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『リアルのゆくえ
おたく/オタクはどう生きるか(講談社)

著者=大塚英志/東浩紀


文=さやわか


ぼくたちは今どんな時代を生きているか。批評の言葉は怒る若者たちに届くか。サブカルチャーの諸問題から国家論、表現論まで、わかりあうつもりのない2人による8年間の世代間闘争。
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ネット上で漫画やアニメ、ゲームなどについて高度な議論が重ねられている昨今では、もはや想像もできないことかもしれないが、かつてサブカルチャーについて語ることは、一般的な意味での評論や批評として捉えられてはいなかった。評論や批評が語る対象として扱うのは、簡単に言えばハイカルチャーしかなかった。たとえポピュラー音楽や映画について語られることがあったとしても、畢竟アニメや美少女ゲームなどの「オタク系」の文化が正しく評価に値するものとして扱われることはまずなかったのである。

大塚英志と東浩紀は、両者とも、サブカルチャーに対するこのような批評の黙殺を容認せず、正しくサブカルチャーを歴史の中に位置づけ、新しい批評を打ち立てようとしてきた。彼らの著作を読めば、その努力の課程そのものを見ることができると言っても過言ではないだろう。今、我々がごく普通にアニメや漫画について論じることができるようになったのは、彼らのその熱意が、90年代後半以降に実を結んだ結果に他ならない。『リアルのゆくえ』は、そんな両人が2001年から2008年の間に、数回にわたって意見を交わした内容をまとめた対談集である。

しかしここで彼らの考えはすれ違い、互いに反駁し合い、ときには読者にとって全くハラハラさせられるようなケンカ腰と言っていいほどの言い争いに発展する。上述したように彼らは共にオタク系文化の評者として立場を同じくし、その分野では欠かすことのできない二人であるということは衆目にも疑う余地のないことであるはずなのに、なぜ彼らはそこまで分かり合えず、すれ違ってしまうのだろうか。この本の最大の読みどころは、まさにそこである。

大塚はサブカルチャーについて語りながらも、それについて論じることが社会全体に対して実効性を持つ可能性を模索しなければならないとする。それが知識人として、言論人としての自らの立場であることを疑わない。しかし東はポストモダンが徹底された現代の日本において、社会の全体性を見出し、すべての世人を公共性に対して注意喚起させることは不可能ではないかとする。簡単に言えば、彼らの議論の齟齬はすべてそこから端を発している。大塚は最終的に、人間がいかに他者と生きるのかという問題、いわば実存の問題を重視する。しかし東は価値観が際限なく分化されてしまった現代に、人間を大枠で語ることはできず、制度的に社会のグランドデザインを整備することによって各人を生きやすくすることしかできないだろうとする。大塚は、そこで社会のグランドデザインを考えている誰かがいるのなら、それは権力装置であると考えさせるのが筋ではないか、東の主張は人を社会に目を向けさせず羊のようにおとなしく従わせようとする結果になるのではないか、と言う。

両者の齟齬は、そもそも「おたく/オタクはどう生きるか」というサブタイトルから始まっている。大塚は宮崎勤事件を自分にとって同時代的な事件として引き受けたうえで「おたく」という表記を用い、東は自分は岡田斗司夫によって洗練され、脱臭された後の世代として「オタク」という表記を用いる。彼らの主張が食い違っていくのは、まさにこの世代的な言葉遣いの差異に象徴される現実認識の差異から始まっていると言っていいだろう。そしてその差異は、最終的に両者がそれぞれサブカルチャーをどう読むのか、という姿勢の違いとしても現れているように思われる。

しかし本書の議論はどちらが正しいと言うことのできない、非常に難しいものだ。むろん、両者の主張はどちらも社会の中で個人が自由に生きていくということを目指しているという点で一致している。しかし東の主張では個人を積極的な社会参加から斥けようとする、斥けられていても構わないと言わせようとするものになってしまうし、また大塚の主張は政治信条や近代的自我などのポストモダン社会においては有効に働かないイデオロギーに希望を見出そうとしているように見えてしまう。

逆に言えば、これはどちらが正解と言う必要のないことなのかもしれない。今や個人は、政治や経済という大きな社会に対して絶対的な断絶がある。労働運動や国政選挙によって自分は世界を変えられるのだとは、果たして言えないだろう。だから我々は生きやすくデザインされた街に住み、生を全うするしかないだろう。しかし同時に、我々は他者に言葉を投げかけ、関与し、歩み寄り、社会的活動を積み重ねていく努力も必要なのだろう。だから本書での両者の食い違いは、決して不毛なケンカ別れとしては終わっていないのだ。どちらの主張も人々が直面している現実を鋭く指摘し、社会や個人について顧みさせるものであることは間違いない。読者は二人の知識人の相反する主張は、いわばいま我々が社会に対して、またサブカルチャー作品や物語に向き合うにあたって、いかなる態度を取るべきなのか示唆する、両義性を持つたった一つの主張として読むべきだろう。

文=さやわか


『リアルのゆくえ
おたく/オタクはどう生きるか(講談社)

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著者=著者=大塚英志/東浩紀
サイズ:新書判
ページ数:328
ISBN:978-4-06-287957-6
価格:903円
初版年月日:2008年8月20日
発行:講談社

発行元サイトで作品の詳細を確認する>>


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sayawaka_prof.jpg さやわか ライター/編集。『ユリイカ』(青土社)、『Quick Japan』(太田出版)等に寄稿。10月発売の『パンドラ Vol.2』(講談社BOX)に「東浩紀のゼロアカ道場」のレポート記事を掲載予定。

「Hang Reviewers High」
http://someru.blog74.fc2.com/

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08.09.14更新 | レビュー  >