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(C)2016 lyrical school Film Partners

WEB SNIPER Cinema Review!!
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016 正式出品作品
アイドルラップグループ"リリカルスクール"を結成している6人の女の子。活動のない日にレコードショップで働きながら夢を追いかけている面々は、ある日の閉店後、自分の星に帰れなくなった地球外生物"スペース・バムバータ"と出会い......。ヒップホップアイドルユニット「lyrical school(リリカルスクール)」映画初主演作。

5/28(土)よりシネマート新宿
6/18(土)よりシネマート心斎橋
6/25(土)より名古屋シネマスコーレ
奇跡の夜の上映決定!以降全国順次公開

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(C)2016 lyrical school Film Partners

なんか昔こういうの見たことある、なんか平日の、昼間の時間に、学校を休んだ日に。そうだNHK教育でやってた、人形がいろいろおしえてくれる番組だ~! と懐かしいところを刺激されつつ、これはヒップホップとはなんぞやを教えてくれる、偽ファービー人形のような形をした高次元生命体という設定のその実、ヒップホップ誕生から30年以上が経過し、すっかりおじさんとなった元B・BOYがFRESHな若い女の子に、知識伝達ウハー! 酒場でうんちく垂れSHITは美学が許さないが、もふもふのかわいい人形になれば、加齢臭も脱臭 to the 説教、特訓、ハブアハーン!な映画となっているのだった。

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主演は、このあいだiPhoneで再生するとまるでハックされたかのように見えるPVでも話題になったリリカルスクールの6人(ayaka、mei、yumi、ami、minan、hime)。アイドルグループとして活動している6人は、嫌味なマネージャー(バッファロー吾郎A)ともソリが合わず、最近イマイチぴんとこない。そんな時にバイト先のレコード屋でメンバーの1人が宇宙人と出会ってしまった! 語尾が「~なんじゃ」というこのNHK教育(現Eテレ)のMC人形風宇宙人(声はアニメ『ドラゴンボール』シリーズ魔人ブウ役の塩屋浩三)が言うには、自分が宇宙に帰るにはヤバHzからさらにヤバHzの間で渋BPMかつ音量一線超えdb以上の音楽と、適切な湿度と温度が必要らしい。それってもしかして、イケてるブロックパーティーやるしかないってこと!? 宇宙人を故郷に帰すため、自分たちの活動をもう一度立ち直すため、リリカルスクールがヒップホップ道に突入する! しかし、彼らを密かに監視する黒い軍団が現われ......、とストーリーは始まっていく。

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監督はデモ田中。監修には元脱線3のM.C.BOOが参加しており、特別出演としてZEN-LA-ROCK、TOKYO No.1 SOUL SETのBIKKEなどが登場する。さらにリリカルスクールがバイトするレコ屋の店長として、がっつりスチャダラANIが出演している。電気グルーヴのピエール瀧が、近年俳優として顔の造形に留まらぬ存在感を発揮するなか、ついにスチャダラパーもその重いK to the O to the Cをあげ、映画界に刺客を送ってきた。ANIの演技は、ゆるいけれどなんかめちゃくちゃヒップホップ詳しいおじさんというもので、高次元生命体が用意した格ゲーなのか、サンプラーなのか、ラジカセなのか、にわかには判じ難い装置を、やすやすと使いこなしはじめるシーン。ここに説得力を持たせられるのはやはり彼しかいない。

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それぞれキャラ立ちしているメンバーの中でもayakaの80'sアイドル風な雰囲気が効いており、彼女たちが会話したり、ケンカしたりしながらそのままラップに突入していく展開などSO FRESH! 宇宙人がリリカルスクールに伝えるヒップホップ知識は、アフリカ・バンバータを創始者とするズールー・ネイションの教えに基づいていて、それは「ピース、ユニティー、ラブ、アーンド、ハビングファン」という、名曲「UNITY」(アフリカ・バンバータ&ジェイムス・ブラウン共作)の中でも連呼されているパーティー哲学へと集約される。最近、ズールー・ネイションからはその基本理念をゆるがす『スポットライト 世紀のスクープ』(トーマス・マッカーシー監督)級ビック・スキャンダルが飛び出してしまったが、それでもこの基本理念は属人を超えたもはや人類普遍の理念、いささかも曇るものではないと信じているしかし真実はどこに!?嘘だと言ってよ、バンバータ!(本人は言ってる)。
リリカルスクールがバイトしているレコ屋は、ロケ地が下北沢Weekend Records。店長ANIが昼間から日本酒をかましている、そのお猪口はDEF MASAMUNE(どちらも検索してみてネ!)。その細部までリアル・ヒップホップな本作には、HIPHOP最PSY高CORE会議のFDFANTA汁CHILLSTASKIも出演し、スペースメガネ3連掛けなど、オールドスクール・マナーに則った伝統的なスペース・ヒップホップ・ファッションを見せてくれた(真似したいナ!)。

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パーティーを開くべく、ヒップホップ特訓に突入するリリカルスクールは、リアルなストリート感覚を得るため、蕎麦打ちの修行をしたり、事務所の掃除をしたり、はてはトム・トム感あふれるスナック「おしゃべり魔女」に突入しスメルズ・ライク・ヒップホップなMCスキルを習ったりする。窓をゴシゴシするのに何の意味があるの~?グラフィティの動きでした......、みたいな『ベスト・キッド』(ジョン・G・アヴィルドセン監督)的展開も織り交ぜつつ、都内で映画館に通ってILL人なら一度は見かけたことあるはず、名画座のラメルジーこと新宿タイガーさんが敵として出てくるなど、映画ファンにもChillin'とくる演出がちりばめられていた。
はたして、我々はリリカルスクールのブロックパーティーを目撃することができるのか!? という本作のエンディングテーマは「あっ、この曲知ってる!」このあいだiPhoneで再生するとまるでハックされたかのように見えるPVでも話題になったRUN and RUNなんで、みんなこのPVほんとすごいよね。ぜったいiPhoneで見ないと意味ないから。映画は映画館、RUN and RUNはiPhone、音楽は現場で、WEBスナイパーは私的空間で楽しもう!ALWAYS FRESH!

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文=ターHELL穴トミヤ

"リリスク"のラップが夜空の星に響く時、都会の夜に奇跡が舞い降りる。
何でもアリのウルトラハッピーパーティームービー誕生!


『リリカルスクールの未知との遭遇』
5/28(土)よりシネマート新宿
6/18(土)よりシネマート心斎橋
6/25(土)より名古屋シネマスコーレ
奇跡の夜の上映決定!以降全国順次公開

(C)2016 lyrical school Film Partners
監督・編集=デモ田中
出演=ayaka、mei、yumi、ami、minan、hime、ANI、バッファロー吾郎A他
配給= 日本出版販売

ビスタ|ステレオ|カラー|デジタル│75分|2016年│日本映画

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映画『リリカルスクールの未知との遭遇公式サイト

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ターHELL 穴トミヤ  ライター。マイノリティー・リポーター。ヒーマニスト。PARTYでPARTY中に新聞を出してしまう「フロアー新聞」編集部を主催(1人)。他にミニコミ「気刊ソーサー」を制作しつつヒーマニティー溢れる毎日を送っている。
http://sites.google.com/site/tahellanatomiya/
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