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2000年代初頭に『ガロ』でデビューした女性漫画家、高浜寛の約四年ぶりの単行本が出た。フランスのカステルマン社から依頼で描き下ろした作品のため、マンガは左綴じ、横組みで進む。高浜は“ヌーベルまんが”運動の日本を代表する一人として海外での評価も高く、アメリカ『The Comic Journal』誌の2004年度ベスト・オブ・ショートストーリーを受賞したこともある。今回の単行本企画もそうした流れによるものだろう。

本をめくってすぐ、日本の一般的なマンガとの違いに少し戸惑う人もいると思う。黒い余白(矛盾した言葉だ)がまず目に付くが、彩色された原稿をグレースケールに変換したであろう全体の薄暗さや、静的なコマ割りで淡々と進んでいく様子は、古いモノクロのフランス映画を観ているような気分になるかもしれない。回想シーン以外はすべて吹き出しの中で進み、ナレーションはなく、考えていることは言葉ではなく絵だけで描かれるのも、マンガでは少し珍しいストーリーテリングで、この辺りもフランス映画らしいといえばらしい。

舞台は愛知県の田舎。場違いに見えるフランス人の男がトランクを引きずりながらやってくる導入。17年前に会った日本人女性ともう一度話をしようと、昔のメモを手がかりに彼女の住む日本に向かっていたが、辿り着いたその場所は予想とまったく違う寂れた無人駅だった。その寂れた地域でコーヒー店を営む日本人男性と偶然交流が生まれ、話は転がり始める。

登場人物は全員が迷いを抱えている。欲しいものは分かっていても、どう手に入れればいいのか分からない。諦めきれないから辛くなる。分かっているのに怖くなる。それでも求めてしまうのが人間の不恰好さで、その不恰好さが愛おしさに変わる瞬間が、この作品には何度も描かれる。もう若くない彼らや彼女らの、恋愛から派生した問いの答え(それぞれ違う)を求める姿を、描き下ろしゆえの綿密な構成で描ききっており、かといって堅苦しくもシリアスにもならず、あくまでロマンティークに、あくまでユーモラスに描く軽妙な筆致に、いつのまにか魅了されているはずだ。本屋に行って何を読めばいいのか迷っている人達、マンガを読むことがいつのまにか少なくなった人達に、自信をもって薦めたい。

以下蛇足。あまりにも作品が良すぎるのであえていちゃもんをつけるならば、日本版の装丁はこれから始まる物語の幕開けを意識したであろう赤がメインカラーになっているが(映画館のカーテンのようだ)、フランスの原書の装丁の方は柔らかく緩やかな雰囲気で、そちらの方が内容を直接表しているように感じる。確認していないが、もし原書がカラーなら、日本版がモノクロであることについて新たな意味づけしようと映画のモチーフを持ってきた可能性もある。作品とは直接関係ないそこが気になった。

また、本作を読む上ではまったく知らなくていいことだが、かつて60年代から続いていたアングラ漫画誌『ガロ』が1997年に一時休刊となり、その後ゴタゴタして新装『ガロ』(青林堂)と『マンガの鬼 アックス』(青林工藝舎)の二誌に分かれたことがある。今は後者だけ残っているが、高浜というと期待の新生として2001年頃の『ガロ』を盛り上げていた印象が強く(2001年1月号でデビューし、2002年にもう単行本が出て特集が組まれている。上手すぎた)、まとめられた当時の短編集『イエローバックス』を読み返すと、『ガロ』編集部は最後までマンガを見据える力を持っていたなと改めて思う。
文=ばるぼら

『トゥー・エスプレッソ (太田出版)』

トゥー・エスプレッソ

著=高浜寛

発売:2010年4月21日
定価:1,365円
ISBN:9784778321123
発行元:太田出版

発行元サイトにて詳細を確認する>>

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ばるぼら  ネットワーカー。周辺文化研究家&古雑誌収集家。著書に『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』『ウェブアニメーション大百科』(共に翔泳社)『NYLON 100%』(アスペクト)など。『アイデア』不定期連載中。
「www.jarchive.org」 http://www.jarchive.org/
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10.04.25更新 | レビュー  > 
文=ばるぼら |