The
ABLIFE―Abnormal Dilettante Magazine―
月一更新で贈るオール・アバウト・インモラル人生!
読者投稿欄「あぶらいふ」は、「この場」があることで生まれる創作意欲、コミュニケーション欲、そして読者を交えたフラットな交流に意味を求めるインターネット上の広場です。同性愛・自慰妄想・緊縛・露出・各種フェティシズムにまつわる体験談、小説、意見、呟き、絵画、写真など、貴方の個性的な性表現を、ジャンルを問わず募集&掲載しています。「スナイパーSNS」と併せてパワフルにご活用下さい。★文章の投稿方法が簡単になりました! 個人情報のご記入は一切不要です。
2014年10月の投稿作品 NEW!
「爛れ月」 NEW! 作=たけのこ
「組織のボスが女スパイをバイブ責め」 NEW! 作=ルーズ
「男友達に男装を見破られて犯される」 NEW! 文=カヅキ
ガッチリ体型の女(24才)です。名前はカヅキです。格闘技をしている都合で髪の毛を短くしているので、よく男の人に間違われます。10代の頃からなのですが、たぶんそのせいで繰り返ししてしまっている妄想があるので告白します。
その妄想はまず私が自分の性別を隠して男として生活しているという前提から始まります。女としての自覚がある一方で、男になりたい願望を持つ妄想の中の私は、わざと髪の毛を短く切って、体を鍛え、男ものの服を着ています。そして数人の男友達のグループといつも一緒に遊んでいます。
ところがある日、カヅキは女なのではないかと誰かが冗談で言うのです。いくら体を鍛えていても、やはり性別の限界がというものがあり、どうしても体のラインに丸みが出てしまったり、腕や足の肉付きが男とは違う、柔らかなものになってしまいます。「なんかポチャポチャしてるじゃん」と、そこを指摘されるのです。
私は内心で動揺しながら、「何言ってんだよ。それよりさ......」とさりげなく話題を変えようとします。でも私に疑いをかけたその彼は「前からずっとヘンだと思ってた」としつこく食い下がってきます。
「なぁ、ホントは女なんだろ。男だったら、別に触られても平気なはずだよな」
「バカ、触るなよ気持ち悪い。怒るぞ」
「あれぇ、なんかやっぱり柔らかいぜ。おい、みんなも触ってみろよ」
私は青くなって抵抗します。でもみんなは冗談だと思っているので平気で手を伸ばしてきます。
「お前らいい加減にしろよ」
「そんなにムキになるってことは、やっぱり女なのか」
誰かが後ろから胸を揉んできました。私は「あっ」と声をあげて身をすくめてしまいます。
「お、おい、お前ら......」
必死に平静を装おうとするのに、声が震えて、全身から脂汗が滲んできました。
「カヅキ、お前ホントに男か?」
後ろから胸を揉んでいた友達が少し興奮した様子で「なんかおっぱいがあるんだけど」と聞きながら手を動かしてきます。
「ほ、ほんとだって。当たり前だろ......あぁっ」
シャツの下に巻いているサラシ越しに乳首を探られ、抓まれます。同時に誰かの手がズボンの上からアソコへ......。
最初はみんな笑っていたのに、明らかに空気が変わって、どこに触れてくる手つきにも真剣みがこもってきました。
「おかしい、やっぱりチンコがないぞ」
「マジかよ」
「尻がプリプリなんだけど」
「おいカヅキ、お前本当に女なんじゃないか」
「ち、違うって。もうやめろよ」
「だったら証拠見せてみろ。脱がしてもいいよな」
「馬鹿。よせよ、やめてくれ」
抗う私を数人掛かりで床に組み伏せて、誰かがベルトを外してきます。
「やめてくれ!」
ズボンと一緒にパンツが一気に引き下ろされると、お尻が剥き出しになったのが分かります。
「や、やめて!」
「なんか見えるぞ」
「開け、開け」
「お前ら......ふざけるなよ」
「仰向けにして確かめよう」
うつ伏せから横向きに逃げた私の体がそのままひっくり返されそうになります。私は必死で抵抗しますが、数人の男が相手ではなすすべもありません。
仰向けに返されるなり、足を左右に開かれます。
「あぁっ、見ないで」
手で隠そうにも、両手は床に押さえつけられています。私の女としての何よりの証がみんなの目に触れてしまいました。
「オマンコだ。やっぱりカヅキは女だったんだ゜」
言いようのない恥ずかしさに頭が真っ白になります。でも本当に恐ろしいのはこれからでした。
「おい、濡れてるぞ。カヅキのオマ○コ濡れてるぞ」
「イヤッ......も、もう放して」
「カヅキ、いいじゃないか。俺が気持ちよくしてやるよ」
そう言ったのは最初に疑いをかけてきた男友達です。彼は私の脚の間に割り込んでくるなり、アソコに唇をふるいつかせてきます。
「ああっ、お前!」
普段体を鍛えていることなんて、何の意味もありませんでした。四肢を押さえつけられたまま割れ目からクリトリスまでを舐め上げられて、私は高い喘ぎ声を漏らしてしまいます。
