

読者の皆様、お願いです、私の無事を祈ってください......。

▲今回も圧巻のヤラれっぷりでしたねぇ。安定した読み応えに加えて濃厚なエロスが滲む秋山さんの告白シリーズ。ご無事を祈りつつ、ついニヤニヤしてしまっております。(文)
★写真の生々しさがまた半端ないですな。ズッポリ犯されてピンピンに勃起して、先走り汁がトロ~リ。余りのガチンコ感に私はちょっとドギマギ......。(猫)


「老フェチの昭和追想 その三」 NEW! 文=端井譲治

別冊の『奇譚クラブ』の「花と蛇」特集号の嵩の厚きも

『奇譚クラブ』昭和44年5月臨時増刊 『花と蛇』特集号 出版社=暁出版
東京で大学生活を送つてゐた私は、ある時帰省したあと上京しやうとして、乗換へのK市で時間潰しに途中下車しました。ブラブラと市内を巡つてゐるうちにとある路地に迷ひこみ、そこで小さな貸本屋を見つけたのです。その店先で引きつけられるやうに目が行つた雑誌が『奇譚クラブ』の「花と蛇」特集号だつたのです。そこは貸本屋で、当然近所の人しか利用できません。旅の途中の私は借りるわけにはいきませんから、なんとか店の親父に頼みこみ、何がしかの金額を払つてそれを売つてもらひました。

その分厚い本の初めから最後まで、あの、子供の頃からの妄想の凝縮でした。再び電車に乗つて読み始めた私はたちまちそこに引きこまれました。有無を言はせぬ幕開けのストーリー展開。魅力的なヒロイン=生贄たち。いちいちうなづける責めのディテール描写。ページをめくるのももどかしいくらゐで、いつもは退屈な東京までの鈍行がその日は夢の超特急でした。

中学~高校を通じて、もつぱら愛読してゐたのは『裏窓』とそれに続く『サスペンス・マガジン』で、中に、鉄火場で言ひがかりをつけられて犠牲になる女賭博師などを含め、時代劇の小説がなかつたわけではありませんが、でもどちらかといへばモダンな雰囲気の雑誌だつたのでせう。『奇譚クラブ』や『風俗奇譚』といふ雑誌があることも知つてはいましたが、どこかおどろおどろしい雰囲気に食はず嫌ひをかこつてゐました。

それからは『奇ク』が愛読書となり、毎月の静子の運命を見守るやうになりました。もちろん雑誌の中では「花と蛇」ばかりでなく、多くの人が、他の小説、ドキュメント、投稿などを通して真摯にSMといふものを追求してゐるのでした。

※また編集部で探して下さるでせうが、老フェチなりにネットを回つたところ、少なくとも2種類の「花と蛇」特集『奇ク』があるのがわかりました。そのどちらが本文のものであつたかは判断できません。2冊とも私の記憶にあるやうには分厚くありませんでした。またまた記憶の曖昧さが出てしまつたやうです。最初から最後まで「花と蛇」で、読みごたへが十分だつたので本文のやうな印象が残つたのでせう。

▼「子供の頃からの妄想の凝縮」と出会えるなんて......夢中になるに決まっていますよね。この幸せな青年はこれからどんな体験を重ねていくんでしょうか。自分の想い出と重ね合わせながら拝読していこうと思います。(文)
★大好きな雑誌って、手に持っただけで幸せな気分になれるんですよね。インクの匂いも、重さも、そして厚さも......。冒頭の短歌、次回も楽しみにしています。 (猫)


「臨界絶頂-死の人体モルモット- 第3話」 NEW! 文=VULGAR

大の字姿で固定された薫の肢体を無遠慮に弄り、乳房などを乱暴に揉みしだくアジア系の人物。南米系の2人は早速自分のトランクから注射器のような物を取り出し、白衣の2人を相手に真剣な表情で語りかけている。持ち寄った無数の麻薬サンプルの説明をしている様子だ。

朦朧としていた意識が徐々にはっきりしていく中で、薫は自分の置かれている状況の意味をようやく理解し、衝撃を受けた。絶望感よりも、自分の体に起きている異変への戦慄のほうが強かった。

下半身内部の強烈な違和感と異物感。下腹部には乱雑に縫い込まれた痕があり、明らかに何らかの手術が行なわれたことを示していた。

"臓器を抜き取られたのだろうか? それとも何かを埋め込まれたのだろうか?"

