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浜不二夫式・常識ある大人の為の肉筆紙芝居 第5弾
あるお店でのアブノーマルな体験をきっかけにディープな変態快楽に溺れこんでいく青年・珍太。悪夢とも淫夢ともつかないその世界で、珍太が最後に見る光景とは......。「女囚くみ子」シリーズの浜不二夫氏が描く大人に向けた紙芝居。
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辱められ続けた日々(元男女少年囚だった夫婦の物語)

番(つが)いの元囚人奴隷を二匹一緒に嬲りものにするショーは、結構お客様に好評だったようで、それから何回か開催されました。ショーが終わると、看守様たちはお客様と一緒に、ゆっくりお酒を楽しまれますが、息も絶え絶えになるまで責め抜かれた男女(牡牝)の奴隷は、手錠や捕縄で手を縛られたまま控え室に放り込まれて、看守様たちのお帰りまで、水一杯与えられずに繋がれて放置されるのです。

余りにも可哀相で、素っ裸で首環と手錠を嵌められて、パーティのお給仕をさせられている私は、ママの目をかすめて、お客様の飲み残し食べ残しの飲み物食べ物を、下げるふりをして彼らの部屋へ運んで食べさせてあげました。

オチンチンまで丸出しで料理やお皿を運ぶ私の姿に、最初は驚いていた二人も、だんだん慣れてきて話をするようになりました。本当に懲役囚だった過去から、浅ましいお神楽持ち(刑務所で使う隠語で、マゾの変態のこと)にされたことまで、全部話してくれたのは、お互いに哀れな姿を人前に晒すマゾ奴隷の仲間だと思ってくれたからでしょう。以下は、二人が話してくれた、哀しい過去の物語です。

少年囚65号 長益修

15才だった私は、両親を亡くし暴力団の走り使いで食べていました。組が一斉検挙を食らったとき、私も逮捕されました。要領が悪い私は、兄責たちの悪事を皆押しつけられて懲役刑を言い渡され、未成年を収容するK刑務所へ送られたのです。

混んだ汽車の中、手錠を嵌められた姿を列車中の人にジロジロ見られ、席もなく床に正座させられる辛い旅をして、刑務所に着いた私たち新入り少年囚数人は、広い部屋に立たされました。担当看守は、Hという軍隊帰りのいかつい人でした。

「今から新入りの身体検査だ。服を脱げ! 猿股も脱いでスッバダカになるんだ。グズグズする奴は、これでひっぱたくぞ。お前たち4級少年囚には体罰を加えてもいいことになっている。俺の鞭は痛いぞ! 忘れるな」

竹鞭でビシビシと背中や尻を叩かれ、私たちは慌ててパンツまで脱いでマッパダカになりました。一人ずつH看守の前で四ツン這いになって、何か隠していないか尻の穴を検査されます。私もスッパダカで前に立ちました。前を押さえていた手を「ピシッ!」と竹鞭で叩がれて、慌てて珍棒丸出しで「キヲツケ」をします。





「ここでは名前ではな番号で呼ぶ。長益修、お前は今目から65号だ。65号、両手を上げて口を開けろ。ヨーシ、65号。回れ右! 脚を大きく開け。上体を前へ倒して床に両手を突け。口を開けて口で息をしているんだ。尻を上げろ! もっと高く。もっと高く! グズグズするな!」
「バシーッ!」

竹鞭がハダカの尻に炸裂します。番号で呼ばれ、鞭で叩かれて、スッパダカで犬みたいに四ツン這いになると、股の間で珍棒がブラブラ揺れて、本当に獣になったような惨めな気持ちでした。そして高く天井を向いた尻の穴に、H看守のゴム手袋を付けた太い指が食い込んできて、私は「ウ ウウウ......」と呻きました。その痛さと惨めさに目が眩みながら、私はその時、体の異様な変化にうろたえていました。あろうことか、股間の珍棒がムクムクと大きくなって来たのです。

