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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版

羞恥の教室 第三部
第十六章 崩壊する世界 【7】


著者=
小林電人


淫獣たちの手に落ちた忍と藤井。
獣たちが牙を研ぐ衆人環視の中で、狂乱の宴が始まる......。 現実と妄想が交錯するエロティックサスペンス、堂々完結の最終章!
 

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第十六章 崩壊する世界

VII忍とゆり 2

「ふふふ、忍はお尻の穴が一番感じるんだよな。可愛い顔して、そんな変態なんだから恐れ入るよ」

新也は、これから獲物をいたぶるのが楽しくてしょうがないといった残酷な笑みを浮かべて忍に言った。

「......」

忍は目を閉じて顔を背けている。これから自分がどんなことをされるのかという恐怖に微かに震えていた。しかし、肛門を晒されることで一度絶頂を迎えている忍の肉体は、すでに柔らかく開いていた。トロリとした透明の汁をたたえた肉裂は艶めかしく濡れ光り、うっすらと口を開け、ピンク色の内壁を覗かせているし、その下の窄まりはヒクヒクと細かく蠢いている。まるで新也の愛撫を待ちわびているようだ。

あらためて忍のその部分を見つめて、新也はゴクリと唾を飲み込んだ。自分が最初に目をつけた忍だったのに、木村たちはなかなか新也に忍を責めることを許可してくれなかった。ずっと、お預けをくらっていただけに、こうして忍を責められることに新也は猛烈な興奮を感じている。ブリーフの中でペニスが硬く勃起し、早くもその先端はうっすらと濡れてしまっていたほどだ。

新也は初めて忍を見かけた時のことを思い出す。バイトしているカラオケボックスに、忍が客としてやって来たのだ。清楚な顔立ちにそして、その時はここで無惨な姿を晒している藤井と一緒だった。二人が年齢を超えた関係にあることは一目瞭然で、新也は激しい嫉妬を覚えたものだった。

しかし、これからその藤井が見ている前で、忍を思う存分に責めることができるのだ。

「ざまあみろ」

新也は拘束され、身をよじり続けている藤井にチラリと目をやり、小さくつぶやいた。

これからお前の大事な忍をヒイヒイ言わせてやるよ。お前のことを忘れるくらいに、たっぷり感じさせてやる......。

新也は心の中で、そう呟くと手にしていた細身のバイブレーターを、ゆっくりと忍の股間へと近づける。

全体は細いスティック状だが、先端だけが丸く太くなっているアナル責め用のバイブレーターだ。まだ電動のスイッチは入れていない。

「さぁ、忍のいやらしいお尻の穴を、じっくりと責めてやるからな」

新也がそういうと、忍の菊花はキュンと窄まった。

「ああ......、いや......」

生理的嫌悪感のある新也に、これから敏感な肛門を責められるのだ。たまらなくイヤだと思いながらも、被虐的な悦びが肉体の奥から沸き上がってくる。そんな自分の性が、忍にはつらい。

本当にイヤなのに、どうしてこんな気持ちになってしまうの?

忍は自らマゾヒスティックな性癖を心の底から呪う。その一方で自分を叱咤する。

でも、だめ。絶対に感じちゃいけない。どんなことをされても耐え抜いて、藤井先生と一緒に自由に身になるんだ。こんな地獄の日々から抜け出すのよ......。

そんな忍の決意も知らずに、新也はまず指先で忍の秘裂に触れた。薄い陰唇を押し開く。

「あ、あん......」

絶対に感じない、と決意したばかりなのに、少し触られただけで、強烈な快感が忍を襲う。観衆の視線に晒され続けて敏感になっている肉体には少しの刺激だけでも効果は大きい。

新也は指先で忍の蜜をからめとるようにした。見られているだけなのに、糸を引くほどに溢れている。

たっぷりの蜜をからめた指を、その下の窄まりへと触れさせた。

「ひぃっ!」

指先がそこに触れた瞬間、忍は全身を仰け反らせ、短い悲鳴をあげた。

「ふふふ、本当にすごいな。そんなにお尻の穴が感じるのか、忍」

新也は窄まりに蜜を塗り込めるようにして指先を動かす。

「あ、ああん......」

忍は必死に窄めて、指の侵入を防ごうとしていた。しかし、そう思っているはずなのに、体は意志に反して、緩やかに口を開こうとしている。ヒクヒクと震えながら、新也の指先を受け入れようとすらしている。