現実は、戦慄の思考を巡らす薫の想像よりも遥かに過酷だった。

薫の体内には、貞操帯のような形状の装置が、臓器や女性器そのものをガッチリと覆い込むような形で固定されているのだ。尿道及びアヌス、Gスポット、陰核本体など性感を誘発するあらゆる部位に無数の機械部品が貫通する形で溶接固定されており、その装置はもはや女性器そのものを切除しない限り取り除くことが不可能であった。

強制的に麻薬の巡回を性細胞に集中させ、女性のアクメを第三者が意識的に操作出来るなどと変態医師たちが謳い、高額で手術を進める冒涜の象徴ともいえる代物。薫は意識を失っている最中に麻薬カルテル内部の非合法医師達の乱雑な手術によって、それを体内に埋め込まれていたのだ。

「まずはこの3本を少量試します。牛や豚などには試験済みですが、強過ぎて人間が使うには相応しくないのです。とはいえ改良を重ねていく余地はまだあると思います。田中さん、試してみて」
   
白衣の男の言葉をその田中と呼ばれるもう1人の白衣が3人の外国人に翻訳する。そして田中は注射器をトントンと叩き、準備したそれを薫の太ももに打ち込んだ。

この時に薫が受けた感覚を代弁すると、解りやすく言えば男の射精であった。男の射精感が女性である薫の脳みそを廻る感覚。薫は脳内を駆け巡るその異様な感覚に「う......うぅ......」と呻き声を上げながらブルブルと頭を振った。

意外な反応だったのか「これどうですか? 阿部さん」と、田中は不思議そうな顔をした。阿部と呼ばれたもう1人の白衣は「ああこりゃ危ない危ない」と苦笑いしながら頷いた。薫は止まらない脳内の感覚に頭を振り、呻き続けた。

▼残酷な拷問を受けるヒロインに自分を投影して興奮と快感を得るというVULGARさんの加虐小説、第3話です。ついに始まった薫への拷問。「男の射精感が女性である薫の脳みそを廻る」ですよ。これからどんな表現が飛び出すのか――VULGARさんの発想にドキドキしながらついていくだけです。(文)
★女性の絶頂に憧れているというVULGARさんらしい展開になってきましたね。私は薫を責める男たちのスーパー憎ったらしいキャラクター造形にも注目しています。(猫)


「ハーフトップが必需品」 文=Mみどり

精神医学的な分類は、他人にお任せするとして私の現在をお話しします。

外見は、ほぼ男。私を見て女性と思う人は、いないと思います。ただ、トイレで手を洗っていると女性と間違えられて、入ってきた男性が、「あっ、失礼」と言って、飛び出すことはありますが。

確かに持ち物、着ているものは全て女性用です。よくよく考えても、お財布とベルトが男物ですが、他は全部、上から下まで女性仕様です。

ランジェリー(下着のこと)は、ショーツにミニスリップ、サイズは90-75(見方は、90がバストで75が長さです)。ジーンズは3Lの女性用、シャツは七分袖のフィットタイプ(男物の七分袖はほとんどありません)、ソックス、シューズは勿論、コートも帽子も女性用、さらに時計もバッグも手帳も女性用です。

ご存じないかもしれませんが、女性用の手帳には生理日をつけることができるようになっています。私には、まったく不用なのですが。

こんな訳ですから、化粧をしてかつらを被れば女性になれるのですが、踏ん切りがつきません。臆病なだけなのか、メリットの問題なのか、若くないと自覚しているためなのか、説明しにくいのですが、一線は超えてはいないつもりです。

ただ、恥ずかしい話ですが、最近なぜか乳首が出てきて、シャツの上からでもはっきりと分かるようになってきました。それで、ブラジャーの一種、ハーフトップを着けるようにしています。親と会う時も着けています。見た目、筋肉マン風の胸になっていますけど。

男にとって、ブラジャーなんておよそ縁遠いと思っていたのですが、今では必需品となっています。勿論、ソフトカップ付きですから、乳首は分からなくなっていますし、ハーフトップなのでブラのラインも目立ちませんので助かっています。

今は厚着なのでよいですが、春になって薄着になったら考えなくてはなりません。でも、ブラは着つけているような気がします。

日常生活の中で猿轡・手錠等を使った拘束プレイや女装を楽しんでいるMみどりさんの微妙な心理。「私を見て女性と思う人は、いない」と思っていつつ、女性用の衣服を身につけて外へ出て、心を揺らす。その固まりきらないありようがつくづくいいなぁと思います。(文)
★女装をしていながらベルトと財布だけは男物というところにまったく予期しなかった凄みを感じました。今までの投稿からかなり過激なことをしているイメージがあるみどりさんですが、改めて計り知れない繊細さを感じた私です。
(猫)