「どんどん濡れてくるぞカヅキ」
「感じてるんだな、俺も興奮してきた」
「上半身も愛撫してやろうぜ」
「だめっ、やめて!」
シャツとサラシが剥ぎ取られて乳房が剥き出しにされます。そうして左右から乳首に吸い付かれると、私はショックと快感の狭間で体を力を入れることもできなくなります。
みんな大好きな友達なんです。嫌悪感より戸惑いや恥ずかしさのほうが大きくて、その複雑な気持ちが私に愛撫を受け入れさせてしまいます。
快感に負けてあからさまな声を上げてしまう私に股間を舐めていた彼が言います。
「カヅキ、突っ込んで欲しいんだろ?」
ズボンを脱ぐ気配が伝わってきて、ハッとわれに返った私はめちゃくちゃに暴れようとします。でも多勢に無勢、別の友達に足を押さえられてしまってはどうすることもできません。
「おい、まさか......やめてくれ」
一気に根元まで突き入れられると、そのままズルンズルンと激しく出し入れされて、私は喘ぎながら胴震いを繰り返します。屈辱的なはずなのに信じられないような快感が私を満たし、彼の精液を体に受け入れてしまいます。
そしてまだ体の震えも治まらないうちに別の男友達が......。
ブスなのにいつもこんな妄想をしながらオナニーをしてしまいます。長々と書いてしまってすみません。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
「水遁の術」 NEW! 文=夕やけ
子どもの頃からの夢のひとつでな、水中にずっと潜りっぱなしでいて、水中から水面を見たり、体を水につけている人を水中から眺めていたいというのがあった。
これは自分で分析をしてみるに、透明人間になりたい願望の一種なのかもしれん。人知れず人間界を覗いてみたい。現実に体を透明にすることはできんので、水の中に隠れて河童のように人間を眺めてみたいと思うようになったんじゃないか。
これを実際にやるのにスキューバーダイビングの装備ではいけない。泡がぶくぶくして目立つからな。ふさわしいのは昔の忍者がやっていた水遁の術だ。細い目立たぬ筒を水面からそっと突き出し、呼吸しながら水中を自在に移動する。シュノーケリングの忍者版だ。
これをプールでできればいいが、プールでは呼吸用の筒を容易に発見されてしまう。余りにも長く水中にいると事故と疑われて係員に飛び込んでこられることもあろう。したがって実行はどこかの湖が野池という、本物の忍者スタイルになった。地域的な都合から筆者は野池に決めた。
ここで立ち上がる重要な問題の一つに、野池では泳いでいる人が一人もおらず、人間界を密かに覗くという肝心の目的を果たすことができないという不都合があった。しかし幸い、すぐそばには遊歩道やサイクリングコースがある。若い女性の姿を散見することもできた。筆者は好日を選び、とにかく野池で水遁の術を実践してみることにした。
池のたもとの木陰で服を脱ぎ、兼ねて妄想していた通りに全裸で野池に侵入した。道から死角になる場所から音を立てずに入水し、岸から張り出して枝葉を広げる木の下をくぐるようにして、水面から顔だけ出してまずは進んだ。
枝葉のお陰で呼吸用の筒を使うまでもない。筆者はそこをいざという時の避難場所に定めて、まずは葉の隙間から道の様子を落ち着いて透かし見た。
嬉しいことに、ジョギングをする人間が一分間に一人のペースでやってくる。しばらく観察を続けて安全地帯から出ていくタイミングを計った。
一人のジョガーが通り過ぎたところで、音を立てないように注意しながら頭まで水に使って筒だけを水面から突き出させた。
ゴーグル越しに緑色をした水中の光景が見える。視界はわずか30センチというころか。これではいくら道に近づいたところで水中から外の世界を透かし見ることはできないだろう。できるとすれば、カエルよろしく目立たぬように水面にゴーグルだけを出して直接道を見上げることだった。
腰に錘をつけているため、浮きすぎることなく安定して進むことができる。
筆者は件の安全地帯と池の端のちょうど中間辺り、ぽっかり広がる水面にそっとゴーグルを突き出させた。
激しくエレクトしていた。胸が躍って、少し息が苦しかった。
頭までが水面から出てしまわないように、細心の注意を払ってゴーグルだけを水面から出した。顔が水平に近い斜めになり、視界に角度がついて見にくい。が、それでもかろうじて道の様子を観察することができた。
するとそこへ自転車に乗った小学生の集団がさーっと現われたと思うなり、私を指差し「亀だ」と云って次々に石を放ってき始めた。筆者はゆっくりと後進して安全地帯まで逃げた。二つ、頭に石が当たった。
息を殺してしばらく待ったが、小学生たちは異様に執念深く、いつまでもそこに居座って帰らなかったから、根負けした筆者は入水した時と逆の経路で彼らに見つからぬように岸へ上がるしかなかった。
「50女をローター責め」 NEW! 文=窓際係長
今週もバツイチ50女の彩乃とラブホで秘密の情事。