「ア、アアア......」
「何だ? ......フンそうか。65号、お前はお神楽持ちだな。フフフ、ヨシ。今日から俺が可愛がってやる」

お神楽持ちとは刑務所で使われる隠語で、嬲られ、辱められ、痛めつけられで喜ぶマゾ性のヘンタイのことでした。自分でも気付かなかった浅ましい性癖をH看守に見破られ、私はその日からH看守の嬲り物に堕ちました。刑務所はお神楽持ちの天国です。

少年囚の囚衣は、大きく囚人番号を付けたランニングシャツとブリーフ型のパンツですが、物資の乏しい時代、囚衣を痛めないようにと、日常は三角の布の頂点に紐が付いた小さな懲役褌一つ。珍棒と金玉は辛うじて隠れますが、後ろは尻の谷間に紐があるだけで尻は完全に丸出しです。ほとんど丸裸の惨めな姿で、ムキ出しの背中や尻を鞭でビシビシ叩かれながら、一日中追い回されるのでした。

毎朝、私たち少年囚は、例の懲役褌一つで中庭に出て体操をさせられます。紐一本で吊っているのですから、少し激しく動くと褌が外れます。でも、手を下ろして褌を直そうなどとしたら――「〇〇号! 何をしている!」と怒鳴られビンタを取られますから、外れたら、出したまま体操を続ける外ないのです。

男だけの場所とは云え色気付いた年頃の少年にとっては、珍棒丸出しで体操するのは本当に恥ずかしいものでした。

朝食後、3級囚以上は使役作業に出ますが、私たち新入りの4級囚は、午前中団体訓練を受けます。懲役褌一つで中庭に一列縦隊に整列し、「イチニッ、イチニッ」と大声で叫んで行進するのです。

担当のH看守は、竹鞭で私たちのハダカの尻をビシビシと叩きながら、「足を合ねせろ! 膝を上げろ! 掛け声が小さい!」と怒鳴ります。この時、なぜか私は必ず一番後ろにされました。

行進が始まるとすぐ、横で笛を吹くH看守が私の懲役褌の紐を解いで外してしまうのです。前を歩く仲間の少年囚が後ろを振り返ることなど絶対ありませんから、私が褌まで脱がされたマッパダカだということは、H看守にしか判らないのですが、明るい光に照らされた戸外で、私だけが珍棒丸出しのスッパダカなのは、本当に目が眩む恥ずかしさ惨めさでした。

H看守は、私の隣を歩きながら、私のハダカの下半身で、手で隠すことも出来ずにブラブラ揺れる珍棒を見ながら、ビシビシと私のハダカの尻を竹鞭で叩くのです。そして辛いことに、そうして辱められ嬲られているうち私のソレが固く大をくなって天を向き、H看守はニヤリと笑ってソコに鞭を浴びせるのでした。

そしてあの日、使役後のカンカン踊りを踊るために褌を脱いでH看守に差し出した私は「これは何だ!」と怒鳴られました。私の懲役褌から太い釘が出てきたというのです。

全裸のまま手錠を掛けられて、懲罰に使われる洗濯場へ引きずっていかれました。ここは床がコンクリートで水を流せるので、懲罰中に犠牲者が大小便を洩らしても大丈夫なのです。トコトンやられる。私は歯の根が合いませんでした。

全裸の後ろ手錠でコンクリートの床に正座させていた私を立たせて、

「フフフ 65号、お前、期待しているな。ここがもう喜んでるじゃないか」

グイと珍棒を握られて、私は「アアッ!」と悶えました。「そんなことありません!」と叫ぼうにも、私のソレはもうビンビンに勃起していたのです。間違いなく私はスケベなヘンタイです。

手錠が外され、捕縄で後ろ手に縛られました。縄で縛られるのは初めて。背中に回した両手は勿論、腕・胸・首まで縄で締め上げられる緊縛感に、私は悶えながらウットリ酔ったのです。