「顔面ビニールコーティング写真」 文=真知子

ずっと前に写真で見た、顔を透明なビニールで隙間なくコーティングされ、上から猿轡を噛まされて、苦しそうにしていた女性の姿が忘れられません。

その女性は上半身裸で、後手に縛られています。首だけを苦しそうに伸ばして、顔は斜め上を向いていました。顔に貼り付いたビニールがピンと伸びて、鼻は潰れ、目は細く引っ張られています。

猿轡は、黒革のベルトのようなものだったと思います。

最初に詰め物が口中に入れられ、その上からビニールが鼻と口を完全に覆い、この段階で、もう一切の呼吸が封じられていました。黒革のベルトは、彼女が詰め物を吐き出すのを防ぐためだったようです。

下半身はパンティ一枚。中腰になって、いかにもどうしようもなく苦しんでいるという格好でした。

自分がその写真をどこで見たのかがどうしても思いだせず、ただ鮮烈な印象ばかりが残っています。

一般に、猿轡は舌を噛み切るのを防ぐためか、発声を封じるために使用されるものだと思います。しかし彼女が受けていたのはそれ自体が強烈な責めで、拘束状態の維持どころか、放っておけば数十秒で命が消えかねないという厳しいものに見えました。

私はその写真で、後手縛りというものの冷酷な威力を知り、ビニールや革に対しては、絶対的な畏れを抱くようになりました。

そして、不思議にも、一度でいいから自分もその責めを受けてみたいと思い始め、その願望が頭から離れられなくなりました。

強い恐怖感があり、苦しさを予感していますが、他では絶対に味わえない快感も想像できるのです。

このような危険な責めを誰かにお願いすることはできず、また、お願いできる相手もいませんので、せめてその写真がどこに載っていたものなのかを知りたいと思っています。

十年以上前、本か雑誌。モノクロ写真。手がかりといってもそれくらいしかありません。

▲プレイではなく処刑や拷問の光景として掲載されたものだったのかも知れませんね。ご存じの方、教えて下さい。(文)
かなり緊迫感のある写真のようですね。実行......は危なすぎるので、敢えて夢のままにとどめておくのがいいんじゃないかなぁ。(猫)


「変態M男の晒し旅 パート13」 NEW! 文=醒ドール

私はラブホの磔台に全裸で固定され、放置の状態。ベッドではペニスバンドを装着された美紀様がAさんへ近づいていかれます。

美紀様は彼女をベッドの上で四つん這いにさせて尻を私のほうへ向けさせ、ローションを垂らしてバイブをアナルへ挿入。そのままグリグリとバイブを操作され、彼女の髪を掴んで彼女の体を四つん這いのままで180度反転させました。

美紀様は厳しい表情でおっしゃいます。

「いやらしいね。もし、お前が私達の下に仕えたいのなら、彼氏の前で宣言しなさい。私は変態で淫乱なメスです。単独でも私達の下で仕えますので弟子にして下さいと」

美紀様はニヤニヤしなから握ったバイブを動かされ、「強要はしないわ、宣言したいなら10秒以内に誓いなさい」と、カウントダウンを始められました。

すると、すぐにAさんの口から誓いの声が。

「あら、そんなに彼氏より私達のほうが良かった?」

美紀様は私に、

「彼女の意志は尊重しないとね。これからユキは私の弟子だから、解った?」

浩二様が浴室から帰って来られると、美紀様はAさんが誓ったことを浩二様に話されました。すると浩二様が四つん這いのAさんに口枷を装着、美紀様が尻穴から抜け落ちたバイブを再び挿入し、髪を掴んで顔を上げさせると浩二様が携帯電話のカメラでその姿を撮影されました。

その後、美紀様がバイブを抜き取るなりペニスバンドでバックから侵入、彼女は口枷の丸い穴からいやらしい舌を覗かせて涎を垂らしています。美紀様の激しいファックに堪らず四つん這いの姿勢を崩し、Aさんは完全に俯せになりました。が、それでも美紀様は腰を動かします。

