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マンガの国存亡の秋 開戦前夜

『マンガ論争勃発2(マイクロマガジン社)
編著=永山薫/昼間たかし
文=泉信行

表現規制・パロディと著作権・図書館問題・児童ポルノ法改正……。 一昨年から問題視され急激な変化を余儀なくされているマンガを取り巻く環境。 当たり前に読む事が出来ているマンガが、もしかすると明日からは無くなってしまうかも知れない……。マンガ文化にいま起きている事を、法律家・漫画家・研究家など業界の著名人へ取材を行ない、ありのままの現状を纏めた『マンガに携わる人のバイブル』、待望の第二弾がついに登場。  
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一人だけで考えるのは、つまらない
でも、できることはやろうじゃないか……というわけで、あちこち歩き回って、人の話を聞いてきた。ほんとは人々が円卓を囲み、腹蔵なく語り合い、説明し、説得し合うのがベストなんだろうと思う。我々の仕事がその糸口の糸口くらいにはなってくれるといいなと思う。
それでは、我々が聞いてきた話を読んでくれ。(まえがき)
タイトルに打たれた〈論争勃発〉というフレーズは、いかにも煽動的だが、読み物としてのコンセプトは「とにかく色んな所へ話を聞きにいこう」であって……。取材、取材、取材、の積み重ねであり、相手を論破してやろう、というようなケンカ腰のものはひとつもない。

そこにあるのは、ただ「どこの・誰が・何を・考えているのかを知りたい」という純粋な関心なのだ。それが漫画文化にまつわることならば、可能なかぎり知っておきたい、聞いておきたい。そういう理念で貫かれた本だ。

だから基本的に、取材相手の言いたいことを言わせる「場」として本書は成立している。その多くは、語り手側の「こうであってほしい/本当はこのようにしたい」という情熱や希望であったり、「今から言うことを皆さんにも知ってほしい」という切実な事情だったりする。もちろん中には、ここぞとばかりと言いたい放題の批判を叩きつける論者もいる。

それらを並べて記述していくのだ。

あるのは本当にただ「意見」の羅列であり、議論や論争ではない。〈大論争〉はまだ、明確には始まっていない。

本書のオビには〈開戦前夜〉というロゴが大きく打たれているが……、そう、〈大論争〉が勃発する可能性はこれから先のことだ。見方を変えてみれば、「明確にまだ勃発していないこと」そのものが「問題」じゃないのか? という意味に取ることも可能だろう。

だから本書は、いつか来るであろう危機に対する「備え」の書だと言える。軍備として、何を備えるというのか……。何よりもそれは、知識なのだろう。

本書を通読していて一番に思うのは、「一人で考えることほど、つまらないことはない」ということだ。

一人で考えられることには限界がある。

適材適所、分担作業。誰かが代わりに考えてくれることなら、その思考の上澄みを借りることができる。本来、知識とはそうして役立っていくものだと思いたい。


今はインターネットで情報収集して、知見を広めることもできるだろうが、一人で行なう情報集めは、いかんせん「自分の興味があること」だけに偏ってしまう。

だから本書によって得られるもっとも大きな収穫とは、「自分以外にも問題を考えている様々な人がいる」と感じられることだ。彼らと直接意見を戦わせるような機会がなくとも、である。


ところで、本書の前巻についても触れておきたい。

前巻では、記述上の言葉遣いとして「漫画ファン」を指す言葉に「オタク」という呼び名が用いられていて、それは少し気掛かりな点だった。

「漫画」という文化の支持者を「オタク」に限定してしまうのもどうかと思うし、漫画の問題はオタクだけの問題ではないはずだ(そもそも、最近は「漫画オタク」同士で共有可能な前提すらも薄れつつあるわけだし)。
安直な敵味方判別、「あいつは敵だ、敵は殺せ」式の発想では何も生まれない。
本書の姿勢は前著から一貫している。
とにかく「人の話を聞く」だ。
そこからしか始まらない。(p183)
「安直」を避けるポリシーを掲げた本書にとって、オタクというラベリング(あるいは自己規定)は危ういものだと考えていい。ともすれば、漫画への圧力と「オタク弾圧」を混同して語ってしまいかねないからだ(漫画業界の利益と、オタクたちの利益を混同しかねないのもそう)。

だが、この『勃発2』では、漫画読者と「オタク」を結びつける記述は控えめになっている。前巻の違和感が払拭されていたのは、一読者として安心できることだった。


こういうことを考えながら本書を読んでいると、漫画文化というものは、より広い位置づけの中で語られた方がいいのだろう、という感覚が強くなってくる。

漫画というジャンルは、もっと大きな業界の「一部」でもあるわけだ。だから漫画界の危機や展望について語る時、それはアニメ・ゲームといった「仲間」と一緒に語られることになる。横断的になるということだ。

一人だけで考えることに限界があるように、「漫画だけについて考えること」はできないという事実もまた、本書から伝わってくるものだ。

文=泉信行


『マンガ論争勃発2(マイクロマガジン社)

編著=永山薫/昼間たかし

価格:1,500円(税込)
判型/頁数:A5判/232ページ
ISBN: 978-4-89637-300-4
発行:2009/04/27
出版社:マイクロマガジン社


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izuminobuyuki.jpg 泉信行 1980年生まれ。漫画研究家。『ユリイカ』、『Quick Japan』誌で研究発表やコ ミックレビューなどをして活動中。2008年から今年にかけて発行された、私家版 の同人誌『漫画をめくる冒険』シリーズ(ピアノ・ファイア・パブリッシング) に今までの研究成果が結実している。
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09.06.14更新 | レビュー  > 
文=泉信行 |