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photo by Wes Orshoski

WEB SNIPER Cinema Review!!
この世で最もロックンロールライフを体現する男の素顔
1975年の結成直後、過激な発言と凄まじいライヴですぐさまイギリスの音楽誌に“世界最低のバンドNo.1”に表彰されて以来、35年を経てなお衰えるどころか激しさを増して暴走(活動)を続け、ヘヴィメタル界からパンク/ハードコア界まで、他に類を見ない広く熱い支持を集めるバンド、モーターヘッド。本作は“ロックンロールの帝王”の称号を欲しいままにするレミー・キルミスター(B./Vo.)の 半生を追ったロックドキュメンタリー映画だ。

シアターN渋谷にて12/3より公開 ほか全国順次ロードショー
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スラッシュメタルの生みの親と呼ばれ「歩くロックンロールヒストリー」でもあるイギリス生まれL.A.在住の極悪レミー。「長髪」「ひげ」「革」などいわゆるバイカー・ハードロック・スタイルの元はこいつだし、こいつが結成したモーターヘッドなしには、メタリカもスレイヤーも生まれて来れなかった。「ハードなロックサウンド」のキング・オブ・ルーツ、それが極悪レミーだ。
 
と言う訳で「さぞかし、マッチョな世界観が展開されるんだろうなぁ」と思いながら観始めると、これがフリークス親父のめちゃ笑えるアホドキュメンタリー。なにしろ、映画の半分は「彼は何オタクか」の説明に費やされる。たとえば、奴は軍オタだ。そのレベルは半端じゃなくて、レミーと一緒にBBCの戦記物ドキュメンタリーを観た事務所の社長によれば(多分誘われてしまい、断われずに見ていたんだろう……)、「レミーは番組に対して突然『史実と違う!』と指摘しはじめ、後から調べたら実際そうだった」とかそういうレベルだ。
映画のためにだろう、彼がレストアされた第2次世界大戦の本物の戦車に乗りに行くシーンがあるのだが、集合場所にこのおっさんは「正式軍装で来た」とナチの戦車兵コスプレで現われる。戦車に乗り込み、「今の気分はどうだい!」と聞かれて「最高だ」と無表情のまま答える中年のコスプレ男……。こいつの中には間違いなく「小学生の頭のまま中学にあがって来てしまった奴」の血、そうボンクラブラッドが流れている。


photo by Wes Orshoski


ほかにもほんとどうしようもないエピソードのオンパレードで、ホークウインド解散の理由が音楽性の違いならぬドラッグ性の違い(メンバー間の)だったとか、ハシシの売人を待ちながらトーストを焼いていたら突然6歳になった息子が尋ねて来たとか、そんなのばかりが続く。ゲスト陣はアリス・クーパーから、ジャーヴィス・コッカー、キャプテン・センシブルまでジャンルに関係なく登場し、ピーター・フックの証言もこれまた下らなくて最高だった。

もちろんレミーはなにより、ロックンロールマニア。デビュー前のビートルズライブをリヴァプールで観たという彼は、「奇跡の音楽だ」と思ったらしい。ビートルズに比べれば、ローリングストーンズなんてただのお坊ちゃん集団に過ぎず、ビートルズこそ、史上最高のロックンロールバンドと断言するレミー。冒頭、彼がレジの店員に「ビートルズのモノラル・ボックスは売り切れたの」と聞くシーンもかなりいい。残念ながら売り切れだったのだがオーナーが個人的に自分の分を売ってくれる。レジでまたしゃがれたモゴモゴ声で「オリジナル盤に近い録音……」とか話してる姿は、これまた中年マニアそのままだ(ちなみにレミー曰く、そのビートルズの中でも最もタフなのはリンゴ。彼が「あのリンゴなんてディングル地区出身だぞ?」と語っている『ViceMagazine』のインタビューはこちら)。

この映画でレミーが口にするのは、チャック・ベリーにリトル・リチャード、エルヴィス、バディ・ホリーにジェリー・リー・ルイスと、どれもロックンロールのルーツばかり。一足先に公開されたジョン・レノンの幼少期を描いた映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』でもやはり、アメリカのルーツ・ロックンロールがかかりまくっていたのを思い出す。
レミーが最も尊敬するボーカリスト、リトル・リチャードは南部出身で黒人でゲイだった。フーファイターズのデイヴ・グロールと一緒に、「奴はマジですげえよな」「やっぱり先駆者って言うのは、みんな変人だよ」「そうだよな」とか話しているのだが、レミー、そりゃお前もだろと誰もが突っ込まずにはいられない。


(C) 2010 Lemmy Movie LLC


あまり表情を表に出さず、だみ声でモゴモゴ喋るレミー。奴がウロウロしてひたすら趣味を追求する姿を観ているのは気分がいい。軍オタ以外にも、特注の革のブーツは毎回自分でデザイン持参だし、刀剣コレクターでもあり、TVゲームマニアでもある中年男。ウィスキーコーク片手にスロットマシーンをずっとやり続けるレミーの姿は、地元のレストランでは日常風景の一部だ。後半「最も大切な人は」と聞かれて、「母と祖母」と答えるシーンがある。父親は彼がまだ幼い頃に、家族を捨て出て行った。スロットの前にずっと張りつている姿を観ていると、ふと、こいつはずっとこうやって1人遊びをして来たのかなと思う。

極悪野郎のマイペースさと、華麗なるトリビアが明かされるこのドキュメンタリー、メタルファンに限らず、音楽好きなら誰でも楽しめる。公式HPのトリビアコーナー、「レミー&モーターヘッド極悪伝説」も面白いから読んでみて欲しい。ちなみに俺が一番好きなのは、ホークウインドをクビになったレミーが、音楽誌に今後の展望を聞かれた時の台詞だ。曰く、「次のバンドは世界で最も汚いロックンロールバンドになる。もし俺たちが隣に引っ越してきたら、お前の庭の芝生は死に絶えるだろう」。

文=ターHELL穴トミヤ

『極悪レミー』
シアターN渋谷にて12/3より公開 ほか全国順次ロードショー
(初日の12月3日(金)は入場料を1000円に割引!)

photo by Jeff Yeager

監督・製作=グレッグ・オリヴァー、ウェス・オーショスキー  
(C) 2010 Lemmy Movie LLC
提供・配給=キングレコード
共同配給・宣伝=ビーズインターナショナル
宣伝協力=VALERIA
2010年/アメリカ映画/約117分/HD/カラー/ビスタ/英語/デジタル上映

ROLL PRESENTS『極悪レミー』公開記念イベント「Lemmy night」本日開催!!

開催日時=12月2日(木)@Red Shoes
Open 20:00/START 21:00〜 ALL NIGHT

TICKET=¥2,000

■BAND
ROBIN,BAREBONES
THE VICKERS
Submen

■DJ
ISAMU KATAYAMA(BACKLASH),
SAKAMOTO(galcia),
TARSHI(LONSOME DOVE WOODROWS),
Lyoki(TRIOL),
ウエノコウジ(THE HIATUS),
TSUNE(ROLL),
馬場康治(ROLL)

会場・問い合わせ先=
東京・青山「Red Shoes」
港区南青山6-7-14 チガー南青山B1
TEL:03-3486-1169 
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映画『極悪レミー』公式サイト

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ターHELL 穴トミヤ  ライター。マイノリティー・リポーター。ヒーマニスト。PARTYでPARTY中に新聞を出してしまう「フロアー新聞」編集部を主催(1人)。他にミニコミ「気刊 ソーサー」を制作しつつヒーマニティー溢れる毎日を送っている。 http://sites.google.com/site/tahellanatomiya/
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