さらには浩二様がAさんの体を触りながらビッグペニスを自ら扱かれ、勃起させています。

「もう少し馴らしたほうがいいんじゃない、入る?」
「大丈夫だ」

美紀様がペニスバンドを抜かれると、浩二様がAさんの尻を上げさせ、ゆっくりと侵入を開始。Aさんは声を上げますが、口枷で何を言っているか解りません。

浩二様が「最初から根元まで咥え込んだ女は始めてだ」と美紀様と会話をされておられます。

しばらくバックからの凌辱が続きます。浩二様はAさんの背中に密着すると、侵入されたまま彼女の体を起こし、そのままの姿でズルズルとベッドの端に移動、座った状態から彼女を突き上げるようにファックされました。

Aさんが悶えながら何かを喋っています。浩二様が彼女の口枷を外されました。すると、彼女は「正面から抱いて下さい」と懇願しているのでした。

浩二様がAさんのウエストを押さえていた腕をお放しになると、彼女は自ら一度立ち上がり、ベッド端に座っておられる浩二様と向き合う形に脚を開いて、正面から浩二様の太股の上にのり、自らビッグペニスを握って自分のアナルへ誘導、そのまま挿入させました。

この淫乱振りに気をよくされたのか、浩二様はAさんと舌を絡めてしっかりと抱き合ったままアナルSEX。彼女は自ら腰を動かしています。さらには浩二様が立ち上がられ、2人の交合は駅弁ファックへと展開していきました。

浩二様とAさんのアナルSEXを見てペニスを勃起させた私に美紀様が近づいてこられます。そしてX字型に磔られた私の左手のみを自由にして下さいました。

「オナニーを許可する、始めなさい」

私はオナニーを始めました。すると浩二様が駅弁ファックをしながら私に近づいてこられ、ハメたままの彼女へ私のオナニーをお見せになりました。

「どうする? 俺とお前の彼氏のどちらがいい、彼のチ○ポ欲しいか?」
「いりません」

それを聞いた浩二様は駅弁スタイルのままベッドまで行かれ、そのまま倒れ込むとAさんに覆いかぶさりました。

「いい子だ、褒美にオ○○コにも入れてやる」

浩二様は彼女といろいろな体位でSEXをしておられます。しばらくすると、美紀様がペニスバンドを外され、全裸で参戦。浩二様にバックで犯される彼女の前で大股開きをされ、彼女にオ○○コを舐めさせました。

長いSEXが終わり、浴室から帰って来た浩二様がおっしゃいます。

「来週、ユキとプレイするから」

そして浩二様と美紀様が服を着、彼女は全裸にコートを羽織り、美紀様が私の左手を再び固定してこられます。その間に料金を支払われた浩二様が、私の車のカギをお取りになりました。

「先に行って待っている」

3人に出て行かれてしまった私は焦りましたが、しばらくすると掃除の女性が入ってきてしまいました。私は全裸で磔にされたまま首輪姿にパイパンを晒し、じっと俯いていました。すると女性が私の名前を言ったのです。

見ると、年末の同窓会で会ったばかりのGさんでした。

「何やってるの?」

私はツーショットで騙されたと嘘をつき、Gさんに固定の手を外して貰うと、自分で足枷を外すなりGさんに背を向けてコートを探し、そのまま逃げるように部屋を出て行きてしまいました。

浩二様と美紀様の隙のない責めの見事さもさることながら、最後に出てきたGさんの「何やってるの?」は最高でした。今後のカラミを期待せずにはいられません。(文)
★あはははは。醒ドールさんには変態の神様が憑ついてるのかもしれませんね。実体験を元に書いていらっしゃるというこのシリーズ、毎月ひたすらに楽しみですよー。(猫)


■あぶらいふInformation
画集『室井亜砂二氏の愛人犬たち』"LES BIEN AIMEES D'ASAJI MUROI"Published by TIMELESS 2012 in Franceを紹介します 文=井上文


"LES BIEN AIMEES D'ASAJI MUROI"

発売:2012年
出版社:TIMELESS (フランス)



現在、東京銀座スパン・アート・ギャラリーで購入できます。(※2013年1月17日・追加しました)
http://www.span-art.co.jp

室井亜砂二氏が女性を犬にする妄想を始めたのは、子供の頃に祭りで見た見世物の看板絵(若い娘が無理やり手術台に載せられて両手足を半分に詰められてしまう「犬娘」の絵)がきっかけだった。