壁の大鏡の前に移動させたソファに、タオルで後手縛りした彩乃を座らせ、俺も隣に座る。
もちろん今日も俺が用意したエロ服に着替えさせている。半スケ生地の白いブラウスにフリフリのミニスカート、当然ノーブラ、ノーパンだ。
普通の50女だったら失笑もんの格好だが、さすがスナック美人ママとして地域の親父達に大人気の彩乃、「今日だけは自分を解放して大胆になると決心した、上流マダム」と表現したいようなエレガントセクシーな雰囲気を失わない。
50女としては最上級レベルの美貌、突き出たFカップの乳房、うっすら透けて見えている大きめの乳輪と乳首......もし熟女風俗で彩乃が出てきたら、どんな男でも歓喜のガッツポーズをするだろう。
いきなり襲いたくなるのをグッと我慢して、熟女フェロモン出まくりの彩乃の姿をじっくり鑑賞する。
「そんなに見ちゃいやっ!」
顔を赤らめて、彩乃がうつむく。
もう何十回もエロエロな行為を重ねた仲なのに、初情事みたいな恥じらい......こんな可愛い女は、俺の人生の中でも彩乃が初めてだ。
「彩乃はエッチな服がほんと似合うよな」
いつものようにからかってやったら、「違うもん......仕方なく着てるだけだもん......」と、上気した顔で強がる。
こういうバレバレの嘘をついて無駄な抵抗をしてくれるから、彩乃を調教するのが楽しくてたまらない。
「じゃあ、これは何かな? どうしてこんなにピンピンになってるのかな?」
ブラウスの上からでも興奮して充血しているのが丸わかりのデカ乳首を指で弾いてやる。
「ああっ......」
彩乃の口から切ない声が漏れる。
「ほら、認めちゃえよ。彩乃はエッチな格好させられるのが大好きな淫乱女だろ?」
乳首をつまんで引っ張りながら、さらに追い込む。
「あん......ああっ......違うから......違うって......」
明らかに感じている声なのに、彩乃はまだ悪あがきする。こうなったら、決定的な証拠を突きつけるしかない。
「嘘ついても無駄だぜ。スカートの中を確認すれば、一発でわかるんだからな」
ミニスカートをペロンとめくり、俺の命令で常時パイパンの秘部をむき出しにしてやる。
「いやあぁっ、だめっ!」
悲鳴を上げ、なぜか彩乃が目を閉じる。俺の予想通り、彩乃の秘部は濡れて光っていた。
「ほら、目を開けなさい!」
彩乃の目を開けさせ、秘部の愛液を指ですくい取って、彩乃の目の前に持っていく。
「これは何かな? 俺の指についてるこのヌルヌルしたのは、何かな?」
強い口調で問い詰める。
「ごめんなさい......彩乃のオ〇ンコのエッチ汁です......」
消え入るような声で彩乃が答える。
「やっぱり彩乃は淫乱女だったな。今日は淫乱女の彩乃のために素敵な道具を用意してあるから、それでたっぷり感じさせてやるぜ」
自然とニヤけた顔になりながら、3個のピンクローターを彩乃に見せる。
「いやっ、こわいっ! 3つもどうするの?」
そんな言葉とは裏腹に彩乃の瞳は濡れている。ほんとわかりやすい淫乱マゾ女だ。
「きまってるだろ。彩乃のスケベ乳首とスケベクリトリスに貼り付けてつかうんだよ」
あえてブラウスの一番上と一番下のボタンは残し、その間のボタンをはずして、Fカップの乳房をプルンと飛び出させる。
いい眺めだ。普通に脱がせるより数倍エロい!
「ねえ、やめてっ......」
彩乃の言葉は無視して、コリコリの2つの乳首に絆創膏でピンクローターを貼り付ける。ヌラヌラのクリトリスにもピンクローターを貼る。
「ほら、遠慮なく気持ちよくなっていいぞ、淫乱マゾ女さん」
3個のローターを次々にスイッチオン。ヴィーンとうなりを上げて、ローターが振動を始める。
「あああぁっ! 止めてっ! はずしてっ!」
彩乃が叫びながら体をよじるが、当然無視。
やがて「こんなんでいくのいやっ! ゆるしてっ!」に変わるが、もちろんそのまま。
「ほら、好きなだけいっていいぞ。しっかり見ててやるから」
俺が耳元で囁いた直後、彩乃は「んあああぁぁっ! 意地悪っ!!」と叫んで体をけいれんさせ、最初の絶頂。
あとは皆様ご存知の通り、彩乃は連続絶頂牝になった。
「機械はいやっ! でもいっちゃうぅぅっ!」
「こわれちゃうからっ! こわれるってぇっっ!」
「止まらないよおぉっ! 止まらないぃっっ!」
いつものパターンで支離滅裂な叫びを上げて体をビクンビクン震わせながら、絶頂につぐ絶頂。
10回目くらいで目の焦点があやしくなったので、ローターのスイッチを切る。
放心状態の彩乃を抱きしめ、唇を重ねる。
しばらくキスしているうちに我に返った彩乃は「このままじゃいやっ! 最後は〇〇さんのオチンチンでちゃんといかせてください!」と後手縛りされたまま俺のガウンの中に顔を突っ込み、ギンギン勃起の俺のペニスをくわえる。
彩乃のねっとりしたフェラ奉仕を受けて、ペニスはMAX鋼鉄状態になる。