ひとさし指は、第一関節までスムースに挿入された。まるで飲み込まれるようだと新也は思った。あっさりと入ったが、決して緩いわけではなく、むしろ指先は強く締め付けられている。そのきつい感触がたまらない。

新也はゆっくりと指を前後に動かす。

「ああん、ダメぇ」

思わず忍が悲鳴を上げる。もともと一番の性感帯であった肛門を、藤井と木村たちに磨き上げられているのだ。清純そうな少女の外見からは、想像もできないほど、忍の肛門は淫らな性感器官へと成長していた。

新也はその締め付けの感触をうっとりしながら、味わっていたが、ふと我に返って、慌てて抜く。これは勝負なのだ。隣の絵里香がゆりを3回イカせる前に、自分は忍を3回イカせなければならない。

ちらりと目をやると、ゆりは絵里香の筆責めに早くも甘い声をあげて悶えている。忍ほど激しい反応ではないが、いやらしい牝の匂いがムンムンと漂っている。

負けちゃいられない。新也はアナル用バイブレーターを持ち直し、その先端を濡れ光る窄まりへと近づける。

実はこのショーが始まる前に、木村から命じられていることがあった。ゆりよりも、忍の方が敏感でイキやすいことは明白であり、それで競っても面白味がない。だからハンディとして、新也は忍のクリトリスを刺激することを禁じられたのだ。そして膣も、処女膜を守るために奥まで指を入れることを禁じられている。つまり乳首と肛門しか、責めることができないのだ。

しかし、忍は肛門が一番感じる女だ。木村たちが忍を責めるところは何度も見ていて、肛門だけでイキまっているのも知っている。肛門愛撫の一点突破で十分勝てると、新也は踏んでいた。軽く指を挿入しただけの今の反応を見ても、確信できた。

すぐにイカせてやるぜ。絵里香に負けてたまるか......。

心の中でそうつぶやきながら、新也はバイブの先端を窄まりへと押しつけた。先端には事前に潤滑油をたっぷりと塗ってある。すでにふっくらとほぐれている窄まりは、すんなりと先端部を受け入れいく。

「あっ、ああん、だめ......」

細身のアナル用バイブと言えども、先端部の一番大きな部分は2センチほどはある。そこを飲み込む時、窄まりは大きく広がった。

「んんっ......」

調教によって、5センチ以上の太さの物も飲み込めるようにされている忍の肛門だが、それでも異物に押し広げられる感触はいつでもたまらない。思わず悲鳴があがる。しかし、それは苦痛ではない。明かな快感を、忍は感じていた。

「ようし、すっぽり入ったな。これくらいは楽勝だもんな、忍もお尻の穴は。いつももっと太い物をズボズボ突っ込まれてるもんな」

「ああ、いや。そんなこと、言わないで......」

バイブの丸い先端部は完全に飲み込まれている。そこを強く締め付けているのは、バイブ越しにも手に伝わってくる。

「さぁ、これからが本番だぞ」

新也はバイブのスイッチを入れた。まずは「弱」だ。すぐに内部のモーターが動作し、低い唸りを上げながらブルブルと震え始めた。

「あっ、ああっ」

その振動は忍を直撃した。肉体の中で最も敏感な部分を刺激され、忍は仰け反る。くすぐったいような疼きが下半身に広がる。

新也はバイブをゆっくりと抜き差しさせた。太い先端部が引き出される度に、窄まりが大きく広がり、再び縮む。そしてモーターは先端部に内蔵されているため、最も広げられる時、入り口の部分は直に刺激されるのだ。

「はうっ、ああっ、だめ、だめですっ」

忍は頭を左右に振りながら悲鳴を上げる。先端部が出し入れされる度に、強烈な快感が全身を突き抜ける。

まるで生き物のように広がったり窄まったりしているその部分は、カメラで撮影されて、ステージ後ろの巨大スクリーンにアップで映し出されている。

その凄惨なまでに卑猥な光景を見て、観客も息を飲んでいた。それが、あの清楚な少女の体の一部分だとは、到底信じられない。

「す、すごいな。あんなに広がってる」
「あれでちゃんと感じてるんだぜ。本当にアナルで感じる子なんだな。見ろよ、濡れまくってるぜ」

客の一人が言うように、バイブを出し入れされている窄まりの上の肉裂からは、ダラダラと蜜があふれ出しているのだ。肛門が広げられる度に、つられるように肉裂も口を開き、その際に、蜜が流れ落ちてくる。