「子供が初めて性的なものに出会う時って、いきなり快感にはいかなくて、拒絶反応があったり恐怖があったり、でも忘れられなかったりっていうような、混乱した状況になりますよね。私もその時、最初は恐怖を感じたんです。こういうような生き物が、おじいちゃんの家にあるような古い日本間の暗がりから、ヌッと這い出してきたらどんな感じだろうかって」

その後、高校生の頃から雑誌「奇譚クラブ」へイラストの投稿を始め、以降、40年以上に亘って「女犬」の絵を描き続けてきた室井氏。描く上で氏が大事にしているのは、子供の頃に得た衝撃そのままの、ジャンル分けされ得ない未分明な感動だ。



「もしも私が絵を見る人にこういう衝動を起こさせたいという狙いが一つあるとしたら、デジャビュを起こさせたい。SM的なものって、性風俗が作った決まりごとの前に、もっと混沌としたものから個人の中に派生しているような気がするんです。人間や民族が太古の昔から持っている血の歴史みたいなものが、子供の頃から接している民話とか紙芝居とか、時代劇なんかにも裏側に脈々と表現されていたように思う。残酷であったりとか、本当は恐ろしかったりする人間のもともとの匂い。 我々はそれを幼い頃から無意識に嗅ぎとって、自分の中に見てきているんじゃないでしょうか」

もしもあなたが室井氏の絵を見て不思議な懐かしさを嗅ぎ取るとしたら、その理由は絵のタッチや背景のせいというよりも、自分自身の中にある名もない混沌と再会するからなのだ。

そんな氏の「奇譚クラブ」時代の貴重なカット、当「あぶらいふ」扉絵の一部、さらに新作を加えた画集が、フランスの出版社TIMELESSより発売された。1点1ページ、A3サイズ(297mm×420mm)で32頁、絵だけが裁ち落としで並んだワイルドな1冊。解説はWEBスナイパーでもおなじみフランス人ジャーナリストのアニエス・ジアール氏が担当している(仏語・英語)。

頁を捲るたびに突きつけられることになる、あなた自身の姿とは。初めて合わせ鏡を覗いた時のような衝撃に触れて、凝った心を揺らしてみて欲しい。200部限定のようなのでお早めにチェックされたい。

"LES BIEN AIMEES D'ASAJI MUROI"
Asaji Muroi

Price: 15EUR
30 x 40 cm - 32 pages in b&w - Soft cover
Limited to 200 copies
Maxi format of great art by master of dog women : Asaji Muroi.
Introduction in french and english by Agnes Giard.
Published by TIMELESS
【裏表紙】
(「あぶらいふ」新着投稿作品展示室 2013 Januaryに続く)

【応募要綱】

「あぶらいふ」では皆様からの力作投稿を募集しています!

★体験談、告白、写真、イラスト募集、貴方のアブノーマルライフをお好きな形で表現して下さい。
SM、フェチ、同性愛などジャンルは問いません。他の投稿者へのご意見、ご感想も大歓迎です。

★投稿はこのページ下段の投稿フォームもしくは郵送にてお願い致します。
作品は編集部が厳重に保管の上、厳選して『WEBスナイパー』の「あぶらいふ」にアップ致します。

★恐縮なのですが、いずれの作品に対しましても、原稿料・謝礼等をお支払いすることができません。
ご了承の上、是非「WEBスナイパー」並びに「あぶらいふ」が目指すサイト作りへのご協力をお願い致します。

★応募方法
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「S&Mスナイパー」の射程と雑誌内雑誌「あぶらいふ」の行方 文=井上文


室井亜砂二 少年時代に描き溜めたイラストを1965年頃から『奇譚クラブ』へ投稿。その語、ファインアートの世界で活躍したが、再びSM画を描くようになり、1984年頃から東京三世社の『SMセレクト』に新作を発表。2004年から『S&Mスナイパー』の雑誌内雑誌「あぶらいふ」の扉絵を描き続ける。画集に『哀犬倶楽部』(大洋図書)など。
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井上文 1971年生まれ。SM雑誌編集部に勤務後、フリー編集・ライターに。猥褻物を専門に、書籍・雑誌の裏方を務める。「あぶらいふ」編集人。発明団体『BENRI編集室』顧問。
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 1980年生まれ。フリーター。2003年より「あぶらいふ」のアシスタントとして井上文専門事務所に勤務。勤務時間外は酒を飲む以外のことは一切しない。
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12.12.14更新 | あぶらいふ  > 
あぶらいふ編集部 |