彩乃の後手縛りをとき、壁に手をつかせて、尻を突き出させる。
スカートははかせたまま、バックから挿入して一気に貫く。
「あん......硬いの入ってる......彩乃は〇〇さんのオチンチンが好きっ!」
彩乃が悦びの声を上げ、腰をくねらせる。
しばらく三浅一深のピストンで楽しんでいたら、彩乃が息を荒げて「はあぁぁ~ん......もっと突いてっ! このままいかせてっ!」と、最後のお願い。
俺も発射準備OKなので、ラストスパートにはいる。
力をこめてグイッ、グイッ、と突きながら、決め技の乳首ねじりも繰り出す。
すぐにそのときがやって来た。
「んがああぁぁっ! 〇〇さんが好きっ!!」
ビイィーンと体をのけ反らせて彩乃が昇天。それと同時に俺のペニスも中出し噴射。
50代同士の情事でこんなに燃え上がれるなんて、人生捨てたもんじゃない。
「15歳で奪われた童貞と初のM体験」第12話 NEW! 文=醒ドール
ユミ様が「大袈裟にするから骨折だと思った。捻挫かぁ~」と竹刀の先で私の足首を突いてきます。ユミ様は今の女優で言うと夏菜似で、一見清純そうに見えますが、本性はドS。しかもH好きというたまらない人です。私は突かれる痛みに悶絶しましたが、ユミ様が喜ぶ表情を見るとそれだけで報われる思いでした。
それから約1カ月、2年生エースのリサさんの活躍で県高校総体で優勝を果たし、全国大会への出場が決定しました。
県総体終了後の土曜、ユミ様から家に来るようにと呼び出しがありました。ユミ様はお父様との二人暮らしで、昼間はユミ様しか家にいません。
家に伺うと他校の悪仲間の女子が数人、すでに集まっていました。全員3年生です。早速ユミ様が紹介して下さいましたが、男は私だけです。しかも年下ということで、全員から興味津々で話し掛けられてしまいました。私はユミ様の機嫌を確認しながら会話です。
ユミ様の機嫌が超悪い場合、いつ蹴りやパンチが飛んでくるか分かりません。過去にはタバコの火を顔に押し付けられたり、アンダーヘアをハサミで切られ、食べさせられたこともありました。
その恐怖の記憶がフラッシュバックし、少し睨まれただけで涙を流してユミ様に許しを乞う時もあります。
会話の中で私のことを「可愛い」という発言があり、ユミ様が反応しました。私を手招きして顔を近づけ、「嬉しいか? 調子こいてんじゃーねぇーぞ(笑)」と小声でおっしゃいます。
「す、すいません」
「いや、もっと可愛くならないとな」
そうおっしゃって私を座らせ、女性の一人が着けていた髪飾りを私の髪につけました。
「化粧させてみたら」
誰かの提案にユミ様がニヤッとされました。
「面白れぇーな。化粧するか(笑)」
ユミ様の言葉には逆らえません。私はユミ様に腕を取られて隣の部屋に連れて行かれ、そこで化粧をされました。ユミ様はハンガーに掛けてあったご自分の制服のスカートを差し出して、「これ穿け」とおっしゃいます。
私はズボンを脱ぎ、スカートに足を通しました。ユミ様は身長が175センチと私より少し背が高いのにウエストは細いため、スカートの腰の部分を安全ピンで留めました。上半身はユミ様の制服が入らなかったので、カッターを脱いだTシャツ姿になりました。
「お披露目」
ユミ様に背中を押されて皆さんが待つ部屋に入った途端、爆笑されます。
スカートのせいで足元がスースーし、なんだか大勢の女性の前で下半身を露出しているような気分になり、急に恥ずかしくなりました。
「顔が赤くなってるじゃん。やだ、可愛い」
女性陣は盛り上がり、人の悪口や男絡みの下ネタ話をします。Hした時の内容まで話している方もいました。そんな中、一人の女性が私に「何であだ名がリチなの」と聞いてこられました。
「コイツはヤリ○ンだから、中をとってリチなんだ」
ユミ様がニヤニヤ顔でおっしゃいました。
女性たちは「ヤリ○ン、最低」と軽蔑するか、あるいは「何人とヤッた」などと興味を示すかの真っ二つに分かれました。
ユミ様が「コイツとヤリてー奴」と右手をあげて叫ばれます。するとユミ様の他に4人の手があがりました。
「しゃー行くぞ。ジャンケンポン」
勝ったのはユミ様でした。
「結局、オメーは俺のもんだな」
ユミ様は終始上機嫌で、ギリギリまで勝ちを争った女性(クミ様)に「クミ、お金出したら貸してやるぞ」などと話され、お開きになるまで楽しそうに笑っていました。
その後は家の外でもこのメンバーで会うようになり、度々ゲーセンなどにお供をしましたが、小遣いがあっと言う間に使われてしまうばかりで私としては複雑な思いもありました。
一方、私は5月の大会で知り合った他校バスケ部キャプテンのリカさんとも定期的に会っていました。友達からということでメモを交換したのがきっけでしたが、リカさんは初日のデートから私を恋人として扱いました。そして会う度に服のセンスのダメ出しをしたり、自分好みの色を伝えてきたりして、時に服をプレゼントしてくれました。
