女王様・M男動画サイト 1 ミストレスランド 1 本家三行広告 1
最新記事20件
WEBスナイアーカイブスセレクション  特選AVレビュー『おぼこ娘に手を出す前の覚悟と昂ぶり(バルタン)』
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  エロティカルパレード・ジャポン!!【6】矢と愛
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  大肛門大学|第5講 浣腸器製作法【1】
イキたい盛りのボディが痙攣エビ反りトルネード!『チャレンジ!タイマー電マ あや』(大洋図書)発売!!
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  特選AVレビュー『BBB Big Boobs Butt 山本美和子』(デカ拳)
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  ゴールドマンのロックンロール・エロ漫画【6】『人妻を輪姦す8つの方法』 著者=葵ヒトリ (一水社)
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  特選AVレビュー『再婚相手の連れ子』(思春期.com)
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  濡木痴夢男の猥褻快楽遺書 【8】どうか笑わないで
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  特選AVレビュー『スペルマ妖精20 美女の精飲 川崎亜里沙』(S.P.C)
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  芳野流人生相談 10代からの飲酒案内【6】
リアルな「エロ拷問」で連続マジイキする敏感度MAXボディ『チャレンジ!タイマー電マ まい りこ いぶ』(大洋図書)発売!!
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  エロティカルパレード・ジャポン!!【5】飛田新地
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  特選AVレビュー『ネトカノ-柊るい-』(TMA)
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  大肛門大学|第4講 尻穴覗き製作の極意【3】
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  特選AVレビュー 『食べられる女 養女・宮原愛子 星奈あい』(FAプロ)
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  ゴールドマンのロックンロール・エロ漫画【5】「さくらだくん」著者=れゐぢ(『アクションピザッツスペシャル 2012年12月号』/双葉社 所収)
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  特選AVレビュー 『ひとつ屋根の下...目があうとサルのように無言で求め始める性欲悪魔な姉と弟の不埒な日常。枢木あおい』(クリスタル映像)
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  濡木痴夢男の猥褻快楽遺書 【7】ひろげてくれない太腿
ベロが口から飛び出して白目剥いちゃってガチンコ感情崩壊『チャレンジ!タイマー電マ くるみ うい さな』(大洋図書)発売!!
WEBスナイパー アーカイブスセレクション  特選AVレビュー『ヒロイン討伐Vol.81 ~カイザーイエロー 打ち砕かれたプライド~』(GIGA)
アクセスアップ
新刊情報
腸内環境を自力で整える方法(大洋図書)
giri giri SP Vol.10(大洋図書)
よろめきSP Vol.18(大洋図書)
まちがいさがしパークmini 2021年3月号(大洋図書)
君の隣で眠る理由(大洋図書)
千夜に咲え(大洋図書)
いろいろつれづれ(大洋図書)
実話ナックルズ 2021年3月号(大洋図書)
花と蜜SP Vol.17(ワイレア出版)
28日間で「上品な大人の女性」に生まれ変われる(大洋図書)
カテゴリー
特集記事
体験取材記事
お尻の学校
アーカイブス
フォトギャラリー
ニッポンの年中行事
食卓リンガフランカ
御菓子司 なゝた
あぶらいふ
雪村春樹・現代成熟交合
濡木痴夢男の猥褻快楽遺書
芳野流人生相談
官能小説
口中の獄
百鬼女衒とお化け医師
稲荷山デイドリーム
赤い首輪
監禁志願アリス
セックス・ムーヴィー・ブルース
セックス・マイナス・ラヴマシーン
レビュー
美少女ゲームの哲学
現場から遠く離れて
エロティカルパレード・ジャポン
オナニー平和主義!
やる夫がSM風俗に興味を持ったようです
カヲリチャンネル
青山正明の世界
舞姫爛漫
イベントレポート
女性向けAVの現在形
Twitter
web sniper's book review
なぜこんなにも息苦しいのか?

『不可能性の時代(岩波書店)

著者=大澤真幸


文=さやわか


「現実から逃避」するのではなく、むしろ、激しく、時には破壊的でもある「現実へと逃避」する者たち―。彼らは一体何を求めているのか。生きがたい現実に対し、真摯に希望を探り続けて絶大な支持を集める大澤社会学、最新の地平。
 | 

大澤真幸『不可能性の時代』は、彼が96年に上梓した『虚構の時代の果て―オウムと世界最終戦争』(ちくま新書)の内容を踏まえ、その上で現代に即して内容をアップデートしたものであると言える。

両書において大澤は、見田宗介の議論に依りながら、戦後から70年代初頭までの日本を「理想の時代」として捉え、その後我々は「虚構の時代」を生きてきた、とする。どういうことだろうか。ごく簡単に言うと「理想の時代」とは敗戦後の日本がアメリカをモデルまたは達成目標としながら資本主義社会へと移行していった時代を指している。敗戦により戦前から日本を支えてきた規範意識や価値観は崩壊するかに思われたが、我々は天皇の代わりにアメリカという「超越的な存在」を受け入れ、それを「理想」として努力邁進することで高度経済成長の時代を成り立たせたというわけだ。

