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(C)P.C. GUERIN & ORFEO FILMS

WEB SNIPER Cinema Review!!
ホセ・ルイス・ゲリン監督(『シルビアのいる街で』)最新作
バルセロナ大学の教室。イタリア人のピント教授は、現代のミューズ像を探るべく「ミューズ・アカデミー」を開講する。 それは詩を通じて世界を再生させる画期的な授業だった。だが高尚な文学や芸術を語る場であったはずの教室で、教師と生徒の果てない議論は自分たちの恋愛問題へと発展していく――

2017年1月7日~1月29日まで東京都写真美術館ホールにて公開
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本作は、『シルビアのいる街で』のホセ・ルイス・ゲリン監督による新作。リチャード・リンクレイターの『ウェイキング・ライフ』や『ビフォア・サンセット』3部作のような、膨大なセリフのやりとりによって、まるで何か答えに近づいて行くかのような錯覚を起こさせる会話劇だ。ところがやがて隠された構造によって、アッバス・キアロスタミ監督『トスカーナの贋作』のように映画の行方はねじれて行く。
映画は、大学らしき場所の授業シーンから始める。ハゲ上がりつつも、特徴的な眉毛と、不機嫌そうな眉間を持った教授。彼はダンテの「神曲」について講義を行なっている。人類は唯一、数式と詩によって動物から隔てられ、音楽と詩こそが文明の基礎であり、我々を救う道である。というような話から、やがて現代に「ミューズ」は可能か?という命題へと議題は移って行く。

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画面はドキュメンタリー・タッチで撮影され、時々ぶれるカメラが望遠で生徒たちの顔を映し出す。ある生徒は「ミューズ」というフィクションをでっちあげ、女性に責任を押し付けるとは何事だ!と怒り出す。ある男子生徒は(男子生徒の数は少ない)結局私たちは、ミューズによって何を喚起されるべきなのか?と問いかける(教授は『それは賞賛』と答える)。議論は噛み合っているのか、噛み合っていないのか、一度観ただけではとても追いつけない密度の濃い会話が続いていくのだが、俺にはわかった。この眉間にしわを寄せ、現代におけるミューズの実在可能性を云々している、教授の金タマは精子でパンパンなのだと。セックスをしたいとき、「セックスをしよう」と切り出す男と、突然哲学の話を始める男がいる。こいつは、人類が言葉を手に入れて以来、延々と村の隅で奇妙な鱗粉を撒き散らしては食虫植物のようにセックスにありついてきた、後者のタイプなのだ!

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ドキュメンタリーのように始まるこの映画は、やがて生徒たちや、教授の、授業の外でのフィクションを映し始める。ある生徒はベンチに腰かけ「結局、性欲の話なの?」と別の生徒と話す。そう!その通り!もちろん別の話もしていたが、もうよく憶えていないな......。教授が自宅で妻と話しているが、どうも二人の意見は噛み合っていない。妻は「恋愛は文学が作り出した虚構」と言う、教授は何か猛烈に反論している。夫婦仲はそんなに良くなさそうだというのが伝わって来る......。その論争の真の主題は語られている言葉とは関係ない、この夫婦の間にもうセックスがないということに違いないのだ。
その議論は窓越しに撮影されている。窓には時折、建物の外の木が映る、枝と空の輪郭、そして顔はおぼろげになって消えたり、出現したり。この映画はフィルムで撮影されていないのに、画面が美しい。フィルムの代わりに人々をガラス越しに撮影して、その皮膜感で画面がみずみずしくなる。セリフが多くどうしても字幕ばかり追ってしまうのが残念で、吹き替えでも観てみたい。

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やがて生徒の一人が、教授の車の助手席に座っている。彼女はインターネットで知り合った男にフラれて泣いている。教授の金タマは精子でパンパンだ!またある時は、別の生徒がやはり隣に座っている。彼らは何やら「ミューズ」について話している。女性が問う「そこまで人生で突き詰める必要はあるのか、私はそこそこで良いし、欲望もないし......」、すると教授が答える「君は、エロスと性欲と性器性欲を取り違えている!」、女は言う「よく分からないわ......」まったくだ!しかも、教授の金タマは精子でパンパンだ!
彼らは取材旅行に出かける、伝統的な羊飼いたちが、低中高音に分かれて歌を歌う。すばらしいハーモニー。ある羊飼いは、即興詩人だった父親にささげる自作の詩をいくつか口ずさむ。音楽と詩作。だがこの教授は何者なのか。こいつは金タマを精子でパンパンにした、女生徒と二人きりで旅行している教授なのだ!
情事のあとでさえこの教授は不機嫌そうにしている。きっと今まで不機嫌そうな顔をするたびに「あの人はなにやら人類の深淵な矛盾に直面しているに違いない」と周りの人間が勝手に尊敬してくれた、それが癖になって自分でも気づかないほどに、不機嫌が染み付いてしまったのだろう。不機嫌さはこいつにとって射精に結びつく進化の帰結、クジャクの羽とおんなじだ!

ついに、教授の妻と浮気相手の生徒が、直接話し合うときがやって来る。彼女らは、女について話し合う。この映画はなにについて語っているのか。芸術論をぶちながら生徒とヤりまくり、自宅で老いた妻に詰められている男が主人公のこの映画は、ウディ・アレンのセックスコメディを、抽象画でやってるだけなんじゃねーの!?いや全くその通り、間違いない。そして気づく、この金タマを精子でパンパンにした男こそ私なのだと。 

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文=ターHELL穴トミヤ

ピント教授の「ミューズ・アカデミー」が提案する文学と恋愛の奇妙な関係


『ミューズ・アカデミー』
2017年1月7日~1月29日まで東京都写真美術館ホールにて公開

(C)P.C. GUERIN & ORFEO FILMS
原題=『La academia de las musas』
監督・脚本=ホセ・ルイス・ゲリン
出演= ラファエレ・ピント、エマヌエラ・フォルゲッタ、ロサ・デロール・ムンス、ミレイア・イニエスタ、パトリシア・ヒル、カロリーナ・ヤチェル
配給=コピアポ・フィルム

2015年│スペイン│92分│デジタル│スペイン語・イタリア語・カタルーニャ語

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映画『ミューズ・アカデミー』公式サイト

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ターHELL 穴トミヤ  ライター。マイノリティー・リポーター。ヒーマニスト。PARTYでPARTY中に新聞を出してしまう「フロアー新聞」編集部を主催(1人)。他にミニコミ「気刊ソーサー」を制作しつつヒーマニティー溢れる毎日を送っている。
http://sites.google.com/site/tahellanatomiya/
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