リカさんは、キャプテンをしているということもあり、気が強くてリードするタイプです。デートの代金なども全てリカさんが支払い、私が払おうとしても「任せて」と私の財布を押さえ、自分で払います。気が引けましたが本当に助かりました。
デートの帰り際、ふと会話が止まり、リカさんが顔を近付けてきたのは夏休み直前のことでした。そのまま口に軽いキス――私はこれが本当のファーストキスと感じました。
私自身もときめきましたが、キスの後のリカさんは満面の笑み。手を振りながら帰る姿がとても印象的でした。
そして夏休み初日のことした。リカさんとのデート中、映画館の前でクミ様と遭遇してしまったのです。私は内心で慌てつつ、気づいてない振りをしてリカさんと手を繋いだまま映画館の中へ。
その日は何事もなく済みました。が、3日後の部活の帰り、待ち伏せをしていたクミ様に突然声を掛けられました。
(続く)
「放屁音を鳴り響かせる羞恥プレイ」 NEW! 文=梶
妻への羞恥責めが加熱しています。昨年までは車の中で妻に空気浣腸をして外へ連れ出し、エレベーターの中など見知らぬ人がいる場所で放屁させるという遊びに凝っていましたが、空気浣腸をするたびに車に戻らなくてはいけないのがもどかしく、新たな責め方を考えました。それが首にレコーダーをぶらさげさせて放屁音を大音量で流す、というものです。
あらかじめ放屁音を録音しておき、狭いエレベーターの中で「ブッ、ブゥッ......ぶりぶりっ」とスピーカーを通して大きな音で流すのです。そうしますと、多くの人がまずギョッとした顔で振り向き、ついで怪訝な顔をします。私は妻とは他人の振りをして、他の方と一緒に妻を好奇の視線で眺めます。そんな時、妻は額に脂汗をかきながら呆然と立っていますが、同時に秘所をドロドロに濡らしていることが後のチェックで分かります。厳格な家庭で育った妻は、羞恥心が異様に強く、ある程度以上追いめられると自罰の念が脳内で性的に変換され、快感に変わってしまうという哀れな変態体質の持ち主なのです。
時に衆人環視の中で絶頂にまで至ることもあり、そんな時は立っているのもままならず、却って注目を集めます。その間もスピーカーからは「ブウ......ブシュウ」と放屁音が流れ続けており、見ている人はその湿った音から妻が淫らな行ないをして昂ぶっている変態女なのだと本能的に直感するようです。クスクス、ヒソヒソする声が聞こえてきて、妻はますますマゾ悦の深みへと嵌っていくのです。
同じことを続けていればやがて刺激も薄れてきます。いずれは夜の営みの録音を流そうともくろんでいますが、さしあたり今考えているのは、放屁音に放尿音や脱糞音が混ざるような、排泄時の音を録音するということです。皆さん、もしもどこかの街のエレベーターで首からデジタルレコーダーをぶら下げた女が異音を響かせているのを見た時は、じっくりと見つめて指を差したり、笑ってやったり、なんなら囃し立ててやったりして下さい。
「女王様と覆面男性」 NEW! 文=秋山たつや
こんにちは、変態Mの秋山たつやです。
先日あるSMバーのベテラン女王様から「お前に興味があって私と一緒に責めたいという男性がいるから、今度付き合いなさい」と言われました。
10年以上もお世話になっている女王様の命令なので、断われません。ていうか、女王様とS男性との3Pなんて美味しい話を断われるはずがありません。
当日指定された時間にラブホテルのSMルームに行きました。いろんな拘束具が設置されていて、出張SMクラブの客達に大人気の部屋です。
部屋には女王様がひとりで待っていました。すでに黒いエナメルのボンデージコスチュームに着替えていました。
私もあらかじめ女王様に指示されていた尻出しOバックパンツ一枚の格好になり、女王様に黒革の首輪をはめられました。
それからアイマスクもされ、「もうすぐ来るから、正座して待ちなさい」と命じられて従いました。
5、6分して男性が到着しました。
「今日はありがとう。一週間楽しみに待ってたよ」と、男性の声がしました。声の感じだと、50~60歳くらいだと思います。
「お楽しみ頂けると思いますよ。共用奴隷としてはなかなかの逸材ですから。とにかくマゾ性と淫乱度は、私が保証します」
女王様が私のことをそんな風に紹介していました。
ベテラン女王様に「マゾ性淫乱度保証付の逸材」と表現してもらえるなんて、身に余る光栄です。私もここまでこれたんだと、感無量です。
「ほら、ご挨拶しなさい」
アイマスクをはずされると、正面のソファに下着一枚の中肉中背の男性が座っていました。顔がわからないように覆面着用です。
体は全然ゆるんでいなくて、引き締まっていました。
スポーツジムに通っている、地位も経済力もある50代......そんな感じです。
私が「はじめまして、秋山たつやと申します。本日はよろしくお願い致します」とご挨拶すると、男性は「俺はM女もM男も好きなんだ。今日はお前の変態で淫らな体でたっぷり楽しませてもらうぜ」と返してくれました。
