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WEB SNIPER Cinema Review!!
ジョン・フォード監督生誕120年! 代表作をデジタルリマスター版で公開
アメリカで活躍していたプロボクサーのショーン(ジョン・ウェイン)が引退して故郷アイルランドの小村に帰ってくる。誠実で気のいい彼はたちまち人気者になり、やがて勝気な村娘メアリー・ケイト(モーリン・オハラ)と恋仲に。しかしショーンのことをよく思わないメアリーの兄レッド(ヴィクター・マクラグレン)から結婚を猛反対されてしまい......。アイルランドの牧歌的な景色と人情味溢れる面々が織り成す1952年公開の傑作ドラマ。

シネマート新宿他全国にて公開中
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本作におけるジョン・フォード監督のメッセージ、それは「男達よ! 結婚生活を続けたければひたすら耐えろ!」という、まさかのトホホ感大作となっているあたり、おもわず脱カウボーイ・ハットなわけです。製作は52年、デジタルリマスターでよみがえったアイルランドの抜けるような青空を前に、気づけば頬をアツい涙が伝っている......。なぜこの映画がいいのか、それはやっぱり大団円があるからですよ! 最後、司教様が帰っていくシーン、道の両脇をうめつくし、村人が手を振って見送る。ここには多幸感がある。『カリフォルニア・ドールズ』(ロバート・アルドリッチ監督)で最後、会場に紙吹雪が舞い、スポットライトが輝いている、あの多幸感......。『フレンチ・カンカン』(ジャン・ルノワール監督)で、最後フレンチカンカンへとなだれ込んでいく、あの多幸感......。大団円はなぜいいか! それは、ああこうやって我々は生きていくんだと、そして世界は続いていくんだと、安心するからです。みんなが「こうすれば世界は全てうまくいくんだ」と思える、そんな幸せが本作にも宿っている。

アメリカ帰りの主人公(ジョン・ウェイン)が、両親の生まれ故郷であるアイルランドの田舎町に帰ってくる。この電車がすでにキャラクターづけられていて、「必ず定刻に遅れる」ということになっている、いいじゃないですか! ホームで街への行き方を訪ねると、すぐに周りの人たちが教えてくれる。そこには人の良さと、同時に要領を得ないもどかしさがあって、もう田舎が始まっているわけです! 町へと向かう馬車の途上で、主人公は古い一軒家になみなみならぬ関心を示す。「俺はあそこを必ず購入する」とまで誓う彼は、いつもアメリカでこの家の話を母親に聞かされていた。いわば彼にとっての神話、約束の大地がこの一軒家なのでした。やがて街に着く頃、主人公はおてんば娘(モーリン・オハラ)を見かけてさっそく恋に落ちます。でも彼女には兄がいて、同じ家の購入をもくろんでいた。ジョン・ウェインはオハラと恋に落ちながらも、家の購入をめぐってその兄と激しく対立することになってしまって......、と話は続いていきます。

まず言いたいのは、本作のモーリン・オハラのおぼこぶりすごすぎということ。身体もごつく、愛人が60人くらいいそうな外見でありながら、その身振り、シャイネスぶりは中学生にしか見えない。これは、池礼子や杉本美樹が女子高生を演じていたスケバン映画(『スケバン 女番長』とか)と同じくらい不自然に見えた! ジョン・ウェインから手渡しで聖水を貰っただけで、キャーッ!と逃げ出すオハラ。その後、遠くはなれた石垣から様子をうかがうオハラ。鏡にうつった自分の顔に驚いて叫びだすオハラ。お前はエサをもらいたいけど警戒心がなかなかとけないノラネコか!と何度つっこんだことか。60年代にやってきたフリーセックスとウーマンリブによって、こういうふるまいが駆逐されて本当に良かった。そう思う一方、ブチューッとしたら衝撃のあまり嵐が起きる、この時代のおぼこ演出がなつかしくもある。恋愛関係でここまで激しい反応がおきるのは、最近の映画じゃ『(500)日のサマー』とか『モテキ』のミュージカルシーンぐらいしか思いつかない。つまり半分冗談でしか成り立たない。と同時にここには、20世紀初頭のアイルランドの田舎娘のおぼこさをひきついでいるのは、現代では都市部の童貞なのだ、ということも示されています。

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現代では反転したグイグイvsおぼこの性差、古き良き『静かなる男』ではジョン・ウェインがアメリカ流のグイグイで、順調に仲をすすめていきます。そして、紆余曲折ありながらもめでたく結婚! さすが話が早いね、と思ったらそこからが長かったみたいのが、本作の渋いところなわけです。オハラのなぞのこだわりヒステリーでまさかの一発おあずけ状態。観客席の男たちは「そんなのどうでもいいだろ!」とジョン・ウェインとまったくセリフを吐きそうになるんですが、映画はどうすすむか。ひたすら耐えるんですね。どんな下らないと思えるようなこだわり、主張にも、真摯に向き合わなければいけない! 彼女がメンツにこだわるなら、そこにつき合わなければいけない! なぜならそれこそが結婚生活なのだからー!!というジョン・フォード監督の神託がここで炸裂する。本作が『静かなる男』という題名なのはどうしてか......、そこにはストーリー上の設定がもちろんあるんですが、潜在的には「妻を前にして『静かなる男』」なんだと。これはハッキリと主張しておきたい! ただ最終的に蹴ったりしていたので、妻を前にして静かなる男はDVでもある。そこでアメリカの夫は「静かなる男」から60年を経て、『ビフォア・ミッドナイト』('13、リチャード・リンクレイター監督)の「対話する男」、イーサン・ホークへと行きついたのです。

最後、ついに爆発した「静かなる男」は、わちゃくちゃ状態をへて大団円へと向かっていきます。ここでみんなが登場するのもイイですね。混乱のなか汽車の運転手までやってきちゃって「お前がここに来るから汽車が遅れるんだろ!」みたいな突っ込みもしたくなりつつ、冒頭の汽車のキャラクターですらここでいきてくる。冒頭が映画のラストに顔を出す、そうするとホッとする。「映画の最後に全員集合」には、なんか人生の最後に開く同窓会みたいな、人生もこうやって終われたら一番幸せだなあ、と思わせる効果がある。これぞ名作! 黒ビールがうまそうな本作につられてみなさんも昼から痛飲、人生どんどんわちゃくちゃになろうではないですか!

文=ターHELL穴トミヤ

『静かなる男』『駅馬車』世紀の傑作2作品が
デジタル・リマスターでスクリーンに蘇る!


ジョン・フォード監督生誕120年!「駅馬車」「静かなる男」デジタル・リマスター版上映 『静かなる男』

シネマート新宿他全国にて公開中

(C)1952 MELANGE PICTURES LLC. c2012 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHT RESERVED
原題=『The Quiet Man』
監督=ジョン・フォード
出演= ジョン・ウェイン、モーリン・オハラ
配給=マーメイドフィルム

1952年|カラー|129分|デジタル

関連リンク

ジョン・フォード監督生誕120年!『静かなる男』『駅馬車』公式サイト

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ターHELL 穴トミヤ  ライター。マイノリティー・リポーター。ヒーマニスト。PARTYでPARTY中に新聞を出してしまう「フロアー新聞」編集部を主催(1人)。他にミニコミ「気刊ソーサー」を制作しつつヒーマニティー溢れる毎日を送っている。
http://sites.google.com/site/tahellanatomiya/
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