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(C)2011 Mount Pleasant Pictures Inc.

WEB SNIPER Cinema Review!!
各国の映画祭で絶賛されたトッド・ソロンズ監督の「痛すぎる」最新作!!
30代も半ばを過ぎて親と同居しているマザコンの中年男エイブは、父親の経営する不動産会社にどうにか席はあるものの、与えられた仕事を満足にこなしたことはなく、仕事中もネットオークションに夢中になっているフィギュアオタク。両親の期待を裏切り続けてきたエイブだったが、そんな彼が友人の結婚式で出会ったミランダに一目惚れしたことから思わぬ騒動が巻き起こって......。

3月2日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショー
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主人公は、中年で親と同居している、エイブ。『俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-』から、『ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡』まで、最近のボンクラ映画のトレンドは断然30代実家住まい! 本作の主人公もデブでハゲの30代ということで、これはまさに空前の「30代実家住まい系ボンクラものブームが全米を襲っているのか~!?という感じなんですが、本作の監督はトッド・ソロンズ。ブスはブス! 負け犬は負け犬!を手を替え品を替え見せ続けて来た彼だけに、本作がただのボンラク・ムービーであるわけがない。
で、実際そうだったんですが、しかしいつものソロンズ作品ともまた違うんですね。作を重ねるごとに増していた彼の悪意が、今回は世界のリアリティーに昇華している。そしてさらにそれを超える、優しさが本作にはあった。

(C)2011 Mount Pleasant Pictures Inc.

エイブの家はけっこう裕福で、家は広いし、車はハマー。彼は一応仕事も持っていて、というか親の会社の事務なんですが、仕事中にフィギュアをebayで落札しようかどうか迷ったりする、アホな毎日を送っています。社長である親父に仕事しろよととがめられると、「俺のせいじゃない! パソコンが壊れたんだ!」と逆ギレするどうしようもない中年なんですが、しかしさすがアメリカなのか、彼は決して引きこもりになったりはしない。「人に嫌われるかも」とか「会社の人間にどう思われているか」とかをまったく気にすることなく、恥ずかしいままに生きている。そんな彼が、結婚式会場で出会った女性に一目惚れしてしまうところから映画は始まります。
相手に微妙な反応されているのにも全く気がつかず、なんと電話番号をゲットしてしまうエイブ。さらに週末デートにまでこぎつけ、彼は自分としては「イケてる男」のつもりなんで、観ているほうとしてはおいおい、これからどうなるんだと。トッド・ソロンズのことだからレイプしたり、ストーカーになったりするのかなと思ってるんですが、むしろ、ここから主人公は追いつめられていきます。

というのもエイブは、完全にバカじゃない。彼は自分がどうしようもないクソで、その自己イメージがウソやインチキにまみれていること、このままじゃいけないんだってことに、本当は気づいているんですね。ただ今まではそれを固く、無意識の中に押し殺して生きてきた。それが、女性という無視できない客観性を前にして、間欠泉のように吹き出し始めます。その抑圧された声がこの映画ではショックを受けたときや、眠っているときなどに、妄想シーンとして突然出てくる。エイブは他人の姿をかりて自分にツッコミを加えていくんですが、それが前触れなくはじまるので、観ていてかなりシュールな世界に放り込まれることになります。中でもトイザラス(なぜか看板に完全にボカシが入っていましたが)でアッパーな中東系の男に説教されるシーンはよかった。自分の住んでいる世界や、人生について、相手が自分よりよく知っているというショック。そこからくるおびえと後ろめたさに、誠実さからくる解放。そのすべてがそこに神話として出ていました。

(C)2011 Mount Pleasant Pictures Inc.

やがて自己イメージと現実のつじつまが合わなくなった彼は、会社を飛び出す。ここが最高! 行き着いた先はいかにも郊外のシネコンで、そこに停める、平日、昼間、誰もいない駐車場のハマーのむなしさ。そして同じく誰もいない客席の空気。上映前に流れるレストランのコマーシャルに続く「スターの名前をあてよう!」ゲーム。それを眺めながら彼は、次々とスターの名前をつぶやきます。「ジョージ・クルーニー......、ニコール・キッドマン......、ブラット・ピッド......」。
これぞ、人生が指の間をすり抜けていく瞬間ですよ!!!! トッド・ソロンズは、彼の作品の中でもっとも詩的なシーンでそれを表現してみせた。これは、一度でもそれに触れたことがある人間なら、身にしみるような場面であるはずです。人生から放り出された時間の、その空気がここに完全に再現されている! ああ、俺と同じ人間がここにいる。そう思わずにはいられない!

いつものボンクラムービーだったら、やがて彼は客観性をとりもどし、目を覚まし、または客観性がないまでも、彼の善意のようなものが浮き上がり、さらに知られざる特技まで花開いちゃって、ジョブも未来もゲットだぜ! ハッピーエンド、よーし明日もがんばるぞ!となるところなんですが、そうはトッドがおろさない。
この映画はやがてやってくる映画的な盛り上がりの中で、いきなりいつものトッド・ソロンズになる。映画的幸福を高めておいて、でも楽しいBGMをいきなりぶったぎって、冷や水を浴びせてきます。「ああ、結局現実ってこうなんだ」と思わされてしまうような、よそよそしい場所に観客を引きずり戻す。でも今回はさらにそこから、また映画にもどるんです。そのシーンの優しさ!

(C)2011 Mount Pleasant Pictures Inc.

主人公の父親を演じる、クリストファー・ウォーケンのカツラのような髪型(事務ヘアーと名付けたい)もすばらしい。『ウェルカムドールハウス』から『アビバの場合』まで、必ず出てくるトッド・ソロンズのイケてないアメリカ・ファンシー文化セレクション。それも今回、同僚のお局の机まわりで出てきます。犬の人形とか、よくわからないおみやげっぽい置物とか、「なんか日本の郵便局とかでもまったくおなじ机がありそうだなー」って感じなんですが、でもそんなどうしようもなくイケてない日常のすべてすら、愛しく思える。
この映画のテーマ曲に出てくる「人生の特別な日」という歌詞。本作には、今日こそ、人生の特別な日だと思えるときに感じる、あのあわい幸福感と、生きていくことの寂しさがありました。エイブが最後に出てくるシーン、僕は泣きました。

文=ターHELL穴トミヤ

オタクでマザコン、究極ジコチュー。
仕事もできないデブ・薄毛の中年エイブに訪れた、
人生最初で最後の最高で最悪な出来事!!





『ダークホース ~リア獣エイブの恋~』
3月2日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショー
(C)2011 Mount Pleasant Pictures Inc.

原題=『DARK HORSE』
監督・脚本=トッド・ソロンズ
製作総指揮=ニック・クエステッド
製作=テッド・ホープ、デリック・ツェン
出演:ジョーダン・ゲルバー、セルマ・ブレア、ジャスティン・バーサ 、ミア・ファロー、クリストファー・ウォーケン、ドナ・マーフィ

配給・宣伝:トランスフォーマー

2011年|アメリカ|英語|84分|カラー|HD

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映画『ダークホース ~リア獣エイブの恋~』公式サイト

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ターHELL 穴トミヤ  ライター。マイノリティー・リポーター。ヒーマニスト。PARTYでPARTY中に新聞を出してしまう「フロアー新聞」編集部を主催(1人)。他にミニコミ「気刊ソーサー」を制作しつつヒーマニティー溢れる毎日を送っている。
http://sites.google.com/site/tahellanatomiya/
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