天井から吊られて、もう逃れようがありません。嵌口具が口に押し込まれます。H看守は、いつもの竹鞭ではなく、革鞭を手にしていました。

「ヒューッ、 バシィッ」

ハダカの尻に革鞭が炸裂して「ウグーツ」と嵌口具の中で叫びました。続いて尻・背中・太腿、そして股間にまで革鞭の嵐を浴びて、その火が出るような苦痛に泣き喚きなから、いつか私は気が遠くなっていました。気を失う寸前、私は、地獄の歓喜に珍棒の先からおびただしい精液を噴出させたのです。

ザプリと水を掛けられて気が付きました。目の前にH看守の顔がありました。     

「フフフ、イッたな、65号。お前だけ気持ち良くなりやがって」

H看守は、ちょっと周りを見回してからズボンの前を開けました。太い珍棒を突き付けられて、どうすればいいか判りました。私は口を開けてソレを銜えたのです。

何もかも丸出しのスッパダカで後ろ手に縛られ、先生の足元に跪いて珍棒をシャブる私。H看守に身も心も服従する奴隷になった自分を、私はシッカリと心に刻み付けました。「ウッ」とH看守が呻いて、私の口いっぱいに強い栗の花の臭いが広がりました。私はそれを、臭いにむせながら飲み下したのです。

その後もいろんな口実でH看守の折檻を受けました。一度、反抗したという理由で、あの懲罰室で海老責めにかけられました。勿論スッパダカにされ、後ろ手に縛られた上に、足も胡坐を組まされて固縛され、足首があごに付くまで縄を絞られたのです。





時間が経つと、その苦しさは口では表わせないものでした。ウーウー唸りながら転がって、革鞭で丸出しの尻と股間をビシビシと叩かれて、私はまた、気を失うまでの地獄の苦しさと、いたぶられて射精する天国の快感とを同時に味わいました。私にとって、H看守のいる刑務所は、本当に地獄のような天国だったのです。

普通の囚人なら指折り数えて待つ、私にとっては嬉しくない釈放の日が来て、私はK刑務所を出ました。「地獄のような天国」の日々を悶々と思い返している私に、H看守から呼び出しの手紙が来て、胸を踊らせながら下りた夕刻の田舎の駅には、H看守のいかつい体が待っていました。

駅舎を出て薄暗い道路へ出るとH看守は、いきなり私の前に立つと、低いが鋭い声で命令しました。

「65号、手を出せ!」

夜目にも光る手錠を見せられて、私は反射的に両手を揃えて差し出しました。「遅い!」と何度もビンタを取られて、哀しく身に付いた動作でした。

「ガチッ、ギリギリ」

金属のきしる音。これを嵌められて汽車に乗せられた日の惨めさを切なく思い出しながら、私は両手の自由を奪われていました。手錠腰縄で、縄尻を取られて歩かされます。田舎道とはいえ、時々は人とすれ違います。最初は自分の姿の惨めさに体を固くしましたが、段々それに慣れて、私はこれが私の当然の姿だと感じながら、手錠腰縄姿で歩いたのです。

たどりついたのは、H看守が空き家を借りたという一軒の農家でした。さして広くはありませんが、田圃の中の一軒家。隣近所に声が聞こえる心配はありません。

「お前がどんなに泣き喚いても、大丈夫だ」

H看守が私を見てニヤリと笑い、私は顔が熱くなりました。アア、今夜は......。家に入ると手錠は外されました。すごく明るい電灯が点いている板の間に立たされ、予想していた命令が飛びます。

「身体検査だ、服を脱げ! 猿股も脱いでスッパダカになって、床に手を突け!」

スッパダカの四ツン這い。珍棒丸出しの尻の穴の検査。私はオズオズと(心中イソイソと)パンツを脱ぎ、犬のように四ツン這いになりました。久しぶりに味わう、肛門を貫く太い指の苦痛と快感に喘ぎました。