それから男性は、「最初は少し見学させてくれ」と女王様に声をかけました。
「じゃあ、こいつがどれだけマゾで淫乱な体してるか、しばらく見ててください」
私は天井から下がっている手枷で、男性のほうを向いて両手吊り上げ拘束されました。
女王様が背後から体を密着させ、私の肥大乳首をつまんで引っ張ります。
思わず「ああっ!」と声が漏れ、早くも下着の前がパンパンにふくらんでしまいました。
「わかりますか?」
女王様が声をかけると、男性は嬉しそうな声で「わかるよ。乳首の大きさだけでドMだと判別できるけど、俺の前でもうはち切れんばかりに勃起させるなんて、さすが〇〇〇女王様推薦の逸材だね」と答えました。
「次は鞭で打ってみますので、こいつの股間に注目しててくださいね」
女王様持参のバラ鞭で背中と尻を連打されます。
打撃を受けるたびに「あぁーーっ!」と悲鳴を上げながら体が揺れてしまいますが、私のチンポは勃起状態を持続した上に下着に恥ずかしい染みまでつくってしまいました。
「アハハ、こいつ下着濡らしやがった。真性だな。ケツマンのチェックも頼むわ」
男性が上機嫌な声で女王様にリクエストしました。
「じゃあ、いきなりこれを入れてみますので、見てやってください」
女王様が手にしたのは、Lサイズの張り形でした。
手枷をはずされ、今度は男性のほうに尻を向けて突き出すポーズにされました。
宣言通り、ローションを塗られただけで、Lサイズの張り形をいきなり挿入されてしまいます。
いくらM男でも無茶みたいですが、最近では地域のホモ達に肉便器として掘られまくっている私のケツマンは、Lサイズをズブズブとのみこんでしまいました。
「こりゃすごいわ。さすがホモ親父達に人気の無制限肉便器だな。合格だ」
男性はますます上機嫌です。私のことは、女王様からいろいろ聞いているみたいです。
「そろそろ味見させてくれ、クチマンから頼むわ」
私が男性のほうを向かされると、男性は下着を脱いでいました。その股間では、Lサイズオーバーのペニスが見事に勃起して上を向いていました。亀頭の部分はエラが張っていて見るからにマゾ泣かせのペニスです。
きっとこのペニスで多くのM女とM男を嬉し泣きさせてきたことでしょう。
私は女王様に張り形でケツマンをズボズボされてるまま男性の前に四つん這いになり、股間に舌を伸ばしました。
まずは男性の玉をチロチロと舌先で刺激し、玉を頬張って吸います。
それからペニスもしゃぶります。
女王様に恥をかかせるわけにはいかないので、私も全力投球です。
下舐め、上舐め、縦舐め、横舐め、チロチロ舐め、レロレロ舐め、ジュボジュボ吸い、持てるテクを総動員してご奉仕します。
男性のペニスが私の口の中で、極限勃起したのがわかりました。感じてくれたみたいです。
「こりゃたまらんな。何十人ものM女とM男にしゃぶらせてきたけど、こいつが一番だわ。このまま出して飲ませてもいいんだよな?」
そんなお褒めの言葉を頂きました。
「どうぞどうぞ、たっぷり飲ませてやってください」
女王様が答えると、男性は「じゃあ、遠慮なく」と私の頭を押さえつけて口内発射しました。
私がゴックンしてお掃除フェラしていると、男性のペニスはムクムクと回復して硬くなりました。年齢を感じさせない回復力です。
「こいつ相手だったら、5発くらいいけそうだわ。このままケツマンも掘っていいかな?」
またしても嬉しいリクエストです。
「気に入ってもらえたみたいで、紹介した甲斐がありましたわ。お好きにどうぞ」
女王様が私のケツマンから張り形を抜くと、男性は「立ちバックでやりたい」と、さっきの手枷で再び私を両手吊り上げ拘束し、私のケツマンにガチガチに回復したペニスをあてがって一気に貫きました。
「ケツマンも気持ちいいぜ。これじゃあホモ親父達も絶対手放さないよな」
男性は私の乳首をいじったり尻をパンパン叩いたりしながら、私のケツマンをガンガン突き上げます。
女王様は「よかったわね、お前の大好きな本物のチンポで犯してもらえて」とニヤニヤ笑いながら見ています。
私は「ああっ、すごいっ! おチンポ様すごいっ!」と嬉し泣きしながら犯されました。
十数分私のケツマンを突きまくってから、「よし、2発目いくぞ!」と、やっと男性が発射してくれました。
もう少し男性が長持ちしていたら、私が先に射精してしまうところでした。
でも長い付き合いの女王様には私の状態はバレていました。
「一休みする前に面白いものをお見せしますわ」
私は下着を脱がされてバスルームに連れていかれ、床に仰向けにされ、口を開けるように命じられました。
女王様が私の顔を跨いで立ち、コスチュームの股間のファスナーをオープンします。
「こいつのチンポをよ~く見ていてくださいね」
女王様の股間から聖水がほとばしり、私の口に流れ込みます。
ああっ、だめっ! だめだけど、でちゃううっ!!