「ああっ、あっ、ああああっ」

忍の声は、すでに絶叫とも言うべきものになっていた。痺れるような快感が下半身から脳天へと突き抜け、目の前が真っ白になってきた。

大勢の観客の前で、そして藤井の前で、こんな恥ずかしい姿を晒しているということが、忍の官能をさらに高めていたのだが、もはや、それすらわからくなってきていた。もう何も見えない。何も考えられない。ただ、ただ、肛門を刺激する快感だけが無限に膨らんでいくのだ。

ダメ、感じちゃダメ。イッちゃダメなのに......。もう、もう、我慢できない。どうしよう、すごい。もう、イッちゃう。イキたくないのに、もうダメ。ああ、いや。もう、ダメ......。

わずかに残った最後の意識で、必死に耐えようとするが、それも無駄だった。

「ああっ、もうダメっ」

忍が叫ぶと、新也が怒鳴った。

「イク時は、ちゃんとイクって言うんだ」

すでに何も考えられなくなっていた、忍は言われたままに従った。

「はい、イキます、イッちゃいます! ああっ、イクッ!」

その言葉と同時に拘束されている忍の腰が大きく跳ね上がった。ビクンビクンと何度も痙攣する。

「ああっ、あっ、ああっ」

反応はすぐには収まらず、忍は体をのけぞらせたまま、細かく震えていた。

「まずは一回目だな。でも、まだこれからだぜ」

新也は自信ありげな表情でニヤリと笑う。それでもまだバイブは忍の肛門に突き立てられたままだ。

「あ、あ、ああ......」

忍の反応がやや収まったと見るや、新也は再びバイブを操り、ピストン運動を始めた。しかも、スイッチを「中」へと切り替えた。モーターの唸りが高くなる。

「あっ、いやっ、もう止めて」

まだ絶頂の余韻も消えないままでの攻撃再開である。官能が再び燃え上がる。

絶頂を迎えた後に連続して愛撫されても、しばらくの間は不快感が勝ってしまうタイプと、そのまま燃え上がってしまうタイプがいるが、忍が後者であることを、木村たちの責めを見て新也は知っていた。

このまま一気に勝負をつけてやる。新也はさっきよりも激しくバイブを前後に動かした。今の忍なら、多少の苦痛すらも快楽として感じてしまうはずだ。

「ああっ、あっ、だめぇっ」

忍は再び絶頂へ追いやられようとしていた。さっき以上の快感が忍の体を支配していた。絶頂に達してしまったら、負けになるということも、もう忘れていた。いや、わかっていても、耐えられるはずもない。

快感が一気に脳天まで駆け抜けていく。微かに隣からゆりの絶叫の声が聞こえたが、周りがどうなろうが、今の忍には関係なかった。

「あ、あ、ああ......。も、もう......。またイク、イッちゃいます。あああ......」

隣で絵里香がゆりを一回目の絶頂に追いやったのを横目で見ながら、新也はさらにバイブを操る手を早める。

悪いな、またリードさせてもらうぜ。あと2回、連続でイカせてやる。

新也は勝利を確信する。そして、忍の体が跳ね上がった。

「ああっ!」

1回目以上の激しい反応だった。ガクガクと体が震わせ、目を見開いて虚空を睨みつけるような表情をした忍は、しばらくして、糸が切れた操り人形のように力が抜け、拘束台の上でぐったりと動かなくなった。

それでも大きく広げられた太腿はヒク、ヒクと痙攣を続け、充血した肉裂からは、とめどなく蜜が流れ落ち続けていた。

(続く)

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著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。 「羞恥の教室」をモチーフにした自主制作DVD最新作「1年S組 仲村忍 セーラー服肛門調教」が完成しました! 藤井と忍のアナル調教の模様を実写で再現しています。購入ご希望の方はhttp://denjin.5.dtiblog.com/blog-entry-136.htmlをご覧下さい。
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09.04.13更新 | 小説  >  羞恥の教室
文=小林電人 |