しかし70年代以降、オイルショックによる不況の経験や冷戦によるイデオロギー対立の顕在化、そして高度に発達した資本主義経済自体が、我々を「超越的な存在」に対する信奉から遠ざけてしまう。すべての価値観は相対的なものであり、またあらゆる現実が結局のところ言葉や記号によって意味を与えられたものに過ぎないという態度へと我々は移行したのだ。大澤によると、この「虚構の時代」が臨界点に達したのが95年のオウム真理教事件であり、97年の「酒鬼薔薇聖斗」による神戸連続児童殺傷事件であるとされる。ひとつの「理想」を信じることができた時代からすべてが「虚構」へと転じた時代において、両事件はいずれも個人が社会における自身の行動に正当性を付加するための「超越的な存在」を自ら供給しようとして、そこに破局が訪れた事件だったのである。

「超越的な存在」は大澤の用語に正しく則れば「第三者の審級」と呼ばれる。行動や思想に対して人間が判断する代わりに正邪を審判してくれる超越的な第三者というわけである。「虚構の時代」の終わりとはすなわち、第三者の審級が存在しなくなった時代なのだ。そして我々が現在到達しているゼロ年代とは、そういう時代なのである。大澤はここにおいて我々の態度は「現実への逃避」すなわち原理主義的にイデオロギーの信奉へと回帰することと、「極端な虚構化」すなわち自由主義の名の下にすべての信条を虚構として取り扱うこと、それらの二極化へ転じているとする。

一見すると両者は完全に相反するもののように見えるが、大澤はここで、両者は結局のところ、我々が決して到達不可能な「現実」というものを切望した結果もたらされたものだとする。それ自体は決して同定できず、大きく歪んだ形でしか認識することのできない「不可能な何か」としての「現実」を追い求めているのが今の時代である。大澤は以上のような議論を元に、現代日本を「不可能性の時代」と名付けるのだ。「不可能性の時代」にあって、すべての信条を虚構として取り扱う相対主義は、原理主義的なイデオロギーの追求という、すでに失効したはずのモデルに対して優位に立つように見える。だが実際のところ前者は後者の存在を前提として成り立つものだ。各人に対して、大澤の言葉では「物語る権利」を保障せんとする自由主義者は、特定のイデオロギーに依った「真理への執着」を行なう原理主義者が「自分ではない誰か」として存在することを前提としなければ成り立たない。同時に、寛容さの顕れに見える「物語る権利」の保障とは、個人的ではないレベル、すなわち社会の場で原理主義的に振る舞うことの排除をもって成り立つものなのだ。従って、両者は実は依存の関係まま膠着状態を続けることになる。

大澤は、この何とも救いのなさそうな状況に対して、本書の短い結部において何らかの処方箋を提出しようとしている。しかし、「不可能性の時代」が最も難しいのはここだ。ここで大澤は、「プロレタリアート」「革命」「民主主義」のような言葉が並んだ章を読者に読ませてしまうのである。これはあまり配慮が行き届いたこととは言えないように思える。本書のここまでの議論を踏まえれば、彼が一定のイデオロギーに読者を誘導しようとしているのではないことは分かる。しかし、「理想の時代」も「虚構の時代」も終焉した時代とは、単にイデオロギーがおしなべて破壊され無効化したということを意味するのではない。それであれば話は早かった。しかしそうではないのである。この時代においては、むろん、イデオロギーは各々保存されたままで形骸化しているのだ。そのような時代にあって、大澤が最後に提示する素朴な言葉は、実に単語のレベルで典型的な左派言論のようなものとして誤読される、あるいは利用される危険性があるだろう。

だが個人的には、大澤の述べた「物語る権利」という言葉が気になっている。これは価値観の相対化(虚構化の徹底)をするために推し進められるリベラリズムの象徴として提示される言葉だが、大澤はこれを社会において原理主義的に振る舞うことの排除によって成り立っているとした。しかし、ならば「物語る権利」に対して「読む義務」という発想を我々は準備すべきだと考えはじめるのはどうだろうか。すべての人に物語る権利を与えるということは、我々自身が誰かの考えに耳を傾け、許容する姿勢を持つ必要を突きつけられていることに他ならないはずだ。決して相容れることのできない「他者の他者性」と共存していくために、我々は「読む」ための不断の努力を迫られるべきなのである。

文=さやわか


『不可能性の時代(岩波書店)
fukanouseinojidai_s.jpg

著者=大澤真幸
サイズ:新書判
ページ数:302
ISBN:978-4-00-431122-5 C0236
価格:819円
初版年月日:2008年4月22日
発行:岩波書店

発行元サイトで作品の詳細を確認する>>


関連記事

いまの日本は近代か、それともポストモダンか?
『リアルのゆくえ おたく/オタクはどう生きるか(講談社)』著者=大塚英志/東浩紀

一生かかっても見られない世界へ。
『漫画をめくる冒険―読み方から見え方まで― 上巻・視点 (1)(ピアノ・ファイア・パブリッシング)』著者=泉 信行/イズミ ノウユキ

あゆ/郊外/ケータイ依存
『ケータイ小説的。“再ヤンキー化”時代の少女たち(原書房)』 著者=速水健朗

NYLON100%“伝説”の全貌を探る
『NYLON100% 80年代渋谷発ポップ・カルチャーの源流』 著者=ばるぼら 監修=100%Project

時代を切り拓くサブ・カルチャー批評
『ゼロ年代の想像力』 著者=宇野常寛 【前編】>>>【後編】


sayawaka_prof.jpg さやわか ライター/編集。『ユリイカ』(青土社)、『Quick Japan』(太田出版)等に寄稿。10月発売の『パンドラ Vol.2』(講談社BOX)に「東浩紀のゼロアカ道場」のレポート記事を掲載予定。

「Hang Reviewers High」
http://someru.blog74.fc2.com/

 | 
08.09.21更新 | レビュー  >