女王様の聖水を頂きながら、私は男性が見ている前で生き恥射精しちゃいました。
男性は、「おおっ! これが噂の飲尿射精か。実際にみると感動だぜ」と喜んでくれました。
そのあとはV字開脚拘束台に全裸拘束されて2人に乳首肥大調教され、2本のロウソクでも責められ、「また掘りたくなったわ」と男性のペニスでケツマンを犯され、「私もやりたくなったわ」と女王様にもペニスバンドで犯され......。
結局男性は本当に私のクチマンとケツマンで合計5回発射しました。
最後は女王様と男性にクチマンめがけて同時に放尿され、私はまた飲尿射精しちゃいました。
「いやあ最高だったわ、ご褒美にこれプレゼントするわ」と、プレイの途中でケツマンに突っ込まれた2Lサイズのアナルバイブをもらっちゃいました。
ひさしぶりに女王様も参加してのプレイ、楽しかったです。
「売肉処葬」最終話 NEW! 文=VULGAR
中国は雲南省、昆明の集落で生まれた娘・ジキリは時と共に美しい少女へと成長していった。父はなく、母親が一人で育てていたが、ある日、母親が再婚相手の男を連れてくると生活が一変した。
男は暴力的で、歪んだ性癖を持っていた。ジキリを一人の女と捉え、ジキリに対し毎日のように性的虐待を加えた。男の欲情がジキリに集中することに嫉妬を憶えた母親も、いつしかジキリへの暴行に加担するようになった。
ある夜、大量の浣腸を施された上で強制自慰を命じられたジキリは、ついに堪え切れず床に糞尿を撒き散らしてしまう。それに激昂した男と母親によるジキリへの暴行......それは人間としての限度を遥かに超えていた。
二人は風呂場でジキリの全身に熱湯を浴びせ、熱さで転げ回るジキリを何度も蹴り上げた。さらには湯船に沈めて溺死寸前まで追い込み、その上でジキリの肛門から直腸へ大量のアルコールを流し込んだ。
膣内で酒瓶を割られ、ズタズタになった女性器を鉄パイプで掻き回す男のペニスは充血して反り返っていた。
殴打され岩のようになったジキリの顔面から美しさは消え、もはや目鼻の位置すら定かではなかった。
ある日、村人の通報により駆け付けた保安当局によって男と母親は身柄を拘束された。朦朧とする意識の中でジキリはこのまま死にたいと願った。しかし懸命な治療によりジキリは劇的な回復を見せ、傷痕こそ残ったが日常を取り戻した。
数年後、治療を担当した美しい女性医師に形容しがたい感情を抱いていたジキリは、その心を強い恋愛感情と捉えた。女体への興味から医療を学び、いつしか医師の卵となったジキリ。彼女は男に性転換して女性医師に想いを伝えた。
しかし女性医師の反応は冷たかった。唯一の憧れに裏切られたジキリは、ショックの余り女性医師を嬲り殺してしまう。かくして闇の道へと足を踏み入れたジキリは、強き者が弱き者を喰う、それだけが真理だという結論に達した。
ところがいくつもの修羅場を巡るうち、いつしかジキリは抵抗し身悶える女に強い嫉妬を憶えるようになる。そして再び「それ」になりたいと強く願った。
本当の憧れは「喰われる」ことだったのだ。そして今バクによる凄惨な暴力に晒されたジキリは意図的に抵抗し、破壊される己の肉体に凄まじいエクスタシーを感じていた。
ペニスを噛み切ろうとして歯を全て抜かれ、脱走しようとして目を潰され、自害の真似をすれば両手足の指まで切断された。徐々に弱り抵抗力をなくす己の肉体を、ジキリは客観視して欲情した。
性転換できなかったのは残念だが死に向かう欲情の中でジキリは確かに女性に戻れた。
「専務室にいらっしゃい」第11話 NEW! 文=ヒデボウ
まもなく、指示された鈴江と手伝いの誰かが2人で近づいてきたようで、私の全身に定規か何かを当てて貼る場所を確かめながら、そのスイングステッカーなるものをペタペタ貼り始めた。シールをはがして貼るプラスチック製のものらしい。のりしろから長い首のようなものを上に向けて貼ると反って垂れ下がるので、ゆらゆら揺れるのだろう。乳首の上にも尻にも、貼っていく。
乳首の周囲が密度的に多いように思う。ここを狙わせるのか。坂崎の指がその辺を積極的に探っている。
「あ、ここ、はがれそう」などと何度も指を押し付けてくる。これが、鈴江のやり口だ。
声が漏れる心配はないが、私の下半身に起こる、目に見える反応は止められない。押されるたびにぴんぴんになる。揉むな。う、来た。そのたびに笑いが起きる。
そのうち、足のほうにも貼り始めた。こら、股の間に手を入れるな。太ももにぐりぐりと、しかもタマに手をあてながら貼るから、よけい感じて反応してしまう。そのナニの両側にも貼っている。もう、立ちっぱなしだ。
やがて体中で私の動きに合わせてそれらはゆらゆらし始めた。もうそれだけでみんな、けらけら笑っている。
「左右10個ずつ、全部で20個ぶら下がってるわね、見るだけで楽しいでしよう」と専務。
「真ん中に1個、全部で21個ぶら下がってまあす」誰かの声。
「ナニ、こんなとこでオヤジギャグ言ってるの!」他の女子社員からの突っ込み。
(だれ、こんなとこでしようもない漫才やってるの!)