突然、突き上げたハダカの尻にパシッと鞭が鳴り、私は「ギャッ」と叫びました。いつの間にかH看守は、あの竹鞭を手に持っていたのです。

「ヨーシ、65号、身体検査終了。これを着ろ」

投げ与えられた三角形の小さな懲役褌。辛うじて珍棒だけが隠れるそれを着け、ハダカの胸に大きく65と囚人番号を書かれて、アア私は、久しぶりに少年懲役囚65号に戻ったのです。

「今から使役だ、風呂焚きと飯作り。急げ!」

後ろに立ったH看守の竹鞭で丸出しの尻をビシビシ叩かれながら、私は大急ぎで風呂を焚き食事を作りました。H看守が食事する間懲役褌一つでお給仕をし、彼が風呂に入っている間に残り物で食事を済ませます。折檻を考えて食事はごく小量にしました。風呂から上がったH看守は、キリリと締めた六尺褌姿でした。

「65号、貴様は俺を駅で5分待たせた。飯の支度が遅かった。懲罰だ!」
「ハイ......」

板の間に正座した私は、小さな声で返事をしました。胸がドキドキします。懲役褌がアッサリ剥ぎ取られ、素っ裸で両手を後ろに回した私の体に、キリキリと捕縄が食い込みます。アア、これです。手錠の惨めさとまた違う、体を締め付ける縄の痛さ、苦しさ、心地好さ。これを私は、毎夜思い返していたのです。

太い梁に縄で吊られて立たされた私の尻や背中に、革鞭が続けざまに炸裂します。

「ウワーッ、ギャアーッ、お許しください。堪忍してください。アーッ、ヒィーッ」

嵌口具を噛まされていない私の力一杯の悲鳴は、周りの田圃の闇に吸い込まれていきました。吊りから下ろされ、全身に鞭跡を付けて床にへたばっていた私は、休む暇もなく、風呂場へ連れていかれて海老縛りにされました。

私の悲痛な呻き声がだんだん細くなってくると、頭から水を掛けられます。

「いつもお前が先にイクのがけしからん。今日は貴様の尻を使って、俺が先にイクぞ」

足は胡坐縛りのままうつ伏せに転がされ、風呂場の床を舐めます。開いた尻の谷間に当たる太く固いモノ、アアこれはH先生の......私は尻の穴をこれで......生まれて初めての肛門性交は、やはり死ぬほど痛くて辛いものでした。泣き叫びながら、それでも私は結局H先生の珍棒を受け入れて尻の童貞を失ったのです。

先生が「お前の尻の穴は気持いいぞ」と云ってくださった時には、痛さに泣きながらも私は幸せでした。H先生が前に手を回して私の珍棒をさすってくださって、本当に天に昇る心地でした。私は、尻の穴の痛さと珍棒の気持ち良さがないまぜになった不思議な感覚の中で、思い切り精を放ったのです。同時に先生も、私の尻の中にドクドクと......。さっきまで痛さに泣いていた私は、今度は嬉しくて泣きました。

あれから月に一~二度、H看守の出頭命令が来ると、私は、何を置いてもイソイソとあの農家に出向き、少年囚65号に戻って、厳しい使役と懲罰を頂戴するのです。H先生は決して優しい顔は見せず、常に怖く厳しい看守様で、私を浅ましい懲役囚として扱い、残酷な懲罰を加えます。それでも私はここへ来ます。私はここで、通いで終身懲役を勤めるのです。お神楽持ちの私には、それが天国なのですから。

(続く)

浜不二夫
異端の作家。インテリジェンス+イマジネーション+ユーモアで描く羞美の世界は甘く、厳しく、エロティック。
「 悪者に捕らわれた女性は、白馬の騎士に助けてもらえますが、罪を償う女囚は誰にも助けてもらえません。刑罰として自由を奪われ、羞恥心が許されない女性の絶望と屈辱を描きたかったのです。死刑の代わりに奴隷刑を採用した社会も書いてみたいのですが――」(「女囚くみ子」について)
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16.02.19更新 | あぶらいふ  >  珍太調教
作=浜不二夫 |