これは私の心の声。思わずタオルを噛んだまま怒鳴っていた。すっかり女子社員のお楽しみ福利厚生イベントになってしまった。
「間違って真ん中のを撃って、落とさないでよお」
勘弁してくださいよ、さとり様まで、相手にしないでください。だけど、確かに撃たないでほしい。まさか落ちないだろうが。
「始めー!」
2班の撃ちっこが始まった。専務の思惑通り、左右の乳首が狙われている。すごい。ピンピンピンピンと来る。多分、トイレの洗浄シャワーの「最強」よりももっと勢いが強そうだ。
あまりの心地よい刺激に、我慢しようという気持ちを忘れている。自分の眼で見ることはできないが、耐え切れないほど、ブツが膨張して突き出している。快感が破裂しそうだ。
だが手は拘束されている。腰を振ってでも紛らわしたい。ああ、気が遠くなりそうだ。本当にこれは汚れ落としのための機能なのだろうか。女どもの嬌声ももうBGMでしかない。
こうなったらスイングステッカーよ、落ちないでくれ。別のガンから股間のステッカーをビンビン狙われるが、もう、気持ちいいだけだ。うちの会社はいい製品を開発してくれた......。
その、3分とも30分ともわからない時間がたった時だった。ドンドン。ドアのほうでノックの音がした。
「おねがーい、私も入れてくださーい!」
女の声だ。あの声はもしかしてあいつか。
「だあれ!」
「大山です。秘書の大山咲子です」
やっぱり。また、オーバーフォーティーがやってきた。誰かがドアに走っていく。ドアを開けざるを得ない相手なので、むき出しの私の体に用意よく、大きなタオルシーツのようなものが巻きつけられた。
「ちょっとお休みです」
坂崎鈴江だ。
撃ちっこも中断だ。
「ここは、若い、水に濡れてもいい服装の女子だけが参加できるので、いらっしゃらないほうがいいと思いますが」
国分寺まみの声だ。
「あら、私、ちゃんと水着買って来たわ。営業部の男の子に聞いたの。そうすれば大丈夫って」
男子って、どういうやつだ。バサッと勢いよく脱ぐ音。
「ほら、これでもダメ?」
「うわーっ」と、圧倒される国分寺の声。その隙に強引に大山が入って来る、ヒールを響かせる足音。だが、次の瞬間、予想外の反応が起こった。
「わアー、素敵。とても、40を過ぎたお年とは思えない」
そういう問題ではないはずなのだが。
「スリム、おなかがすっとして、締まってる」
「お肌がきれい。ぴちぴちしてるの」
「ねえ、胸も全然垂れてない。突き出てるわ」
それはさすがにお世辞だろう。が、とはいえ、彼女、今もなかなかいい体だったとは。私は昔より意欲が衰えたとはいえ、うかつにも見逃していた。エステ、金使ってるな。
「磨いてらっしゃるんですねえ」
「わあー、触らせてえ」
絶賛の嵐だ。空気がいっぺんに変わってしまった。考えてみれば、さとり専務以外の大半の女子社員は、もともと彼女よりは年齢はもちろん、立場もずっと下だ。基本、かっこよければ憧れの対象になりえないでもない。しかし、そんなやつには見えなかった。鼻毛だって抜きそうなあいつのどこにそんな体が隠れていたのか。
とにかく、もう、さとり専務のご威光ではとても彼女を抑えきれない。
『なによっ......』
ヘッドホンからさとり様の声。
ヒールの音が近づいて来る。大山と、そばに誰かが付いている。国分寺か。
「へえ、これが標的ね、中に誰が入ってるの?」と大山の声。シーツのおかげで体は見えないが、人間がいることはばれている。
「あ、若手芸人さんが入っているそうですよ」
まみの声。
「まあ、かわいそう。でも、もしかして......」
「あ、やめてください!」
周りで止める声。だが。
シーツがめくられてしまった。手でおなかをつかまれる。そこかよ。
「あ、やっぱりね。この人若手芸人じゃないわよ。ワタシはわかるわ。この肌のつや、手触り、たるみ具合。おちんぽのしなび方。あら、そのくせ、見て、我慢汁がぼたぼた垂れてる。よおくわかるわ。中年男性の、訳アリ品にもなれない、はずれ品、ってとこかしら。て、ことは、誰かな? くんくん」
声が下腹部のほうから聞こえてくる気がする。
「わかった。何とかテリアのイーゼルちゃん、ってとこみたい」
まさか、私の匂いが分かるわけはないだろうに、女の嗅覚っていうのか。
「まあいいわ。ねえ、私にもやらせてくれるでしよ、試し撃ち。それ、私に貸して。やっぱりピンクが似合うかな。やり方教えて」
「ちょっと、待ちなさいよ、大山さん。勝手に入ってきちゃって」
ついに、さとり様の堪忍袋の緒が切れた。そばまでやってきた。
「あら、専務、こんなことやってよろしいんですか? 社長や奥様はご存じじゃないでしょ? 誰かさんをひんむいて......。たしか、さとりさんはセクハラ担当役員だったはずですよね。まあ、あたくしとっくにオミトオシでしたけどね。あなたの悪行」
「なに、ろくに仕事もしてないくせに」
ああ、この間までうまくいっていたはずの女同士が、ここまで反発するのか。そこが女のわからないところだ。
「まあ、みっともない。あたしにもこれやらせてくれたら、見逃してあげるけど。それとも、社長ご夫妻や、営業部長に話そうかしら。面白そうじゃない?」
「な、なに、ずうずうしい、この、おば、おばさん」
あ、言ってしまっている。専務のイライラが頂点に達している。いつもなら、あとで私にきつーいお仕置きが来るパターンだ。
その時だった。若い坂崎鈴江が二人の間に割って入ったのだ。
(続く)
(「あぶらいふ」新着投稿作品展示室 2014 November に続く)
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